2014年 08月 02日
イスラエルや米国の虐殺への抗議の意思はパレスチナ市民への医薬品や食糧物資の支援で示そう
イスラエルや米国の虐殺への抗議の意思はパレスチナ市民への医薬品や食糧物資の支援で示そう
小坂正則
「パレスチナ赤新月社」のボランティアによる救助活動
何もできない私には涙さえ枯れてしまいそうだ
よく、「悲し過ぎて涙が出ない」という言い方がある。または「涙が枯れてしまった」という言葉もある。生き地獄のような惨状がいままさにガザで起きているのだ。でも私は世界中の平和を願う市民の力をいまでも信じている。それは40年前の1975年4月30日に、私たちが米国の盗人どもから勝ち取った「ベトナムの平和」で実証された。あのとき私は大学3年生だった。1973年パリ合意で北ベトナムは米国との間で停戦合意成立。その停戦合意は北ベトナムによる南の解放戦線への裏切りだという新左翼の党派などがいた。しかし私は違うと思った。とにかく1人でも犠牲者を減らすことが単発銃と竹槍のような武器しか持っていない彼らの組織を守る最大の戦略だと直感的に思ったからだ。そして南ベトナムの資本家や米国の意のままにベトナムを裏切った売国奴たちは我先に難民となって海外へ逃げ始めた。そんな静かな闘いの2年間の停戦合意で南ベトナムの傀儡政権は自壊したのだ。それまでの長いベトナム解放のたたかいの歴史と共に私の青春もあった。何度ベトナム戦争反対のデモに参加したことだろうか。世界中の若者が米国政府やその戦争を支える日本政府に抗議したのだ。
一刻も早くガザにも停戦合意を勝ち取らなくてはならない。1人でもこれ以上の犠牲者を出さないために。そのためには、世界中で怒り、涙を流しながら、イスラエル大使館の前で抗議する市民に私は感謝する。殺人鬼のイスラエル軍の砲撃の中で取材するジャーナリストの勇気ある行動に私は感謝する。国境なき医師団やパレスチナの赤十字である「パレスチナ赤新月社」の隊員たちは自らも犠牲になるかもしれないのに勇敢に負傷者の救助活動を行っている。私には何も出来ない悔しさに、ただただ自分の無力さに涙を流しながらニュースを見ているだけだった。
誰でもできるガザ市民への支援の方法がある
それは医療物資や食糧をガザへ届けるためのカンパを送ることだろう。政府関係の組織などにカンパしたら医薬品が途中で消えてしまったり、パレスチナに送られるべき援助が逆のイスラエルに行くかもしれないのでカンパする組織は慎重に見極めなければならない。私はこれまでの実績から下の神奈川新聞にある「日本国際ボランティアセンター(JVC)」や「国境なき医師団」などが一番信用出来る組織だと思うのだ。
あなたのガザ平和への願いを形にするために支援金を送ろう。ガザでは手術をするためのメスや薬が大変不足しているそうなのだ。停戦合意が出来ったら支援物資を届けることができるという。私たちに今できるイスラエルや米国への抗議は、ガザの市民へイスラエルや米国のように爆弾をプレゼントするのではなく、医薬品と食糧をプレゼントすることだろう。
それは米国やイスラエルへの抗議の意思の表れとして示すことが出来ると私は確信している。でも、いくら私たちが医薬品をガザへ送っても死んだ子どもたちを生き返らせることはできない。
ガザのパレスチナ市民への支援を JVCが募金呼び掛け
【神奈川新聞】2014.07.25
パレスチナ自治区ガザへのイスラエル軍侵攻で子どもを含む一般市民の犠牲者が増え続けていることを受け、国際協力NGO「日本国際ボランティアセンター(JVC)」(東京都台東区、谷山博史代表)は医療物資と食料を購入するための資金支援を行う。現地団体の要請に応じたもので、「ガザの人々への支援をお願いしたい」と募金への協力を呼び掛けている。
JVCはガザ地区でNGO「アルド・エル・インサーン(AEI、人間の大地)」と共同し、栄養失調の子どもたちへの治療食の提供など母子保健活動を行ってきた。イスラエル軍の攻撃により、母子保健活動は一時停止に追い込まれ、AEIは現在、ガザ各地の避難所で被害者への診療や栄養ビスケットなど物資の配布を行っている。その中でJVCに支援要請があった。
