2012年 12月 26日
「なぜ近頃ブログを更新しないのか」と知り合いにお叱りを受けました!
近頃の私の個人的なつぶやきです小坂 正則
冬はそれなりに私の仕事も忙しくて、ブログの更新がすっかりおろそかになっていました。一番上の写真は今夜の冷え込んだ部屋で1人で過ごす私の恋人のようなストーブです。恋人の割にはちっとも大切に扱っていない。随分汚い部屋とストーブです。2番目の写真は22日の神田京子選対事務所の会議の模様です。今年最後の選挙の打ち合わせでした。3番目は今月の6日に鹿児島県へペレットストーブの修理に行ったついでに友人のN氏の家に遊びに行って、そこは天然酵母のパンを何と薪釜で焼いている全国でも珍しパン屋さんですが、そこの釜です。4番目はそのお宅にあった素敵な椅子です。実に素晴らし素朴な椅子でした。私にも作れそうだったので、今度挑戦してみます。最後の写真は21日に福岡の工務店のモデルルームにペレットストーブの設置工事に行ったときの写真です。
雪のちらつく高崎山山麓でのひとり言
今年の冬は随分寒いですね。私はといえば薪ストーブの薪を調達するために毎日せっせと薪を集めています。もちろんそれ以上にやらなければならない仕事があります。薪の注文を受けたお客様へ薪の配達をすること。先週は毎日のように薪の配達を行っていました。しかし、薪の配達も冬の大事な仕事なのですが、それと同時に来年販売用の薪割も行わなければ食っていけないのです。昨年までは従業員がいたので、私は指示していれば彼らがやってくれたのですが、今年は私1人なので、自分で薪の配達もして薪割りから薪をストックヤードへ積み込み作業もしなければなりません。
そんなけなげな作業の写真をアップしたいのですが、何せ1人なモノで感動的な写真が撮れません。今度誰かが遊びにでも来た折りに撮ってもらいます。薪作り作業が随分遅れてしまったので、正月返上で薪作り作業を行わなければならないのです。選挙もしなければなりませんが…。
そんな愚痴を言っていながら、その割には随分のんきに本などを読んでいます。先週買ってきて読んだ書籍は3冊です。田中優さんの最新作の「省エネして自然エネルギーにしたら原発はいらなかった」と、田中直氏の「適正技術と代替社会」に井田徹治氏と末吉竹二郎氏の共著「グリーン経済最前線」共に岩波新書です。なかなかいい本でした。田中優さんの著書は読みやすかったです。グリーン経済は各国の自然エネルギー状況が分かりやすく書かれていました。感動したのは「適正技術と代替社会」です。3.11以後の私たちは原発の代替として自然エネルギーを捉えるのでは不十分だ。氏に言わせると、「原発の問題が問いかけているのは、単にエネルギー需給の問題ではなく、資本主義と近代科学技術を車の両輪として爆発的に発展してきた近代産業社会全体の問題に他ならない」と言うのです。つまり大量生産大量廃棄の先進国の社会構造それ自体を変えなければ、同じ過ちを繰り返すだけだという指摘です。先進国と言われる社会に住む私たちの生き方が問われているのであり、また科学の限界を問う思想性が私たちには必要なのではないでしょうか。
そして氏はインドネシアでのNGO活動から感じたことで「ものづくり」の大切さを知ったと言います。インドネシアでは皆さん工夫してゴミの山から材料を調達して何でも作ってしまうそうです。物作りが人間らしさを取り戻す原点ではないかと氏は問いかけます。私たちは何でもほしいモノは買ってきますが、人間疎外のない労働とはできるだけ自分で作り出すことだと氏は言うのです。
皆さんにもぜひ一読をお勧めいたします。
by nonukes
| 2012-12-26 01:19
| 小坂農園 薪ストーブ物語
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