2017年 08月 26日
「関東大震災で朝鮮人虐殺はなかった」ことにしたい小池知事は安倍晋三やトランプと同じ歴史修正主義と排外主義者だ
小坂正則
東京都議会議員選挙で大勝し、当選確実の花が付いた候補者名ボードの前で笑顔を見せる地域政党「都民ファーストの会」代表の小池百合子知事(右)と野田数幹事長=7月2日夜、東京都新宿区の同党開票センター
小池東京知事のメッキが剥がれつつある
昨年の7月31日に投開票された東京都知事選から1年が過ぎましたが、まだ1年しか過ぎてないのかと思うように、私には遠い昔のような気がします。あの小池旋風に包まれた都知事選から半年余りの都議選でも、小池旋風は依然健在でした。強い者なら誰にでもついて行く「下駄の刃の雪」に揶揄される宗教政党の応援で、どこの馬の骨とも知れない「都民ファースト」のにわか議員が続々と誕生して、東京都は「小池独裁都政」が繰り広げられつつあります。都民ファーストの議員はマスコミのアンケートやインタビューに、勝手に応じてはならないとお触れが出ているというのです。まるで北朝鮮の議員のようで悲しいです。都議は都民の付託を受けて当選したのですから、都民の質問には素直に自分の頭で考えた意見を言う義務があります。都民ファーストの議員は小池知事のロボットのようです。
日本会議の小池知事は朝鮮人追悼などしたくない
小池知事の誕生のきっかけであった、築地市場の「豊洲移転問題」の結論が「両方の活用」という、一見いいとこ取りの大岡裁きのようにも見えるのですが、そのための財政的な予算計画や決定の過程を一切公開しないという、小池都政の情報公開の公約にも違反する都政運営を始めるようになって来ました。
そして、今回問題となっているのが、9月1日に開催される関東大震災による朝鮮人虐殺犠牲者の慰霊祭に追悼文を出さないという問題が浮上したのです。昨年の慰霊祭では、就任間もない時期だったので、知事の判断を仰ぐことなく担当部局が勝手に追悼文を出していたのだそうですが、今回は知事の判断で出さないことにしたというのです。その理由として、8月25日の記者会見で「『一部の犠牲者を特別扱いにしない』との判断をした」と、話しています。「震災犠牲者も朝鮮人虐殺の同じ関東大震災慰霊祭で慰霊するので朝鮮人だけを付く別扱いにする必要はない」とのことですが、震災で死んだ人と虐殺された人はその性格が全く違います。朝鮮人虐殺の犠牲者は虐殺がなかったら犠牲になる必要はなかった人々なのですから。しかし、小池知事の支持者である日本会議などの拝外主義者の顔色を伺って、今回の追悼文を出すのをやめたのでしょう。中国人を「シナ人」などと言っていた差別主義者の石原知事でさえ追悼文を出していたというのにです。もちろん石原知事は週に2日しか都庁に登庁しなかったそうですから、担当部局が勝手に判断して出していたのでしょうが、その部長の判断は誠に正しかったのです。
実は「都民ファースト」代表の野田がこの決定に大きく関わっていたのではないかと思われます。
都民ファースト代表の野田某とは
野田数という人物は2009年に自民党公認で都議に初当選。2012年2月に月刊誌「正論」への寄稿では、「北朝鮮および在日朝鮮人組織への一切の支援を断ち、圧力を強めるべきなのである」と主張。当時の石原慎太郎・都知事が尖閣諸島の購入計画を表明すると、2012年6月に保守系団体が実施した諸島の洋上視察に参加した。
野田氏は2012年9月の都議会一般質問で「日本政府や軍が『従軍慰安婦』なるものを、暴行・脅迫・拉致を行い強制連行した事実はない」、「正しい知識と正しい歴史観を東京都の子どもたちに教えるべきだ」と主張したという。
同じく9月には地域政党「東京維新の会」を設立。10月の都議会では「日本国憲法は無効で大日本帝国憲法が現存する」との請願に賛成した。「日本国憲法は占領憲法で国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄すべきだ」と主張する内容で、請願の紹介議員も務めたが、反対多数で不採択となった。この年の12月の衆院選で、東京20区 から「日本維新の会」公認で立候補するも落選する。
野田某は札付きの「ごろつき右翼」(下の文章はウィキペディアより)