募金方法はJVCのホームページ(http://www.ngo-jvc.net/)で、クレジット払い、コンビニ払いの手続きができる。また、郵便振込は、00190-9-27495「JVC東京事務所」(通信欄に「ガザ」と記入)。問い合わせは、JVC電話03(3834)2388。
ガザの声「今日も生きている。人類は今まで何を学んできたのか?ここには一切の正義は無い」
現地調整員 金子 由佳
2014年7月29日 更新
現地での死者が1,000人を突破した。そのほとんどが市民である。7月22日以降、有り難くも現地パートナーNGO、アルド・エル・インサーン(AEI:人間の大地)のスタッフとは連絡が取れている。家を壊されてしまったアマルはAEIの事務所に家族と避難していて、久しぶりに少しだが眠れるようになったという。砲撃の音は聞こえるが、「少し遠い」とのこと、少なくとも事務所周辺は今のところ安全なのがせめてもの救いだ。動ける他のスタッフは、AEI代表のアドナン医師と巡回診療に奔走し、体調を崩した母子の健康を見て回っている。衛生キットや 、栄養ビスケットの配布も行っている。現在事業のボランティアさんたちとも少しずつ連絡がとれ、多くの人の生存の確認がとれた。
7月26日未明(日本時間)、12時間の一時停戦のさなか、避難所で暮らす人々は、破壊された自宅にモノを取りに行ったり、現金を持っている人は少しでも食料を買い込もうと町に出たりしている。それでも道には瓦礫があふれ、その下には無数のバラバラになった死体が転がっていると言われる。不発弾もある、またいつ再戦されるも分からない。
今のところ米国のジョン・ケリー国務長官を中心とした停戦合意調整は決着せず、状況は未だ不透明で停戦も一時的なものだ。イスラエル側は徹底したハマスの掃討作戦に出たいようだが、一体彼らの言うハマスとは何かとも思う。一般市民が殺され続ける中で、こういった無意味で無慈悲で大規模な殺戮行為が新たな火種を生み、現在捨て身で抵抗しているハマスのような存在がすぐにまた生まれるのではないか?結果、永久にハマスというパレスチナ人の抵抗の思いそのものは無くならない。そう思わないのか?
今回、停戦案が関係国や国連主導で、出来ては消え、消えては出来てきた。しかし本日まで、ハマスとイスラエル側が納得する停戦案が出来ないままである。どちらがわがままを言っているのか?私には、180万の人間を7年もの間狭い地域に閉じ込めて、生殺与奪の権利を思うがままにし、今回も1,000人近い市民の命を奪いながら、「自分たちの主張こそ正しい」と言っている、イスラエルの方がよほどわがままに見える。
アマルは「人間は今までの歴史で何を学んできたのか?世界は結局強い者がやりたいようにやるようになっている。小さくされた人々は、踏みにじられて、死んでいくしかないのか?ここには一切の正義は無いのか、神様は人間に試練を与えているが、それでもこの試練は厳しすぎる、不平等なものだ」と言っていた。
私の29日に予定していたフライトが、テルアビブ空港へのロケット着弾でキャンセルとなった。このまま帰国が延期され続けるなら、ヨルダン経由の陸路で現地に入るほかない。また、この間日本で情報を発信し続けた私が現地で活動する事を拒まれて、イスラエルに入国させてもらえるのかも怪しくなってくる。現地が混とんとしているが、JVCでは緊急資金支援のための募金活動を開始している。是非ご協力をお願いしたい。
一方、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)をはじめ、国際機関を通じてのガザへの緊急物資搬入のアレンジも始まっている。 日本政府もガザへの支援に拠出を決定したと聞く。早く停戦をして、死者をこれ以上出さない事、それがまず先決だ。同時に、180万人を集団的に罰するガザ封鎖という根本問題を終わらせなければ、今回のような悲劇はまた繰り返される、そのことも忘れずに活動しなければならない。「ガザはいつでも緊急なんだ」いつだったか、知り合いのガザの医師が私に言った言葉が忘れられない。
