2016年 11月 04日
いい加減にしろ『連合』!安倍と一緒に日本をぶっ壊す気か
いい加減にしろ『連合』!
安倍と一緒に日本をぶっ壊す気か
小坂正則
再来年用と来年用の薪を割っています。これはカシです
40センチに玉切りしていた丸太を割って1年以上かけて乾燥させます
ヤギのララも薪割作りのお手伝いです?
泉田県知事が突如立候補を取りやめて、自公推薦で連合が支持した森候補が圧倒的に有利と言われていた新潟県知事選でしたが、10月16日の投開票結果、脱原発を訴えて共産・社民・自由に市民が推した米山候補が6万票差の大差で勝ったのです。それも告示の6日前に立候補表明して、ポスターが選挙前日出来上がるという急ごしらえの選挙だったのです。ところで連合は一貫して「脱原発」を掲げる米山候補は応援できないという態度でした。「連合の原発推進」の姿勢に引きつられるようにして、民進党は自主投票だったのです。ですから新潟では参院選で成功した野党統一候補という図式ができなかったのです。
ところが投票2日前に「米山候補優勢」と聞きつけた民進党の蓮舫代表は個人的な行動といい新潟入りをして米山候補を応援しました。しかし、それに「神津連合会長がえらいオカンムリだった」そうです。翌週の23日の東京10区と福岡6区の衆院補選では野党共闘は実現せず、共産党が自ら候補を下ろすという消極的な連携で選挙戦を戦った結果、自民党候補にダブルスコアーで負けました。
岡田代表だったら野党統一が実現できていた
民進党の参院選敗北の責任を取って岡田代表が辞任して、結果的には野田派の蓮舫代表が誕生したのですが、野田幹事長が実質的に実権を握った結果、野田・蓮舫体制は連合の言いなりになって、野党統一ではなく民進党単独選を貫く方針を立てて衆院補選に臨んだのです。今後も野党調整は共闘ではなく、実質的に他の野党が自主的に下りる選挙をたたかいたいという虫のいい考えなのです。
連合とはどんな組織なのか
「ニワトリからアヒルへ」や「昔陸軍、いま総評」という言葉を知っていますか。『つゆくさ通信』読者は高齢の方が多いので知っている方はいると思います。敗戦後、日本の労働運動は共産党の影響力が強い中で、1947年2月1日に「2.1ゼネスト」を計画していた官公労などの組合が占領軍マッカーサー長官の「スト中止命令」でゼネストを中止します。その後、1950年にはレッドパージが行なわれ、共産党員が公職から追放されました。そしてGHQマッカーサーの指導の元で総評が結成されたのです。しかし、反共労働運動を意図したナショナルセンター総評は三池炭鉱争議など先鋭化した労働運動をたたかって、「ニワトリからアヒルへ」や「昔陸軍、いま総評」とマスコミに揶揄されるほどの闘う組合への変身したのです。しかし、1954年に総評から分裂したのが「同盟」です。この労働センターは反共と労使協調路線を貫いていました。「労組は会社(資本)に協力することでパイを分け合う」という思想です。そして多くの組合の中に第2組合(御用組合ともいう)が作られて組合は分裂させられてきました。
私は元郵便局員ですたが、私の職場でも40年ほど前に激しい当局の介入で第2組合がどんどん作られていきました。何せ彼らは仲間を裏切り、「自分たちだけが出世したい」と考える自分勝手な労働者が中心でした。今は国民から総スカンの電力会社の組合ですが、戦後の電力産業労組といえば昔は闘う労組でした。しかし、分割民営化後は経営側から激しい攻撃を受けて少数組合となり最後は解散してしまいました。第1組合は資本による攻撃に血と涙のたたかいをして来たのです。そんな分裂組合が主導権を握って1989年に総評と同盟など民間労組が一緒できたナショナルセンターが「連合」です。
ですから、「会社が原発を進めるなら我々はそれを支える」という考えの「連合」本体は一貫して企業寄りで「原発推進派」です。総体が企業寄りで安倍政権さえも支えることにも何の矛盾も感じない「連合」ですが、その中にも自治労や教組や民間組合などまともな組合もあります。
以前同盟系の三菱重工の組合長がこんなことまで言ってました。「どこかで戦争が起これば戦争特需で私たちの給料が上がるんだが」とか公然と言い放つほどの労組なのです。
1980年代に中曽根康弘とNTT労組出身の山岸章の密談で「総評左派の国労を潰すために連合を作る」と話合ったと言われています。1988年に鉄の女、英国サッチャー首相は国有企業の電力労組解体のために電力自由化を行ったのですから、政府が労組へ介入するのはどこでも行われてきたことです。
神津連合会長と自民党二階幹事長との会談
