2012年 10月 19日
「誰が犯人にさせられるか分からない」この国はやはりおかしい
パソコンによる脅迫書き込犯人が実は別人だった?
東京、大阪、三重、福岡の市民が「自分のパソコンから脅迫メールを送った」という容疑で逮捕されて、東京と福岡の2人は、その事実を認めて福岡の男性28歳は処分保留で釈放されたが、東京の19歳の大学生は大学も退学して保護観察処分を受けていて服役していたといいます。この事件で真実が分かったのは、真犯人からマスコミや弁護士に「彼らがかわいそうだから助けてやって」というメールが来て、犯人しか知らない供述をしていたから警察も気づいたという間抜けな様を表したのです。
真犯人がウイルスをこれらの4人に送って、それでなりすまされた4人はいい迷惑で、悪いのは真犯人ですが、警察の取り調べにより、自白させられた2人を皆さんは「犯人でもないのになぜ自白したのか。ウソの自白をする方が悪い」と感じる方が多いと思うのですが、ここでちょっと自白調書を見ればすぐ、その理由が分かります。
実に最もらしい自白をしているのです。それに犯人にしか分からないような供述をしているのです。28歳の福岡の男性は「仕事が見つからなくてむしゃくしゃしていたのでやった」とか。
警察・検察はえん罪事件を簡単にでっち上げてきた歴史がある
これまで無実の罪で多くの市民が犯人に仕立て上げられてきました。1963年には埼玉県狭山市で被差別部落出身の石川一雄さんが女子高生を強盗強姦殺人事件の犯人として逮捕された事件です。石川さんは「自分が殺した」と自白したために一審では死刑判決が出されたのですが、二審で自白を翻して無実を主張してのですが、なぜか最高裁では無実ではなく無期懲役を言い渡し、1994年仮釈放となったままです。検察庁の威信を傷つけることの方が1人の青年の生命や人生を奪うよりも尊重されるという国家権力の真実を物語っています。
やってもいない犯行をやったとウソの自白をする市民が悪いのか
なんでこんなに「いとも簡単に無実の人間が犯行を認めるのか」という疑問を皆さんは持つことでしょう。しかし、取り調べというのは昼夜を問わず行われます。日本の警察・検察庁の密室の取り調べは戦前から一向に変わってはいないのです。そこでは暴力があり、脅し、すかし、大声を上げるや机やいすを蹴るなど日常的です。それに逮捕されただけで23日間は自由に警察は被疑者を拘束できます。23日以内に起訴できなければ釈放されるのですが、逮捕して3日以内に裁判所に勾留延長の申請をして、その最高拘留期間が23日なのです。日本の取り調べはヨーロッパやアメリカと比べて明らかに密室性と非公開で行われているのです。だから、自暴自棄になった被疑者は早く取り調べから楽になりたいためにウソの自白をするのです。また、狭山事件の被告の石川一雄さんは取り調べの警官が「おまえがやったと言えば家に帰してやる」とウソの約束をして、ニセの自白をさせたのです。よく取り調べの警官は「おまえは初犯だから起訴猶予で無罪放免されるから早く自白をした方がいいぞ」なぞとうそぶいて無実の罪を負わせるのです。また、取り調べ官は真犯人でなければ知らないことをある程度知っているので、ストーリーを作って誘導尋問をおこないます。「これこれであなたはそこの包丁を持って彼女を殺したのだろう。その包丁は逃げる途中に、どこの茂みに捨てたのだろう」という調書をあらかじめ無実の犯人に教えるのです。そして真犯人にさせらえれた人は「そのとうりです」と言えば調書はいとも簡単にできあがります。無実の真犯人を作り出す背景は「誰でもいいから早く星をあげたい」という警察や検察の自己保身しかありません。しかし、それに荷担して追従する裁判所の責任も見逃してはならないでしょう。無実の犯人を作ってきた最高責任者は裁判所です。
東電OL殺人事件の謎
東電OL殺人事件は1997年(平成9年)3月に東京電力の従業員だった女性が東京都渋谷区円山町にあるアパートで殺害された事件である。有罪判決によって服役した人物は釈放され、再審が確定している。
1997年(平成9年)3月19日に、東京都渋谷区円山町にあるアパートの1階空室で、東京電力東京本店に勤務する女性(当時39歳)の遺体が発見された。発見し通報したのは、このアパートのオーナーが経営するネパール料理店の店長であった。後に被告人となるネパール人男性は、このアパートの隣のビルの4階に同じく不法滞在のネパール人4名と住んでいて、被害者が生前に売春した相手の一人でもあった。死因は絞殺で、死亡推定日時は同8日深夜から翌日未明にかけてとされる。
