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小坂正則の個人ブログ

新潟県知事選に敗れても、私たちに負けはない!

池田ちかこ候補は安倍政権の争点隠しに敗れてしまった
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これが原発推進候補の広告?嘘とペテンの広告戦術
小坂正則

「池田ちかこ」の選挙に関わった新潟県民と全国の皆さん、ご苦労様でした。それに投票用紙に「池田ちかこ」と書いていただいた50万9568人の新潟県民の皆さまありがとうございました。脱原発派の市民や野党共闘で池田候補は善戦しましたが負けました。米山前知事誕生のようなうねりはできなかったようです。その原因の1つには「米山知事への嫌気」もあったのかもしれませんが、第一の敗因は自民党による争点隠しだったと言えるでしょう。上の写真にあるように自民党花角候補は「脱原発の社会をめざします」と、一見したら池田候補の新聞広告ではないかと見間違うような内容だったのです。その結果は朝日新聞の出口調査でも明確に現れています。投票の際に最も重視する政策はという問いに①原発への対応(28%)②景気・雇用(25%)③地域の活性化(18%)④医療・福祉(14%)⑤子育て支援(11%)とあるように、原発再稼働が一番の争点だったのです。そして、その結果、原発反対の内37%が花角候補に流れたというのです。これは争点隠しの大きな成果でしょう。
また自民党の二階幹事長の秘蔵っ子という花角候補には官房機密費のお金が流れたとも噂されています。安倍政権に取って、この新潟県知事選は「モリカケ事件」の終結のための切り札となる選挙であり、総裁選への大きなステップとして負けられない選挙だったので、死にものぐるいで闘ったのです。ですから企業と創価学会による全面的な締め付け選挙だったようです。その証拠が期日前投票が大幅に増えたことです。企業は社員に「仕事中に選挙に行ってこい」と指示したそうですし、創価学会・公明党の組織票はほとんどが期日前投票だかたです。それだけ凄まじい組織介入があったのです。それに投票率もそんなに上がりませんでしたから、結果的には無党派層の投票率は下がったのかもしれません。
それに、米山知事誕生のために動いた無党派層の市民には「嫌気」や「諦め」の気持ちもあったのではないかと思われます。新潟市での得票差が1万5千票ほど大きく開いていることからも伺えます。池田候補は頑張ったし、彼女を知事に押し上げようと多くの県民市民が努力したのですが、周辺の無党派層まで、その声は届かなかったのでしょう。

私たちに負けはない

ある女性活動家の言葉です。「私はこれまで負けたことがありません。なぜなら負けても負けても勝つまで諦めずにたたかうからです」と。そうです。原発再稼働されたわけではありません。今度は花角知事へ「脱原発の公約を守れ」という戦いと、「やはり花角は嘘つきだ」という戦いがはじまったのです。選挙はこれで終わりでもありません。私たちは勝つまでたたかい続けるだけですから。次は来年の参院選です。安倍政権で参院選を戦うのであれば野党にとっては有利です。変にまともな自民党首相が誕生したら、参院選で野党は負けてしまうかもしれません。野党共闘の流れを市民主導で続けて行って、投票率をあげるようなたたかいを行えば、自民・公明に十分対抗できる選挙をたたかえるでしょう。無党派層や無関心層にいかにして投票所行ってもらうかが重要なたたかいです。
私たちは諦めることなく、原発再稼働を行わせないたたかいと安倍政権を倒して、民主主義を守るまともな政権を作るために努力しましょう。
さっそく来たぞ!国と東電が新潟県知事に理解を求めたいと
以下はNHKのニュースです。東電はこの選挙に全面的に参加したそうです。これでやっと念願の自民党原発賛成の知事誕生なのですから。これからは予定道りの流れで再稼働を進めることでしょう。ただ、花角知事も口ばかりとはい言え「脱原発をめざす」と表明したのですから、それとは真逆のことをやるには相当な無理があるでしょう。これからは新潟県民の底力が試されます。活断層があり、世界最高の密集地に建っている原発を動かしていいのかどうか、県民世論と知事とのたたかいが始まります。感傷に慕っている時間はありません。戦闘開始です。

