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小坂正則の個人ブログ

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沖縄県民の平和を願う良識が安倍と菅に勝った!

玉城デニー沖縄県知事誕生でバカでウソつきの安倍首相と自民党崩壊の始まり
小坂正則



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先ほど8時2分ころテレ朝の選挙速報で、沖縄県知事選で玉城デニー氏の勝利確実のテロップが流れました。まだ、どんでん返しがあるかもしれませんが、8時投票終了時間と同時に流したのですから、きっと自民党候補との大差があるのだと思います。沖縄の良識ある選挙民のみなさんおめでとうございます。そしてありがとうございます。
これで、辺野古基地建設許可撤回が大きな力となり得ることでしょうし、無念の思いで逝去した翁長知事も草葉の陰から喜んでいることと思います。
さて、自民党は携帯料金を4割安くするなどというウソを垂れ流して、若者を瞞す選挙戦術でなりふり構わず辺野古基地を完成させるために、「自民党の下駄の歯に雪」の公明党に協力を頼んで、創価学会の会員を全国から5000人総動員して、期日前投票に連れて行く人海戦術の選挙運動を行っていました。沖縄県には10万人の創価学会会員及び支持者がいるそうで、その創価学会会員が全員自民党に投票したら、玉城候補は負けた可能性があるのです。前回の翁長知事誕生の選挙では公明党は自主投票だったので、公明党・創価学会の票の多くが翁長候補に流れたと思われるのですが、今回の選挙では公明党や創価学会の幹部は創価学会会員へ「自民党へ投票しろ」と会員の尻を叩いていたのですが、良識ある創価学会員は、幹部の指示に従わなかったと思われます。沖縄の創価学会の皆さんありがとうございます。もう1つが、翁長さんの弔い選挙だということで、保守票が玉城候補へ流れたことも考えられるでしょう。沖縄の良識ある保守層の有権者の皆さんありがとうございます。最後にオール沖縄の選挙戦を死にものぐるいで戦い抜いた全てのみなさんに感謝いたします。この選挙で安倍晋三の野望を打ち砕く戦いのゴングが鳴ったのです。これからは、安倍政権を倒すためのたたかいが始まるのです。
これから勝因の分析は専門家に任せるとして、とにかく沖縄県民が「辺野古基地を認めない」という総意を表したことの意味は大きいのです。「日米地位協定の見直し」や米軍基地の沖縄からの撤退など、これまでタブーとしてきた沖縄と基地の問題に政府も国民も真っ正面から向き合って、議論することが必要なのです。おまけにトランプは「米軍基地を引き上げる」と言っているのですから、日本国民は「沖縄に基地を押しつけて知らん顔」は済まされないのです。「日米安保条約」と「在日米軍基地がどうあるべきか」など徹底的に議論しなければならないのです。しかし、安倍晋三と菅官房長官の顔に泥を塗ることができたことだけは確かなのですから、こんな嬉しいことはありません。
本土の私たちも良識ある沖縄県民の後に続こう

「モリ・カケ」事件を過去の事件として、国会運営を乗り切ろうと企んでいた自民党と安倍独裁政権は10月に行われる、改造人事で甘利のような贈収賄事件の被疑者を大臣のポストに座らせようとしていますが、それは今度の沖縄県知事選のショックの火に油を注ぐことになるでしょう。野党は「モリ・カケ」事件を次の国会でも追求すべきです。そして来年の統一地方選と参院選で安倍政権を叩きつぶすのです。参院選で安倍がボロ負けしたら、憲法改正どころか、自民党の政局となり、安倍は政権から引きすり下ろされるでしょう。石破茂氏でも岸田氏でも野田聖子氏でも安倍よりは100倍もましです。
次期国会では「モリ・カケ」追求や「アベノミクス」の嘘っぱちや、これまで安倍にウソとはぐらかしでやられっぱなしの野党は一緒に安倍攻撃の反転攻勢に出て下さい。野党が一斉に安倍攻撃を始めたら、必ず安倍は病気になって政権を投げ出すことでしょう。もう安倍の政権投げだしまではすぐ目の前です。石破茂氏も安倍攻撃に荷担することでしょう。安倍の時代はこれでお終いなのです。

非共産野党は立憲民主党中心にテーブルへ着くべきだ

野党統一候補擁立を実現させるには、各選挙区内の政党と市民による話し合いのテーブルを立ち上げよう。そして政党段階では野党第一党の立憲民主党と第二党の国民民主党は今すぐ話し合いを始めるできです。それに自由党と社民党も乗っかって、非共産が一緒になって共産党と話し合えば、共産党も筋の通らないことは言えなくなると思います。安倍の憲法改悪を止めるために一番勝てそうな野党統一候補を1人区には必ず1人出すのです。そうすれば参議院で三分の二を阻止できる可能性があります。まずは、改憲阻止で、後は可能な限り政策を摺り合わせればいいのです。参議院は政権選択の選挙ではありません。日本の二院制の元での参議院は良識の府ですから、無所属の野党議員でもいいのです。


by nonukes | 2018-09-30 21:41 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

安倍首相三選によって安倍独裁政権の瓦解が始まる

安倍政権は影の首相今井尚哉秘書官による操り独裁政権
小坂正則

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ゴルフがなぜ悪い?
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影の総理大臣今井尚哉秘書官
総裁選で馬脚を現した安倍晋三のバカさ加減

17日のTBSニュース23で、キャスターの星浩氏から加計孝太郎理事長とゴルフや会食を頻繁に重ねたことの是非を問われた安倍首相は、相手が利害関係者であっても以前からの友人だから問題ないという独特の持論を展開。しかし、星氏から学生時代からの友人であっても利害関係者とゴルフはしてはいけないと追及されると、「あなたはゴルフに偏見をもっておられると思いますよ。今、オリンピックの種目になってますから。ゴルフがダメでですね、テニスはいいのか、将棋はいいのか、ということなんだろうと思いますよ?」と、星浩氏の質問の意味が全く分かっていなかったのです。「利害関係者と付き合うのが悪いのではないか」と言う質問を「ゴルフが悪い」と言ったと考えたのでしょうか。小学生以下の知能レベルです。

歴代最低のバカでウソつき総理大臣をのさばらしていいのか

20日に行われた自民党総裁選挙は安倍晋三の圧倒的多数の得票による三選を実現させることをめざした自民党国会議員への厳令下で行われた総裁選挙でした。そんな戒厳令下で、負けを覚悟して総裁選挙に立候補いた石破茂氏の勇気を称えたいと思います。石破茂氏のスローガンが「正直・公正」でした。そのスローガンに安倍陣営は「それは安倍首相への個人攻撃だから使うべきではない」という批判まで飛び出したのですからお笑いです。
つまり、石破茂氏が「正直・公正」と言えば、安倍晋三が「ウソつきで不公正だという批判になる」というのです。その通りだと私も思います。歴代の首相で「ウソつきで不公正だ」と、批判された総理大臣が居たでしょうか。そんなウソつきがこれから3年間も総理大臣の職について、憲政史上最長の総理大臣を務めようとしているのですから、ブラックジョーク以外のなにものでもありません。これは日本最大の国難でしょう。
しかし、結果として国会議員の得票率は80%こそありましたが、党員の得票率は55%で、あれだけ国会議員を締め付けても45%の自民党地方議員や党員は安倍晋三を支持しなかったのです。この地方の党員の安倍批判票の結果は、自民党のなかにも良識派の党員が残っていることの証明でしょう。