2017年5月18日、公金横領の疑いで以前の上司であるアントニオ猪木から、2014年(平成26年)12月12日に告訴されていたことが明らかとなった。猪木は同日開かれた記者会見で、「野田が自身の政策秘書を務めていた2013年(平成25年)10月から10か月の間に、国会議員に支給される「文書通信交通滞在費」などを管理している事務所の複数の銀行口座から、繰り返し無断で現金を引き出していたとされ、引き出された総額は1120万円に上る」として、野田を告訴していたことを公表した。これに対し野田は代理人弁護士を通じて、「現金は全て猪木氏の指示に基づき、猪木氏のため正当な使途に使用しており、私的に流用した事実はない」などとコメントし、「猪木氏が記者会見で述べた事実並びに猪木氏が告訴した事実は、全くの事実無根」としたうえで、猪木などに対し、名誉棄損による刑事告訴や損害賠償を求める訴えを起こす予定であると主張している[11]。
2017年5月22日発売の『週刊ポスト』2017年6月2日号において、深夜に六本木の高級クラブを渡り歩き、豪遊している様子が写真付きで報じられた。当誌によると、複数のクラブをハシゴした他、バケツのような容器に入っていた大量のチップ(10枚括りで1000円のチケット)をショーパブの女性従業員に振る舞ったという。
熱病にかかった東京都民の熱も冷めるでしょう
大阪市民の多くが橋下徹菌に冒されて、熱病にかかって、冷静さを失った投票行動を行ってきましたが、近ごろは随分熱も下がりつつあるようです。それと全く同じ現象で、昨年らいの東京を襲った小池菌に冒された東京都民の熱も「ごろつき右翼」の野田某の行動や今回の知事発言などで少しずつですが、熱も冷めつつあるのではないかと私は思います。だって、小池知事の直近の部下である衆議院議員の若狭勝氏が率いる「日本ファースト」の国会議員がどれもこれもカスばっかりというのですから、熱も醒めることでしょう。
まずは民進党を離党して自民党もいらないと断られた長島昭久衆院議員。無所属の松沢成文参院議員と民進党の柿沢未途衆院議員の妻が民進党から都民ファーストに寝返ったので、ご本人も小池新党に合流する予定。それに「みんなの党」の渡辺喜美氏。最後は先日民進党を抜けた細野もと環境大臣。これで政党助成金のもらえる国会議員5人要件をクリアーできるのです。でも、どれを見ても皆さん全員が「自分ファースト」の国会議員ばかりです。そんな新党が果たして国民の支持を得ることができるでしょうか。ましてや政策といえば安倍とほとんどが同じで、何の新鮮さなんかありません。小池旋風にあやかろうとしてる自己中心主義のお方ばかりです。いっそのこと「自分ファースト」という政党名を付けたら受けるかも知れませんね。
小池新党「日本ファースト」はトランプ米大統領の「アメリカン・ファースト」と同じ
小池知事の政治主張はグレーゾーンに包まれたままです。これまで憲法改正派ですし、政治的には安倍友です。エネルギー政策についても発言してません。まあ、橋下のように思ってもいないのに「脱原発だ」と、言って国民を瞞すよりは「原発大賛成」と、ホンとのことを言う方がまだいいかもしれませんが。小池新党は何ら第三局でもなければ、安倍に代わる政権の受け皿でもありません。もちろん小池知事は総理大臣になりたいそうですから、この方こそ「自分ファースト」で、総理になるためなら新党を作るくらい朝飯前なのかも知れません。でも、「○○ファースト」って、どこかで聞いたたことがありますよね。そうです。トランプ米国大統領の主張と同じなんです。自分たちだけが良かったらいいのです。特に白人優越主義者のトランプと安倍も小池もよく似ています。安倍も小池の日本民族・大和魂がお好きのようで、その分だけ、韓国、朝鮮、中国人が大嫌いなのです。「都民ファーストとは都民以外は知ったことじゃない。自分たちだけがしあわせならそれでいい」という自己中心主義思想です。他国や東京以外の人を思いやる配慮も何もないのです。
それでもマスコミの集中的な大宣伝で一時的なブームとなり新風を吹かせることはできるかもしれません。でも、その風を吹かせないように、私たち有権者ひとり一人が真実を見極める目を持って冷静に判断することが必要なのです。この国の危機を乗り越えるためには「自分ファースト」ではなく、「全地球ファースト」である方を総理大臣になっていただきたいですね。それならやはり前川喜平氏しかいないんですがね。
