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小坂正則の個人ブログ

AERAで山本太郎さんの発言に私はびっくり?

「自民党と組む」と言う、山本太郎やはり支持できない
小坂正則

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4月に1人で「れいわ新選組」を旗揚げした山本太郎さんに、私は最初ものすごい違和感を持っていました。「せっかく小沢さんが野党統一に努力して国民民主党と一本化したのに、向こうから出て行けと言われたわけでもないなら、1人で新党を立ち上げでも何もできないのではないか」と思ったからです。しかし、山本太郎の情報をSNSで追っかけていたら、彼は、野党の弱い経済を中心に訴えていました。彼は「原発では若者は動かない。労働問題や景気が若者の最大の関心なのだ」と言うのにも納得できました。そして立憲民主党の枝野幸男さんに「自民党との対決姿勢が見えない」と言うのにも賛成です。枝野さんは政権奪取するリーダーとしてはおとなしすぎます。それにあれだけ街頭で市民を引きつける魅力が彼にはあることは事実です。しかも「反緊縮」という基本政策が私も共感したのです。「景気が冷え切っている状況で消費税を上げればますます景気は冷えてきて、その結果デフレが加速し、それが回り回って労働者の賃金にはね返って、デフレスパイラルから日本は抜け出せない」という主張が支持できたのです。日本の野党の中には「反緊縮正策」を掲げる政党は山本太郎さんしかいないのです。いえ、むしろ安倍政権こそ金持ちと大企業中心の「反緊縮正策」をやっているのです。だから上からの反緊縮政策を下からの反緊縮政策へと切り換えればいいのです。

AERAの記事を見て私の考えは180度変わりました

下のAERAの記事を読んでください。余りも衝撃的な記事です。「もし安倍首相から『山本さんの政策を一部採り入れるから手を組もう』と誘われたらどうしますか」という質問に、山本太郎さんは「自民党が本気で減税すると言うならば、そちらに乗ります。何がなんでも野党陣営ということではない。我々の政策が実現できるなら、手をつなげるところとはつなぎますよ。ステップ・バイ・ステップ、一歩ずつ前進するための一段階というとらえ方です」と答えています。

また記者が「減税をやるから、安倍政権の財務大臣をやってくれと言われたら、閣内に入りますか」という質問に、山本太郎さんは「引き受けますよ。いいじゃないですか、そんな大きな役職をもらえるなら。ただ、言いたいことは言いますし、財務省のスキャンダルをどんどん暴きます。だからすぐ罷免されるでしょうけどね。あ、でも副大臣や政務官じゃお断りです」とも答えています。

これじゃあ「みんなの党」の 渡辺美智雄さんと同じではないですか。個人の力では政治は変えられません。特に自民党というヌエのような巨大な政党は、少しぐらい過激な人でもいいのです。中に入って揉まれたら自民党のルールに則って、素晴らしい戦力に育つのです。だから自民党には優秀な若者が議員にどんどん獲得されていくのです。
ただ、大元のルールというか基本原則が自民党は山本太郎さんがいつも街頭で喋るように、貧しい国民の側に立つのではなく、大企業や金持ちの既得権益を守る側の番人なのですから、それをあなた1人で小手先で変えることなどできないのです。
残念ながら彼は自分の力を過信しすぎています。個人の発想や能力などの力は大切ですが、政治は数の力で動くのです。だから自民党をぶち壊して、貧乏人など非抑圧者の権利を優先する下からの政治を実現しなければ、あなたが言う政策など実現できません。

