2014年 01月 15日
小さなこだわりと大きな夢
小さなこだわりと大きな夢
小坂正則
私の職業は「薪屋」です。だから春は薪作りに汗を流し、冬場は薪の配達に汗を流しています。それにびわとミカン農園の管理とヤギの散歩に昨年の暮れからニワトリも仲間に加わり、ミニ動物農場のような雰囲気の中で暮らしています。だから、そんな仕事で食っていけるのかと皆さんに心配されるのですが、これが不思議なもので、何とかなるものなのです。なぜなら収入がわずかな分だけ、使うお金もわずかだからです。そして、一番楽しいことは読書です。でも、肉体労働で汗をかいて1日働いた後に疲れた身体の節々をのばしたりたたいたりしながらまだ、読み終わっていないゲバラ関連の本を読むのが一番の楽しみなのです。実はいまゲバラにはまっているのです。個人的にはゲバラ研究の成果をどこかで発表したいとは思っているのですが、まあ、これは私の趣味ですから‥‥。
1度の薪作りで3回暖まれる
さて、薪屋の薪作りはチェンシソーで玉切りして、それをエンジン付きの薪割機で割るのですが、変なところに私のこだわりがあるのです。それは自宅で使う薪は薪割り機は使わないで「斧を使って自分の手で薪を割る」というこだわりなのです。なぜそんなこだわりを持つのかというと、薪ストーブのオーナーの皆さんが薪を作るのはたいていの方は斧で薪を割ります。私は薪屋なので1年に50立米もそれ以上も薪を作るので手で割ることは不可能です。だからガソリンエンジンの薪割機で薪を割るのですが、さすがに自分が使う薪だけは薪割機は使いません。なんだか二酸化炭素をいっぱい出していて偉そうにしているようで恥ずかしいからです。その代わり、よく言われるように「1度の薪作りで3回暖まれる」のです。まず、薪を割るときには暖まると言うよりも汗びっしょりになります。そして、薪を燃やせば当然からだが暖まりますが、そして薪ストーブの炎を見ていると心も温まるのです。
時間に追われていた生活からさよならしてもうすぐ3年になる私ですが、私は60に手が届こうとしているころに出会ったものが「自分の生活と一緒に政治を変える」ために「緑の党」を選択したのです。
たった1回の人生なら精一杯本音をぶつけ合おう
こんな小さなことにこだわっている私ですが、私の大きな夢は、緑の仲間が増えて、みんなが少しずつでもいいからゆっくりと、そして楽しく生きることができる緑の社会を実現することです。私のような贅沢な生活は東京の皆さんには味わえないですよね。だから東京の皆さんも、少しでも自然と共に暮らせるような社会を作りたいと思っているのですが。東京で薪ストーブを使うことはさすがに無理だと思いますが、みんなが少しずつでも高坂勝さんの「ダウンシシフターズ」でも読みながら部屋の電気を消して月でも眺めて見てほしいのですね。東京で月を眺めることができなかったら、電気を消してロウソクかランプの明かりで思いに耽ってみてほしいのですね。
東京都知事選が迫っていて、MLやフェイスブックなどでは激しい議論が交わされていますが、仲間をいたわりながら、それぞれの違いを認め合い、人にやさしい政治を実現するために、みんなで汗を流して少しでも前に進める政治を実現したいのです。そのためにどんな選択をするのか結果は分かりませんが、どんな結論になったとしても後にしこりが残らないようにみんなでわかり合えるまで熟議を尽くしていきましょう。
三宅洋平氏が選挙フェスで言ってましたが、私たちに敵などいないのです。納得がいくまでチャランケすべきなのです。
by nonukes
| 2014-01-15 21:26
| 小坂農園 薪ストーブ物語
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