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/palestine-report/2014/07/20140729-gaza.html#more
パレスチナ:MSF、ガザ地区シファ病院への爆撃を強く非難
「国境なき医師団」2014年07月30日掲載
http://www.msf.or.jp/news/detail/pressrelease_1502.html
パレスチナ・ガザ地区内のシファ病院が7月28日、攻撃をうけた。同病院は国境なき医師団(MSF)の外科チームも活動しているガザ全域の中核病院であり、MSFはこの攻撃を強く非難する。イスラエル軍が3週間前に「境界防衛」作戦を開始して以来、約2000人が身を寄せる病院へ爆撃があったことは、ガザ地区の民間人には安全な場所はなく、緊急援助の提供も難しいという現実を示している。
攻撃を受けた病院は4ヵ所に
爆撃を受けたシファ病院の外来施設内にはMSFの外国人スタッフ1人もいた。負傷者はいないものの、ヨーロッパ病院、アクサ病院、ベイトハヌーンに続き、7月8日以降被害に遭った医療施設として4ヵ所目となった。
「病院とその周辺への攻撃は決して容認できるものではなく、国際人道法の深刻な侵害です。いかなる状況においても、医療施設と医療従事者の保護・尊重は順守されなくてはなりません。しかし、現在のガザ地区では、病院でさえ、本来あるべき安全地帯となっていないのです」。パレスチナでMSF活動責任者を務めるトマソ・ファブリは訴える。
シファ病院への爆撃の1時間後には、ロケット弾1発がシャティ難民キャンプに着弾。多くの子どもが負傷し、シファ病院に搬送された。MSFの医療アドバイザー、ミシェル・ベックによると、運ばれてきた負傷者の3分の2が子どもだったいう。
米国内にもこんなに平和を求める市民が多数いるのです。親愛なる米国の平和を求める反戦退役軍人や市民のみなさん!
小坂正則
「パレスチナ赤新月社」のボランティアによる救助活動
何もできない私には涙さえ枯れてしまいそうだ
よく、「悲し過ぎて涙が出ない」という言い方がある。または「涙が枯れてしまった」という言葉もある。生き地獄のような惨状がいままさにガザで起きているのだ。でも私は世界中の平和を願う市民の力をいまでも信じている。それは40年前の1975年4月30日に、私たちが米国の盗人どもから勝ち取った「ベトナムの平和」で実証された。あのとき私は大学3年生だった。1973年パリ合意で北ベトナムは米国との間で停戦合意成立。その停戦合意は北ベトナムによる南の解放戦線への裏切りだという新左翼の党派などがいた。しかし私は違うと思った。とにかく1人でも犠牲者を減らすことが単発銃と竹槍のような武器しか持っていない彼らの組織を守る最大の戦略だと直感的に思ったからだ。そして南ベトナムの資本家や米国の意のままにベトナムを裏切った売国奴たちは我先に難民となって海外へ逃げ始めた。そんな静かな闘いの2年間の停戦合意で南ベトナムの傀儡政権は自壊したのだ。それまでの長いベトナム解放のたたかいの歴史と共に私の青春もあった。何度ベトナム戦争反対のデモに参加したことだろうか。世界中の若者が米国政府やその戦争を支える日本政府に抗議したのだ。
一刻も早くガザにも停戦合意を勝ち取らなくてはならない。1人でもこれ以上の犠牲者を出さないために。そのためには、世界中で怒り、涙を流しながら、イスラエル大使館の前で抗議する市民に私は感謝する。殺人鬼のイスラエル軍の砲撃の中で取材するジャーナリストの勇気ある行動に私は感謝する。国境なき医師団やパレスチナの赤十字である「パレスチナ赤新月社」の隊員たちは自らも犠牲になるかもしれないのに勇敢に負傷者の救助活動を行っている。私には何も出来ない悔しさに、ただただ自分の無力さに涙を流しながらニュースを見ているだけだった。
誰でもできるガザ市民への支援の方法がある