平成明仁天皇は憲法改悪の安倍政権に心を痛めている

今上天皇が「原発再稼働に反対されている」ことは有名な話です。それは、小泉純一郎氏の著書「黙って寝てはいられない」の中(151P)で城南信用金庫の元頭取の吉原毅氏は「天皇陛下も2016年の新年の挨拶で『日本は地震が多い国です。危険なことがないように』と仰っています。『原発は再稼働すべきではない』とか直接言えなくても、お言葉の端々からそう感じます。現に皇室関係者からも、天皇陛下は『原発再稼働はすべきではない』という考えです、ということを聞いています。日本国のことを考えたら『原発ゼロ』というのは、日本国を思う人の結論なのです」と書いています。
また、国政に関与できない明仁平成天皇はことあるごとに周辺の者へ安倍批判を訴えているし、「平和憲法を守ることが私の使命である」と、ことあるごとに国民へ呼びかけて、暗に安倍晋三独裁政権を批判してきたのです。安倍晋三は明仁天皇が震災などの被災者へのお見舞い訪問時に、膝をついて声を掛けるさまを真似して、「安倍さんはカーペットに膝をつきながら、『こんな格好までしてね』と言ったらしいのです。ちょっと何て言うか、天皇陛下が被災者の方々に寄り添うお姿を、そういうふうにちゃかしてみせるというのは……。信じがたいですね」(これは、発売中の雑誌「月刊日本」2016年12月号(ケイアンドケイプレス)で、毎日新聞編集委員の伊藤智永氏が明かしたエピソード)(LITERAhttps://lite-ra.com/2016/12/post-2783.htmlより)「美しい国日本をめざす」とか言って天皇制を賛美している安倍晋三という人間が実は、こんな男なのです。
だから今上天皇は安倍晋三をこのままのさばらしておくことに大変心を痛めているのでしょう。

安倍晋三の世界俯瞰外交の成果はゼロ。6年間にばらまいた金額は40兆円以上

安倍首相は総裁選で石破茂氏との政策論争をことごとく避けてきました。その分、外交で得点を稼ごうとして、ことあるごとに国外へ逃亡していたのです。中でも20回以上のツートップで交渉してきたロシアのプーチンとの交渉に9月10日から13日までロシアに出かけて、プーチンや習近平と一緒に「東方経済フォーラム」に参加したのですが、プーチンはいつものように2時間以上遅れて、会議に参加したのですが、極東で11日から中国と一緒に日本への上陸作戦を想定した大規模な軍事訓練を行ったのです。この軍事演習には30万人が参加し、軍用機1000機、軍用車両3万6000台を投入と、規模は冷戦後最大規模だったのです。しかも共同記者会見の場で、プーチンは安倍を前にして「前提条件なしの日ロ平和条約の締結を年内に結ぼう」と日本側に提案したのです。それには安倍は目を白黒させながら、ただ薄ら笑いをしていただけでした。日本はこれまで、「北方領土の返還が日ロ平和条約締結の前提条件」と繰り返し要求してきたのに、これまでの安倍外交の成果が白紙に還ってしまったのです。しかも前回の交渉で3000億円もの経済協力金を支払った成果がこれなのです。
昨年12月15日プーチンを山口に呼んで、3時間以上遅れて来たプーチンに散々こけにされた結果、会談の前には盛んにNHKは「2島返還の発言もあり得る」と、期待を持たせておいて、今回はいきなり1956年以前の情況へと逆戻りしたのです。ロシアが「2島返還」を白紙にした理由は簡単です。山口会談の前に国家安全保障局の谷内正太郎局長が昨年11月にロシアのパトルシェフ安全保障会議書記との会談で、「日本に北方領土を返還したら米軍基地を作らないと約束できるのか」と問われたら、谷内局長は「米軍基地を置く可能性はある」と答えたのでロシアは返還する気をなくしてしまったのです。ここでも「日米地位協定」がネックになったのです。少なくとも「米軍基地を作らせないように努力する」と答えるべきだったのです。
安倍はトランプと仲がいいと思われていますが、トランプはちっともそうは思っていません。トランプの言いなりに迎撃ミサイルなど米軍の役立たずの欠陥兵器を何兆円もバカ買いしてもトランプは日本への手心など一切しません。日米交渉で、いまごろは厳しい要求を突きつけられていることでしょう。トランプは「米国第一主義」なので、仲がよいからと言って、外交交渉の手を緩めることなどあり得ないのです。
安倍晋三がこれまでに世界中にばらまいた金額は40兆円以上なのです。トランプの娘イバンカへプレゼントしたイバンカ基金が50億円で北海道の被災者への緊急予算がわずか5億円なのです。

影の首相と言われる経産省官僚今井尚哉の操り政権

原発再稼働や東芝・日立の原発輸出を企てて、ことごとく失敗を繰り返す経産省官僚今井尚哉秘書官の操り人形の安倍晋三は何でもかんでも今井の指示に従っているそうです。ですから、他の省庁の官僚の間で「官邸は経産省が牛耳っている」と言われているそうです。外務省も財務省も金融庁の統計にも経産省の今井尚哉が口出しするそうです。
しかし、出口の見つからない「異次元の金融緩和」も「2%のインフレターゲット」も5年経っても達成できなくて、円安で株価が上がって儲かったのは一部の大株主などの金持ちと大企業の内部留保金だけは大幅に増えたけど、勤労者の実質賃金は安倍政権以来マイナスが続いているのです。安倍政権は赤字国債で大幅な国家予算を組んで、公共投資を行って、次世代へ莫大な赤字財政のツケを残してあとは知らん顔の政権なのです。

安倍政権は来年の参院選で崩壊する

今月30日の沖縄知事選が安倍第三期政権の大きなハードルです。ここで沖縄県知事選で安倍自民党が負ければ大きな痛手となり、安倍政権崩壊の始まりとなり得るのです。そして来年4月の統一地方選から夏の参院選で自民党がボロ負けの予想となれば、自民党の国会議員の中から安倍降ろしが始まります。そのためにも参院選で野党統一選挙が肝です。1人区で野党が1人しか出さなければ参院選で安倍は前回のような大勝利はできないのですから。安倍政権が倒れたら、その後が石破茂氏でも野田聖子氏でも岸田文雄氏でもハト派的な政策を打ち出さざるを得ないので、憲法改正は行わない可能性が強いし「脱原発」を打ち出す可能性も大きいのではないかと思うのです。



by nonukes | 2018-09-24 23:48 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

郵便局が土曜日配達を中止することを検討中?

人口減少とマイナス経済成長の時代が経済や地域社会のあり方を変えつつある
小坂正則

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昨日の日経新聞に下の記事「郵便配達、平日だけに人手不足対応で総務省検討」とありました。記事を要約すると、「人手不足と郵便物の激減で土曜日配達をとりやめようということを総務省が検討に入った」という内容です。グラフにあるように、郵便引受数が最高だった2001年から17年度には35%減だそうです。この数字は出版業界の売り上げ額や新聞購読数ともよく似ています。総じて紙媒体からネットへ情報伝達が移行する社会現象を象徴する現象のようです。新聞購読者数や出版業界でも、雑誌の売り上げはもっと急激な減少を示しているようですが。それにしても21世紀は情報や人びとの暮らし方や生活様式が20世紀では考えられなかったような激しい変化が襲ってきているのです。
たとえは、2000年までには携帯を持っている人は居ましたが、今のようなスマートフォンや携帯アプリで買い物やニュースを見たり聞いたりすることができる社会が訪れるなど誰が想像していたでしょうか。好むと好まざるに関わらず情報社会へと大きく変化しているのです。ですから、それに合わせて私たちの働き方や暮らし方も変わらざるを得ないのでしょうか。