東京都議会議員選挙で大勝し、当選確実の花が付いた候補者名ボードの前で笑顔を見せる地域政党「都民ファーストの会」代表の小池百合子知事(右)と野田数幹事長=7月2日夜、東京都新宿区の同党開票センター
小池東京知事のメッキが剥がれつつある
昨年の7月31日に投開票された東京都知事選から1年が過ぎましたが、まだ1年しか過ぎてないのかと思うように、私には遠い昔のような気がします。あの小池旋風に包まれた都知事選から半年余りの都議選でも、小池旋風は依然健在でした。強い者なら誰にでもついて行く「下駄の刃の雪」に揶揄される宗教政党の応援で、どこの馬の骨とも知れない「都民ファースト」のにわか議員が続々と誕生して、東京都は「小池独裁都政」が繰り広げられつつあります。都民ファーストの議員はマスコミのアンケートやインタビューに、勝手に応じてはならないとお触れが出ているというのです。まるで北朝鮮の議員のようで悲しいです。都議は都民の付託を受けて当選したのですから、都民の質問には素直に自分の頭で考えた意見を言う義務があります。都民ファーストの議員は小池知事のロボットのようです。
日本会議の小池知事は朝鮮人追悼などしたくない
小池知事の誕生のきっかけであった、築地市場の「豊洲移転問題」の結論が「両方の活用」という、一見いいとこ取りの大岡裁きのようにも見えるのですが、そのための財政的な予算計画や決定の過程を一切公開しないという、小池都政の情報公開の公約にも違反する都政運営を始めるようになって来ました。
そして、今回問題となっているのが、9月1日に開催される関東大震災による朝鮮人虐殺犠牲者の慰霊祭に追悼文を出さないという問題が浮上したのです。昨年の慰霊祭では、就任間もない時期だったので、知事の判断を仰ぐことなく担当部局が勝手に追悼文を出していたのだそうですが、今回は知事の判断で出さないことにしたというのです。その理由として、8月25日の記者会見で「『一部の犠牲者を特別扱いにしない』との判断をした」と、話しています。「震災犠牲者も朝鮮人虐殺の同じ関東大震災慰霊祭で慰霊するので朝鮮人だけを付く別扱いにする必要はない」とのことですが、震災で死んだ人と虐殺された人はその性格が全く違います。朝鮮人虐殺の犠牲者は虐殺がなかったら犠牲になる必要はなかった人々なのですから。しかし、小池知事の支持者である日本会議などの拝外主義者の顔色を伺って、今回の追悼文を出すのをやめたのでしょう。中国人を「シナ人」などと言っていた差別主義者の石原知事でさえ追悼文を出していたというのにです。もちろん石原知事は週に2日しか都庁に登庁しなかったそうですから、担当部局が勝手に判断して出していたのでしょうが、その部長の判断は誠に正しかったのです。
実は「都民ファースト」代表の野田がこの決定に大きく関わっていたのではないかと思われます。
都民ファースト代表の野田某とは
野田数という人物は2009年に自民党公認で都議に初当選。2012年2月に月刊誌「正論」への寄稿では、「北朝鮮および在日朝鮮人組織への一切の支援を断ち、圧力を強めるべきなのである」と主張。当時の石原慎太郎・都知事が尖閣諸島の購入計画を表明すると、2012年6月に保守系団体が実施した諸島の洋上視察に参加した。
野田氏は2012年9月の都議会一般質問で「日本政府や軍が『従軍慰安婦』なるものを、暴行・脅迫・拉致を行い強制連行した事実はない」、「正しい知識と正しい歴史観を東京都の子どもたちに教えるべきだ」と主張したという。
同じく9月には地域政党「東京維新の会」を設立。10月の都議会では「日本国憲法は無効で大日本帝国憲法が現存する」との請願に賛成した。「日本国憲法は占領憲法で国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄すべきだ」と主張する内容で、請願の紹介議員も務めたが、反対多数で不採択となった。この年の12月の衆院選で、東京20区 から「日本維新の会」公認で立候補するも落選する。
野田某は札付きの「ごろつき右翼」(下の文章はウィキペディアより)
