危機管理ゼロの無能でウソつき総理大臣は今すぐ辞めてもらう

お友達とお金優先の安倍政権が新型コロナウイルスを蔓延させた

小坂正則

お粗末すぎるウイルスチェック体制

昨年の12月初めに中国武漢市でコロナウイルスによる新型新型肺炎が発生して、その後日本にも中国からの旅行者が持ち込んだコロナウイルスによって、観光バスの運転車や屋形船に乗ったタクシーの運転手などで国内感染者も70名を越えています。しかし、最も多いのが3700人の船員と乗客を乗せたダイアモンドプリンセスの船内感染者です。プリンセス号は２月３日に横浜埠頭に着いて、最初には10名の感染者が、日に日に患者が増えて、18日現在542人まで増えました。それでもまだ結果が出てない人は２千人余り残っているのです。

このような多数の患者を発生させた要因は、初期対応が間違っていたからです。船内は狭くて換気も悪く、船内感染の拡大が予想されていたはのです。3700人を収容する施設はなかなかないかもしれませんが、政府がやろうと思えばできない話ではありません。それにウイルスの検査態勢が1日に300人しかできないということをまずは真っ先に改善さするべきだったのです。プリンセス号が入港して、２週間経った現在やっと3000人を検査できるようになったというお粗末さです。何よりも真っ先に取り組むべきは検査のキャパを拡大して、１日に１万人以上を検査できるように素早く進めるべきだったのです。

米国ニューヨーク・タイムズ紙はプリンセス号の患者が多数出たことに「公衆衛生危機の際に行ってはいけないという、いい教科書の見本になる」と日本政府の対応のお粗末さを批判しています。

災害時にやってる振りをする安倍首相

これまでにも安倍政権は災害時にはいつも「やってるふり」をして来ました。2018年７月５日前後に西日本を襲った「西日本豪雨」が予想されていた５日の夕方気象庁は緊急記者会見で「これまで経験したことのないような大雨の予想されます。直ちに避難してください」と言うような悲痛な叫びで訴えていたその時に、安倍政権の閣僚たちは「赤坂自民亭」とSNSで写真まで載せて馬鹿面を晒して宴会を催していたのです。その結果、首相が国民に何の避難の呼びかけもなかったのです。この「西日本豪雨」の死者行方不明者数は平成最大の241名に達したのです。そして今回のコロナウイルス対策でも官邸による対策本部がやっと1月30日に立ち上げて、２月16日に初めて「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」が立ち上がったのです。それまでの２週間以上は、専門家なしの官邸と官僚の素人会議だったです。しかも専門家会議の第1回会議に安倍首相は僅か８分参加。第2回会議は３分しか参加していません。また16日の会議には小泉進次郎環境大臣や森法相に萩生田文科大臣も後援会などの私用で揃って不参加。自身の後援会の新年会の方がコロナウイルス対策会議より大事なんだという安倍政権のやる気のなさが表れています。

新型肺炎が蔓延したらオリンピックどころではない

東京オリンピックまで半年を切った現在、今から日本ではコロナウイルスが蔓延することが予想されます。現在は東京や大阪に北海道など限られた地域でしか発見されていませんでした。しかし、20日に福岡で１人患者が発見されました。これまでは検査をしていないから患者が発見されなかったのかもしれません。これからは中国人との接触がなかった人でも患者が現れる可能性があります。薬局でマスクがなくなったという状況から、身近な場所で患者が出たら、全国でパニックになるかもしれません。３月や４月に大量の患者が出たら、もう東京オリンピックはすっ飛んでしまうでしょう。野球観戦もサッカーも中止か観客ゼロのテレビ観戦だけになる可能性もあります。日本では中国武漢でやったような１千万人の都市を封鎖することなどできません。だから一度感染が広がったら山手線を完全にストップすることなどできませんから、中国以上の感染の広がりが起きる可能性があるのです。

昨年10月から12月３ヵ月のGDPが対前年度比1.6％減。年間ベースで6.3％減だそうです。これは消費増税の影響です。山形県の老舗デパート大沼が10月の売り上げが対前年比30％減で１月27日に破産手続きに入ったそうです。アベノミクスの失敗と消費増税にコロナウイルスに東京オリンピックが中止になって、日本経済はガタガタになってくる可能性が大きいのです。しかも、昨年の韓国への輸出規制で日本企業の韓国への輸出が減って、韓国人の観光客が減った上に中国人の観光客減で地方の観光地は疲弊した上で感染拡大なのです。

ウソつき総理大臣は今すぐ辞めてもらおう

「野党はこんな重要な時期にまだ『桜を見る会』問題などをやっているのか」と言う人がいます。しかし、この問題は安倍首相が参加者名簿を国会に出して、前夜祭の明細書と領収書を出せば１分で終わる問題なのです。公文書を改竄したり公金で選挙民を買収したりする公職選挙法違反事件のという重要な問題なのです。

安倍首相はモリカケ・加計学園と「桜を見る会」でも国会で嘘をつき通しています。国会審議で首相が嘘をついていたら外交も防衛も経済も政治も全てが嘘になってしまいます。世界から日本は信用されなくなってしまいます。戦前の軍事独裁政権とNHKなどマスコミを使って大本営が、嘘をつき通したために300万人の戦死者と敗戦という不幸に国民を陥れたのです。またアジアの２千万人が犠牲になったのです。

そして安倍首相には得意のフレーズがあります。「悪夢のような民主党政権を皆さん思い出して下さい」です。しかし、民主党政権の３年間は311という未曾有の自然災害と自民党に責任がある福島原発事故があったのに経済成長1.7％でした。第２次安倍政権は1.3％です。しかも昨年末の6.3％減を加えるとマイナス経済成長となる可能性があります。不正や隠蔽や改竄と官僚のモラルを破壊して、自分に都合のいいように、好き勝手に友だちのために法律も公文書の書き換えるようなウソつき政権はいい加減にやめてもらおうではありませんか。

私は安倍政権と自民党支持者に言いたい。「悪夢のような自民党安倍政権を皆さん忘れないで下さい」と。「これまでのどの政権よりも最低・最悪の安倍晋三ほど酷い総理大臣は憲政史上存在しない」と。