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小坂正則の個人ブログ

この国はどこに向かって進もうとしているのか

管政権は自然エネルギー政策をどのように進める気なのか

これまで私たちは自民党政権の元でも様々な自然エネルギー政策の恩恵を受けていました。一つは新エネルギー普及促進事業による太陽光発電設置事業です。しかし、来年度からこの補助金は終了するとのこと。これまで私たちの設置した太陽光発電「てるてるちゃん」を6年の間に、この補助金を利用して公共施設などへ8件設置してきた。昨年、鳩山首相が2020年までに90年比25%二酸化炭素削減を目指すと発言した決意はどこに行ったのだろうか。また、nedoは新エネルギー普及啓発事業も来年度からは行わないという。私たちが毎年行っていた自然エネルギーのイベントがどれだけ効果があったのかと問われれば何とも言いにくいが、それでも普及啓発の意義もあったはず。
また、環境省の薪ストーブやペレットストーブへの補助金の支給も打ち切り。これまで行ってきた環境予算はすべて打ちきり。二酸化炭素削減のための政策を全くやらないという決意だけがこの政権からは伺える。

環境税の導入など根本的な制度の導入は先送り

私たちは環境税の導入など、環境政策実現のための大胆な制度の導入が早急に求まられているとこれまで訴えてきた。しかし、実態は逆。子ども手当など金をばらまいて政権維持を図ろうとする民主党政権は自民党以下の大衆迎合政権なのかもしれない。私たちは環境税などの環境政策を早急に導入し、国民全員が痛みを分かち合うことで日本のエネルギー政策を自然エネルギー中心のエネルギー政策へ転換させることを一番求めている。
管民主党政権は普天間基地問題や尖閣列島事件などに翻弄されて環境政策は完全に吹っ飛んでしまったようだ。しかし、100年後のこの国の制度などいち早く取り組まなければ取り返しのつかない決定的な失敗を繰り返すことになる。なぜならヨーロッパ・ドイツの先進的な政策は自然エネルギーの最先端技術や世界標準を獲得し、世界をリードする大きなメリットがあるからだ。

スマートグリッドなど先端技術に取り残される日本

アメリカのオバマ政権はスマートグリッドの研究開発に5年間で1兆5000億円の資金を投入するという。それに比べて日本は電力会社の電力地域独占を許す、ガラパゴス的な仕組みで世界標準から大きくかけ離れている。地球温暖化対策など様々な国際的な取り組みの遅れが、最先端の技術開発の遅れへとつながり世界から孤立する危険性があるからだ。その端的な例が原発による二酸化炭素削減政策と原発メーカーと政府の二人三脚によるベトナムへの原発売り込みなどに現れてる。

原子力と心中するのか、市民の力で原発から足を洗うのか

山口県上関町の上関原発建設計画はいよいよ大詰め。活断層が走り、瀬戸内海の内海に温排水と放射能をまき散らす原子力の建設を許すのか。それに中国電力は大きく電力需要が落ち込んでいて、今後の需要の見込みもないというのに。また、九州電力は川内原発3号機150万キロワットという世界最大級の原子炉を建設しようと目論んでいる。このような電力会社と原発推進派に対してどのようにして阻止するかが私たちの今後のエネルギー政策の実現にも大きな影響を受けるだろう。
この戦いの敵は原発推進の電力会社だけではなく、電力総連や鉄鋼労連など連合と、それに操られている民主党傀儡政権との闘いでもある。しかし、民主党政権の敵である自民党も私たちの敵だという非常に厳しい闘いではあるが。しかし、諦めるわけにはいかない。なぜなら、この正義の闘いを進める主体は私たち環境派しかいないからだ。

少数派を恐れる必要はない。正義は必ず勝利する

私たちの闘いは正義の闘いだ。歴史の進めるべき方向性を正しく認識して闘いを進めることが勝利の鍵だ。現在少数派だということが大きな問題ではない。歴史的な勝利の確信を持って未来のエネルギー政策の必然性を認識して、その方向に向かって闘いを進めることが求められているのだ。必ず自然エネルギー派は勝利する。なぜなら100年後のエネルギーは自然エネルギーしかないのだから。
# by nonukes | 2011-01-13 22:12 | 自然エネルギー | Comments(0)

