2014年 06月 08日
つゆくさ通信NO.125号を発行しました
つゆくさ通信NO.125号を発行しました
小坂正則
本日、つゆくさ通信第125号5月20日を発行しました。随分今月も遅くなってしまいましたが。
さて、今月号も情報満載の通信となりました。「つゆくさ通信」は年間6回発行のミニコミ誌です。もし、購入希望の方は下記までお知らせください。見本誌をお送りいたします。そこに振り込み用紙を同封しますので、定期購読の希望の方は難関湖読料2千円を振り込み願います。
問い合わせ先: nonukes@able.ocn.ne.jp 小坂正則
電話 : 090-1348-0373 ( 小坂)
目次
①脱原発総会案内および記念講演 「川内原発は再稼働など出来るわけがない」講師 深江守さん
②全ての力を結集し、川内原発の再稼働を阻止しよう! 深江守
③大飯原発3・4号機の運転差し止め裁判勝利も意義とは 小坂正則
④福井地裁樋口英明裁判長へ激励の手紙を出そう 広瀬隆
⑤「ささ子ハウスへ手紙を出そう」 青木雅子
⑥1000通目の抗議文 島田雅美
⑦三度の飯をきちんと食べて ふじさきかおる
⑧「脱原発」作の素敵な絵画をああたの部屋に飾りませんか 小坂正則
⑨情報交差点
⑩6月13日は鹿児島県庁に集まろう! 中山田さつき
⑪川内原発最大の被害自治体、いちき串木野市へ行こう!
⑫日本人のいちばん身近な国際問題(3) 清重伸之
⑬家庭菜園もすすめ(3) 諫山二朗
⑭小松製作所が電力購入量9割削減する 小坂正則
⑮いちき串木野市「再稼働反対」戸別訪問署名に行ってきました 中山田さつき
⑯「私なりの脱原発運動」その5 脱原発は運動ではなく行き方です 伊形順子
⑰おぐら百人一首 編集後記
編集後記
▼6月5日は久々の九電交渉に参加してきました。「川内原発再稼働」が間近な今、市民交渉は実にタイムリーです。しかし、マスコミの動きが鈍すぎます。いえ、近頃マスコミの動きに違いが鮮明に見えてきました。東京新聞など地方紙の方が情報産業の大手新聞社の読売などに比べたら随分まともです。特に頑張っているのがテレビ朝日の「報道ステーション」です。古舘キャスターによる5月30日の「川内原発火山噴火対策」13分の大特集がとてもよかったです。古賀茂明さんのコメントもよかったし、徹底して規制庁や安倍政権の「再稼働」ありきを批判していました。ところが、そんなまともな報道が随分孤立しているような気がしてなりません。というのも近頃のNHKが安倍政権の広告塔と化しているからなのです。籾井効果なのでしょうか。熱のこもっていない無表情なアナウンサーが淡々と事務的に報道するだけで、ディレクターの熱意が全く感じられないニュースばかりです。特に「ニュース9」がそう感じられます。だから「ニュース23」や「報道ステーション」が安倍政権の攻撃の矢面に立たされるのではないかと私は心配です。▼「いま、抵抗しなくていつ抵抗するのだ。小坂君、君は今街頭に立って安倍政権の抗議をしなくていつ抵抗する気かね」と日本山妙法寺の酒迎上人から私の携帯に電話がかかって来ました。「そうですね。一緒に立ちましょう」ということで、毎週土曜日の13時から1時間だけトキハ前に立っています。皆さんご一緒に立ちませんか。立って自分の思いを訴えるのです。気持ちのいいものですよ。道行く人の反応もいいですよ。自由に自分の言いたいことを言いたいときに言えるという社会が私たちの求める自由な社会だからです。自由とは自らが権利を行使しなければ、それは空虚な飾り物に化してしまうでしょう。権利を行使する者だけが自由の尊さやすばらしさを味わうことができるのです。▼最後に7月5日の脱原発大分ネットワークの総会と記念講演会深江守さんの「川内原発は再稼働など出来るわかはない」にご参加ください。( 小坂)
▼「本日6月8日は、日本が太平洋戦争の続行を決めた日」とNHKラジオが伝えていました。すでに東京大空襲、沖縄の惨状、ドイツの降伏を経ていたのに……。この決定がなければもう少し犠牲者が少なかったと思います。この期に及んでも原発再稼働を決めた現政権の行動はこれに瓜二つで、ゾーッとします。▼昨日は松下竜一さんの10周忌でした。環境権をめぐって闘っておられたセンセに対し、読者から葉書が来て、ケン・カンに続く「3番目のお子さんは当然キョウですよね」の言葉にセンセは膝を打って喜んで「杏子」と命名したそうです。これにて「カン・キョウ・ケン」確立。これから3人の子の親になる方には、ぜひ「ジン・カク・ケン」に挑戦してほしいです。 (大原)
