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小坂正則の個人ブログ

脱原発大分ネットワークの総会及び映画「日本と原発」の試写会を開催します

脱原発大分ネットワークの総会及び映画「日本と原発」の試写会を開催します
小坂正則
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これまで22年の経過について

1993年10月に脱原発大分ネットワークを結成して22年目になりました。故松下竜一さんと仲間たち20名弱がコンパルホール和室の狭い部屋に集ったのはつい昨日のような気がします。
 それは、ちょうどチェルノブイリ以後2年目の88年2月に別府の主婦の呼びかけで全国的に盛り上がった出力調整実験反対運動から5年目の10月でした。
 あの全国的な盛り上がりはいったい何だったのだろうかというほど、脱原発運動に沈黙の時が一気に訪れていた時期だったのです。チェルノブイリ原発事故から2年目の88年前後には、大分県内でも20以上の反原発・脱原発を訴える何らかの市民運動グループが出来ていました。
 私はチェルノブイリ事故以後、「伊方原発に反対する大分市民の会」を作って活動していたのですが、93年に全県下のグループに結集しようと呼びかけて、現在のネットワークが結成されたのです。
 正確に言うと、88年には「情報交換のネットワーク」として「脱原発大分ネットワーク」は出来ていました。そこに住所や電話番号や名前などを登録しておけば、情報をもらうことが出来るという、ゆるやかな情報交換の場でした。しかし、その名簿を使って情報発信を行う団体が5年が過ぎたら、実質的に私たちの団体だけになってしまっていたので、「みんなで一緒になろう」ということになったのです。その結成総会報告文に書いた故松下竜一さんは「小坂君が呼びかけ文を100通以上送ったが、結成総会に集まった仲間はわずか十数名でした」と『つゆくさ通信』に書いています。
 市民運動は盛り上がったり沈滞したりという運動の波を覚悟しなければなりません。大半の市民運動には利害関係がないので、運動を続けるモチベーションを保つには、自らに問いかけ続けるしかないのです。ですから、どうしてもだんだん仲間は減ってくるのです。私は少数の運動はだめだとは思いませんし、正義はいつも少数の中から生まれるとも思っていません。「生あるものはいつかは滅びる」ように、始めあれば終わりがあるからです。それぞれが自由にいろんな運動や生き方を繰り広げて、そこから何か自分にあった世界を作れたら、それでいいと思います。
 今回の総会には誰か講師を呼ぼうかという議論の末に、そのために人集めの苦労をするよりも自然体で行こうということで、映画「日本と原発」を上映することになりました。ぜひみなさんご参加ください。

なお、映画鑑賞は500円を出せば誰でも参加出来ます。

内 容:脱原発大分ネットワーク総会
    原発関連のビデオ鑑賞
日 時:5月31日(日)13時から16時頃
    13時から映画「日本と原発」上映 
映画鑑賞料500円
      15時から総会
場 所:松明楼(小坂自宅内)
    大分市田の浦12組
     (高崎山バス停徒歩10分)
連絡先:090-1348-0373(小坂)

by nonukes | 2015-05-21 19:53 | 脱原発大分ネットワーク | Comments(0)

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