2017年5月18日、公金横領の疑いで以前の上司であるアントニオ猪木から、2014年(平成26年)12月12日に告訴されていたことが明らかとなった。猪木は同日開かれた記者会見で、「野田が自身の政策秘書を務めていた2013年(平成25年)10月から10か月の間に、国会議員に支給される「文書通信交通滞在費」などを管理している事務所の複数の銀行口座から、繰り返し無断で現金を引き出していたとされ、引き出された総額は1120万円に上る」として、野田を告訴していたことを公表した。これに対し野田は代理人弁護士を通じて、「現金は全て猪木氏の指示に基づき、猪木氏のため正当な使途に使用しており、私的に流用した事実はない」などとコメントし、「猪木氏が記者会見で述べた事実並びに猪木氏が告訴した事実は、全くの事実無根」としたうえで、猪木などに対し、名誉棄損による刑事告訴や損害賠償を求める訴えを起こす予定であると主張している[11]。
2017年5月22日発売の『週刊ポスト』2017年6月2日号において、深夜に六本木の高級クラブを渡り歩き、豪遊している様子が写真付きで報じられた。当誌によると、複数のクラブをハシゴした他、バケツのような容器に入っていた大量のチップ(10枚括りで1000円のチケット)をショーパブの女性従業員に振る舞ったという。
熱病にかかった東京都民の熱も冷めるでしょう
大阪市民の多くが橋下徹菌に冒されて、熱病にかかって、冷静さを失った投票行動を行ってきましたが、近ごろは随分熱も下がりつつあるようです。それと全く同じ現象で、昨年らいの東京を襲った小池菌に冒された東京都民の熱も「ごろつき右翼」の野田某の行動や今回の知事発言などで少しずつですが、熱も冷めつつあるのではないかと私は思います。だって、小池知事の直近の部下である衆議院議員の若狭勝氏が率いる「日本ファースト」の国会議員がどれもこれもカスばっかりというのですから、熱も醒めることでしょう。
まずは民進党を離党して自民党もいらないと断られた長島昭久衆院議員。無所属の松沢成文参院議員と民進党の柿沢未途衆院議員の妻が民進党から都民ファーストに寝返ったので、ご本人も小池新党に合流する予定。それに「みんなの党」の渡辺喜美氏。最後は先日民進党を抜けた細野もと環境大臣。これで政党助成金のもらえる国会議員5人要件をクリアーできるのです。でも、どれを見ても皆さん全員が「自分ファースト」の国会議員ばかりです。そんな新党が果たして国民の支持を得ることができるでしょうか。ましてや政策といえば安倍とほとんどが同じで、何の新鮮さなんかありません。小池旋風にあやかろうとしてる自己中心主義のお方ばかりです。いっそのこと「自分ファースト」という政党名を付けたら受けるかも知れませんね。
小池新党「日本ファースト」はトランプ米大統領の「アメリカン・ファースト」と同じ
小池知事の政治主張はグレーゾーンに包まれたままです。これまで憲法改正派ですし、政治的には安倍友です。エネルギー政策についても発言してません。まあ、橋下のように思ってもいないのに「脱原発だ」と、言って国民を瞞すよりは「原発大賛成」と、ホンとのことを言う方がまだいいかもしれませんが。小池新党は何ら第三局でもなければ、安倍に代わる政権の受け皿でもありません。もちろん小池知事は総理大臣になりたいそうですから、この方こそ「自分ファースト」で、総理になるためなら新党を作るくらい朝飯前なのかも知れません。でも、「○○ファースト」って、どこかで聞いたたことがありますよね。そうです。トランプ米国大統領の主張と同じなんです。自分たちだけが良かったらいいのです。特に白人優越主義者のトランプと安倍も小池もよく似ています。安倍も小池の日本民族・大和魂がお好きのようで、その分だけ、韓国、朝鮮、中国人が大嫌いなのです。「都民ファーストとは都民以外は知ったことじゃない。自分たちだけがしあわせならそれでいい」という自己中心主義思想です。他国や東京以外の人を思いやる配慮も何もないのです。
それでもマスコミの集中的な大宣伝で一時的なブームとなり新風を吹かせることはできるかもしれません。でも、その風を吹かせないように、私たち有権者ひとり一人が真実を見極める目を持って冷静に判断することが必要なのです。この国の危機を乗り越えるためには「自分ファースト」ではなく、「全地球ファースト」である方を総理大臣になっていただきたいですね。それならやはり前川喜平氏しかいないんですがね。
by nonukes
| 2017-08-26 16:22
| 小坂農園 薪ストーブ物語
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