郵便減は企業努力だけでは解決できない

郵便物が大きく減った1例を考えて見ましょう。3年ほど前までは電話料金の請求書がNTT西日本から郵送で送られてきていました。ところが郵送を希望する方は月額100円の郵送料を別途請求しますという1枚のお知らせで、個別郵送をやめて、メールで請求書が来るようになりました。ではNTTの郵送料がどれだけ削減されたかを試算してみましょう。大分県内の世帯数が48万戸だそうです。その内固定電話のある家が40万戸として、事業所が約2万戸ですから、合計42万戸の郵送料が削減されたのです。42万通×82円=3400万円ですが、これが年間では4億800万円が大分中央郵便局の売り上げから減ったことになるのです。(大分中央局から県内へ郵便が出されたと仮定した場合です)莫大な額です。NTTだけではありません。クレジットカード会社もメールによる請求へ次々に移行していますので、元郵便局職員としては体感的に35%減どころではないのではないかと感じます。それに郵便事業の売り上げの80%がチラシや広告物などメール便だと言われています。それらも、郵送からメールやネット広告へ大きく変化しているのですから、これからの郵便事業はメルカリの商品配達やアマゾンの書籍や小物の配達業務へと大きく事業内容が変化することでしょう。個人間の宅配事業は右肩上がりに増えていくことは考えられます。ただ、年賀状などの既存文化様式や手紙の需要はここ数年でもっと激しい需要減が想像されます。
ですから、それらを踏まえて、斜陽産業企業の対応や私たちの生活様式も合わせて変化せざるを得ないでしょう。

変えていいいものと変えてはならないものがある

社会が大きく変化することのもう1つ大きな問題があります。それは少子高齢化=人口減少です。これは女性が生涯に生む子どもの数(特殊出生率)が1.4を行ったり来たりする変化も下がることはあっても上がることはないでしょう。つまり、大分県のような過疎県では毎年子どもの数が大きく減っていくのです。これまで、大分県内でも佐伯市や豊後大野市など周辺市町村の人口は大きく減っていたのですが、その理由の1つが大分市が県内の人口を吸収していたことがありました。ところが、昨年度ついに大分市も人口が減ったのです。周辺市町村から大分市への人口移動がありながら、大分市から出て行く人口がそれを上回ってきたという歴史的な事態へと突入したのです。
しかし、この情況は県が見合いパーティーを公費で開催したくらいで解消できると考えているのなら、思い違いも甚だしい限りです。そんな対症療法的で場当たり的な取り組みで解消できるような次元の問題ではないのです。文明的な国家的な危機なのです。
まあ、この現象も悲観的に捉えるよりも、その現象を逆手にとって、少ない人口でもそこで人びとが豊かな暮らしを続けながら、楽しく安心・安全に暮らせるコミュニティーを築いていくことが最も重要なことなのではないでしょうか。
そこで、社会現象の変化に寄り添いながら、例えばウーバーのような乗り合い自動車事業や民泊事業に自動運転や再エネ導入などは積極的に受け入れるのです。しかし変えてはならない、これだけは守らなければならないことが何かを地域でしっかり議論して自覚し、行政は何でもかでも、予算をばらまくのではなく、重点的に限られた予算を費用対効果の大きな事業や人びとの暮らしに欠かせない事業を峻別しながら、長期的なビジョンで投資して行かなければならないのです。例えば大分県でいえば有機農業の拡大や観光と再エネと体験型の農業を取り入れたりして、若者がワクワクするような洒落たカフェや古民家を利用したお店など、都会の真似ではない、大分らしい個性的で魅力的な街作りを支援するのです。また廃校を利用して若者の起業を支えることだってできます。ネットで世界中に情報発信すれば、それこそ世界中から洒落たお店や起業した街に若者は集まって来て定住者も増える可能性があるかもしれません。
また、これからはコンパクトな社会へ移行することはやむを得ません。これからは限られた予算でインフラの保守などをしなければならないのですから、新しい道路や橋やトンネルなどを造るのはやめるべきです。逆に地方自治体では「どの橋やトンネルや道路は壊すか」などの議論が必要です。すでに米国のラストベルトと言われる斜陽産業の都市、シカゴなどでは30年前から、そんな取り組みが行われて来ました。そして各一定の大きさでコミュニティーには小学校や商店などの基礎的なインフラや文化の拠点は残さなければなりません。そのような議論を地域の人びとを巻き込んで自治体と住民が一緒になって、将来の自分たちの町や村をどのような形で引き継いでいくのかを議論しなければなりません。これまでのように住民は行政に橋や道路の整備を要求するだけではだめです。これからは自分たちで何ができるかを議論する必要があります。地方行政にはお金がないのですから、資金は自分たちで出し合い、行政には最低の負担だけをお願いして、地域のことはできるだけ地域で負担して運営していくという住民主体で、住民の自立と自律がこれからの住民自治の基本だと私は思います。それこそが住民自治の本来のあり方なんだと思うのです。
しかし、地域のことは地域で負担し合い自立するということと、社会的弱者にも負担を押しつけることとは別です。地域が包摂する社会とは、社会的弱者を皆で支え合いながら地域がそれぞれの個性や能力に応じて「できる人は自分でやり、できない人は支える」という公助と共助と自助がバランスの取れたコミュニティーで、人びとが豊かで安心して暮らしを営むことができる社会が、理想的な包摂社会だと私は思います。


郵便配達、平日だけに 人手不足対応で総務省検討
2018/9/11 18:00日本経済新聞 

 総務省は手紙やはがきなどの郵便物の配達を平日のみとする方向で検討に入る。今は土曜日も配っており、人手不足で配達員の負担が重い。郵便物数が大きく減り、土日の配達がなくても大きなサービス低下にならないとみている。早ければ2019年にも法改正する。人手不足による供給の制約が、公共的なサービスにも及び始めている。
 今の郵便法は全国どこでも週6日、月曜から土曜まで1日1回の戸別配達を原則としている。総務省は週休2日制を認める法改正を検討し、土曜の配達を取りやめる方向で調整する。速達や書留は毎日の配達が維持される見通しだ。

情報通信審議会(総務相の諮問機関)の委員会で利用者や事業者などからヒアリングする。

 配達減を検討するきっかけは、人手不足に伴う従業員の働き方改革だ。日本郵便は週休2日制だが、配達がある土曜日にも約14万6千人が出勤しているという。夜勤や深夜勤にあたる従業員も半数を超える。労働需給が引き締まる中で、新規採用も十分には確保できない。
 これまでは人手のかかる仕分け作業などの機械化を進めてきた。一方でドローン(小型無人機)や自動運転による配送も試みているが、実験段階だ。このため同社は「働き方改革に対応して土曜日や夜間の労働を軽減することが必要」との考えを総務省に伝えている。
 事業環境も大きく変わった。インターネットの普及などで郵便物数は減少傾向が続く。国内分は17年度に172億通と、ピークの01年度の262億通から35%減った。一方で単身の世帯が増えて配達先は拡大。配達先1カ所あたりの平均配達数は11年度以降、1日あたり1通を下回る。
 郵便事業は採算が厳しい。売上高に占める人件費の比率は6割を超え、国内郵便は14年度と16年度に営業赤字になった。関係者によると土曜の配達をやめれば、数百億円規模のコスト削減につながる可能性がある。
 日本郵政グループの収益構造から見ても、配達の見直しは避けられない。グループ全体の経常利益は18年3月期に9161億円に達するが、大半はゆうちょ銀行とかんぽ生命保険が稼いでいる。ただ、今は好調な両社も今後は低金利や人口減で収益環境が厳しい。
 郵便配達の見直しは、公共サービスのあり方を巡る議論にも影響を及ぼしそうだ。地方ではバスなどの公共交通を支える人も足りなくなるとみられており、自動運転やライドシェアを活用する試みが広がっている。(以下省略)



by nonukes | 2018-09-12 11:53 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」を観て

吃音(きつおん)の少女が普通の高校生として懸命に生きようとする
小坂正則

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吃音の現実から逃げようとする志乃ちゃんはやがて自分に立ち向かっていく