政治家の一言で流れは大きく変わる

一昨年の暮れに安倍晋三は、国難解散と言って、総選挙を行いました。当時「希望の党」を民進党だったかが合流して、自民党を倒す力になる予定でした。私は総選挙が終わった後に何人かから聞きました。まず、古賀茂明さんは「立候補を要請されていた」そうです。
その他にも脱原発裁判を全国で引っ張っている有名な弁護士がいますが、彼からも直接私は聞きました。「俺にも東京のどこかの選挙区で出てくれと言われたから、脱原発を政策にやってくれるなら出てもいいと答えたよ」と話していました。そこそこの大物学者や文化人に声をかけていたようです。それが細野と前原などが「左派を選別する」と言って、小池都知事が「排除します」という一言で「新党」は瓦解したのです。もし、あの時細野と前原が選別発言をしなくてごっそり民進党を持って小池都知事の「希望の党」へ合流していたら、総選挙で自民党安倍政権を蹴落とすことができた可能性が大きいのです。それがすぐまた分裂して潰れるかもしれませんが、今日のような安倍一強の独裁政権を許すことはなかったのです。野党の歴史的な敗北です。
これとおなじような言葉を山本太郎さんは6月19日のAERAで発言したのです。この発言は新党「れいわ新選組」の自殺行為です。
もう、この発言で、彼には政党政治による政権構想がないことが証明されました。「大臣が立派なら自民党の中でもやっていける」のですか?私に言わせたら「ちゃんちゃらおかしい」です。
山本太郎の政治生命が絶たれるかどうかは分かりませんが、彼は野党共闘を邪魔するだけの存在にしか私には見えません。私たちはヒーローの誕生を望むのではなく、実直に誠実に、そして確固たる政治信念がある政治家とは誰なのか、それを見極める自分自身の目を肥やして、本物の我々のみかたである政治家を育てていくしかないのです。私はまず、自分の選挙区で立候補した野党の候補者を全力で応援して行こうと思います。

山本太郎の反論にならない反論

山本太郎の公式HPに反論の文章が先ほど掲載されました。下にアップしました。正式の文章は元原稿を見てください。それを読むと発言は正しいが、選挙が終わってからという記者の質問だったそうです。「それはどの政党でもよくやってること」だそうです。維新の党がやってることと瓜二つではないですか。あなたに投票する有権者を維新に入れる人と同じように考えているのですか。それこそ全国のあなたを支持してくれた有権者への裏切りですよ。「選挙戦も選挙の後も激しくたたかって、次の総選挙では野党と一緒に自民党を倒して、私が総理大臣になって、政策を実現する」そういう発言こそあなたを支持してくれた有権者は期待しているのです。ましてやあなたがそんな発言を行えば野党の皆さんは「山本太郎はいずれ自民党にすり寄っていく裏切り者だ」と思い、誰もあなたを信用しません。そんな発言をしたために、もうあなたと野党とは話し合いの余地もなくなりました。あなたは野党の方々から見れば第二の維新でしかありません。野党のお面の被った裏切り者です。
選挙戦では自民党を激しく批判して、選挙が終わったら仲良く一緒にやるというなら、それこそ大問題です。自民党と選挙後に組むのなら、選挙前に政策協定を結んで選挙をたたかい、そして有権者の審判を受けなければ、選挙が終わった後に自民党が正しい法案を国会に出したのなら、黙って賛成票を投じればいいことであって、特段記者に得意げに話す内容などではありません。自民党にくっつくということは維新のように裏取引を行って利権にありつく松井や橋下のカス人間と同じに有権者には見えるのです。だからあなたの発言は維新の松井や橋下と同じ、最悪の有権者騙しとなるのです。もう山本太郎氏には一切の弁明も不可能です。



山本太郎議員、誘われたら安倍内閣の財務相に? 自民と組む条件は…
2019.6.19 AERA

 夏の参院選に向けて各党が公約を発表する中、その斬新さで注目を集めているのが山本太郎参院議員の「れいわ新選組」だ。「消費税廃止」をはじめ「デフレ脱却給付金1人月3万円の給付金」「奨学金徳政令」などを掲げている。政策実現への意気込みを聞いた。

──「公共投資拡大」「1人月3万円の給付金」など、野党よりむしろ自民党と親和性が高そうな「バラマキ」的施策も掲げています。もし安倍首相から「山本さんの政策を一部採り入れるから手を組もう」と誘われたらどうしますか。
 自民党が本気で減税すると言うならば、そちらに乗ります。何がなんでも野党陣営ということではない。我々の政策が実現できるなら、手をつなげるところとはつなぎますよ。ステップ・バイ・ステップ、一歩ずつ前進するための一段階というとらえ方です。