1997年(平成9年)5月20日、警視庁は、殺害現場の隣のビルに住み、不法滞在(オーバーステイ)していたネパール人男性を、殺人事件の実行犯として強盗殺人容疑で逮捕した。逮捕されたネパール人男性は、捜査段階から一貫して無実を主張した。
被害者女性は、慶應義塾女子高等学校をへて、同大学経済学部を卒業した後、東京電力に初の女性総合職として入社した。未婚のエリート社員であったが、後の捜査で、退勤後は、円山町付近の路上で客を勧誘し売春を行っていたことが判明する。被害者が、昼間は大企業の幹部社員、夜は娼婦と全く別の顔を持っていたことで、この事件がマスコミによって興味本位に大々的に取り上げられ、被害者および家族のプライバシーをめぐり、議論が喚起された。(wikipedia)より
この事件は真犯人のDNA検査で被害者の爪と膣に残っていた精液などが犯人にさせられたネパール人のものではないことが証明されたため、15年ぶりに今年になって釈放されました。そのえん罪事件のでっち上げもメチャクチャなのですが、この女性の死にも大変な疑惑があるのです。彼女は東電によって消されたのではないかという疑惑です。彼女の父親は東電の幹部社員で「原発に反対していた」そうです。そしてそのために部長職を干されて、ガンで52歳でなくなります。彼女は慶応大学出のエリート社員として父親の死後に東電に入社します。そして幹部候補生として企画調査課の副室長になっていました。当時の上司が勝俣恒久会長だったのです。そして彼女は何と「福島原発3号炉のプルサーマルはやめるべき」という報告書を提出して、たった1人で父親の意志を引き継いで原発に反対し続けていたといわれています。そんな彼女は孤独なたたかいや様々な要因で精神的に追い詰められたため、売春という逃げ道に走ってしまったのでしょう。彼女を殺したのは暴力団の可能性が強いと言われていますが、その暴力団を影で操っていた真犯人がいたのではないかと私は想像するのです。それが誰だかは分かりませんが、彼女が死んで一番得をした者が真犯人の可能性が大きいと私は思います。イスラエルのことわざにこんなものがあるそうです。「実効した犯人よりも、その事件で一番得をした者が真の犯人に近い」と。
その彼女が殺されたのが1997年3月8日ということです。つまり、それから15年目に彼女の怨念のように福島原発が彼女の予想どうりに爆発事故を起こしたのです。
東京、大阪、三重、福岡の市民が「自分のパソコンから脅迫メールを送った」という容疑で逮捕されて、東京と福岡の2人は、その事実を認めて福岡の男性28歳は処分保留で釈放されたが、東京の19歳の大学生は大学も退学して保護観察処分を受けていて服役していたといいます。この事件で真実が分かったのは、真犯人からマスコミや弁護士に「彼らがかわいそうだから助けてやって」というメールが来て、犯人しか知らない供述をしていたから警察も気づいたという間抜けな様を表したのです。
真犯人がウイルスをこれらの4人に送って、それでなりすまされた4人はいい迷惑で、悪いのは真犯人ですが、警察の取り調べにより、自白させられた2人を皆さんは「犯人でもないのになぜ自白したのか。ウソの自白をする方が悪い」と感じる方が多いと思うのですが、ここでちょっと自白調書を見ればすぐ、その理由が分かります。
実に最もらしい自白をしているのです。それに犯人にしか分からないような供述をしているのです。28歳の福岡の男性は「仕事が見つからなくてむしゃくしゃしていたのでやった」とか。
警察・検察はえん罪事件を簡単にでっち上げてきた歴史がある
これまで無実の罪で多くの市民が犯人に仕立て上げられてきました。1963年には埼玉県狭山市で被差別部落出身の石川一雄さんが女子高生を強盗強姦殺人事件の犯人として逮捕された事件です。石川さんは「自分が殺した」と自白したために一審では死刑判決が出されたのですが、二審で自白を翻して無実を主張してのですが、なぜか最高裁では無実ではなく無期懲役を言い渡し、1994年仮釈放となったままです。検察庁の威信を傷つけることの方が1人の青年の生命や人生を奪うよりも尊重されるという国家権力の真実を物語っています。
やってもいない犯行をやったとウソの自白をする市民が悪いのか