明けましておめでとうございます

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↑ララも大きくなりましたよ

2011年もいつものように何の感動もなく明けました。2010年は目まぐるしく過ぎて行きましたが、私にとってはいろいろな思いも込めた2010年でした。NPOの仕事も順調というべきなのかよく分かりませんが、ドタバタと1年間が過ぎて行きました。県の委託事業は残すところ1年と3ヶ月です。あっという間に半分が過ぎて行きました。暮れも押し迫ってスタッフが2名交代することになりました。1月からは新たなスタッフと一緒に手探りの新エネルギー事業を進めます。私もいよいよ今年の4月からは副業の仕事は辞めてNPOを専業として働きます。ペレットストーブやグリーン電力の販売がどれだけ進むか何とも分かりませんが…。人生最後の大勝負と意気込んで57歳の老体に鞭を打って頑張ります。吉と出るか凶と出るかは最後までご覧になってのお楽しみです。多くの方々に支えられて今年も何とかやっていきたいと願っております。新たなスタッフ共々今年もよろしくお願い申し上げます。
最後に皆さまの2011年がよい年でありますように心よりお祈り申し上げます。

                      2011年1月2日 小坂正則
# by nonukes | 2011-01-02 17:19 | その他 | Comments(0)

『風をつかまえた少年』を、私は涙なしには読めなかった

『風をつかまえた少年』を、私は涙なしには読めなかった_d0174710_12554482.jpg



本屋で偶然出会った著書

私は12月4日、友人らとの忘年会に参加するために街へ出かけた。忘年会の始まるまで時間があったので、本屋に立ち寄って暇を潰すことにした。私は街に出るとたいてい、数冊の本を購入する。そのほとんどが自然エネルギー関連の図書で、仕事のための書籍だ。たまに、坂本龍馬関係の書籍などがあったら必ず購入する。「風をつかまえた少年」は目立つ黄色の装丁と表向きに書棚に置いてあったので、「きっとよく売れているのだろうな」とは思って手に取った。主人公のウイリアム君はマラウイというアフリカ中部の小さな国の少年で農業を営む父親と母と姉妹2人の4人家族だ。2001年から2年続きの早魃により多くの国民が飢えに苦しんだという。そん中で主人公のウイリアム君は食べるものもない生活を過ごす中で、中学校の授業料を払えず、学校にも行けない生活を送っていた。ウイリアム君はNPOが行っている図書館に通って独学で物理など様々なものを学んでいった。

ないものは作り出せばいい

ウイリアム君の自宅には電気は来ていない。それもそのはずで、マラウイでは国民の2%にしか電気は引かれていないのだ。そんなマラウイで、彼は自分で風車を建てて、電気を作り出したのだ。農機具などの廃品の中から風車の部品を漁った。ウイリアム君はおかしくなったと周辺の人びとはささやきあっていた。
そして彼の友人の協力もあって、とうとう手作りの風車が回り、豆電球が輝いた。そして彼はバッテリーに蓄電していつでも電気を使うことが出来るようになった。その話題は彼の街だけではなく周辺の人びとへ伝わり彼の風車を人びとは見学に来るようになった。そしてウイリアム君が作った風車の話題が新聞に載り、ラジオの取材を受け、2007年にアフリカ中の科学者や発明家や起業家国際会議TEDグローバルに招聘されスピーチするチャンスを得た。その会議の話題は世界中に報道され、彼の「ないものは自分で作り出せばいい」という発想や行動がアフリカの貧困から脱却する真の解決策なのではないかと思われたのだ。

彼の行動や想像力が私達の社会を変える

その後、彼は中学校に復学できて高校にも行き、2010年の9月からはアメリカの大学に通っているという。彼のこのような輝かしい一種の“アメリカンドリーム”に私は涙を流しながら、この著書を読み進んだ。この本の素晴らしさは、それだけではないだろう。それは私も含めて「私達も諦めずに挑戦し続ければ、夢や希望も実現できる可能性がある」という事実だ。そんな当たり前のことを気づかせてくれるウイリアム君の「挑戦し続ける力」に感動して、私はこの著書を読み終えた。こんな素晴らしい本をぜひ若い皆さんにも読んでもらいたいと思った。
# by nonukes | 2010-12-25 22:30 | 自然エネルギー | Comments(0)

