2014年 04月 26日
チェルノブイリ原発事故から28年目の今日、再稼働反対のビラ撒きをしました
チェルノブイリ原発事故から28年目の今日、再稼働反対のビラ撒きをしました
小坂正則
1986年4月26日。私は若干32歳でした。ちょうど私の次男の子の歳だと思います。まだ若かった私は、この日のことを鮮明に覚えてます。とはいっても、26日の事故を私たちは知ったわけではありません。チェルノブイリ原発事故はスウェーデン政府が大量の放射能雲がソ連方面から来ているという情報を27日に発表した結果ソ連は4月28日に原発事故が起こったことを認めたのです。
放射能雲がチェルノブイリから8000キロ離れた日本にも連休中の5月3日には検出されて、日本中がパニック状態になったことを私は鮮明に覚えています。「子どもたちには牛乳を飲ませてはならない」とか、松葉を集めて、セシウム汚染値を測定してもらったりしたことを覚えています。しかし、日本政府の発表は「放射能が日本でも検出されました」というだけで、「人体への影響は大したことはありません」というような発表だったように思います。ちょうど2011年3月11日の福島原発事故の時の枝野官房長官の発表と同じような言い方だったと思います。ただ、チェルノブイリ原発事故は日本政府には責任がないので、結構言いたい放題のことを言っていたようには思います。ただ、よく覚えているのは「ソ連の原発と日本の原発は炉型が違うので日本の原発は核暴走をしないような作りで、ソ連の黒鉛炉は核暴走しやすい原発です」と言っていたことは良く覚えています。私も「ソ連の原発は危険だ」と思っていました。でも、「日本でもいつ起こるかもしれないので全ての原発に反対しましょう」と言っていたのが25年経った2011年には現実になったのです。
私にもかわいい孫が3人います。女の子は特にかわいいです。かわいい孫のためにも負の遺産は早くなくさなくてはいけません。
川内原発の再稼働を火山対策が不十分だという理由で、火山噴火に対する対策を取らせることや、避難計画が不十分だという理由で、とにかく再稼働をさせないたたかいを周辺住民を中心にして作っていくことが何よりも大切です。また、大分市から目と鼻の先にある四国電力の伊方原発があります。伊方原発の再稼働に対して反対の声を上げ続けることが重要です。幸いにも地元紙の大分合同新聞は社を挙げて伊方原発に対して批判の姿勢を示しています。大分合同新聞など地元マスコミを中心に「伊方原発再稼働反対」の声を大分から挙げていきましょう。大分県民の「再稼働反対」の声がもっともっと大きくなれば、だんまりを決め込んでいる広瀬県知事も黙ってはいられなくなるでしょう。いえ、広瀬知事に「再稼働反対」を言わせるたたかいを作って行きましょう。でも、震災ガレキの大分県への受け入れに反対運動を行って、受け入れを実質的につぶしてしまった脱原発派の私たちを広瀬知事は「一部の心ない人びと」と言って、毛嫌いしているという噂ですが……。
伊方原発の再稼働賛成の知事は大分県にはいらない
来年はいよいよ県知事選です。大分県知事選に広瀬知事が立候補するのかどうかは微妙なようです。しかし、経産省の事務次官の知事で原発大賛成の知事は大分にはいりません。ぜひ大分県知事には脱原発の知事を誕生させましょう。そのためにも「原発再稼働」反対のたたかいが重要です。チェルノブイリ原発事故と副島原発事故の歴史を教訓として、「原発をやめて再生可能エネルギーによる新たな雇用の創出で子どもたちや若者が夢と希望の持てる社会を作って行きましょう」と今日、私は街頭で訴えてきました。
by nonukes
| 2014-04-26 17:54
| 原発再稼働は許さない
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