なんでこんなに「いとも簡単に無実の人間が犯行を認めるのか」という疑問を皆さんは持つことでしょう。しかし、取り調べというのは昼夜を問わず行われます。日本の警察・検察庁の密室の取り調べは戦前から一向に変わってはいないのです。そこでは暴力があり、脅し、すかし、大声を上げるや机やいすを蹴るなど日常的です。それに逮捕されただけで23日間は自由に警察は被疑者を拘束できます。23日以内に起訴できなければ釈放されるのですが、逮捕して3日以内に裁判所に勾留延長の申請をして、その最高拘留期間が23日なのです。日本の取り調べはヨーロッパやアメリカと比べて明らかに密室性と非公開で行われているのです。だから、自暴自棄になった被疑者は早く取り調べから楽になりたいためにウソの自白をするのです。また、狭山事件の被告の石川一雄さんは取り調べの警官が「おまえがやったと言えば家に帰してやる」とウソの約束をして、ニセの自白をさせたのです。よく取り調べの警官は「おまえは初犯だから起訴猶予で無罪放免されるから早く自白をした方がいいぞ」なぞとうそぶいて無実の罪を負わせるのです。また、取り調べ官は真犯人でなければ知らないことをある程度知っているので、ストーリーを作って誘導尋問をおこないます。「これこれであなたはそこの包丁を持って彼女を殺したのだろう。その包丁は逃げる途中に、どこの茂みに捨てたのだろう」という調書をあらかじめ無実の犯人に教えるのです。そして真犯人にさせらえれた人は「そのとうりです」と言えば調書はいとも簡単にできあがります。無実の真犯人を作り出す背景は「誰でもいいから早く星をあげたい」という警察や検察の自己保身しかありません。しかし、それに荷担して追従する裁判所の責任も見逃してはならないでしょう。無実の犯人を作ってきた最高責任者は裁判所です。
東電OL殺人事件の謎
東電OL殺人事件は1997年(平成9年)3月に東京電力の従業員だった女性が東京都渋谷区円山町にあるアパートで殺害された事件である。有罪判決によって服役した人物は釈放され、再審が確定している。
1997年(平成9年)3月19日に、東京都渋谷区円山町にあるアパートの1階空室で、東京電力東京本店に勤務する女性(当時39歳)の遺体が発見された。発見し通報したのは、このアパートのオーナーが経営するネパール料理店の店長であった。後に被告人となるネパール人男性は、このアパートの隣のビルの4階に同じく不法滞在のネパール人4名と住んでいて、被害者が生前に売春した相手の一人でもあった。死因は絞殺で、死亡推定日時は同8日深夜から翌日未明にかけてとされる。
1997年(平成9年)5月20日、警視庁は、殺害現場の隣のビルに住み、不法滞在(オーバーステイ)していたネパール人男性を、殺人事件の実行犯として強盗殺人容疑で逮捕した。逮捕されたネパール人男性は、捜査段階から一貫して無実を主張した。
被害者女性は、慶應義塾女子高等学校をへて、同大学経済学部を卒業した後、東京電力に初の女性総合職として入社した。未婚のエリート社員であったが、後の捜査で、退勤後は、円山町付近の路上で客を勧誘し売春を行っていたことが判明する。被害者が、昼間は大企業の幹部社員、夜は娼婦と全く別の顔を持っていたことで、この事件がマスコミによって興味本位に大々的に取り上げられ、被害者および家族のプライバシーをめぐり、議論が喚起された。(wikipedia)より
この事件は真犯人のDNA検査で被害者の爪と膣に残っていた精液などが犯人にさせられたネパール人のものではないことが証明されたため、15年ぶりに今年になって釈放されました。そのえん罪事件のでっち上げもメチャクチャなのですが、この女性の死にも大変な疑惑があるのです。彼女は東電によって消されたのではないかという疑惑です。彼女の父親は東電の幹部社員で「原発に反対していた」そうです。そしてそのために部長職を干されて、ガンで52歳でなくなります。彼女は慶応大学出のエリート社員として父親の死後に東電に入社します。そして幹部候補生として企画調査課の副室長になっていました。当時の上司が勝俣恒久会長だったのです。そして彼女は何と「福島原発3号炉のプルサーマルはやめるべき」という報告書を提出して、たった1人で父親の意志を引き継いで原発に反対し続けていたといわれています。そんな彼女は孤独なたたかいや様々な要因で精神的に追い詰められたため、売春という逃げ道に走ってしまったのでしょう。彼女を殺したのは暴力団の可能性が強いと言われていますが、その暴力団を影で操っていた真犯人がいたのではないかと私は想像するのです。それが誰だかは分かりませんが、彼女が死んで一番得をした者が真犯人の可能性が大きいと私は思います。イスラエルのことわざにこんなものがあるそうです。「実効した犯人よりも、その事件で一番得をした者が真の犯人に近い」と。
その彼女が殺されたのが1997年3月8日ということです。つまり、それから15年目に彼女の怨念のように福島原発が彼女の予想どうりに爆発事故を起こしたのです。
by nonukes
| 2012-10-19 14:24
| マスコミと原発
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