2013年 10月 20日
本当の悪の枢軸はテロ国家アメリカ
本当の悪の枢軸はテロ国家アメリカ
小坂正則
尖閣列島上空を中国軍のものと思われる無人偵察機が領空侵犯をおこなったというニュースが9月にありました。ところが米軍やCIAは以前から無人偵察機で領空侵犯して敵の動きを探っていたのですが、現在では無人攻撃機となって、中東のゲリラ攻撃の中心を担っているというのです。その無人機はアメリカ本土からまるでテレビゲームを楽しむかのように兵士はゲリラと思わしき敵を攻撃して、仕事が終われば一家団欒の家族の待つ自宅に帰っていくのです。戦争サラリーマンが罪もない市民を攻撃しているのです。
国連人権委員会の専門チームの調査で、これまでの米英軍の攻撃で一般市民への誤爆が少なくとも479人に及ぶという報告を発表。しかし、その数字は氷山の一角でしょう。実際の数は誰にも分かりません。だって、この攻撃は国家機密中の最高機密だからです。パキスタンでは2004年以降、全体の死者が2200人で民間人が400人、非戦闘員が200人と報告されています。
これは米国にとっては戦争ゲームですから、うさん臭い行動を取っている人間はゲリラと決めつけて、すかさず攻撃すればそれで彼の仕事は終わりです。その人間はゲリラでなかったとしてもそんなことはたいした問題ではないのです。こんな楽しい戦争ゲームは任天堂にもセガにもないでしょう。道路のそばの畑を耕していた女性が路肩爆弾を仕掛けていると誤認してミサイル攻撃をされ死亡した事例や、攻撃のボタンを押したら、その家の中に子どもが駆け込んで行って、家ごと爆破されたなどという誤爆は日常茶飯事だそうです。だから米国では攻撃任務にあたる兵隊のPTSDなど精神障害対策が大きな社会問題になっていると伝えられています。
おいおい待ってくれよ。米国の社会問題よりも前に考えなければならないことがありはしないか。そもそも米国はアフガンやパキスタン国家の許可を取って飛行しているのか。パキスタン政府は米国に対して主権侵害だと抗議しているというではないですか。
この無人攻撃機はリビア、イラク、ソマリア、パレスチナにも領空侵犯して攻撃しているそうです。この米軍の行為は領空侵犯であり、殺戮は国内法を犯すテロ行為以外の何者でもありません。仮に100%攻撃がテロリストへ命中したとしても、テロリストと決めつけるのは米国の勝手ですが、そのテロとは米国にとって不都合な人間たちのことであって、その地域の自治や平和を守る兵士だったりする可能性があるのです。
米国はグアテマラやキューバなど南米諸国で社会主義政権が誕生したらCIAによる暗殺や米軍特殊部隊による政府転覆を行って来ました。乱暴狼藉を繰り返す米国こそ悪の枢軸でありテロ国家以外のなにものでもないと私は思います。
暴力は新たな暴力しか生み出さない
ノーベル平和賞の有力候補だったパキスタンの少女マララさんも「無人機攻撃はテロリズムを煽っている」と米国を批判しています。米国のテロに対してはゲリラと言われる兵士の増悪が連鎖して増幅していくだけなのではないでしょうか。無実の母親を無人攻撃機によって殺された子どもたちは米国を好きになるでしょうか。アメリカ人と仲良くすることを望むでしょうか。米国はアメリカを攻撃する新たなテロリストをせっせと毎日作り出しているのです。それも世界中に余すことなく。このアメリカがはまり込んだ負の連鎖から抜け出せる唯一の方法はテロリストへの攻撃をやめることだけでしょう。テロをやめさせるには世界から貧困をなくし、時間がかかっても平和的な話し合いを徹底的に繰り返して行うことだけが唯一の解決策なのです。暴力は新たな暴力以外に何も生み出さないからです。
間抜けな政治家は米国が日本を守ってくれると勘違いしている
昨日の湯布院の自民党街頭演説会で、参院議員の衛藤せいいち氏はこんなことを言ってました。「現職市長側が自民党市長になったらオスプレイが湯布院の演習にやってくるというデマをばらまいているようだが、皆さんそんなデマに騙されてはなりませんよ。オスプレイは海兵隊の輸送機ですから、海兵隊のいるところしか来ないのです。湯布院にオスプレイがくることなど決してありません」と。
本当ですか衛藤さん?自衛隊、いえいえ今度国防軍と名前の変わる日本軍は「オスプレイを平成27年度には導入するために来年度には調査費1億円を予算要求する」と、8月21日の産経新聞が書いてますよ。自衛隊がいる限り湯布院上空をオスプレイが舞うことは時間の問題ですよ。湯布院にオスプレイを来させないためには自民党の市長ではダメなのですよ。由布市の皆さん自民党に騙されないようにしましょう。イージス艦の購入も米軍の対中国包囲網の一環で日本が買って米国は自衛隊の入手したデータを運用するという計画ですよ。
自衛隊は米軍の下請け以外の何者でもないのですよ。米軍の対中国戦争想定では、中国が日本を攻撃してきたら、米軍は一旦グアムに撤退して、戦力を整えて日本奪還に向かって再度日本を奪い返す計画だといいます。そうなれば日本の都市という都市は爆弾で破壊されて、私たち一般市民は想像を絶する被害を受けることでしょう。そんな戦争計画よりも、北朝鮮のテポドンを若狭湾に数発打ち込んだら、どこに行くか分からないけど、一発くらいはもんじゅや大飯原発などに命中するかもしれません。それで関西は全滅です。そんなに大軍を日本に注入する必要などないのです。もっと現実的には高速艇で10人くらいの決死隊ゲリラが若狭湾に侵入して警察の警備員を殺して原子力発電所のコントロール室に突入すれば、それでもことは足りるのです。中央制御室に入れなかったら、送電線を爆破して倒して、全電源喪失にして、ジーゼル発電気室を爆破してもメルトダウンを起こせるのです。各地の原発には数人の警察官がライフル銃を持って警備していますが、戦争をしたこともないサラリーマン警察では北朝鮮の決死隊にかないっこありません。相手は機関銃に高性能爆弾と小型ミサイルを持っていて死を恐れない決死隊なのです。原発はテロ攻撃の標的ですよ。だから中東で戦争を繰り返しているイスラエルには原発が1基もないのです。日本の国防のためには中国や韓国との間で紛争など起きないような信頼関係を醸成することしかないのです。この3国は経済的に切っても切れない依存し合う深い関係なのですから。戦争など起こしたら互いの国が損をするどころか経済的に破綻するだけです。日韓、日中関係が壊れていたら得をするのむしろは米国ですよ。
また、米軍が日本に駐留しているのは米国の国益を守るため以外のいかなる目的でもないのです。安倍さん、あなたが天皇を崇拝する国粋主義者なら本当の日本の防衛を考えてはどうですか。読売のなべつねや中曽根はCIAの手先だという噂ですよ。
by nonukes
| 2013-10-20 12:28
| 脱原発選挙
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