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小坂正則の個人ブログ

「ちょうどいま中東に行けるのだからオレはツイている」やはり安倍首相は病気だ

「ちょうどいま中東に行けるのだからオレはツイている」やはり安倍首相は病気だ
小坂正則
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元福田首相の親父が首相の頃、同じようにテロ事件が起きました。1977年のダッカ日航機ハイジャック事件では福田赳夫首相(当時)が「一人の生命は地球より重い」と述べ、身代金支払いと超法規的措置として過激派メンバーを釈放し、世界中から批判を浴びたのです。しかし、その後小泉首相の元で2004年4月に3名が誘拐され、自衛隊の撤退などを求められたが、イラク・イスラム聖職者協会の仲介などにより解放された事件と同年10月に1名が誘拐され、その後に殺害された事件がありました。
日本政府は原則として身代金目的の誘拐事件に対して身代金を出すことはないと決めているそうです。ですから、安倍首相が「身代金を払うことはない」というのはもっともなのですが、それにしても犯人との交渉や接触のためには、頭から「お金を払う意思はない」と、一方的に決めつけて、公式の場で発言するのは余りにも能がなさ過ぎるのではないでしょうか。
安倍首相にあるのはとにかく「集団的自衛権の行使できる国」にすること、「積極的平和主義」という名の「戦争ができる軍隊を作ること」しか頭にはあいようです。そして、最終的には憲法改正がゴールなのでしょう。
そのためには何でもやる気だし、何でもできるという自信にみなぎっているのです。その1つがNHKを乗っ取ることであり、原発を維持して核武装のできる技術を維持することである、そのためには原発を他国へ売り込むために原子力規制庁を「原子力推進庁」へと衣替えすることでしょう。そのほか、第二次安倍内閣ができてから安倍首相が行ったことと言えば、みなこれまでも首相ではやらなかったあからさまに自分と同じ意見の者だけを重要なポストに据えるということをやって来たのです。民主主義とは様々な意見の者が多様性を尊重しながら、最終的には話し合いで合議するというのが原則です。だからこれまでの歴代の首相は自分とは異なる意見の者でも重要なポストには据えていました。つまり、余りにもあからさまには自分の色を出さないようにしてきたのです。そこが総理大臣の器の大きさでもあったのです。
しかしこの方はそんな了見は全くありません。この方は自分だけが正しくて、自分を批判する勢力は全てを徹底的に排除する気しかないのです。その1つが翁長沖縄県知事が面会を求めても首相どころか官房長官さえも一切会おうとはしないのです。知事と会って「互いに考えは違うかもしれないがよろしく頼むよ」と、いえば男を上げることもできるし、度量が大きいと周囲の人間が思ってくれるのです。しかし、そんなことはできない非常に気の小さな人間なのです。

こんな小心男を自民党はいつまで首相にしておくつもりだ

「独裁者は孤独だ」とよくいわれます。独裁者は周りの者が自分を裏切ってこそされるのではないかと不安でしょうがないのです。だから北朝鮮でも独裁者がナンバー2の人間を粛正するというのはよくあることです。ソ連でもスターリンはトロツキーを追放し、最後は刺客を送って殺してしまうのです。
これとほとんど同じように、安倍首相は孤独で誰も信用できないのでしょう。特にマスコミは信用できないから、総選挙前に報道規制の文章を送らせたり、テレビの生出演の時にいきなり怒り出したりするのでしょう。しかし、マスコミの経営者たちは「王様は裸だ」とは誰も言う勇気がないのです。ましてや自民党の閣僚も、国会議員の良識派の人々も「王様は裸だ」とか「安倍は病気だ」などとは思っていても決して口には出せないのです。秘密保護法が昨年の12月からいよいよ施行されましたので「安倍は病気だ」は日本の特定秘密に指定されていることでしょう。
その証拠の1つが週刊ポストによってすっぱ抜かれた「今回の外遊を時期が悪過ぎるので延期してほしいという外務省の提案を蹴って、今が絶好のチャンスだ」と、いきり撒いたことが1つの証拠です。外務省はイスラム国に人質になっている2人のこともあり、フランスのテロ事件のこともあり、何かあったら大変だと思って止めたのでしょう。
普通の首相だったら、「そうか、お前たちがそんなに言うなら延期しようか」と、従うところなのですが、何せこの御仁は躁鬱の気があるので、自信にみなぎっている時は「矢でも鉄砲でも持って来い」と、やたらと元気がいいようなのです。しかし、いったん落ち込んだらもうだめで、深く沈み込んでしまう性格のようです。

