2021年 05月 05日
国民民主党の良識派議員は秋の総選挙前に玉木・山尾と手を切って立憲合流へ
国民民主党の前原・玉木・山尾は自民党の金魚の糞だ
小坂正則
再び文春砲を浴びた「国民民主党」の山尾志桜里
28日発売の「週刊文春」で、4年前に不倫疑惑が報じられた国民民主党の山尾志桜里衆院議員(46)と倉持麟太郎弁護士(38)が現在も関係を続けている上、倉持氏と離婚した元妻のAさんが昨年自殺していたと報じられた。永田町では「山尾氏の道義的責任は免れない」と次期衆院選での当選に暗雲が垂れ込み、画策していた自民党入りも幻となる気配だ。それに追い打ちをかけるように、さらに山尾氏は買い物やマッサージ店訪問などのほか、倉持氏の自宅に行くなど、プライベート目的で「議員パス」を利用した疑いも報じられたのです。この無料パスは国家議員が公務で活動するときにJR線を無料で使えるものです。
文春砲でこの秋の衆議院選で自民党に鞍替えすることもできなくなったと、自民党の大物政治家が話していたそうですし、国民民主党という名で東京選挙区から立候補しても選挙で当選する可能性もほとんどゼロでしょう。「議員パスの不正利用」の問題よりもダブル不倫のお相手の元妻を自死に追いやったという国民感情を逆なでするようなスキャンダルは選挙には絶対的に不利だからです。
私の目は節穴だった!?
私は左派の政治家や評論家よりも、「保守リベラル」を自認する政治家や評論家などが好きです。政治家で言えば辻本清美氏や小沢一郎氏や中村喜四郎氏などです。評論家や作家では佐高信氏や青木理氏や前川喜平氏など。
そんな私は、民主党時代の山尾志桜里議員の大ファンでした。元検察官なのに自民党には行かずに、民主党で憲法や平和や国民の人権を守るために頑張っていたことや、彼女の発言が「保守リベラル」として自由を尊重する姿勢が好きだったのです。
国会で山尾桜里議員が「内的自由の優越性」を分かりやすく説明してくれたことなどに感銘を受けたものです。「なぜ表現の自由が基本的人権の中で最も優越的な地位なのか」を読んでください
左翼の口当たりのいい発言よりも保守リベラル人が自民党と対峙する姿勢に好感が持てたものです。ところが、5月3日の憲法記念日に日本会議などが主催する改憲集会にゲストとして参加した国民民主党の憲法調査会会長の山尾志桜里氏は「緊急事態条項がが必要」だとか「憲法9条に自衛権の明記が必要」などと安倍晋三と同じような改憲派の発言を繰り広げたのです。山尾志桜里氏が民主党から衆議院議員に立候補したいきさつなどを私は知りませんが、「保守リベラル」を名乗る政治家「山尾志桜里」は実にお粗末なものでした。でも、小沢一郎氏な中村喜四郎氏などはぶれることなくいまだに健在です。
「デモクラシータイムズ」の横田一氏は語る
ネットニュース「デモクラシータイムズ」の「【横田一の現場直撃 No.109】枝野変身?どうなる野党共闘/国民民主、山尾と共に消滅?/リニア争点、静岡知事選 20210503」によると、「立憲民主党の枝野幸男代表が豹変した」という話からこのニュースは始まりました。というのも立憲民主党の立ち上げ当時、枝野代表は昨年の合流当時は「まずは立憲民主党が党勢拡大してそれから政権をめざす」と話していたが、この春の参院広島選挙の街頭応援演説で枝野氏は『無能な菅政権は海外のコロナ対策の成功事例に学ぼうとしない。』と言い、今すぐにでも政権交代を目指す。政権を担う気がある」というのです。
4月の自民党と野党対決の3選挙で連勝したすぐ後に、玉木雄一郎国民民主党の代表は4月28日の会見で、「共産党と一緒の連立政権には我々は参加しない」と発言したことを批判しています。これから野党共闘で自民党と一騎打ちの総選挙を準備している時に、何で野党共闘にいちゃもんをつけるんんだろうか。国民民主党の玉木雄一郎代表は自民党に行きたい意向があり、国民民主党は前原氏や山尾志桜里氏など自民党に行きたい者や電力総連出身の連合出身の議員など原発推進派などの集まりで、このままでは比例区の連合出身の議員はほとんどが落選する可能性が高いというのです。そこで、国民民主党はこの秋の総選挙まで持たないのではないか」と予想するのです。その大きな原因の1つが文春砲による山尾志桜里事件だと言います。国民民主党の顔は玉木雄一郎と山尾志桜里の2人だからです。「このままでは国民民主党はボロボロになって政党としての体をなさないのではないか」と。
自民党の補完勢力の山尾や玉木に騙されてはならない
「デモクラシータイムズ」の「横田一の現場直撃 No.109」の話ではありませんが、山尾志桜里も玉木雄一郎も早く自民党に行って、はっきりさせたらいいのです。しかし、今彼らが自民党に行けば改憲議論が台無しになってしまうのです。改憲を成功させるためには、自民党による強行採決では国民世論が許さないのです。憲法審査会では野党の賛成が必要条件なのです。ですから、国民民主党というインチキ政党が「良識ある野党」として自民党と手を組んで改憲議論に賛成しなければならないのです。ですから、玉木も山尾も総選挙前に自民党に行くわけにはいかないのです。共産党嫌いの連合の一部労組の利権も含めて、野党のお面をかぶったコウモリ政党が国民民主党であり、それを支えるために大企業の経営者や国家権力・自民党が裏で支えているのです。ですから立憲・共産・市民の力で野党共闘を強化して、自民党と野党との一騎打ちの総選挙を作りだせれば、国民民主党の中の良識派による総選挙前の立憲へ合流する動きができるかもしれません。そうなれば山尾や玉木は二度と国会の赤じゅうたんを踏めなくなるでしょう。
by nonukes
| 2021-05-05 23:02
| 小坂農園 薪ストーブ物語
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