時事通信よると、「10月26日に自民党の二階幹事長と連合の神津里季生会長が会談し、政策面で意見交換していくことで一致した。会談は、先の新潟県知事選などで連合との関係がぎくしゃくしている民進党をけん制する狙いがあるとみられる。同党の蓮舫代表が新潟県知事選で連合支援候補と対立する候補を応援したことから亀裂が生じた。連合は第2次安倍政権発足後の2013年3月、自民党と定期協議開催で一致したことがある。」とあります。これまでも連合は安倍政権とは二人三脚でやって来たのです。
ですから、連合が福島原発事故の反省もなく、2011年当時は「原発のことは話題にはしないでおとなしくしておこう」とう方針だったのでしょうが、ここに来て「もうほとぼりも冷めたことだから原発推進を積極的に掲げよう」とか「TPP」とか「アベノミクス」も何でも受け入れると密談で確認し合ったのかもしれません。彼らは生まれたときから「お金のためなら何でもします」というDNAによって行動しているだけなのでしょう。
目を覚ませ民進党!誰のための政治家か
民進党が連合の方針に従わなくて恥をかかされた神津連合会長が怒っているそうですが、「それくらいでくじけていてどうする民進党。自民党を見よ。TPPで農民を切り捨てても、したたかにフォローするリップサービスも忘れずやってるではないか」と。民進党の肝っ玉が小さいからから連合ごときに振り回されるのです。
「連合の中の僅か20万人の電力総連という不心得者がいたからといって、それに振り回されて、国民の圧倒的多数の『脱原発』を望む有権者にそっぽを向いてどうするんだ。ここは電力総連労組の気持ちも分かるが、未来の日本のために私は動きます」と、正々堂々となぜ言えないのでしょうか。
民進党の中にも反原発派の政治家はいます。辻元清美さんや阿部知子さんなどは個人後援会があるから連合の応援はそんなに必要なのでしょうが、それでも連合とはうまくやっています。連合のいいなりでいて市民にそっぽを向かれるよりも、正々堂々と自分の政策を掲げて、連合批判で減った票の何倍も無党派の市民票を稼ぐような肝っ玉の大きな政治家を育てようではありませんか。
新潟知事選で民進党は自主投票だったのですが、民進党の支持者の85%が米山候補に投票しています。驚いたことに自民党支持者の30%が米山候補に投票しているのです。しかも無党派の有権者の2/3が米山候補へ投票しているのです。要は政策本意で有権者は投票するのです。今回の新潟県知事選で勝った要因を米山知事は「原発再稼働が大きな争点になったことは事実ですが、『いのちと暮らしを守る』という私の政策が支持されたのだと思います。共産党が支持しているなどは関係ないと思います。」と話しています。まさにその通りでしょう。
総選挙で野党共闘を実現させよう
安倍政権は11月の始めにはTPPを衆院で可決させようと企んでいます。民進党は参院選では岡田代表の英断で野党共闘が実現しました。ところがここに来て、実質的には野田元首相が実権を握っている蓮舫執行部の民進党は「共産党が自主的に全各選挙区で候補を下りてほしい」という何と虫のいい話を持ち出しているのですが、それでは野党共闘ではありません。民進党と共産党などによる政策協定が必要です。民進党は野党分裂なら与党2/3の壁を破ることなどできっこないのです。野党共闘しなくてボロ負けするか、共産党と共闘して安倍政権の暴走を食い止めるのか、国民有権者の圧倒的多数の支持がどっちなのかを考えれば自ずと答えは出るでしょう。建前だけ「速やかな脱原発」を掲げて二枚舌で国民を瞞す安倍政権の真似をするのではなく、中身のある「脱原発」政策を掲げれば野党共闘は明日にでも実現するのです。
さすがに小沢一郎氏を天敵のように憎んでいた野田幹事長も小沢さんと会談したと11月1日の朝日新聞は伝えています。連合を作って労働運動を分裂させたのは日本の支配者です。野党共闘を分裂させようとして画策しているのもきっと同じでしょう。橋下維新を使って安倍政権の別働隊を作ったり、民進党にくさびを打ち込んだりすることは支配者にとってはたやすいことなのです。そんな策動を防ぐ有効な手立ては残念ながらありませんが、オープンな政策議論を深めて、この国の将来のために今何が最も必要な政策なのかを国民的な議論を巻き起こして野党共闘を実現させましょう。そして最後には有権者が審判を下すのです。それが新潟県知事選から私たちが学んだ真実です。それにしても大阪市民はこの国にとって最良の審判を1日も早く下してほしいものです。
安倍と一緒に日本をぶっ壊す気か
小坂正則
再来年用と来年用の薪を割っています。これはカシです
40センチに玉切りしていた丸太を割って1年以上かけて乾燥させます
ヤギのララも薪割作りのお手伝いです?