──原発や憲法を巡る立場が相いれなくてもですか。

 それとこれとは別の話です。全ての考え方が完璧に同じなんてことは、家族でも恋人同士でもあり得ないでしょう? 全て同じじゃなきゃダメという姿勢は、宗教かイデオロギーでしかない。私はこれまでも、与党が提出した法案の半分には賛成しています。

──減税をやるから、安倍政権の財務大臣をやってくれと言われたら、閣内に入りますか。

 引き受けますよ。いいじゃないですか、そんな大きな役職をもらえるなら。ただ、言いたいことは言いますし、財務省のスキャンダルをどんどん暴きます。だからすぐ罷免されるでしょうけどね。あ、でも副大臣や政務官じゃお断りです。

──アエラの試算では、れいわ新選組の各種政策を実現するには、少なくとも50兆円規模の財源が必要です。

 他の税で穴埋めできる部分もありますが、僕はデフレからの脱却のための原資として、国が借金をすることは何の問題もないと考えています。これは統計を見れば明らかですが、日本は諸外国と比べて経済成長率と、政府支出の伸び率がともに圧倒的に低い。安倍総理も、日本ほど低成長が続いた国はほかにないと認めている。つまり、政府が緊縮財政を重んじるあまり、適切に財政出動して必要な投資をしてこなかったから、成長できなかったということです。
小さな政府ではなく、ルールにのっとった大きな政府を目指すべきなんです。財務省や有識者はお金を刷りまくったらハイパーインフレになるといいますが、現状はどうですか。もちろん、いくらでも借金していいとは考えておらず、我々の政策でも、経済対策はインフレ率が2%になるまでとしています。

(聞き手/編集部・中原一歩、上栗崇)

※AERA 2019年6月24日号より抜粋
https://dot.asahi.com/aera/2019061800020.html?page=1



山本太郎のオフィシャルブログで反論



先日取材を受けたアエラの記事は、
現在の私のスタンスを簡潔にまとめて下さった良記事だと感じました。
改めて、感謝申し上げます。
https://dot.asahi.com/aera/2019061800020.html

一方で、この記事に書かれた内容が一部、
炎上していると聞きました。
不安を感じた支持者などからお問い合わせがありましたので、
お答えいたします。
炎上のポイントは、
【政策の一部を実現するために、自民党と組む】
という部分。
この話の前提は、「選挙後」です。
選挙後に、政策を進めるためには手を組むこともあり得る、
という内容です。
政策ベースで手を組むことは、

院内の活動においては普通の話であり、全ての政党が、
政策を前に進めるために行っている仕事です。
「政策ベースで手を組む可能性」、について、アエラの記事ではまるで、
選挙前にも手を組むかのような印象を与えるものになっています。
アエラ記者の私への「振り」の部分も、
記者自身が「選挙後」と、ハッキリ前提にしています。
以下、取材時の音声です。
ご興味あればお聞き下さい。
http://www.taro-yamamoto.jp/wp-content/uploads/2019/06/AERA-190612_1705.mp3


お聞きいただいた通り、
インタビュアが「選挙後」と聞いているにも関わらず、
記事には選挙で手を組む、との印象を与える内容になっています。
非常に残念です。
とはいえ、こちらにも落ち度はあります。
原稿チェックを要求していましたが、
ほぼ完成原稿として短い時間での返信を求められていた結果、
疲労困憊のなかで、修正に力を注げず、
ほぼノーチェック状態で返してしまったことは、
反省すべきところです。
どのような取材であっても、必ず全編音声を録音しています。
今回はその一部を公開することで、
皆さんの疑問に答えられると思い、
このような形を取らせていただきました。

by nonukes | 2019-06-20 12:07 | 脱原発選挙 | Comments(0)