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小坂正則の個人ブログ

私の恩師「藤田祐幸」を追いかけた毎日新聞記者の渾身の1冊

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私の恩師「藤田祐幸」を追いかけた毎日新聞記者の渾身の1冊
小坂正則

松下竜一氏を恩師と仰ぐ私にはもう1人の恩師がいます。その名は藤田祐幸氏です。もう28年も前のことです。チェルノブイリ原発事故が起きてすぐ、私は大分で反原発運動を始めました。そこで、私が以前住んでいた川崎の仲間たちが慕っていた慶応大学の先生だった藤田祐幸さんを知ったのです。
そして、川崎の市議の友人の紹介で藤田さんを大分に講師として来てもらって、それから何回も大分へ来てもらいました。当時講演会は土日は昼と夜の1日に2度の講演会は当たり前でした。出来るだけ多くの会場で「チェルノブイリ原発事故」の真実や「原発の危険性」を話してほしかったからです。そして、交流会を毎夜のように開いていました。そんな藤田さんがいつもこう言ってました。「こんな人使いの荒い大分にはもう二度と来たくはない」と。しかし、そういいながらこれまでに何度となく大分へ来てくれています。
そんな藤田さんは故・松下竜一氏とも仲のいい同志でした。私たち大分の脱原発派は、故・高木仁三郎さんに京大の助手の小出裕章さんや広瀬隆さんや藤田祐幸さんなど日本を代表する良心的な科学者に支えられて、こんなにも私たちは恵まれた脱原発運動を行ってくることができたのです。広瀬隆さんと藤田祐幸さんの2ショットで九州を講演旅行してもらったこともありました。藤田さんは「俺は先生ではなく旅役者だ」と自らを、こう呼んでいました。
その藤田祐幸さんのファンが毎日新聞記者にもいたのです。彼は確か北九州にいた頃からずっと藤田さんを追っかけていたと思います。私は筆者の福岡賢正記者とは面識はないのですが、彼の記事をコピーした冊子を藤田さんから頂いて読んだことがあります。真面目で鋭い内容でした。私はこの著書をまだ手に取ってはいませんが、さっそく注文しました。さっきメールをもらったのですが、ぜひ皆さんにも読んでほしくて、このメールの内容を転記しています。本屋に注文するか、直接「南方新社」へ注文してください。期待を裏切ることのない書籍だということを私は保証します。


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『「修羅」から「地人」へ─物理学者・藤田祐幸の選択─』刊行のご案内


「冷却装置が止まって6時間も経過しており、すでに炉心のメルトダウンが始まっているんじゃないでしょうか」
 東日本大震災で東京電力福島第1原子力発電所が被災した2011年3月11日の当夜、テレビの全国放送でそうコメントした物理学者が九州にいるらしい。そんな話を耳にした。(略)水素爆発も起きていない震災当日の段階で、メルトダウン開始をテレビで言い当てた学者がいたとは初耳だった。
 本書は、こんな書き出しで始まります。反原発の間では高名な物理学者・藤田祐幸。本書は彼の足跡、思想を余すところなく表現しています。取材および執筆は、数々の名著を生んだ毎日新聞西部本社・福岡賢正記者です。
 藤田祐幸は、なぜ原発反対に人生をささげ、その末に「地人」として生きることを選んだのか。
 科学、「核と原発」、チェルノブイリの悲惨、原発労働の闇、破局の足音、劣化ウラン弾、宮沢賢治、常に真正面から向き合ってきたこれらのキーワードから、原子力の本質と、あるべき未来が描かれていきます。まさに、この破局の時代を読む絶好のテキストといえる労作です。


 定価1,620円(税込み)のところ、1,500円(税込み)でご案内します。

 この注文票にてご注文の場合は、1)特別価格、2)送料無料、3)郵便振込用紙同封にてお送りいたします。

よろしくご検討ください。

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 書名:『「修羅」から「地人」へ─物理学者・藤田祐幸の選択─』
 冊数:定価1,620円(税込み)のところ
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このメールは転送していただいてもかまいません。
なお、今後新刊の案内が不要の方は、お手数ですが、返信にてご一報下さい。

■概要
タイトル:「修羅」から「地人」へ─物理学者・藤田祐幸の選択─
著  者:福岡賢正
仕  様:四六判、208頁
定  価:1,620円(1,500円+税)
発  行:南方新社

■内容
目次より
第1章 市民側に立つ科学者へ
第2章 問い続けた「核と原発」
第3章 チェルノブイリの悲惨の後で
第4章 原発労働の闇を照らす
第5章 破局の足音を聞きながら
第6章 劣化ウラン弾を追って
第7章 宮沢賢治を生きる


■著者紹介
福岡賢正(ふくおか・けんせい) 
1961年熊本県生まれ。京都大学農学部卒。83年毎日新聞社入社。久留米支局、福岡総局社会部、人吉通信部、福岡本部学芸課などを経て、現在は編集委員。
著書に『国が川を壊す理由』(葦書房)、『男の子育て風雲録』(毎日新聞社)、『たのしい不便』、『隠された風景』、『小さき者たちの戦争』、『小さき者として語る平和』、『幸せのかたち』(以上、いずれも南方新社)


*本書のほか、歴史、自然関連の書籍を続々刊行しています。
ホームページをご覧下さい。
http://www.nanpou.com/

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by nonukes | 2014-06-18 21:11 | 脱原発大分ネットワーク | Comments(0)

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