先日、大分のシネマ5(映画館)で「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」を観てきました。原作は同名の押見修造作のコミックの映画化作品だそうです。あらすじは。
大島志乃さんは高校の新入生で、新しいクラスで、自分の名前がスムーズに言えなくてクラスの仲間からからかわれたり、笑われてしまいます。
落ち込んだ志乃ちゃんは自宅に帰ります。そして母親は「どうだった」と聞くと、「別にうまくいったよ」と母親に言って自分の部屋でベッドに倒れ込んでしまう。志乃ちゃんは母親には普通に会話できるのです。そんなクラスの仲間に溶け込めない志乃ちゃんは授業で先生に当てられるのが嫌で嫌でたまりません。何もしらない先生は志乃ちゃんが満足に喋れないことに不思議に思うだけです。先生も志乃ちゃんの吃音に無理解なのです。担任の先生に呼ばれた志乃ちゃんへ、先生は「志乃ちゃんはクラスみんなと打ち解けていないのと、緊張しているからうまく喋れないのよ。焦らずに緊張しないようにしましょう。そうすればきっとうまく話せるから」と励ますのですが、それは彼女のとっては逆効果なのです。緊張を解こうとすればするほどうまく話せないのです。「吃音」は自分ではどうにもならないのです。だからなおさら「緊張をしなけばうまく話せるわよ」と勇気づけられれば勇気づけられるほど彼女は傷つくのです。
周りに溶け込めない志乃は校舎の裏で一人弁当を食べていると、歌の練習をしにきた同じクラスの加代と出会うのです。加代は音楽が好きで、ミュージシャンになりたいと考えていて、ギターを練習いている女の子です。2人はひょんなことから知り合い、加代が志乃ちゃんに「私の家に来る」と、聞くと志乃ちゃんは嬉しそうに加代の家に遊びに行きます。そして、加代が「あの素晴らしい愛をもう一度」のメロディーをギターで弾いて、志乃ちゃんに「謳ってみろよ」と言います。すると志乃ちゃんは「あの素晴らし愛をもう一度」の歌をスムーズに歌うのです。次の日加代が志乃ちゃんに「志乃。私と2人でバンドを組もう」と提案します。加代は音楽が好きなんだけど音痴なのです。だから、加代がギターを弾いて、志乃が歌えば、「2人で一人前じゃない」と提案するのです。加代はグループの名前を「しのかよバンド」と名付けます。そして秋の文化祭に2人で出ようと提案するのです。夏休みの間、2人は隣町までバスに揺られて出向き、駅前の公園でストリートミュージシャンの真似をします。そしてどんどんレパートリーが増えて行くのです。
そこで、私は「2人が秋の文化祭でうまく歌えて、大きな拍手をもらい、志乃ちゃんがクラスの仲間の中に打ち解けて行くのかな」と思ったのです。そして最後に志乃ちゃんの「わっわっわっ私はしっしっ志乃です」と詰まりなが言って、クラスの仲間は普通に志乃ちゃんを仲間として受け入れるのかな」と思ったのですが、そんなハッピーエンドではありませんでした。志乃ちゃんと加代の間に亀裂が入って、2人で文化祭には出ません。加代が1人で出て、「魔法」という自作の歌をギターを弾きながら歌います。志乃ちゃんの歌です。その歌が終わりそうな時に志乃ちゃんが体育館にやって来て、どもりながら「私はわたしなんだ。私はうまく話せないけど、私は自分で一生懸命にみんなと話したいだけなんだ…」と、自分の胸の内を告白するのです。そして映画はパンして翌日の学校の昼休みのクラスに変わります。そこで、加代は1人屋上でギターを弾いて自作の歌を作っています。志乃ちゃんは自分の机で弁当を食べています。そこへ誰かクラスの女の子が紙パック入りのみかんジュースを2つ手に持ってやって来て、志乃ちゃんに「はいこれあげる」と言って、ジュースを志乃ちゃんの机に置いて去っていきます。志乃ちゃんは「あっあっあっありがとう」とお礼を言います。
それで映画は終わるのです。決してハッピーエンドではありません。でも「少しだけ小さな明かりが見えるような、でも実際はほんの1㎝くらいしか前には進んでいない現実なんだ」と、いうようなリアリティーを感じる映画でした。「2人は別々にこれからは生きていくんだろうな」と予感するのですが、それでも2人の少女がとても輝いている映画でした。

人には言えない苦しさでも、自分と立ち向かっていくしかない

実は私も子どもの頃は随分吃音で悩み、苦労もしました。今はそんなにどもることはないのですが、それでも緊張したら自分の名前を言い出せないことがあります。特に子どもの頃は、吃音がどうすれば治るのか随分悩んだものです。「結局治すことを諦めれて、どもる自分のありのままを受け入れるしかない」のです。それを自覚するまでには長い時間を費やしました。私は考えたのです。私は話し辛くても、相手が少々聞きづらい喋り方でも、私が話す内容が相手に感動を与えるものであれば、喋り方が少し変でも、相手は何も気にしないものなのです。自分が気にするほど相手は私のことなど気にしていません。むしろ個性的な喋り方だと褒めてもらうことすらあります。ですから、私はいかにして、私が相手に感動的な内容の話ができるかと努力することにしたのです。
もちろん私が話すチャンスなどそんなにたくさんはありません。でも、発表会で話すことや講演会で話すことなどの場面はこれまでに結構ありました。私は自ら進んで人前で喋るように心がけています。逃げずに立ち向かっていくことで障害を乗り切ることだからです。
そんな場面を経験しながら、いつか気づいたら、相手も自分に対しても特に気にしていないことに気づいたのです。当時の辛い思い出や苦悩が今では遠い昔の思い出です。
ただ、この話をブログに書くために「吃音症」をウィキペディアで調べたら、現在は厚生省は吃音症を障害として認定しているそうです。しかも障害者手帳も発行してくれるそうですし、障害者として特別雇用枠で雇用されると書いていました。「随分社会も変わったのだな」と感じました。みなさんもチャンスがあったら、映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」をぜひ観てください。


映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」


by nonukes | 2018-09-12 00:40 | Comments(0)

がんと闘わない近藤誠医師の話を読み聞いて感じたこと

人間ドックでガンの早期発見と早期治療は無駄?
小坂正則




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文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」は実に楽しい!

私は「大竹まことゴールデンラジオ」のファンです。中でも月曜日の森永卓郎氏(経済アナリスト、獨協大学教授)と金曜日の金子勝氏(立教大学特任教授、慶応大学名誉教授、経済学者)のゲストの話は欠かさず聴いています。お二人は辛口の安倍政権批判や歯に衣着せぬ話が実に愉快です。特に金子勝氏はマスコミの政権への忖度でテレビにほとんど出られません。でもラジオに出ても支障はないようです。特に金曜日は大竹まこと氏の絶妙な司会で金子氏と室井佑月さんとの掛け合い漫才のような話はおもしろくて楽しくて、それでいて「ここまで言ってもいいのかなあ?文化放送に政権から圧力がかならないのか」と心配になるほど愉快な会話を聞くことができます。月曜日の森永卓郎氏は日曜日のTBS朝7時半からの「がっちりマンデー」のゲストとしていつの出ているのに、この方も結構安倍政権批判を行うそうです。森永さんが「日航ジャンボジェット123便墜落事故の真相」について、その疑惑を追及する青山透子さん(元日航のスチュワーデス)の書籍「日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」の紹介が実に興味ある放送でした。(昨年11月の番組です)この話は今回はしませんが、次回にこの話をご紹介します。彼女の書籍を立て続けに3冊全てを読みました。動画は添付しておきます。

西洋医学が本当に正しいのかは大いに疑問だ?