泉田県知事が突如立候補を取りやめて、自公推薦で連合が支持した森候補が圧倒的に有利と言われていた新潟県知事選でしたが、10月16日の投開票結果、脱原発を訴えて共産・社民・自由に市民が推した米山候補が6万票差の大差で勝ったのです。それも告示の6日前に立候補表明して、ポスターが選挙前日出来上がるという急ごしらえの選挙だったのです。ところで連合は一貫して「脱原発」を掲げる米山候補は応援できないという態度でした。「連合の原発推進」の姿勢に引きつられるようにして、民進党は自主投票だったのです。ですから新潟では参院選で成功した野党統一候補という図式ができなかったのです。
ところが投票2日前に「米山候補優勢」と聞きつけた民進党の蓮舫代表は個人的な行動といい新潟入りをして米山候補を応援しました。しかし、それに「神津連合会長がえらいオカンムリだった」そうです。翌週の23日の東京10区と福岡6区の衆院補選では野党共闘は実現せず、共産党が自ら候補を下ろすという消極的な連携で選挙戦を戦った結果、自民党候補にダブルスコアーで負けました。
岡田代表だったら野党統一が実現できていた
民進党の参院選敗北の責任を取って岡田代表が辞任して、結果的には野田派の蓮舫代表が誕生したのですが、野田幹事長が実質的に実権を握った結果、野田・蓮舫体制は連合の言いなりになって、野党統一ではなく民進党単独選を貫く方針を立てて衆院補選に臨んだのです。今後も野党調整は共闘ではなく、実質的に他の野党が自主的に下りる選挙をたたかいたいという虫のいい考えなのです。
連合とはどんな組織なのか
「ニワトリからアヒルへ」や「昔陸軍、いま総評」という言葉を知っていますか。『つゆくさ通信』読者は高齢の方が多いので知っている方はいると思います。敗戦後、日本の労働運動は共産党の影響力が強い中で、1947年2月1日に「2.1ゼネスト」を計画していた官公労などの組合が占領軍マッカーサー長官の「スト中止命令」でゼネストを中止します。その後、1950年にはレッドパージが行なわれ、共産党員が公職から追放されました。そしてGHQマッカーサーの指導の元で総評が結成されたのです。しかし、反共労働運動を意図したナショナルセンター総評は三池炭鉱争議など先鋭化した労働運動をたたかって、「ニワトリからアヒルへ」や「昔陸軍、いま総評」とマスコミに揶揄されるほどの闘う組合への変身したのです。しかし、1954年に総評から分裂したのが「同盟」です。この労働センターは反共と労使協調路線を貫いていました。「労組は会社(資本)に協力することでパイを分け合う」という思想です。そして多くの組合の中に第2組合(御用組合ともいう)が作られて組合は分裂させられてきました。
私は元郵便局員ですたが、私の職場でも40年ほど前に激しい当局の介入で第2組合がどんどん作られていきました。何せ彼らは仲間を裏切り、「自分たちだけが出世したい」と考える自分勝手な労働者が中心でした。今は国民から総スカンの電力会社の組合ですが、戦後の電力産業労組といえば昔は闘う労組でした。しかし、分割民営化後は経営側から激しい攻撃を受けて少数組合となり最後は解散してしまいました。第1組合は資本による攻撃に血と涙のたたかいをして来たのです。そんな分裂組合が主導権を握って1989年に総評と同盟など民間労組が一緒できたナショナルセンターが「連合」です。
ですから、「会社が原発を進めるなら我々はそれを支える」という考えの「連合」本体は一貫して企業寄りで「原発推進派」です。総体が企業寄りで安倍政権さえも支えることにも何の矛盾も感じない「連合」ですが、その中にも自治労や教組や民間組合などまともな組合もあります。
以前同盟系の三菱重工の組合長がこんなことまで言ってました。「どこかで戦争が起これば戦争特需で私たちの給料が上がるんだが」とか公然と言い放つほどの労組なのです。
1980年代に中曽根康弘とNTT労組出身の山岸章の密談で「総評左派の国労を潰すために連合を作る」と話合ったと言われています。1988年に鉄の女、英国サッチャー首相は国有企業の電力労組解体のために電力自由化を行ったのですから、政府が労組へ介入するのはどこでも行われてきたことです。
神津連合会長と自民党二階幹事長との会談
