2013年 03月 11日
今日はわたしの3.11です
きょうは3月11日です。
2011年3月11日から3回目の3月11日がまたこうしてやって来ました。
今日は暖かな日差しと、ちょっと冷たい空気に包まれた早春の晴天に恵まれた1日です。
高崎山は若葉のじゅうたんを敷き詰めたような明るい黄緑色をしていますし、目の前の畑にはつくしが顔を覗かせています。
ときより吹く南風が春を運んで来てくれたのかもしれません。
私の周りの季節は何事もなかったかのように、こうして新しいいのちを運んできてくれました。
昨日と今日は世界中でデモや集会などに参加した大勢の人がいます。
また、ひっそりと自宅で忘れがたい人を思い出して、ひとり悲しみにふけっている方もいるかもしれません。
私たち1人1人の心の中にはそれぞれの3.11があるのです。
しかし、政府や電力会社は3.11フクシマをすべて終わってしまった過去のことにしようとしているかのようです。
フクシマ原発事故は終わってはいないのに。放射能はなくなってはいないのに。
絶望的なほど冷酷な現実が私たちの前に大きな壁を作ってそびえ立っています。
だからといって、いくら絶望的だと嘆いても問題はいっこうに解決してはくれません。
私たちには昨日デモで肩を並べた仲間がいます。集会で知り合った新たな友人がいます。
それどころか世界中に、まだ会ったことはないけど同じ思いを抱いた大勢の仲間がいるのです。
だから苦しければ苦しいほど、小さな可能性だとしても、その可能性を信じ、一歩一歩、明日に向かって進んで行くのです。
いまがどんなに真っ暗な闇夜だとしても必ず夜明けはやってくのですから。
by nonukes
| 2013-03-11 15:12
| 福島原発事故
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