残念ながら平日の昼間のラジオですし、東京だけの電波ですから大分で聴くのは1日遅れの動画配信で聴いているのです。先週、たまたま、入院する前の日に自宅ベットの中で、以前の番組を聴いていたら、その中で、2015年12月1日「大竹紳士交友録」の動画を聴きました。それが「〈目から鱗の医療〉がん手術・抗がん剤治療・早期発見は効果がない」という番組の放送です。下の添付していますので皆さんも聴いてみてください。
近藤誠医師が出て「ガンは手術してはならない」と説いていたのですが、この話は誰からか聴いたことがあるなあと思いながら聴いていたら、だんだん「もっと詳しく調べてみよう」と思い、さっそく明林堂書店で、近藤誠医師の著書「がんもどきで早死にする人、本物のがんで長生きをするひと」と「がんは治療か放置か究極対決」の2冊を買って読みました。
実は子宮ガンを民間療法で完治したという映画監督を私は知っています。友人です。彼女から聞きましたが、彼女は「何で治ったのかはわからない」と言います。「私はありとあらゆる民間療法を試みたんだけど、これで治ったと言うと、それを私が奨めることになって、それが効かない人に悪いからね」と言っていました。
そのほかにも私の知り合いの「松山医院」の松山医師は「ガンを温熱療法で治す」と言っています。「松山医院」には全国からガン患者が押しかけています。以前、先生に講演をしてもらったのですが、その時松山先生は「あなたたち病院にいったら殺されるよ」と話してました。松山医院は薬は弱い漢方薬か栄養剤しか出さないそうです。無農薬の食材による食事療法と温熱療法が主な治療です。松山先生は西洋医学の医師免許を持っている医師なのですが「大抵の病気は温熱と『ありがとうございます』と唱えれば病気は治るんだ」と唱えています。「そんなうさん臭いこと誰が信じるものか」と言われそうですが、「病は気から」というように、「ありがとうございますと言えば病気が治るんだ」と強く思って、「実際にありがとうございます」と唱えると本当に治るのかもしれません。私には分かりません。
まあ、そういう私ですが、「代替療法」とか「民間療法」やイギリスやドイツの民間療法の「ホメオパシー」を完全に信じているわけでもありません。なぜなら、私はここ20年間、毎年「人間ドック」に入って、ガン検診や健康診断は欠かしていないのです。それというのも「ガンは早期発見、早期治療で治る」と信じていたからなのです。この本を読んで考えが変わりました。

「患者よ、がんと闘うな」とはどんな話なのか?

さて、本題の話に進みます。近藤誠医師は慶応大学病院の放射線治療を行う医長だったそうです。完全な西洋医学の医師です。彼は30年以上前から、慶応大学病院でガン患者を看ていたのだそうですが、最初は放射線治療を行っていたそうです。放射線治療に向いているガンとそうでないガンがあるそうで、米国などの医学雑誌などを読みあさったら、「本当に手術などでガンを治すことができるのか疑問が湧いてきた」そうです。なぜならガン患者が切開手術をしてもなぜか一向に完治しないし、「抗がん剤」を打つとむしろ早く亡くなる患者が大いいことに気づいたそうです。「それなら薬を出さず、治療しないで経過観察をしてみた方がいいのではないか」と23年間、何も手術をしないで経過観察を続けたそうです。そうすると、がんを持ちながら、元気に長生きをする患者が続出したそうです。何も治療しないで経過観察だけなら、病院は患者から700円しかもらえないそうです。先生は慶応大学病院に取っては非常に煙たい存在だったそうです。だって、病院にとって全く収入にならないからです。「がんは治療か…」の司会者から「よく首にならなかったですね」と問われたら、近藤医師は「大学病院の講師だったので、教師は学問の自由があるから大学は私を首にはできなかったんだよ」と話しています。「ただ、いやがらせんはあったよ。しかし定年退職まで頑張って残ったんだ」そうです。現在は東京で「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を開いていて毎日ガン患者を診ているそうです。

検診を受けない方が健康でいられる?

日本ではガン検診を年間1000万人以上が受けているそうです。そして早期ガンが発見されたら、早期治療を病院は行うのです。そこで、医者は「早期ガンを発見できたからこれで大丈夫ですよ」と言われると、患者は「ガン検診をやってよかった」と思うのです。特に胃がんの内視鏡検査や乳がんのマンモグラフィーで初期のガンが発見されたら医師は「切除しましょう」と言いますよね。胃がんだったら内視鏡手術でガン細胞を取って見て、奧まで進出いていたら胃の一部を切除する大手術となります。乳がんはこれまでは全摘出手術が当たり前だったそうですが、近藤先生が米国に留学して学んだ来て、日本で最初の乳房を残こす部分摘出手術を行ったそうです。今では6割の患者が部分摘出を行っているそうです。ただ、近藤医師は「乳がんで死ぬことはない」と言います。そして乳がんの99%は「がんもどき」で、1%が悪性の転移がんだそうです。胃がんや前立腺がんなども悪性がんは1%だけなのだそうです。「だからほとんどのがんは何も手術をする必要はない」と言います。そして「1%の悪性がんは発見した時にはすでに別の臓器に転移していて、切除したとしても遅い」のだそうです。「胃カメラで発見されたがんを内視鏡手術で切除したり、大腸内のポリープを切除してもしなくても何の変わりもない」と言います。「大半の良性のがんを放っておいても悪性に変化することはない」そうです。ところが外科医は「すぐ切除しましょう」と言ってがんを切りたがるのだそうです。手術を行えば「莫大な手術料」が入るからだそうです。しかも、「手術を行った後には抗がん剤治療をしましょう」と言って、「がん患者を殺す結果になる」というのです。「抗がん剤治療は全く役に立たないばかりか、逆に痛みで苦しみ、寿命を縮めてしまう」そうです。だから「固形がん患者は抗がん剤治療を行ってはならない」と近藤医師は言います。「ただし白血病とリンパがんは抗がん剤の効果があるので抗がん剤治療は有効」と言います。そして「1%の悪性がんは処置のしようがない。なぜなら悪性のがんが発見された時点でがん細胞は全身に転移していて、その部位を切除しても転移がんを止めることはできない」というのです。だから「現状では悪性がんが見つかったら、諦めるしかなくて、治療をするのではなく、そのままにしていて、緩和ケアに専念する方が、長生きができて、苦しむ必要がない」と言います。また、「食道がんや前立腺がんなどで道がふさがれた場合は放射線治療で道を作ってやればいい」と言います。全てが目から鱗の話です。

医者は金儲けのために治療を行っている?

「がんもどき…」の著書35ページで「がん検診をやめた村では胃がん死亡率が半減」とという表題で、「日本では年間100万人もの人が毎年、胃がん検診を受けています。ところが『胃がん検診をやめた村』泰阜村では、皮肉にも胃がん死亡率が半減しました。」とあります。この話を読んで私も思い当たることがあるます。北海道の夕張市の市立病院が閉鎖して入院施設のない診療所となったそうです。すると、入院するには隣の市まで行かなければならないので、「病気になったら大変だと市民が健康に気をつけるようになって、病人が激減して国民健康保険料負担が減ったそうです。また、この話は医者から聞いたのですが、病院の数が多い市の方が少ない市よりも1人当たりの医療費支出が増えるそうです。つまり病院が増えた分だけ新たな患者が作り出されているのでしょう。日本は毎年社会保障費が1兆円ずつ増えているといのに、病院が患者をどんどん生み出している現状が見て取れます。近藤医師は言います。「できるだけ病院には近寄るな。病院に行けばかならず患者にさせられる」と。確かに一理あります。もちろん具合が悪いときは別ですが、何でもないのに健康診断でがんを発見されたときは狼狽えて医師の言うがままに「カモがネギを背負って来る」ことになるのかもしれません。でも赤外線療法というのが研究されているそうです。それが実現したら本当に悪性がん細胞だけを目がけて熱線を放出してがん細胞を殺すことができるかもしれません。西洋医学を私は全面的に否定するわけではありません。「免疫療法は全てインチキだ」と近藤医師は言っていました。詳しくは皆さんも近藤医師の書物を読んでください。






【大竹まこと×近藤誠×倉田真由美】 〈目から鱗の医療〉 がん手術・抗がん剤治療・早期発見は効果がない







【森永卓郎】日航機墜落※事実を隠蔽した可能性が高い!自衛隊機が2機追尾していた!謎のオレンジ色の物体~画像解析で判明!




by nonukes | 2018-09-11 19:22 | Comments(0)

平田オリザ氏の甲状腺ガンに対する考えこそ原理主義者の一方的な患者切り捨てではないか?

