2014年 11月 15日
安倍政権の「集団的自衛権行使」「原発再稼働」「アベノミクス」には何の道理もない
安倍政権の「集団的自衛権行使」「原発再稼働」「アベノミクス」には何の道理もない
小坂正則
こんな悪夢のような政治は終わりにしよう
「福島の放射能はアンダーコントロールされている」とJOC総会で演説し、「川内原発は世界最高水準の安全性が保たれている」という、安倍首相ほど国民にウソをつき国民をバカにして、私たちを翻弄し続ける首相がこれまでいただろうか。2年前に起きた悪夢が私には忘れられない。財務省に騙されて、財務官僚の手駒のように消費増税を掲げて、民主党を墓場へ追い込んだ野田政権には無性に腹が立ったが、今考えたらまだ野田の方が可愛かった。
ウルトラ右翼で、ヘイトスピーチを繰り返す「在特会」と考えが同じ安倍晋三に政権を取られてしまった、この2年間は戦後日本史の中でも最悪の歴史を刻んでいるとしか、私には思えない。短命に終わった福田政権にはまだ、知性があった。麻生政権は漢字が読めなかったが、ついつい本音が見えて分かりやすかった。しかし、この男は国会答弁でも、相手の質問にはまともに答える気さえない。わざとトンチンカンなことを言ってはぐらかして聞いてもいない持論を振りまいたり、大声で相手を威嚇して国家権力の威力を見せつける。「私が最高権力者なのだ」といって憲法さえも自由に読み変えられると思っている。「集団的自衛権の行使が憲法に反しないか」という民主党の質問に対して、「私が一国の首相なのだから、私がこの国の最高責任者だ。だから私が答弁するのが当たり前だ」と、内閣法制局長官への質問を自分が答えようといきり立っていた。日本の三権分立制度では最高権力は議会と政府と裁判所に分離されていることを安倍は知らないようだ。
この2年間を振り返ったら、安倍政権に何の成果もない
「安倍政権は何をやったか」と問われたら、まずは日銀の独立制を一方的に剥奪して、自らの政権延命のために異次元の金融緩和という名でジャブジャブと市場に円をばらまいた。そして、自民党特有の赤字国債で公共投資を進めた。だから一時的には好景気になったように見えたが、その分、次の世代へのツケが増えるだけだ。そして赤字国債が1千兆円以上に膨らんでしまった。そして成長戦略と言って、何をやったかと言えば、絶対にやってはならない原発を海外に売り込むことと、武器輸出三原則をかなぐり捨てて、死の商人になって世界中に日本の武器を売り歩いた。それがアベノミクスの正体だ。
それでこの2年間、確かに行きすぎた円高は止まったが、今度は円安で中小企業や国民は物価高で生活が苦しくなった。株は確かに上がったが、株を持っている国民はわずか3%に過ぎない。そんな3%の国民の暮らしがよくなっても非正規雇用の若者やシングルマザーの貧しい人々の暮らしがよくなることはない。
その上、円安で海外投資家の一時的な買いで株価を上げて景気がよくなったように演出して、「アベノミクス」がさも不況脱出の決め手のようにウソの宣伝を御用マスコミを使って流すことで、景気回復による正規雇用を夢見る若者の支持を増やしてきた。
また、閉塞状況の政治や経済に先が見えない若者に「決断できる政治」や「強い日本」を演出するために、靖国を参拝して中国や韓国を挑発し、復古主義の戦前の政治体制に歴史の歯車を逆回しにしようと企んできた。
それが特定秘密保護法であり集団的自衛権の行使だし、その先には憲法改正から徴兵制まで用意している。明日の暮らしに夢を持てない若者は、「どうせおれたち幸せになれないなら、いっそのこと戦争でもあってみんなが不幸になればいい」という若者を安倍は引きつけた。
脱原発社会を切り開くために、自民党安倍政権を倒そう
昨年の暮れに実施された「エネルギー基本計画」のためのパブコメに1万9千あまりのコメントがあり、その94%が脱原発を求めていて、原発推進はわずか1%だったという記事が11月12日の朝日にあった。政府は4月に出した「エネルギー基本計画」の中で、パブコメの比率を出さないまま、再生可能エネルギーの目標値も出さずに、逃げに逃げ回っている。そして、川内原発の再稼働を強行しようとしている。その安倍の野望をうち砕くためには今回の何の道理もない解散総選挙でしっぺ返しをさせなければならない。
