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小坂正則の個人ブログ

香港学生デモが政府との対話を実現。彼らの終わりなき闘いは続く

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香港学生デモが政府との対話を実現。彼らの終わりなき闘いは続く
小坂正則

9月28日から続けられてる、香港学生たちの道路占拠デモにより、21日に及ぶ長期の闘いの結果、10月21日に香港政府との初めての対話が実現した。話し合いの結果は、学生たちの要求は何も受け入れられることはなかった。あらかじめ香港政府によって選ばれた「選挙委員会」(1200人)による過半数の推薦がなければ行政長官選挙へ立候補できないという制度を撤廃して、「香港市民の一定の支持があれば誰でも自由に行政長官選挙に立候補できる制度に変更する」という、彼らの要求はあまりにも当然の普通選挙の要求なのだが、民主的な選挙を求める人々の当然の要求だから、中国共産党習政権は認めることが出来ないのだろう。

中国一党独裁習政権は張り子の虎

中国国内では毎日全国で数百カ所で暴動が起こっており、その鎮圧に警察や軍隊が暴力によって押さえつけているという現実があると西側メディアは伝えている。特に台湾の独立運動や新疆ウイグル族の分離独立運動と中国本土で民主化を求める地下活動家などの動きと、香港の学生運動が連動することを習政権は最も恐れているのだ。
だから、中国共産党は、どんな強行策を取っても、学生たちの要求を飲むことは出来ない。学生たちの要求を飲むということは中国共産党の一党独裁体制の崩壊を意味するからだ。だから、中国政府は年率8%という高度成長を続けて、政治には不満はあるが、生活は豊かになっているという中国国民15億人の懐に金をつぎ込み続けることで政権を維持しているのだ。だから経済成長が止まったら、一気に国内では民衆による暴動が起きて共産党一党独裁政権は崩壊すると言われてる。

香港学生たちの闘いを支えているのは世界中の市民の力だ

今回、香港政府が学生たちとの話し合いに応じたのは、香港政府の一定の誠意を見せて、学生たちの道路占拠を支持する市民と学生の間の一体感に分断と対立を作りたいという思惑もあったのだろう。香港では学生たちのデモの長期化に対して商店主などによる反発も起きており、「話し合いに政府は応じたのだから、学生たちもデモをやめるべきだ」という世論を作り出したいのだろう。そして習政権は一気に軍隊を繰り出して、学生を鎮圧する時が間近に迫っているかもしれない。
しかし、香港の学生たちのたたかいに血の雨を降らせた、天安門広場にしてはならない。彼らの闘いを支えているのは自由と民主主義と平和を求める香港市民であり、世界中の人びとによる彼らへの支持があるのだ。

香港学生たちの正義の闘いは必ず勝利するだろう

彼らのたたかいは先の見えない非常に困難なたたかいだろうが、彼らのたたかいは1香港市民だけの闘いではない。かれらの闘いはパレスチナ市民によるイスラエルや米国の軍事的な強圧に屈しない自由と平和を求めるたたかいとも連動しているだろう。香港の学生たちの勇敢なたたかいが、世界中で分離独立のためにたたかう少数民族の人々や平和と民主主義を求めて独裁政権とたたかう人びとに勇気と希望を与えているのだ。アメリカやイスラエルや中国など、右の独裁も左の独裁もやがては民衆の力で打ち壊されるだろう。テレビに映った学生たちの、凛々しく、頼もしい姿を見て、私は久しぶりにすがすがしい心温まる気分になった。「香港の学生たちありがとう」と、私は言いたい。そして、まだまだ彼らの長く厳しい困難なたたかいは続くだろうが、1人の犠牲者も出すことなく、勝利を生むことを私は強く願っている。
by nonukes | 2014-10-22 01:16 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

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