時事通信よると、「10月26日に自民党の二階幹事長と連合の神津里季生会長が会談し、政策面で意見交換していくことで一致した。会談は、先の新潟県知事選などで連合との関係がぎくしゃくしている民進党をけん制する狙いがあるとみられる。同党の蓮舫代表が新潟県知事選で連合支援候補と対立する候補を応援したことから亀裂が生じた。連合は第2次安倍政権発足後の2013年3月、自民党と定期協議開催で一致したことがある。」とあります。これまでも連合は安倍政権とは二人三脚でやって来たのです。
ですから、連合が福島原発事故の反省もなく、2011年当時は「原発のことは話題にはしないでおとなしくしておこう」とう方針だったのでしょうが、ここに来て「もうほとぼりも冷めたことだから原発推進を積極的に掲げよう」とか「TPP」とか「アベノミクス」も何でも受け入れると密談で確認し合ったのかもしれません。彼らは生まれたときから「お金のためなら何でもします」というDNAによって行動しているだけなのでしょう。
目を覚ませ民進党!誰のための政治家か
民進党が連合の方針に従わなくて恥をかかされた神津連合会長が怒っているそうですが、「それくらいでくじけていてどうする民進党。自民党を見よ。TPPで農民を切り捨てても、したたかにフォローするリップサービスも忘れずやってるではないか」と。民進党の肝っ玉が小さいからから連合ごときに振り回されるのです。
「連合の中の僅か20万人の電力総連という不心得者がいたからといって、それに振り回されて、国民の圧倒的多数の『脱原発』を望む有権者にそっぽを向いてどうするんだ。ここは電力総連労組の気持ちも分かるが、未来の日本のために私は動きます」と、正々堂々となぜ言えないのでしょうか。
民進党の中にも反原発派の政治家はいます。辻元清美さんや阿部知子さんなどは個人後援会があるから連合の応援はそんなに必要なのでしょうが、それでも連合とはうまくやっています。連合のいいなりでいて市民にそっぽを向かれるよりも、正々堂々と自分の政策を掲げて、連合批判で減った票の何倍も無党派の市民票を稼ぐような肝っ玉の大きな政治家を育てようではありませんか。
新潟知事選で民進党は自主投票だったのですが、民進党の支持者の85%が米山候補に投票しています。驚いたことに自民党支持者の30%が米山候補に投票しているのです。しかも無党派の有権者の2/3が米山候補へ投票しているのです。要は政策本意で有権者は投票するのです。今回の新潟県知事選で勝った要因を米山知事は「原発再稼働が大きな争点になったことは事実ですが、『いのちと暮らしを守る』という私の政策が支持されたのだと思います。共産党が支持しているなどは関係ないと思います。」と話しています。まさにその通りでしょう。
総選挙で野党共闘を実現させよう
安倍政権は11月の始めにはTPPを衆院で可決させようと企んでいます。民進党は参院選では岡田代表の英断で野党共闘が実現しました。ところがここに来て、実質的には野田元首相が実権を握っている蓮舫執行部の民進党は「共産党が自主的に全各選挙区で候補を下りてほしい」という何と虫のいい話を持ち出しているのですが、それでは野党共闘ではありません。民進党と共産党などによる政策協定が必要です。民進党は野党分裂なら与党2/3の壁を破ることなどできっこないのです。野党共闘しなくてボロ負けするか、共産党と共闘して安倍政権の暴走を食い止めるのか、国民有権者の圧倒的多数の支持がどっちなのかを考えれば自ずと答えは出るでしょう。建前だけ「速やかな脱原発」を掲げて二枚舌で国民を瞞す安倍政権の真似をするのではなく、中身のある「脱原発」政策を掲げれば野党共闘は明日にでも実現するのです。
さすがに小沢一郎氏を天敵のように憎んでいた野田幹事長も小沢さんと会談したと11月1日の朝日新聞は伝えています。連合を作って労働運動を分裂させたのは日本の支配者です。野党共闘を分裂させようとして画策しているのもきっと同じでしょう。橋下維新を使って安倍政権の別働隊を作ったり、民進党にくさびを打ち込んだりすることは支配者にとってはたやすいことなのです。そんな策動を防ぐ有効な手立ては残念ながらありませんが、オープンな政策議論を深めて、この国の将来のために今何が最も必要な政策なのかを国民的な議論を巻き起こして野党共闘を実現させましょう。そして最後には有権者が審判を下すのです。それが新潟県知事選から私たちが学んだ真実です。それにしても大阪市民はこの国にとって最良の審判を1日も早く下してほしいものです。
by nonukes
| 2016-11-04 20:17
| 小坂農園 薪ストーブ物語
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