平田オリザ氏著書「下り坂をそろそろと下りる」感想文
小坂正則


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ふるさと再生の原点はワクワクするような文化と多様性

平田オリザ氏(脚本家・劇作家で大学教授)の著書「下り坂をそろそろ下りる:あたらしいこの国のかたち」(講談社現代新書:760円)を読みました。平田オリザ氏は脱原発を自認しています。そして地域活性化などで大変ユニークな発想で話題を呼んでいるそうです。実際にこの本を読んでみても大変興味あるものでした。氏は様々な街興しの委員や提言を行っているのです。この著書は、全体として「どうやって地方の再生を行うべきか」というテーマで貫かれています。氏は地方が過疎化する理由は、「働く場がないからではない」と言います。「地方がつまらないから若者は東京から地方に帰っていかないのだ」と言うのです。「地方がつまらない」というのは「地方に魅力がないからだ」と。私もこの意見に大賛成です。多くの県庁所在地の地方都市は駅を降りたら駅前の商店街がどこも小さな新宿や渋谷のコピーばかりです。日本の地方都市はどこも個性がありません。それは観光開発にも言えます。特に地方の町村長は観光開発と言えば、ブランコや滑り台がある小さな公園を作ることが都会に人間も喜ぶと思っているようです。田舎に行くと、人は誰もいないのに公園だけは都会の公園のような遊具があって、誰も遊んでいない光景を目にすることがあります。都会の人間は、そんなありきたりのもので遊びたいのではありません。「なにもない」ことがむしろ強みであって、田舎の最大の観光資源なのです。そして、そこに都会に負けないほど洒落たカフェやケーキ屋があったりして、若者が癒される場所こそがほしいのです。平田オリザ氏も「洒落たカフェ」がないことが都会から田舎に帰りたくない大きな理由だというのです。「『ふるさと再生』は経済的な雇用の場よりも若者がワクワクするような『文化』こそ必要なのだ」と言うのです。

私たちはオロオロと低線量放射線の時代を生き抜いていかなければならない

私は脱原発だと自称する平田オリザ氏を大切な文化人として尊敬もしていますし、彼が双葉郡広野町に建設された「ふたば未来学園」の講師として名を連ねていることに対しても多様な考えがあることに批判する気はありません。でも、中には平田氏を批判する方々もいるのでしょう。彼はそんな方々に対して141ページで「私はもちろん原発再稼働には絶対反対であるし、国内の全ての原発は即刻廃炉作業に入るべきだと思っている。しかし一方で『反原発原理主義』のような方々に対して強い違和感を覚える」と言います。
144ページで「原発でこれだけの事故が起こってしまった以上、そしていまも、放射線が少量であっても出続けている以上、私たちは、絶対の安心を得ることはもはやできない。しかし、私たちは、『安心したい』のだ。『いくら何でもそんなひどいことにはなりませんよ』と誰かに言ってもらいたいのだ。『安心したい』という言葉は、いまも私たちが『安全神話』から抜け出しきれていない証左だろう。だが、安心はない。原発に絶対の安全がなかったのと同じように、もはや絶対の安心もない。私たちは、この『安心はない』というところから、オロオロと低線量放射線の時代を生き抜いていかなければならない。」 というのです。

そんな氏がなぜ甲状腺ガンの子どもたちを切り捨てるのか?

私もこのオリザ氏の意見に賛成です。すでに日本の大半が福島原発事故で放射能に汚染されています。もっと言えば地球上至る所が放射線に多かれ少なかれ汚染されているのです。ですから、私たちは放射線による被爆を程度の差こそあれ受け入れて、そんな中で生きていくしかないのです。東京など関東からから大分に避難して来たの方の中には東京に帰っていった方もいれば、旦那から「お前は気が狂っている」と言われながら逃げてきた方で、大分に留まり続けている方もいます。そんな方が今さら東京に帰りたくない気持も尊重してやるべきだとは思いませか。それこそ多様性の尊重であり、生き方の違いではありませんか。それが氏の言う「オロオロしながら生きる」ことではないでしょうか。
そんな多様性を認める氏が次のようなことを言うのです。149ページでこう言います。
「念のために書いておくが、私は、福島県において甲状腺ガンが多発発見されている点について、基本的に原発事故との関係はきわめて薄いと考えている。異見があることも承知しているが、『この結果は広く甲状腺検査を行ったために起こった現象であり、原発事故とはほぼ無関係だろう』というのが大半の科学者、医療従事者の意見だと認識してる。しかしそうであっても、ここに記したように、甲状腺ガンが『発見』され、そしてその治療を希望する者は、国家と東電の責任において全額無償で対応すべきだとも考える。…」
とあるのです。私はこの発言に大変違和感を感じました。まず、「大半の科学者や医療関係者が原発事故との因果関係がない」と言うのは、福島県医師会であり、政府の役人や御用学者など利害関係者の発言です。良心的な医師たちは少数意見ながら積極的に「原発事故との因果関係」を指摘していますし、政府や福島県医師会は18歳未満子どもたちの全員検査すら中止しようという動きがあることをあなたは何も批判もせずに、「私は第三者としてこれからの政府は検査を続けるべきだ」と人ごとのように言うだけです。それなら、「原発は低廉で安全」といまでも大半の御用学者や政府の官僚言ってますので、あなたはなぜその意見従わないのでしょうか。まず、あなたのこの発言が200名にも及ぶ甲状腺ガン患者や家族に対して傷口に塩を塗るような非情な発言とは感じませんか。
甲状腺ガン患者とその家族の手記を読んだことがありますか。患者の若者は何度自殺をしようと思ったことかと涙ながらに訴えています。そして夢や希望もなくして、家族も同じように悲しんでいるのです。そんな家族が200家族以上もいるのですよ。それだけではありません。福島以外にも群馬でも茨城でも千葉でも甲状腺ガン患者は出ています。彼らには何の罪もありません。それにあなたは「スクリーニング効果」と言いますが、その根拠は何も示していません。私の住む大分県の小児甲状腺ガン患者が果たして何人いるでしょうか。いたとしても数人でしょう。その100倍も200倍も福島県内にいることの不自然さを感じませんか。それに福島県医師会が「原発事故のせいではない」という根拠はご存じですか。「チェルノブイリ原発事故では4年後から大量に小児甲状腺ガンが出たので、日本は1年目や2年目から出ているので発生状況が異なる」という理由だけが唯一の根拠なのです。
それは「原発事故の放射能のせいではない」根拠としては不十分です。もし、正確に言うなら「福島原発事故のせいという因果関係は立証されていない」と言うべきです。「福島原発事故のせいではない」という根拠などどこにもないのですから。
ついでに言うと、チェルノブイリ原発事故で甲状腺ガンが原発事故の4年後から多発したのは「事故後4年経ってから世界中の医師がベラルーシやウクライナに入って調査をしたから4年後から患者数が多発した」というのが世界中の多くの医師や科学者の論拠です。私はあなたの考えも否定はしませんが、せっかくなら、あなたが多様性を認める脱原発文化人として、もう少し甲状腺ガン患者や家族の窮状や悲しみを想像力を働かせて思い描いてほしいと思います。でも、それ以外ではあなたの著書をワクワクしながら読ませていただきました。これからも頑張っていい作品をどんどん作ってください。

ちなみに2018年7月9日現在、福島県内の小児甲状腺ガン患者は209名だそうです。
詳しくは http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2275

by nonukes | 2018-09-10 15:15 | 福島原発事故 | Comments(0)