一刻も早く倒閣して、新しい内閣を作り直すべきだ

彼は明らかに首相としての能力や才覚がありません。
日本の首相は国会議員の中から選挙で選ばれる議院内閣制の方式です。ですから、日本では大統領制度の国々のように強大な権力を有してはいないのです。
しかし、彼は自分は国家権力の代表だから、閣議決定さえ行えば、憲法の読替えもできるし、閣議決定で憲法を解釈改憲することもできると思っているのです。現にそうしています。これは立憲主義違反です。
つまり、最高裁は違憲立法審査権を行使できるのですが、この時期が確実に迫っているように感じます。ただ、最高裁長官も長年の自民党政府の意によって右よりの人間が雁首をそろえているのではたして、違憲立法審査権を行使するかどうかは微妙です。
ただ、これだけ異常な人間を首相に据えておくことはこの国がとんでもない方向に進み、国民や周辺国が不幸に陥れられるだけです。一刻も早く自民党は内閣不信任案を提出するか、安倍を強制入院させて、新しい内閣を作るべきです。


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安倍首相中東訪問 外務省は時期悪いと指摘も首相の反応は逆
週刊ポスト2015年1月26日


安倍晋三首相は、1月17日~21日にかけて中東歴訪を行なったが、出発前の1月7日にフランスで週刊紙銃撃テロ事件が起きると、外務省内から今回の首相の中東訪問は「タイミングが悪い」という声が上がった。
ところが、安倍首相の反応は逆だった。官邸関係者がこんな重大証言をした。
「総理は『フランスのテロ事件でイスラム国がクローズアップされている時に、ちょうど中東に行けるのだからオレはツイている』とうれしそうに語っていた。『世界が安倍を頼りにしているということじゃないか』ともいっていた」
周囲はその言葉を聞いてさすがに異様に感じたという。関係者が続ける。

「総理は総額25億ドル(約3000億円)の中東支援についても、『日本にとってはたいしたカネではないが、中東諸国にはたいへんな金額だ。今回の訪問はどの国でもありがたがられるだろう』と自信満々で、常人の感覚とは違うなと感じた」
テロは対岸の火事で、自国民の人質には一顧だにしないのが「積極平和外交」の実態だったのか。
そして現地で情勢は一転する。1月20日に日本人2人の殺害予告ビデオ公開を受けてイスラエルで記者会見に臨んだ安倍首相の顔からはすっかり自信が消えていた。
会見ではプロンプターの文字を必死に追って話すのが精一杯で、外国メディア記者からの「日本の過去の身代金支払いが原因ではないか」という質問には一言も答えなかった。
安倍首相は「テロとの戦い」をことさら強調し、フランスのテロ事件を「ツイている」と喜びながら、米国のケリー国務長官をはじめ、英、独の首相はじめ40か国以上の首脳が集まった追悼式典(1月13日)には無視を決め込んだ。日程的余裕があったにもかかわらず、山梨の別荘で休暇を過ごしながら祖父と父の墓参りで「衆院選勝利」を報告し、式典に駐仏大使を出席させただけだった。
フランスで起きたテロは外交パフォーマンスに都合のいい対岸の火事と捉え、まさか日本が標的になるという洞察も備えもなかったことがわかる。

※週刊ポスト2015年2月6日号
by nonukes | 2015-01-26 18:21 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

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