毎日の署名数を壁にはりだしているのです
いちき串木野市「再稼働反対」戸別訪問署名に行ってきました
中山田さつき
川内原発のある薩摩川内市の南隣に位置する、いちき串木野市では、住民による再稼働反対(住民が安全に避難できる避難計画ができるまでは再稼働に反対することを、市長と市議会に要請する内容)の署名運動が、5月10日から始まっています。
30㎞圏内の9自治体は九電と安全協定を結んでいますが「市が九電に意見を言うことができ、九電は誠実に対応」と明記されているのは、いちき串木野市と阿久根市だけ。大多数の住民が再稼働に反対している事実を可視化する取り組みです。人口約3万人の内、1万5千人を目標に、1万3千世帯をすべて戸別訪問で廻り、署名を集めています。留守宅も多く、2度3度と足を運ぶ必要があり、とても現地スタッフだけでは無理、全九州、全国に応援の要請が発信されていたので、5月28日、29日と応援に行ってきました。
27日の夜11時に大分トキワ前を発車する鹿児島行き夜行バスに、1000日以上大分九電前に立ち続けている島田雅美さんといっしょに乗り込み、6時30分、鹿児島中央駅着。それから電車で串木野駅まで40分。署名運動の事務所は市役所近くの元歯科医院、川内原発の再稼働の危険性をわかりやすくマンガパンフレットに描いてくれた(右下の写真のパンフです)東京の高木章次さんが出迎えてくれました。佐賀県から泊まり込みで応援に来ている安永さんから署名の取り方を説明して頂き、署名用紙、留守宅へのお願い文、返信用封筒、マンガパンフレットの配布物と、今から廻る地区のゼンリン地図を持って、事務局長の江藤さんに担当地区まで送ってもらい、一人一地区を9時から17時くらいまで戸別訪問。
初日の地区は既に一度はまわった地区だが、その時、留守だった家や、まだまわりきれてない無印の家、拒否マークの×が着いている家ももう一度、◯マークの家ももう一度、家族全員分をしてくれたかを確かめるというので、結局全戸をまわるということに。「こんにちは~。緊急署名の会で~す。市長と議会に、避難計画がきちんとできるまで再稼働に反対してくれという署名を集めています」と声をかけて、一軒々々廻っていく。留守宅へはポストに一揃えの配布物を投函、地図に「ル」マーク記入。出会えた家では大体が署名してくれる。足の悪いおばあちゃんは「私はこんなやから、どこにも避難はできん。事故が起きたら窓を全部閉めとけばいいんかなあ?」。別の家では、「うちは介護が必要な夫がいるからどこにも行けない」と。小さな子どものいる若いお母さんは「署名活動してくださってありがとうございます。まだしてない友人にも署名してもらいます」と署名用紙を預かってくれる。はっきりした拒否に会ったのは2日間で4名、「原発賛成!」「電気代が高くなる」など、説明しようにも受けつけてもらえない。1名の人は「市の避難計画がどんなになまぬるく実際には役に立たないかを話してくれ、もっとシビアな想定をしないと意味がない!ともっともな話を30分、しかし、署名はしてくれなかった。「6月の避難計画の説明会でぜひ発言してください」とお願いして別れたり…。結局、2日間で私が獲得した署名は100数筆。150分の1はお手伝いができたことになります。
地区の公民館には「ここは海抜15メートル、原発から15㎞」という看板が立っていました。まわってみると、当たり前のことですが、ほとんどの人が再稼働に大きな不安を抱いています。市長や市議会がこの署名を受け取って、再稼働に反対の表明をしてくれることを願います。元福島県双葉町の町長、井戸川さんは「避難はできない、避難すべきは原発」とその大変な経験から言っています。
署名は6月1日段階で8,655筆。緊急署名の会は署名期間を6月22日迄とし、応援スタッフを募集しています。遠いのですが、応援に行きましょう!
by nonukes
| 2014-06-08 21:02
| 脱原発大分ネットワーク
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