それは医療物資や食糧をガザへ届けるためのカンパを送ることだろう。政府関係の組織などにカンパしたら医薬品が途中で消えてしまったり、パレスチナに送られるべき援助が逆のイスラエルに行くかもしれないのでカンパする組織は慎重に見極めなければならない。私はこれまでの実績から下の神奈川新聞にある「日本国際ボランティアセンター(JVC)」や「国境なき医師団」などが一番信用出来る組織だと思うのだ。
あなたのガザ平和への願いを形にするために支援金を送ろう。ガザでは手術をするためのメスや薬が大変不足しているそうなのだ。停戦合意が出来ったら支援物資を届けることができるという。私たちに今できるイスラエルや米国への抗議は、ガザの市民へイスラエルや米国のように爆弾をプレゼントするのではなく、医薬品と食糧をプレゼントすることだろう。
それは米国やイスラエルへの抗議の意思の表れとして示すことが出来ると私は確信している。でも、いくら私たちが医薬品をガザへ送っても死んだ子どもたちを生き返らせることはできない。
ガザのパレスチナ市民への支援を JVCが募金呼び掛け
【神奈川新聞】2014.07.25
パレスチナ自治区ガザへのイスラエル軍侵攻で子どもを含む一般市民の犠牲者が増え続けていることを受け、国際協力NGO「日本国際ボランティアセンター(JVC)」(東京都台東区、谷山博史代表)は医療物資と食料を購入するための資金支援を行う。現地団体の要請に応じたもので、「ガザの人々への支援をお願いしたい」と募金への協力を呼び掛けている。
JVCはガザ地区でNGO「アルド・エル・インサーン(AEI、人間の大地)」と共同し、栄養失調の子どもたちへの治療食の提供など母子保健活動を行ってきた。イスラエル軍の攻撃により、母子保健活動は一時停止に追い込まれ、AEIは現在、ガザ各地の避難所で被害者への診療や栄養ビスケットなど物資の配布を行っている。その中でJVCに支援要請があった。
募金方法はJVCのホームページ(http://www.ngo-jvc.net/)で、クレジット払い、コンビニ払いの手続きができる。また、郵便振込は、00190-9-27495「JVC東京事務所」(通信欄に「ガザ」と記入)。問い合わせは、JVC電話03(3834)2388。
ガザの声「今日も生きている。人類は今まで何を学んできたのか?ここには一切の正義は無い」
現地調整員 金子 由佳
2014年7月29日 更新
現地での死者が1,000人を突破した。そのほとんどが市民である。7月22日以降、有り難くも現地パートナーNGO、アルド・エル・インサーン(AEI:人間の大地)のスタッフとは連絡が取れている。家を壊されてしまったアマルはAEIの事務所に家族と避難していて、久しぶりに少しだが眠れるようになったという。砲撃の音は聞こえるが、「少し遠い」とのこと、少なくとも事務所周辺は今のところ安全なのがせめてもの救いだ。動ける他のスタッフは、AEI代表のアドナン医師と巡回診療に奔走し、体調を崩した母子の健康を見て回っている。衛生キットや 、栄養ビスケットの配布も行っている。現在事業のボランティアさんたちとも少しずつ連絡がとれ、多くの人の生存の確認がとれた。
7月26日未明(日本時間)、12時間の一時停戦のさなか、避難所で暮らす人々は、破壊された自宅にモノを取りに行ったり、現金を持っている人は少しでも食料を買い込もうと町に出たりしている。それでも道には瓦礫があふれ、その下には無数のバラバラになった死体が転がっていると言われる。不発弾もある、またいつ再戦されるも分からない。
今のところ米国のジョン・ケリー国務長官を中心とした停戦合意調整は決着せず、状況は未だ不透明で停戦も一時的なものだ。イスラエル側は徹底したハマスの掃討作戦に出たいようだが、一体彼らの言うハマスとは何かとも思う。一般市民が殺され続ける中で、こういった無意味で無慈悲で大規模な殺戮行為が新たな火種を生み、現在捨て身で抵抗しているハマスのような存在がすぐにまた生まれるのではないか?結果、永久にハマスというパレスチナ人の抵抗の思いそのものは無くならない。そう思わないのか?
