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小坂正則の個人ブログ

野党は若者や就職氷河期世代の労働者やシングルマザーを救う反緊縮政策を

衆参同日選を立憲・国民は「オリーブの木」で自民党を倒そう
小坂正則

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米民主党の星、オカシオ・コルテス氏は反緊縮政策を唱えている
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参院選の一本化がやっとまとまりそうだというニュースが伝わってきました。それはいいことですが、選挙まで後2ヵ月しかない中で今から新たな候補擁立など考えられません。敵はとっくの前から候補を決めて、戸別訪問や小さな集会や後援団体回りを行っているのですから、太刀打ちできませんよ。オリンピックではありませんから参加することに意義があるのではありません。安倍改憲勢力に勝たなければ何の意味もないのです。
この夏の参院選及び衆参同日選の戦いは絶対に負けるわけにはいかない天下分け目の決定的に重要な戦いなのです。この選挙に負ければ安倍晋三による長期独裁権力と憲法改悪を許してしまう結果になるのです。

立憲と共産党は野党共闘を進めよ

野党第一党の立憲民主党の枝野幸男代表がリーダシップを発揮して、野党をとりまとめるべきなのですが、どうも枝野幸男さんは「参院選が終わったら国民民主党は瓦解して立憲へ吸収合併するか、立憲が大きくなって、国民は数名の弱小政党になるだとう」という読みがあったようなのです。だから、国民民主党からいくらラブコールを送っても、枝野さんは無視して「互いに競い合えばいい」と野党共闘に前向きではなかったのです。
しかし、そんな暢気なことを言ってる暇はないのです。近ごろやっと重い腰を上げようとしています。そしてもう一人、重い腰を上げようとしないのが共産党です。
共産党は今日まで「相互推薦を認めなければ公認候補24名は降ろさない」と言って参院選の一本化が今日まで遅れたもう1つの理由です。共産党が自分勝手に1人区に候補を立てるのは自由ですが、そんなことをしたら改憲勢力と闘う野党と市民は共産党を徹底的に批判をして、共産党は孤立してしまい、良心的な市民の支持を完全に失うでことしょう。共産党が注文を付けすぎるから野党統一候補の準備が遅れてしまうのです。今回の選挙はこれまでの参院選とはわけが違うのです。「憲法改悪阻止」と「安倍独裁政権打倒」の選挙であり、負けることは許されないのです。ですから私は、共産党は自分勝手で、「立憲を筆頭とする野党が負ければ、結果として自共対決に持ち込めると考えて野党共闘を妨害しているのではないか」と私はうがった見方をしてしまうのです。

私が共産党市長候補を応援した理由

そんなに共産党を批判する小坂は「反共主義者」と言われるかもしれませんが、私は「安倍政権」を倒すことと「改憲阻止」のリベラル市民で、共産党容認派です。私の言う共産党容認とは「立憲野党が自民党と一騎打ちの選挙戦をたたかっている時は、共産党に横から邪魔をしないでほしい」だけです。市議選や県議選など数多くの議員を選ぶときは共産党にも頑張ってほしいと思っています。
この春の統一地方選で大分市長選がありましたが、大分市長選は隠れ自民党の市長を共産党以外の野党は皆さん推薦や支持などで応援しました。ですから無投票になり得たのですが共産党が対抗馬を出してくれた結果、大分市民は市長選で投票することができたのです。ですから私は共産党の市長候補の推薦人にもなって、応援演説もしました。私は共産党の支持者では決してないのですが、民主主義を守るためには立憲野党であればどの政党でも応援するのです。その候補の応援演説で、私は次のような発言しました。
ここには共産党の支持者の方が多いと思いますが、私は共産党支持者ではありません。支持者でもない私が、なぜ市長候補を応援しているのかと言えば次の理由からです。現職の市長に対抗して立候補して頂いたことで、私も市長を選ぶための投票ができる事になりました。そのお礼が1つです。もう1つは私は今回市長候補を応援する代わりに、共産党とその支持者の皆さんへ私からお願いがあるのです。それは前回の衆院選では大分選挙区では野党候補の1本化が実現できませんでした。しかし、この夏には衆参同日選挙があり得ます。自民党候補を落とすためには1日も早く野党統一候補を全小選挙区内で実現してほしいのです。大分選挙区の野党議員を皆さんはあまりお好きではないかもしれませんね。私もどっちかというと好きではありません。でも安倍による改憲を阻止するために、皆さんが好きではない野党議員とも一緒のテーブルについて「一本化の議論」をしてほしいのです。高々私のような1市民が皆さんに偉そうなお願いをするのはおこがましいかもしれませんが、私は皆さんへお願いするために今日ここに来たのです。共産党さんを含む立憲野党と市民の共闘で安倍政権の憲法改悪を阻止して安倍政権をみんなの力で倒しましょう。