龍馬暗殺の黒幕は西郷隆盛か

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2010.11.22
小坂 正則

NHKの「龍馬伝」ブームが続いている。来週には大河ドラマ『龍馬伝』は終わるので龍馬ブームも下火になるかもしれないが、龍馬に縁のあ観光地はどこも大勢の人で賑わっているらしい。そんな龍馬ファンの一番の謎が「龍馬を殺したのは誰か」だ。新撰組の近藤勇や土方歳三などは明治新政府に徹底的に取り調べられたが、彼らは龍馬を暗殺したとは自白しなかった。近藤勇は斬首されるのだから、新撰組が暗殺したのなら近藤勇は本当のことを言うだろう。幕府側勢力が坂本龍馬を殺したという歴史認識は一番考えられそうなストーリーだが、実は一番あり得ないストーリーなのだ。何よりもこの時期、平和理に大政奉還させようとした坂本龍馬は幕府側の支持者だったからだ。自らの支持者、それも唯一最大の支持者を殺すような者はいない。
 また、今日の坂本龍馬伝説は明治政府の薩摩・長州やその後の軍部にとって都合のいい歴史に歪曲されて作られた部分が多いということを前提にして見る必要があるだろう。数ヶ月前「龍馬暗殺の真相」というテレビ番組が民放であったが、そこでも「真犯人は西郷隆盛という説もある」と解説があった。今回、私は榊原英資著書の『龍馬伝説の虚実』という著書を大いに参考にさせてもらった。

明治維新を進める倒幕勢力の抗争

薩摩の西郷隆盛と長州の桂小五郎(後の木戸孝允)は一貫して坂本龍馬の唱える「大政奉還」は非現実的だとして反対した。彼らは江戸幕府を武力で鎮圧して徹底的に叩き潰して薩摩と長州による独裁政権を目指したからだ。これに対して坂本龍馬を初めとする土佐藩主山内容堂や後藤象二郎などは幕府勢力をも取り込んだ共和国政府を目指したのだ。
この案には幕府の重職を担っていた勝海舟も通じていた。勝海舟や山内容堂などの口添えで坂本龍馬は殺害される1867年11月15日以前に徳川将軍、慶善の側近である永井尚志と何度も会っていた。徳川幕府は坂本龍馬を通じて徳川家の温存に一縷の望みを託していたのだ。このような時期に徳川側が坂本龍馬を暗殺する一切の動機はない。
坂本龍馬の「大政奉還」の動きを一番うっとうしく思っていたのは正に西郷隆盛と桂小五郎らだった。それにこの時期には薩摩藩主の穏健派の小松帯刀は実質的に失脚しており、西郷らの暴走を止める者は薩摩藩にはいなかった。
坂本龍馬を亡くした大政奉還派はその後大きく勢力を後退させて、薩摩・長州の思うがままに明治政府が作られて行く。坂本龍馬の描いた政治は江戸幕府の延長線に象徴天皇のままに人民による共和国政治だったが、実際は天皇を政治の全面に出して富国強兵政治を強引に推し進めた結果、天皇の元での軍事独裁政治が1945年の敗戦まで続くことになった。薩摩・長州による独裁政治形態が日清戦争から日露戦争へと続き日中戦争へと突き進んでいったというのは言い過ぎだろうか。
歴史に「もし」はタブーだが、もし、坂本龍馬が暗殺されなかったら明治政府は軍部の暴走を防ぐ手段を取ることができたかもしれない。彼はアメリカ合衆国などの議会政治を模索していたからだ。そう考えると坂本龍馬を亡くしたことは日本にとっても大きな歴史的な損失だった。

坂本龍馬を暗殺した者の正体は

明治政府の取り調べにより京都見廻組の佐々木只三郎以下7名が坂本龍馬を暗殺したと今井信郎が供述しているが、彼以外の6名は既に全員が死亡していた。今井は見張り役だったということで取り調べの後に自由の身になっている。維新派にとっては憎き坂本龍馬暗殺者グループの生き残りへの罪が実に軽すぎる。また、供述が事実と違う点が多いといわれている。ではなぜ明治新政府は真犯人をでっち上げなければならなかったのか。それはほかに犯人がいたからだ。
中東のことわざで、このようなものがある「それによって一番利益を得る者が真犯人に一番近い」と。つまり、坂本龍馬暗殺で一番利益を得る者は西郷隆盛であり、桂小五郎だ。特に西郷隆盛は江戸や京都でテロを仕組んできた人物だ。桂小五郎は龍馬を暗殺した真相を後で知ったかもしれなしが決して口には出せなかったのだろう。坂本と桂は若い頃からの友人だったことなどを考えれば、彼が暗殺を主導することは考えにくい。西郷隆盛が暗殺を仕組んだのかどうかは現在では何の証拠もないが、見廻り組をそそのかしたり、坂本龍馬の居場所を故意に流したりして暗殺を誘導することは可能だった。歴史というものは皮肉なもので、天下を取った西郷隆盛は反乱軍の首謀者となり官軍に結果的には殺されてしまう。