そして、いまなぜ衆院を解散して選挙をやるのかと言えばハッキリしている。この先安倍政権の支持率が上がる要素が全くないから、支持率が下がる前に選挙をやって少しでも痛みを少なくしようという姑息な考えからだ。この選挙で安倍政権が再選されたら、今以上に何でもかで独裁政権ぶりの強権政治をやるだろう。集団的自衛権でドンドン世界中に自衛隊を送り込んで戦争ごっこを繰り返すだろう。規制庁の委員を次々に変えて「規制庁」を「推進庁」にして原発も次から次に再稼働させるように仕組むだろう。
こんどの総選挙は棄権しなくて投票に行こう
そんな安倍政権を倒すためには、民主党を中心にした野党をせめて過半数を取らせるようにしなければならない。次世代の党は原発推進で憲法改正派なので、これと、みんなの党の渡辺は自民党に行くか引退するだろうから、それと分かれた勢力と橋下を除く維新には勝ってもらわなければならない。維新を私は好きではないが、なぜ多くの国会議員が民主から維新に逃げていったかと言えば、「次の選挙に民主では勝てない」と思ったからで、維新の議員がみな橋下と同じ考えというわけではない。みな自分が可愛いのだ。だからみんなの党も同じこと。ここは維新よりもっとまともかもしれない。原発反対だから。もちろん社民や共産も一定の議席を確保してほしいが、小選挙区で自民党に対抗できるのは野党統一候補しかいない。だから私は民主を中心とした野党統一候補を原則として応援する。大分一区の吉良は悩むところだけど、今度は断腸も思いで吉良に入れようと思っている。原発と戦争が好きな吉良を支持するわけでは決してないが、自民党の穴見を当選させるわけにはいかないからだ。消去法で吉良が残っただけだ。
九州比例区は大分2区の社民候補に勝ってもらわなければならばいので社民党に入れる。それとも社民も民主と共闘出来たら、それに越したことはないが。とにかくあなたが棄権すれば、その分だけ、組織票の比率が伸びて、公明党と公明党におんぶにだっこの自民が有利になるだけだ。だから誰に入れるにしても、とにかく選挙に行こう!
小坂正則
こんな悪夢のような政治は終わりにしよう
「福島の放射能はアンダーコントロールされている」とJOC総会で演説し、「川内原発は世界最高水準の安全性が保たれている」という、安倍首相ほど国民にウソをつき国民をバカにして、私たちを翻弄し続ける首相がこれまでいただろうか。2年前に起きた悪夢が私には忘れられない。財務省に騙されて、財務官僚の手駒のように消費増税を掲げて、民主党を墓場へ追い込んだ野田政権には無性に腹が立ったが、今考えたらまだ野田の方が可愛かった。
ウルトラ右翼で、ヘイトスピーチを繰り返す「在特会」と考えが同じ安倍晋三に政権を取られてしまった、この2年間は戦後日本史の中でも最悪の歴史を刻んでいるとしか、私には思えない。短命に終わった福田政権にはまだ、知性があった。麻生政権は漢字が読めなかったが、ついつい本音が見えて分かりやすかった。しかし、この男は国会答弁でも、相手の質問にはまともに答える気さえない。わざとトンチンカンなことを言ってはぐらかして聞いてもいない持論を振りまいたり、大声で相手を威嚇して国家権力の威力を見せつける。「私が最高権力者なのだ」といって憲法さえも自由に読み変えられると思っている。「集団的自衛権の行使が憲法に反しないか」という民主党の質問に対して、「私が一国の首相なのだから、私がこの国の最高責任者だ。だから私が答弁するのが当たり前だ」と、内閣法制局長官への質問を自分が答えようといきり立っていた。日本の三権分立制度では最高権力は議会と政府と裁判所に分離されていることを安倍は知らないようだ。
この2年間を振り返ったら、安倍政権に何の成果もない
「安倍政権は何をやったか」と問われたら、まずは日銀の独立制を一方的に剥奪して、自らの政権延命のために異次元の金融緩和という名でジャブジャブと市場に円をばらまいた。そして、自民党特有の赤字国債で公共投資を進めた。だから一時的には好景気になったように見えたが、その分、次の世代へのツケが増えるだけだ。そして赤字国債が1千兆円以上に膨らんでしまった。そして成長戦略と言って、何をやったかと言えば、絶対にやってはならない原発を海外に売り込むことと、武器輸出三原則をかなぐり捨てて、死の商人になって世界中に日本の武器を売り歩いた。それがアベノミクスの正体だ。