北海道地震の直下型地震は日本中どこで起こってもおかしくない

地上にある2000の活断層の3倍以上も地下深くに見えない活断層がある
小坂正則
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川内原発に近づくとなぜか活断層が消えてしまう不思議な現象?
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このようにつながっている可能性の方が自然ではないか



今年に入って6月18日に大阪伏見地方で大阪北部地震(M6.1)震度6弱で深さが13キロの地震があったばかりで、3ヵ月も経たない9月6日午前3時8分に北海道で(M6.7)震度7で深さが37キロの巨大な地震が起きました。前日には台風21号が大阪を中心に風速60メートルを超える巨大台風により大阪を中心に大きな被害が出た翌日に今度は北海道を巨大地震が襲ったのです。6月には大阪地震、7月には西日本豪雨で死者200名を超え、9月には台風21号と今回の北海道地震です。まるで日本列島全体が異常気象などの天変地異に襲われているようでなりません。今日現在40名の方が亡くなったそうです。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。また地震で家屋の損壊や被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

21世紀は地震の活動期でしかも震度7が相次ぐ

1995年の阪神大震災以後、神戸大学の石橋克彦名誉教授は「日本は地震の活動期に入った」と言い、「20世紀の日本列島は地震の静穏期だったが、21世紀は地震の活動期に入った」とも言っていました。2004年10月23日の新潟県中越地震(M6.8)震度7深さ13キロの地震が起きました。ここは活断層のない場所で起きた地震だったのです。そして2007年7月16日新潟県中越沖地震(M6.8)震度6強深さ17キロの地震でここも地震の空白域で起きた地震だったのです。この地震は柏崎刈羽原発の3号機タービン建屋1階で2058ガル(想定834gal)という基準地震動を遙かに超える地震が襲ったのです。その後火災が発生して原発敷地内の道路が波打った写真が報道されました。
そして2011年3月11日の東日本大震災が起きたことは記憶に鮮明でしょうが、その翌日の3月12日3時59分に長野県北部地震(M6.7)最大震度6強で深さ10キロの直下型地震が起きたことは忘れられています。ここでも活断層のない場所で起きた地震です。
その後、2016年4月14日と16日の熊本大分地震は(M6.5)震度7深さ11キロと(M7.3)震度7深さ12キロで、2つの活断層が影響し合って起きた直下型の地震でした。ただ、地上に活断層が見えている場所ではないとこが動いたものです。
その年の10月21日鳥取中部地震(M6.6)震度6弱深さ11キロ。ここでも活断層は発見されてない場所で起きた巨大地震だったのです。
そして、2018年6月18日の大阪北部地震は慶長伏見地震(1596年、M7.5)の有馬-高槻断層帯の近くで起きた地震だったのですが、ここでも活断層の空白地域だったのです。

直近の震度6弱を超え巨大地震 一覧表
1995年1月17日、阪神・淡路大震災(M7.3)震度7深さ16km 活断層が動く
2004年10月23日、新潟県中越地震(M6.8)震度7深さ13km  活断層の空白域
2007年7月16日、新潟県中越沖地震(M6.8)震度6強深さ17km 活断層の空白域
2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震(M9.0)震度7    プレート型地震
2011年3月12日、長野県北部地震(M6.7)震度6強深さ10km  活断層の空白域
2016年4月14、16日、熊本大分地震は(M7.3)震度7深さ12km 活断層の近く
2016年10月21日、鳥取中部地震(M6.6)震度6弱深さ11km 活断層の空白域
2018年6月18日、大阪北部地震(M6.1)震度6弱 深さ13km 活断層の空白域
2018年9月6日北海道胆振東部地震(M6.7)震度7深さ37km   活断層の空白域

日本中どこで直下型地震が起きても不思議ではない

上の表のように21世紀になって8回もの巨大地震が起きているのです。その中には3.11の東日本震災のプレート型地震を除けば、7つの地震は直下型地震です。しかもその内6つは活断層の空白地域で起きた地震なのです。つまり、地表に見える活断層のないと言われている空白地帯で大半の巨大直下型地震が起きているのです。熊本地震も活断層の近くですが真上ではありません。そういうことで言えば、これまで21世紀に入って起きた直下型地震は全て地表の活断層が動いたのではなく、見えない地下の活断層と見える活断層の周辺で直下型地震は起きているのです。
日本には地表の活断層が2000ほどあると言われていますが、見えない地下の活断層はその3倍以上もあるのではないかと言われています。そうすると1万余りの活断層があることになります。直下型の地震は震源地が浅ければ浅いほど被害が大きくなります。その地震が仮に1万年に1回動くとしたら、1万カ所の活断層が日本にあるとすると、毎年どこかで直下型の地震が起こることになるのです。ですから、1万年に1回の地震というと遠い話しのような気がするかもしれませんが、日本列島のどこかで毎年1回巨大な直下型地震が起こるということになるのです。つまり私たちはピストルに1発の弾を入れて拳銃で自分の頭にめがけて引き金を引くというロシアンルーレットのゲームを行っているようなものなのです。日本列島に住む私たちは、どこに住んでいようと地震の恐怖から逃れることはできないのです。
日本の原発は重要部分である原子炉などは活断層の上には作ることはできないと規制されています。でも見えない活断層が地上に出ている活断層の3倍以上もあるのなら、活断層があるとか無いとかという規制委員会の議論がバカげていて意味のない論争でしかないことがお分かりでしょう。日本列島のどこにあっても地震のない安全な場所など一切ないのですから。

日本中の原発に活断層がなくて安全な場所などない

泊原発には活断層があるという言われています。志賀原発には規制庁が認める活断層があります。そのほか、若狭湾の高浜原発や大飯原発の周辺には活断層が縦横無尽に走っています。その延長線上に見えない活断層が在る可能性は十分高いでしょう。川内原発はもっと疑いがあります。この原発はまか不思議なことに、周辺の海域にはたくさんの活断層が細切れに走っているのですが、なぜか、原発の近くにくると突然活断層が消えてしまうのです。(上の図を見てください)しかし、1977年11月21日の第82回国会の科学技術振興対策特別委員会で原子炉建屋周辺のボーリング調査で岩盤のコアがボロボロだったので、別のものと差し替えたと作業員が証言しているのです。しかし、保安委は九電が行った別のボーリング調査の結果問題はなかったとして、この告発を無視したのです。審査を受ける側の電力会社がボーリング調査を行うのですから、差し替えや、改ざんなどが日常的に行われていたとしても何ら不思議ではありません。テストを受ける人間が自分でテスト問題を作るようなものなのですから。
ですから日本中の原発に地震の起こらない安全な場所に建っている原発など1基もないのです。なぜなら、10キロや30キロ地下を調査する術を私たち人類は持ってはいないのですから。しかも日本は世界の陸地の面積の0.25%の日本列島で、世界のM6以上の地震の20%が発生するほど世界一の地震国なのです。
世界一の地震列島に原発や核燃料サイクルなど核施設を作ることは狂気の沙汰でしかありません。巨大直下型地震が日本の原発を襲う前に一刻も早く全原発の運転を止めて廃炉にしなければなりません。



by nonukes | 2018-09-10 00:47 | 原発再稼働は許さない | Comments(0)

この夏のバカンスは一週間病院のベットの上だった報告記

どうせなら、分厚い本を持ち込んでやろうと決めた
小坂正則
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緊急入院へ