今回、停戦案が関係国や国連主導で、出来ては消え、消えては出来てきた。しかし本日まで、ハマスとイスラエル側が納得する停戦案が出来ないままである。どちらがわがままを言っているのか?私には、180万の人間を7年もの間狭い地域に閉じ込めて、生殺与奪の権利を思うがままにし、今回も1,000人近い市民の命を奪いながら、「自分たちの主張こそ正しい」と言っている、イスラエルの方がよほどわがままに見える。
アマルは「人間は今までの歴史で何を学んできたのか?世界は結局強い者がやりたいようにやるようになっている。小さくされた人々は、踏みにじられて、死んでいくしかないのか?ここには一切の正義は無いのか、神様は人間に試練を与えているが、それでもこの試練は厳しすぎる、不平等なものだ」と言っていた。
私の29日に予定していたフライトが、テルアビブ空港へのロケット着弾でキャンセルとなった。このまま帰国が延期され続けるなら、ヨルダン経由の陸路で現地に入るほかない。また、この間日本で情報を発信し続けた私が現地で活動する事を拒まれて、イスラエルに入国させてもらえるのかも怪しくなってくる。現地が混とんとしているが、JVCでは緊急資金支援のための募金活動を開始している。是非ご協力をお願いしたい。
一方、UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)をはじめ、国際機関を通じてのガザへの緊急物資搬入のアレンジも始まっている。 日本政府もガザへの支援に拠出を決定したと聞く。早く停戦をして、死者をこれ以上出さない事、それがまず先決だ。同時に、180万人を集団的に罰するガザ封鎖という根本問題を終わらせなければ、今回のような悲劇はまた繰り返される、そのことも忘れずに活動しなければならない。「ガザはいつでも緊急なんだ」いつだったか、知り合いのガザの医師が私に言った言葉が忘れられない。
http://www.ngo-jvc.net/jp/projects/palestine-report/2014/07/20140729-gaza.html#more
パレスチナ:MSF、ガザ地区シファ病院への爆撃を強く非難
「国境なき医師団」2014年07月30日掲載
http://www.msf.or.jp/news/detail/pressrelease_1502.html
パレスチナ・ガザ地区内のシファ病院が7月28日、攻撃をうけた。同病院は国境なき医師団(MSF)の外科チームも活動しているガザ全域の中核病院であり、MSFはこの攻撃を強く非難する。イスラエル軍が3週間前に「境界防衛」作戦を開始して以来、約2000人が身を寄せる病院へ爆撃があったことは、ガザ地区の民間人には安全な場所はなく、緊急援助の提供も難しいという現実を示している。
攻撃を受けた病院は4ヵ所に
爆撃を受けたシファ病院の外来施設内にはMSFの外国人スタッフ1人もいた。負傷者はいないものの、ヨーロッパ病院、アクサ病院、ベイトハヌーンに続き、7月8日以降被害に遭った医療施設として4ヵ所目となった。
「病院とその周辺への攻撃は決して容認できるものではなく、国際人道法の深刻な侵害です。いかなる状況においても、医療施設と医療従事者の保護・尊重は順守されなくてはなりません。しかし、現在のガザ地区では、病院でさえ、本来あるべき安全地帯となっていないのです」。パレスチナでMSF活動責任者を務めるトマソ・ファブリは訴える。
シファ病院への爆撃の1時間後には、ロケット弾1発がシャティ難民キャンプに着弾。多くの子どもが負傷し、シファ病院に搬送された。MSFの医療アドバイザー、ミシェル・ベックによると、運ばれてきた負傷者の3分の2が子どもだったいう。
米国内にもこんなに平和を求める市民が多数いるのです。親愛なる米国の平和を求める反戦退役軍人や市民のみなさん!
by nonukes
| 2014-08-02 18:28
| 「緑の党」をつくろう!
|
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