それでこの2年間、確かに行きすぎた円高は止まったが、今度は円安で中小企業や国民は物価高で生活が苦しくなった。株は確かに上がったが、株を持っている国民はわずか3%に過ぎない。そんな3%の国民の暮らしがよくなっても非正規雇用の若者やシングルマザーの貧しい人々の暮らしがよくなることはない。
その上、円安で海外投資家の一時的な買いで株価を上げて景気がよくなったように演出して、「アベノミクス」がさも不況脱出の決め手のようにウソの宣伝を御用マスコミを使って流すことで、景気回復による正規雇用を夢見る若者の支持を増やしてきた。
また、閉塞状況の政治や経済に先が見えない若者に「決断できる政治」や「強い日本」を演出するために、靖国を参拝して中国や韓国を挑発し、復古主義の戦前の政治体制に歴史の歯車を逆回しにしようと企んできた。
それが特定秘密保護法であり集団的自衛権の行使だし、その先には憲法改正から徴兵制まで用意している。明日の暮らしに夢を持てない若者は、「どうせおれたち幸せになれないなら、いっそのこと戦争でもあってみんなが不幸になればいい」という若者を安倍は引きつけた。
脱原発社会を切り開くために、自民党安倍政権を倒そう
昨年の暮れに実施された「エネルギー基本計画」のためのパブコメに1万9千あまりのコメントがあり、その94%が脱原発を求めていて、原発推進はわずか1%だったという記事が11月12日の朝日にあった。政府は4月に出した「エネルギー基本計画」の中で、パブコメの比率を出さないまま、再生可能エネルギーの目標値も出さずに、逃げに逃げ回っている。そして、川内原発の再稼働を強行しようとしている。その安倍の野望をうち砕くためには今回の何の道理もない解散総選挙でしっぺ返しをさせなければならない。
そして、いまなぜ衆院を解散して選挙をやるのかと言えばハッキリしている。この先安倍政権の支持率が上がる要素が全くないから、支持率が下がる前に選挙をやって少しでも痛みを少なくしようという姑息な考えからだ。この選挙で安倍政権が再選されたら、今以上に何でもかで独裁政権ぶりの強権政治をやるだろう。集団的自衛権でドンドン世界中に自衛隊を送り込んで戦争ごっこを繰り返すだろう。規制庁の委員を次々に変えて「規制庁」を「推進庁」にして原発も次から次に再稼働させるように仕組むだろう。
こんどの総選挙は棄権しなくて投票に行こう
そんな安倍政権を倒すためには、民主党を中心にした野党をせめて過半数を取らせるようにしなければならない。次世代の党は原発推進で憲法改正派なので、これと、みんなの党の渡辺は自民党に行くか引退するだろうから、それと分かれた勢力と橋下を除く維新には勝ってもらわなければならない。維新を私は好きではないが、なぜ多くの国会議員が民主から維新に逃げていったかと言えば、「次の選挙に民主では勝てない」と思ったからで、維新の議員がみな橋下と同じ考えというわけではない。みな自分が可愛いのだ。だからみんなの党も同じこと。ここは維新よりもっとまともかもしれない。原発反対だから。もちろん社民や共産も一定の議席を確保してほしいが、小選挙区で自民党に対抗できるのは野党統一候補しかいない。だから私は民主を中心とした野党統一候補を原則として応援する。大分一区の吉良は悩むところだけど、今度は断腸も思いで吉良に入れようと思っている。原発と戦争が好きな吉良を支持するわけでは決してないが、自民党の穴見を当選させるわけにはいかないからだ。消去法で吉良が残っただけだ。
九州比例区は大分2区の社民候補に勝ってもらわなければならばいので社民党に入れる。それとも社民も民主と共闘出来たら、それに越したことはないが。とにかくあなたが棄権すれば、その分だけ、組織票の比率が伸びて、公明党と公明党におんぶにだっこの自民が有利になるだけだ。だから誰に入れるにしても、とにかく選挙に行こう!
by nonukes
| 2014-11-15 13:48
| 脱原発大分ネットワーク
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