東電 柏崎刈羽原発の再稼働 新潟県に求める 知事選受け

今回の知事選挙の結果を受けて、東京電力は、引き続き新潟県に柏崎刈羽原発の再稼働への理解を求めていくことにしています。東京電力が柏崎刈羽原発の再稼働を目指すのは、電力供給という面よりも、収益の改善を図るためです。東京電力は、およそ22兆円と試算された福島第一原発事故の賠償や除染、廃炉などの費用を担っていくために、今後10年以内に年間の収益を2000億円以上、改善することにしています。さらに、火力発電などに比べれば、1基が稼働すると年間で最大1100億円の発電コストの削減効果があるとする柏崎刈羽原発の再稼働で収益改善を加速させたいとしているからです。原発の再稼働には地元の同意が必要となりますが、新潟県の米山前知事は福島の原発事故の原因や事故が及ぼす健康への影響、住民の避難計画の実効性の検証作業を終えるまでは、再稼働を認めるかどうか判断しないとしていました。今回当選した花角氏も再稼働には慎重な姿勢を示し、検証作業に少なくとも2、3年をかけるとしていて、東京電力は、引き続き再稼働に向けて理解を求めていくことにしています。

「新知事に丁寧に説明」

10日投票が行われた新潟県知事選挙で花角英世氏が当選したことについて東京電力は「引き続き、柏崎刈羽原子力発電所の安全対策などに取り組み、花角新知事をはじめ県民の皆様に丁寧に説明するとともに、新潟県が進めている3つの検証にしっかりと協力してまいります」としています。

世耕経産相「新知事の考えうかがう」

10日投票が行われた新潟県知事選挙で、花角英世氏が当選したことについて、世耕経済産業大臣は11日午前、記者団に対し、「まずは新知事の考えをしっかりうかがう機会を持ちたい。原子力政策は安全最優先で進めながら新潟県民の理解を得られるように国としても努力をしていきたい」と述べました。


花角氏、再稼働反対票も取り込む新潟知事選、出口分析
朝日新聞ネット版6月10日号

10日投開票された新潟県知事選では、自民、公明の支持を受けた花角英世氏が柏崎刈羽原発の再稼働に反対する人の票を取り込み、当選を決めた。5野党の推薦を受けた池田千賀子氏は無党派層の票を集めたが及ばなかった。
朝日新聞社は同日、県内90投票所で出口調査を実施し、4420人から有効回答を得た。それによると、投票の際に最も重視した政策は①原発への対応(28%)②景気・雇用(25%)③地域の活性化(18%)④医療・福祉(14%)⑤子育て支援(11%)の順だった。
最も多い「原発への対応」を選んだ人は75%が池田氏に投票した。前回の知事選で当選した米山隆一氏が「原発への対応」を選んだ人の84%の票を集めたのに比べると、池田氏は原発問題を当選の決め手とすることができなかった。
再稼働への賛否に絞った質問でも、反対(65%)が賛成(30%)をダブルスコアで上回ったものの、花角氏は「反対」票のうち37%を取り込んでいた。再稼働問題を争点としない花角氏の戦術が功を奏したことを示している。
支持政党別の投票先を見ると、自民支持層の78%、公明支持層の81%が花角氏に投票。池田氏は立憲民主支持層の91%の票を集めたのをはじめ、推薦を受けた5野党の支持層を固め、無党派層も60%が池田氏に投票した。
前回選挙では自民支持層の25%、公明支持層の21%が米山氏に流れていた。今回、池田氏に流れたのは自民支持層の17%、公明支持層の15%にとどまり、混戦を制する大きな決め手になった。

by nonukes | 2018-06-11 13:18 | 脱原発選挙 | Comments(0)

  小坂正則