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小坂正則の個人ブログ

街頭はわれわれの「自由な表現の場」なんだ

「マネキンフラッシュモブ」裁判で表現の自由を勝ちとる!
小坂正則


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私は32年前のチェルノブイリ原発事故以後、大分市のトキハデパートの前でビラまきやハンドマイクを持って訴えたり横断幕を持って立ったりをしてきた。少ないときは1人で、多い時は10人以上でビラ撒きなどを行ってきたのだが、私服刑事から「ビラ撒きをするときは道路使用許可申請を出してくれ」という嫌がらせを受けたことが何度かある。
よく覚えているのだが、福島原発事故の後の2011年4月26日には、九電大分支店へ申し入れと交渉を行うように予定していたので、九電支店へ行く前に、街頭で「これから九電大分支店に行きますので、皆さんもご一緒に行きましょう」というビラを撒いて、街頭でアピールを行った。すると、待ってましたというように、私服刑事(公安刑事)が私の元にやって来て「小坂さん街頭でこんなことやるときは道路使用許可申請を出してもらわなくてはだめですよ」と強い口調で文句を言ってきた。私はハンドマイクを他の人に渡して、「これまでに私は一度も道路使用許可を取ったことはない。表現の自由は憲法で保障されているし、通行の邪魔をしてはいないので出す必要はない。違法だというなら逮捕でもしろ。裁判で争ってやる」と言ったら、そのままどこかに消えていった。
でも、少しだけ心の中で引っかかっていた。「通行妨害だ」と悪態をついて行く通行人のいないわけではないから、私はこれまで出していなかったからこれは「慣行だ」と言って押し通そうとおもっていたが、ひょっとすると、「こっちにも少しは違法性があるかもしれない」ということは感じていたのだ。というのも、熊本の友人から当時聞いたのだが、「熊本県警は厳しくて、ビラを撒くにも「ビラまき申請」を出さなければビラはまけないんだ」と聞いたことがあったので、「そんなに熊本県警は高圧的なんだ、大分はましだなあ」と思ったことを覚えている。


「マネキンフラッシュモブ」が横浜地裁で勝訴する

以下は2018年5月6日の朝日新聞の記事の一部です。
2016年2月、県中央部にある海老名市の駅近くの自由通路。黒い衣装の約10人が現れてポーズを決めた。しばらくすると、移動して、また静止する。「マネキンフラッシュモブ」と呼ばれるパフォーマンスだ。掲げたプラカードに「アベ政治を許さない」「自由なうちに声を上げよう」などと書かれていた。
通路での集会やデモを禁じる条例に違反するとして、市は参加した市議に今後こうした行為をしないよう命じた。「おかしいと思ったことを表現しただけなのに」。パフォーマンスをした団体の共同代表の朝倉優子さん(54)は憤った。(ここまで引用)

そこで、市議への命令が「表現の自由を保障した憲法違反だ」と横浜地裁へ提訴したら、翌年の3月8日に「他の通行人の邪魔にならなかった」という理由で全面的に勝訴。その後、市は控訴しなかったので確定したのだそうです。それから横浜市周辺の駅前などに立っている「この場所での物品の販売、宣伝活動、ビラ・チラシの配布等の行為を禁止します」という看板が次々に撤去されているそうなのです。
権力者は市民がいろいろ街頭で自由に表現することが嫌いです。だから、何らかの理由を付けて黙らせたいと思っているのです。しかし、私たち市民が黙っていたら、権力の思う壺です。自由は与えられるものではありません。勝ちとるものなのです。黙っていたら、私たちの自由はどんどん狭ばまって来ます。だから、良識的な配慮をしながら、世論の共感を得るような形で「表現の自由」を守るような声を出し続ける表現活動は常に必要なのです。これから警察に文句を言われたら、「このビラ撒きは2017年3月8日の横浜地裁判決で確定した権利だ」と言いましょう。ただ、実際には最高裁で確定しなければ、司法判断の確定とは言えないかもしれませんが。
みなさんどんどん「安倍はやめろ」などの街頭行動を行いましょう。ただし、通行人の妨害にならないように配慮しながら端っこでやる必要はありますが。



by nonukes | 2018-05-09 01:17 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)