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小坂正則の個人ブログ

安倍晋三独裁国家をめざす官邸暴走を止められるか

安倍晋三独裁国家をめざす官邸暴走を止められるか
小坂正則
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写真の古賀茂明氏の著書と私の文章は全く関係ありません

これまでの国会の常識が通用しない安倍政権

日本の政治は議員内閣制ですから、国会で選任された総理大臣が組閣した内閣が政治の実務を担うことになるのですが、戦後の内閣は憲法解釈など、前例にならって、歴代の内閣が解釈してきた憲法解釈の範囲で、政治の実務を執行してきたものです。例えば武器輸出三原則や集団的自衛権行使の否定など、国家の重大な政治方針については歴代内閣の方針を受け継いできたものです。この内閣なら「非核三原則」なども平気でかなぐり捨てるのではないかと、私は非常に心配です。
安倍内閣になってから、ことごとく、これまでの閣議決定で決まったことを覆して、新たな方針を閣議決定しています。もちろん閣議で決まったことが永遠に変わらないということはないのですから、情勢の変化によって政治の方向が変わることはあり得るのですが、外交や防衛という非常にデリケートな問題をいともたやすく変えることは、諸外国の信頼や友好関係を損なう大きな要因となるでしょう。
私は「これほど簡単に日本の政治方針が一内閣で変えられる」ことに驚いています。これまで議員内閣制では、総理大臣は大統領などに比べて自由に行使できる権限は少ないと教わったのですが、そんなことはないことが分かったのです。官邸には、これほど大きな権限があったのです。
また、この間の「集団的自衛権の行使容認」という方針転換を行うにあたって、内閣法制局の局長人事に手を突っ込んで、「行使容認」の局長をすげるという介入人事やNHKの会長に自分の息のかかった人間を送り込むなどという露骨な政治的介入は憲法で保障された三権分立や報道の自由などを脅かす安倍政権による独裁国家への官邸暴走以外の何ものでもないでしょう。

安倍政権の暴走を支える自民党国会議員の数の力

小泉内閣でもイラクへ自衛隊を派遣するための時限立法を作って、イラクへ自衛隊を送り込んできたのですが、それでもすったもんだを繰り返して、国会で議論が重ねられました。強引な小泉首相であっても、これほど簡単に解釈改憲を行ったことはありません。
なぜ、安倍晋三首相はこれほど強引に、しかも無茶苦茶な政治が出来るのでしょうか。その理由の一番大きな要因は衆参における圧倒的な数の力があるからです。イスラム国の人質事件の失敗を演じた首相の責任も一切取ることもなく、閣僚の政治資金規正法に抵触する数々の疑惑にも閣僚の首をすげ替えたら、それで終わりという横暴な国会審議ぶりです。このような圧倒的な数の力に国会の機能は完全に麻痺させられてしまっているのです。
これまで歴代の自民党政権も小泉政権の一時以外は参議院と衆議院のねじれが続いていて、野党の抵抗で暴走を止めることが出来ていました。ところが衆参で圧倒的な数を自民党が取ったために、自民党はまともな国会審議をしなくなってしまったのです。
このような状態にした責任は全て有権者にあるのですが、ではなぜこのように国政選挙で自民党の圧倒的な勝利を許してしまったのでしょうか。
その理由の1つは小選挙区制度の弊害があります。市議選よりも小さな選挙区で選挙が行われることや、死に票が多くて、比較第一党が総ざらいできるという方法です。このような弊害は導入される前から言われていたことです。自民党の派閥政治をやめさせるためというお題目で導入された小選挙区制度ですが、自民党の派閥を解消することは見事に実現したのですが、ついでに日本の民主主義も一緒に解消させる大きな原因となってしまいました。私は死人に鞭を打ちたくはありませんが、土井たか子さんの過ちが今でも忘れられません。94年に土井衆議院議長が日本新党の細川首相と野党の河野洋平氏の2人の中を取り持って土井仲裁で、この悪法は成立したのです。私はあの時、「土井さんは何でこんなバカな真似をしたのだろうか。この選挙制度は歴史に残る最悪のものだ」と思った記憶があります。

来年の参院選で民主を中心にして自民党の過半数割れを起こすしかない

このような数の力による自民党安倍内閣の暴走を止めるには2つの方法しかありません。1つは安倍が病気になって、首相を辞めることですが、これは他力本願です。2目は来年の参院選で自民党をぼろ負けさせることです。何せ自民党には腰巾着の公明党がついているので、これが小選挙区では自民党は圧倒的に有利です。しかし、池田大作氏の死亡をそんなに長い間隠すこともできないでしょうから、いずれ公表するでしょう。すると創価学会の中で大きな跡目争いが生まれます。すると内紛が分裂騒動となり、公明党の左派が生まれる可能性があります。公明党の中で分裂騒動が起こって、政局を揺るがすことになるかもしれません。
公明党の分裂という図式も他力本願ですが、健全野党の再編が第二の図式です。
この間、民主党の岡田代表の発言から民主党の左ぶれがあります。そもそも岡田代表は中間派ですが、自民党や維新などが右寄りになればなるほど、民主党は左に追いやられる結果になります。そこしか、有権者の支持を得る基盤がないからです。おまけに憲法改正などや自衛隊の海外への派遣がいつでも出来るようになるという「集団的自衛権の行使容認」の関連法案が国会に出てくれば、野党として反対の立場に立つ必要に迫られることでしょう。そこで、多くの国民や市民の思いを受けて、民主党内のハト派の人たちと市民による共闘を生みだし、社民党や一部維新や生活の党などによる参院選での統一比例名簿などの闘い方が実現できるような状況を作り出すのです。その接着剤のような役目が極小政党の「緑の党」にあると私は思っています。

安倍政権の高支持率は経済政策の破綻で一気に終わってしまう

アベノミクスの破綻は偶然にも先送りされています。その大きな理由は原油安です。円安による国内の中小企業の原材料費の高騰により、大企業に比べて中小企業の経営は随分苦しくなっていますし、国民所得は何年にも及んで実質マイナスです。そんな中で、公共事業と株高によって演じられている好景気の状態は、そんなに長続きはしないでしょう。中国の景気後退から一気に日本の不況が訪れるかもしれません。また、海外の日本国債に対する評価が一気に下がって、国債の利率が上がれば、それだけで、利息を払うための赤字国債の発行が増えて、国債と日本株の暴落が訪れることでしょう。
今のような安倍人気はあと1年は持たないと思います。その時こそ、安倍政権を倒す絶好のチャンスだと私は思っているのです。アベノミクスの化けの皮を剥がす時は必ず来ることでしょう。
by nonukes | 2015-03-01 16:24 | 「緑の党」をつくろう! | Comments(0)