今からでは遅いが衆院全小選挙区へ野党統一候補を

なぜ私が焦っているのかと言えば、安倍晋三は「常識も良識も通用しない人間」ですから、衆参同日選挙があってもおかしくはありません。ですから野党は衆参同日選の準備をしなければならないのです。だから1日も無駄にすることはできないのです。自民・公明・維新の「改憲勢力」は「衆院解散」へと着々と準備を進めています。しかし、野党の話し合いがつかずに野党統一候補の擁立に時間を取られたために、今から衆院の全小選挙区の統一候補調整が間に合うのかどうか私には分かりません。しかし、やるしかないのです。
参院2人区調整と衆院選の選挙区調整は野党第一党の立憲民主党が中心になって、国民民主党と共産党と無所属野党が話し合うしか方法はありません。そこに市民が口出しすることは不可能でしょう。ですから、枝野幸男さんや志位委員長は胸襟を開いて国民民主党の小沢さんと、じっくり野党共闘の議論を進めてほしいのです。そしてできる限り1日も早く、衆院全小選挙区での野党一本化を実現させてください。
そのためにも小沢さんが主張するオリーブの木などの提案を枝野さんは呑むべきです。参院選はもうこのまま突き進むしかないので無理かもしれませんが、衆院選は立憲と国民が中心になって、そこに社民や無所属議員が加わって、「立憲・国民オリーブの木」を実現させようではありませんか。それくらいの大胆な挑戦をしなければ衆参同日選挙で野党共闘や候補者一本化が実現できたとしても、自民党圧勝を防ぐことは困難だと私は思うのです。その理由を次に説明します。

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安倍は天皇まで利用して同日選挙で勝とうとしている

野党統一候補や野党共闘が実現できたとしても、それだけで安倍自民党にたやすく勝てるほど、安倍を甘く見てはなりません。勤労統計を改竄してまで好景気をでっち上げて、「経済の安倍」を演出しています。しかも改元で安倍が天皇よりも権力を持っているように映るように、ことあるごとにテレビに出て目立っているのです。これまで天皇へ首相が国政報告を行う「内奏の儀」の映像はすぐには出さなかったのが、安倍は新天皇とのツーショットを官邸のHPに掲げています。また、毎日新聞16日号で関係者による取材として、以下のような安倍首相の発言を載せています。「前の天皇陛下はいつも座ったままだが、今の陛下は部屋のドアまで送ってくださって大変恐縮した」と。これなどは明らかに天皇の政治利用です。その結果、改元で9.4ポイント支持率が上がり、またまた5月19日の毎日新聞の内閣支持率は43%と堅調で、不支持率が大幅に下がって31%なのです。しかも政党支持率に関しては自民党は一貫して30~40%を維持していますが、立憲は昨年には10%近くあったのが、近ごろは国会も開かれなくて枝野幸男さんがテレビに出る機会がめっきり減ったために、5%前後なのです。国民に至っては1%前後なのです。ですから野党がバラバラに闘えば自公を負かすことは非常に難しいのです。しかし、野党が一本化(共産党は除く)して大きな塊になれば、マスコミへのインパクトもあり、5+1が10にも20にもなり得るのです。

野党は消費税減税と最賃大幅アップの反緊縮政策を

そして国民への政策が最も大事です。残念ながら選挙に行かない50%の有権者、特に選挙に行かない7割の若者を投票所へ足を運ばせるためには、大胆な経済政策が必要なのです。安倍は消費税凍結をするかもしれません。もし、安倍が消費税凍結を打ち出したら、現在野党が政策に掲げている消費税凍結と被ってしまい安倍に負けてしまいます。ですから、安倍以上の政策を出す必要があるのです。
それは「れいわ新選組」の山本太郎氏が訴えているような消費税減税と最低賃金大幅アップなどの大胆な経済と雇用の反緊縮施策なのです。原発やエネルギー政策を訴えても若者や非正規労働者は野党に投票してくれません。
若者の非正規労働者やロストジェネレーションと言われる、失われた就職氷河期の35歳から45歳の正規雇用に恵まれなかった労働者の支持を得られるのは、大胆な経済政策と労働政策です。日本では山本太郎氏や松尾匡教授や森永卓郎教授に米国民主党の28歳の女性下院議員のサンダースの影響を受けたオカシオ・コルテス氏が唱える反緊縮政策を日本の野党は訴えるべきなのです。再エネ事業に大胆な公共投資を行うことや雇用や貧困政策や若者政策に大胆な赤字国債を発行して、環境投資で経済成長を実現させることなどです。
オカシオ・コルテス氏が唱える反緊縮政策はアベノミクスと同じではないかと言う人がいるかもしれませんが、違います。アベノミクスは公共投資を大企業の原発や石炭火力などへ使い、温暖化対策や再エネ投資を渋っています。アベノミクスは金持ちにお金をばらまいていますが、コルテス氏は大胆な温暖化対策や貧乏人や若者や学生など人間と環境を中心に投資を行うので、国内消費が伸びて、雇用が増えるのです。アベノミクスは安倍友にお金をばらまくのに対して、コルテス氏は学生や一般市民に先行投資をするのです。
最後に私は山本太郎氏の政策はいいと思うのですが、残念ながら支持はしません。政治は数が力です。一人で騒いでも安倍を倒すことはできません。


by nonukes | 2019-05-22 18:04 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

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