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小坂正則の個人ブログ

「強い国」VS「やさしい国」という対立軸の政治決戦が始まろうとしている

「強い国」VS「やさしい国」という対立軸の政治決戦が始まろうとしている
小坂正則
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この方は私の一番嫌いな人(安倍首相)の次に嫌いな人です
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この方は涙もろい方で、前原にぼろくそに言われていてかわいそうです
橋下が仕掛けた民主分裂の動きは脱原発・平和派の新たな結集軸となりえる

民主党の前原前代表や細野など集団自衛権支持派や原発推進派の連中が民主を丸ごと維新との合併へと持っていくために動き出したそうだ。民主にまだ残っている議員たちにとって民主の魅力は連合の組織票だけだ。他にはないもない。また、自民党が平和の党「公明党」を切り捨てられないのは小選挙区内にいる創価学会票ほしさ以外になにもない。小選挙区内にある2、3万票の創価学会票がなければ自民党は小選挙区では勝利できないからだ。いくらみんなの党の渡辺が安倍にすり寄って来ても、渡辺ごときに全国至る所にちりばめられた学会票のような底力のある会員はいない。
だから理念なき談合政治が与野党双方にはびこっているのだろう。それもこれも小選挙制度の弊害なのだが、それを言っても今すぐ変えることはできないから、現状の選挙制度の中で平和や脱原発をどうやって実現できるか模索するしか方法はない。

路線論争を先送り出来なくなった民主党

安倍政権は「今の国会で集団的自衛権の閣議決定まで持ち込もうとしている」とマスコミは伝えている。公明党も見くびられたものだ。完全に安倍に足下を見透かされている。安倍がどんなんに暴走しても「現在の公明党は自民党に対して離縁する決断力はない」と見透かされているのだろう。公明党も実に舐められたものだ。あんなウルトラ右翼ごときにである。公明党が自民党に三行半を突きつけたら、その時点で安倍政権は崩壊する。ここは公明党に安倍政権を崩壊させてもらいたいと国民の大多数は願っている。しかし、そんな勇気はないのだろう。安倍をいま一番倒せるのは公明党なのだが。マスコミがどんなに安倍を批判しても(NHKは批判などできないが)安倍は鈍感だからほとんど理解できない。いえいえ、安倍は自分を高く評価してくれる読売やサンケイや日経やNHKしか見ないので、多くの国民やマスコミが安倍批判をしてるなんてこと知らないのだろう。
維新やみんななどは次の選挙で姿を消す可能性が大きい。だって、「第三極」といわれて登場したのに、カンバンに偽りありで、1.5極でしかなかった。だから保守系の有権者は維新やみんなに入れるくらいなら自民党に入れた方が間違いない。でも、有権者は常にバランス感覚を持っていて、「自民の一人勝ちはよくない」ということはよく分かっている。だから、次の選挙は民主は挽回できると海江田万里代表は読んでいるのだ。
しかし、ここに来て、松下経世塾上がりで奥さんが創価大学出身の前原が海江田を排除しようと動き出した。残念ながら海江田には前原を排除する力はないだろう。ただ、民主は脱原発派と護憲派も少しだけ残っているので、彼らが排除されるか、真っ二つに分裂するかのどちらかという構図が考えられる。

「強い国」VS「やさしい国」の対立


残念ながら平和勢力は衆議院の中では1/3以下しかいない。ただ、平和勢力といわれる社共は、憲法について護憲だけ掲げていればよかったが、ここにきて憲法を改正議論の中に入る必要が出てきた。でも、私たちは平和を求めて、憲法9条の精神をどのようにして世界に広げるのかという議論は改憲論者とでもしなければならない。私たちがその議論に逃げ出してはならない。
ここは民主の良識派と脱原発派が民主を割って出てもらって、小泉・細川氏に保守の良識派と「緑の党」などの市民派とが一緒になって、新しい政治勢力を作る絶好のチャンスだと思うのだ。機は熟して来つつある。その路線対立は憲法9条を破棄して軍事力に頼る「強い国」か、平和主義で非暴力を前提にして弱い者への「やさしい国」を作ろうとする派との対立軸を鮮明にして政権を競えばいいのではないだろうか。
民主党が分裂する時に一番の課題は連合がどっちにつくかという問題だろう。連合は橋下を支持はできないし、平和派は脱原発だから電力総連がいやがる。それならいっそのこと連合も協議離婚をするべきだろう。企業のためになら武器でも何でも作って企業がもうかればいいという組合や、原発事故で国民が犠牲になろうが、そんなことは知ったことではないという組合と、国民が幸せになることを願っている労働組合が一緒にいる方がおかしい。昔、民社党というひどい政党があったが、そこを支持する同盟系組合など組合にあらずだ。まともな労組は連合から離脱して、平和統一労組でも結成して「やさしい国」をつくるために国民運動をはじめようではないか。


民主・前原氏、海江田代表を批判 橋下氏と連携に意欲

2014/6/8 日本経済新聞 

 民主党の前原誠司元代表は7日、野党連携への海江田万里代表の姿勢について「野党の遠心力を求心力に変える努力が足りなかったのではないか」と批判した。党内では党再建に向けた言動が相次いでいる。前原氏には存在感が薄いとしてくすぶる「海江田おろし」の動きに弾みをつける狙いがある。日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)との連携や野党再編への意欲も示した。
 前原氏は海江田氏が6日のみんな、結い両党との党首会談で来春の統一地方選での候補者調整を打診したことについて「遅い」と指摘。「選挙区調整は一番低いレベルの協力だ」と述べ、不十分との認識を示した。大阪市内で記者団に答えた。
 これに先立つ読売テレビ番組では、橋下氏と将来合流する可能性について「100%」と言い切った。民主党の一部議員も加えた野党勢力の結集をめざす橋下氏も同番組で「安倍政権は中央集権体制を変えるところが欠けている。これをやり抜くのは(前原氏らと)一緒だ」と述べ、前原氏との協力に期待を示した。
 民主党内で前原氏や細野豪志前幹事長が野党間の連携へ積極的に発言しているのは、維新分裂を機に野党が流動化する動きが出てきたためだ。
 前原氏は橋下氏と野党再編の必要性で一致しながらも、再編への道筋では思惑が異なる。「大きな野党をつくるためには民主党は基軸にならないといけない」との認識を表明。自ら民主党を離党して、維新の橋下グループと江田憲司代表率いる結いが結成する新党に加わることには否定的だ。
 とはいえ、現状では民主党が丸ごと維新と合流するのは難しい。代表の海江田氏はかねて「維新とは政策的に違う」と語っている。橋下氏も海江田氏に対して「公務員改革はできない」と批判を強めている。
 海江田氏は昨年7月の参院選で党が大敗した際に、1年後までに結果が出なければ辞任する考えを示唆した。これを踏まえ、玄葉光一郎元外相らが来年9月の任期満了を待たずに党代表選を前倒しすべきだと主張。その流れをつくるため、若手議員らは代表選の出馬要件を緩和する署名活動を進めている。今国会の会期末間際の今月20日に開く両院議員総会の場で、海江田氏に昨年7月の発言の責任を問う声が上がる可能性がある。
 前原氏は「1年頑張って目に見える成果がなければ辞めると言った本人の総括を聞きたい」とけん制した。民主党には任期途中で代表を辞めさせられる規定がない。参院では代表選前倒しに慎重論が強いほか、海江田氏自身も否定している。前原発言は海江田氏の「外堀」を埋めることで、自主的な辞任につなげる狙いがあるとみられる。
by nonukes | 2014-06-09 17:55 | 「緑の党」をつくろう! | Comments(0)

  小坂正則

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