今年の夏は特に暑くて、毎日エアコンを入れっぱなしで夏の暑さをしのいでいました。とは言ってもこんなに暑いので炎天下での肉体労働はしていませんでしたが、どうしてもやらなければならない薪作業は朝方と夕方には、少しずつやっていました。
さて、8月も終わり頃の21日から兵庫県の仲間の市議選の選挙応援に行っていたのですが、オシッコと便が出ないというダブルパンチの体調不良で、応援3日でダウンしてしまいました。軽い熱中症と疲労でダウンしたのだと思います。それまでも泌尿器科に通院していたのですが、先生から過度のストレスと過労が前立腺炎症の原因だと言われていたので、注意はしていたのですが、「寄る年波には勝てない」ということの自覚が無かったのだろうと思います。
やっとの思いで26日に大分に帰ったはいいのですが、それから何かといろいろあって、泌尿器科へ行ったのが30日で、担当の医師は「今から入院しましょう」と言うのですが、私は「いろいろ今週と来週は忙しいので、入院は無理かと思います」と言いました。すると医師は「それでは明日まで猶予期間をやりますから明日入院して下さい」と。そこで31日から1週間の点滴入院となったのです。
そこで、帰ってから明日までにやっておかなければならない、請求書の支払いや報告ものなど30日中に済ませて、入院中の過ごし方を考えました。まず、ニワトリやヤギの世話を身内に頼んで、さて、病院で退屈な日々をどのようにして過ごそうかと考えたのです。やはり、ここは日頃読まずに積み上げている書物を片っ端から読み進めて行こうと考えました。
今は下腹は痛くて、オシッコは出ないし、最低最悪の状態なのですが、点滴をしてもらうと痛みも止まって、心は元気になります。だから、この入院を私の「一夏のバカンス」と前向きに考えて、どうせベッドにくくりつけられているんだったら、その間、たっぷりある時間を利用して「徹底的に本でも読んで精一杯病院バカンスを楽しんでやろう」と考えたのです。
ですから、私の1週間の「夏休み」が○○病院で始まりました。

「ヨーロピアン・ドリーム」の超大作に挑戦

この入院は三食昼寝付きで、しかも天然温泉も好きなときに入ってもいいのです。それに、私は点滴を朝と昼の2回やるだけなので、少しくらいの外出はOKなのです。だから映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」と香港の雨傘革命のドキュメント「乱世備忘」も観に行きました。さまに病院リゾート気分です。さて、翌日には痛みも取れて、すっかり気持だけは元気になりました。そこで、持ち込んだ青木理氏の「日本の公安警察」は1日で読了。翌日からレスターブラウンの氏の「大転換:新エネルギー経済のかたち」も1日で読了。3日めはちょっとハードルが高くなりなって、ジェレミーリフキン氏の「水素エコノミー」です。最後が超大作の「ヨーロピアン・ドリーム」だった。それでなくてもジェレミーリフキン氏の書籍はどれも難解なのに、この本はそれに輪をかけたほど難解だったのです。なにせ507ページという分厚い書籍でして、これまで私が読んだアメリカの著書は日本人には馴染みのない企業やお店などの実例や歴史的な事象の説明が長々と続いて、「結論を言ってよ」と言いたくなるような解説が多いのが特徴のような気がします。500ページの超大作ですが、さすがに第二章の「近代の成り立ち」という120ページはパスしました。読んでも何を書いているのか全く頭には入りませんし、それが分からなくても結論の「ヨーロピアン・ドリーム」にはたどり着けるような気がしたからです。
これまでEUの生い立ちやEUが何をめざしているのかなど、漠然とは分かっているような気がしていたのですが、知っているようで実は何も知らないことが解りました。EUはそれこそ「ヨーロッパで繰り返されてきた戦争と対立をどのようにして防ぐか」という平和への各国の努力が大きな理想を互いに持ち続けることで、成立していることなども初めて知りました。
EUの最初の取り組みが死刑制度の廃止だったことなども全く知りませんでした。これまでヒットラーなどにより罪の無い何百万人という民衆を国家権力が殺害したという血に塗られた歴史を二度と繰り返さないという強い反省から、どのような犯罪者であっても国家による民衆への殺害は「国家権力によるジェノサイド」だとして、一切認めないという考えが成立したのです。
EU各国は軍隊をそれぞれ持っていますが、軍隊の出動はEU憲章に基づく軍事行動でなければ決して出動しないそうです。EUはNATOに加盟していますが、米軍のいいなりにはならないそうです。特にEUは米国のように紛争解決の最大の方法が軍事行動とは考えていないそうです。まずは紛争が起こったら外交努力により軍事衝突の前に衝突回避に努力するそうです。そしてEU軍は平和維持軍として世界一軍隊を派遣しているそうです。米軍の2倍以上世界各国に派遣しているそうです。そう言えば、シリア難民などを最も多く受け入れているのはドイツなどEU各国でした。そう言えば、9.11の後のイラク侵攻などは米国の金魚のフンのように英国軍は侵攻しましたが、ドイツやフランスなどは米国とは一線を画していました。少しでもEU軍が米国と歩調を合わせないことはすばらしいことだと思います。

アメリカンドリームからヨーロピアンドリームへ

戦後、東西冷戦構造の中では、社会主義国家との対立の中、西側諸国では米国の民主主義が世界の正義のように考えられて来ました。また、敗戦国の日本人もアメリカのような生活を夢見て人びとは働いたものです。その「アメリカンドリーム」が今日では音を立てて崩壊したのです。世界の模範であった米国は「アメリカ民主主義」こそが正義だと世界の警察官よろしく、世界中で軍事力にものを言わせて支配し続けてきました。世界一強大な軍事力によって由主義国の平和は一定程度は維持されて来たのかしれません。しかし、2000年代になって東ドイツやソ連の崩壊によって東西冷戦構造が壊れた結果、社会主義という敵がいなくなった以後の米軍は自国の利益のためにのみ戦争を繰り返すようになったのです。その典型的な戦争がイラク侵攻でしょう。「大量破壊兵器」を持っているイラクのフセイン政権は米国の平和への脅威だという理由で、罪のない100万人以上のイラク国民を米軍は殺害したのです。そのようなインチキな「メリカンドリーム」のメッキが剥がれ落ちた後に、出てきた思想が「ヨーロピアンドリーム」なのです。
EUはCO2削減などの地球温暖化対策や再エネ普及や脱原発や生態系の保護や電気自動車の普及政策などについては米国や日本より一歩も二歩もリードしています。しかもEUは世界のリーダーとして難民問題へ積極的に取り組んでいます。
実際には英国がEU離脱をしたり、ドイツやフランスなど各国にネオナチ勢力が台頭して、決して難民問題などがうまくいっていわけではりませんし、ISやイスラム過激派によるテロなども起こっていて、理想どうりに全てがうまく行っているわけではありません。世界は欺瞞と悪意に満ちた駆け引きや暴力に満ちています。しかし、私たちは世界平和と地球環境を守らなければならないという次世代への義務があります。トランプや金正恩に習近平やプーチンに安倍晋三のような悪意に満ちた政治家によって世界は愚弄されていますが、EUが未来への希望を掲げて努力しているという現実を知るだけでも私たちには救いです。
「ヨーロピアン・ドリーム」が完璧な理想だとは私も決して思ってはいません。それでも「アメリカンドリーム」に代わる希望を私たちに少しでも与えてくれる可能性があるということだけでも私にとっては希望です。ちなみにジェレミーリフキン氏は米国人ですが、彼はEUやメルケル氏のブレーンとしてEUを牽引する思想的な指導者だそうです。私の尊敬する学者のロバートブラウン氏やエイモリーロビンス氏など皆なさん米国人です。ですから私は米軍やトランプは大嫌いですが、人種のルツボの米国人は決して嫌いではありません。これからもジェミリーやエイモリーやレスターを時間の限り学んでいきたいと思っています。
そのほか、最後に読んだのが、「体力の正体は筋肉」も。これは暇つぶしの書です。私はこの書籍を1週間の入院中に5冊の本を読むことができたことが、今夏最大の喜びでした。
ぜひ、皆さんも一度ジェレミーリフキン氏の書籍を手に取って読んでみてはいかがですか。ジェレミーリフキン氏の過去の書籍はアマゾンの古書でしたら、格安で手に入ります。




by nonukes | 2018-09-08 18:22 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)