坂本龍馬は商売人で英雄ではない

それにしても坂本龍馬の存在は日本の近代史にとって大きな影響を与えたか、与えることができる可能性があったのかもしれない。しかし、坂本龍馬の思想は勝海舟などの欧米の見聞からできた耳学問で、「船中八策」も原型があったという。彼は思想家でもなければ英雄でもない。
彼はテロには一切手を染めていないことなどからも西郷隆盛などとは違うし、藩の制約がない脱藩浪士だったから、坂本龍馬は自由人の商人的な発想で、ケンカをしても互いの利益のためには常に妥協して折り合うという民主主義と平和主義の話し合いの世界観を体験的に心得ていたのだろう。坂本龍馬の素晴らしさは、どこにでもいる市井の市民が主人公として認められる世界を目指していたことだ。そんな坂本龍馬だから私はますます彼に惚れ込んでしまうのだが。
# by nonukes | 2010-11-23 12:10 | その他 | Comments(0)

今日はゆっくりecoがいい2010を開催しました

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たくさんの人出で賑わいました

 11月6日の「今日はゆっくりecoがいい2010」は秋の晴天にも恵まれて、たくさんの人出で賑わいました。ボランティアスタッフの方や30店舗の出展者の皆さんに協賛企業のみなさん、大分県、大分市に忘れてはいけないのが独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)さんです。でも一番は全県下から駆けつけてくれた参加者の皆さんです。本当にありがとうございました。主催者としては天気も気になりますが、出展者の食べ物などが残らないかが気がかりでした。何とか売り切れ続出でほっとしています。これに懲りずに来年も実施したいと考えていますので、また参加願います。参加者の総数を把握することは困難ですが、昨年の2倍以上は来ていると思います。10時のオープンからゾクゾクと人の波ができてきて、12時ころにはごった返す程でした。でも参加者が今年は多かった一番の理由は「ヤマハ電動自転車」の景品が当たる抽選会の人気だったような気がします。下の写真は抽選会のテントの前の人たちです。別府に近いせいか、外国人も非常に多かったです。予想参加者は3000人くらいかと思います。昨年が1500人くらいだったようですから昨年の2倍は来ていると思います。

鎌仲ひとみさんと田中優さんの絶妙なコンビでした

シンポジウムはレストハウスの会場で行いました。上の写真がパネラーの皆さんです。別府大学の阿部先生には「別府ウォーターフロントに巨大風車の建設は可能か」というテーマでお話しして頂きました。別府湾大型風車を建てて自然エネルギーを観光の目玉にしようという発想は実に楽しく意義のある計画だと思います。別府の町を風車以外にも様々な温泉を中心に自然エネルギーを利用したまち作りを行えば別府が個性的な素晴らしい世界に誇れる観光地になることでしょう。

大型の中央集中ではなく小型で分散型の緑の点を増やそう

パネラーの皆さんの意見は、中央集中的な原発に象徴される大型の施設ではなく、小型分散型の小さなエネルギーシステムをたくさん作り、緑の点を広げていくことで大きな力にしようという意見だったようです。上から下に広げるのではなく、下から上に広げて行く。それが民主主義の原点だという意見。その象徴的な国がスウェーデンの取り組みのような気がします。鎌仲ひとみさんによるスウェーデンの報告では小さな町の人びとが町の再生を行うのにエネルギーの自立を中心に据えて取り組んだ結果、自然エネルギー100%の自立した町ができたことなどです。電気が自由に選べない社会の方が異常なのです。「ミツバチの羽音と地球の回転」の映画で出てくる男性が「日本はクリーンな電気を選ぶことができないのかい。それはおかしいよ」という話に私は、私の目指す「市民電力会社」を作ることの必然性を確信しました。
# by nonukes | 2010-11-08 14:31 | イベント案内 | Comments(0)