2012年 07月 23日
8月4日13時~ 松下竜一『暗闇の思想』読書会のお知らせです。
松下竜一『暗闇の思想』読書会のお知らせ
小坂 正則
松下竜一氏が亡くなって今年で8年になります。松下さんが1972年に朝日新聞に投稿した「暗闇の思想」から今年でちょうど40年です。3.11フクシマを経験した私たちは、松下竜一の「暗闇の思想」から多くのことを学ぶ必要があるのではないかと私は考えたのです。そして今夏、「暗闇の思想を」の復刻版が出版される予定です。40年前の豊前火力発電建設反対運動の中で、松下竜一が考え、たどり着いた思想が暗闇の思想だったのです。電気が足りないから火力発電所を建設し、そして、その発電所がまた、新たな電力需要を呼び起こし、新たな発電所をつくり続ける。そのように人々の欲望のままにエネルギー需要は限りなく拡大して行っていいのだろどうか。ここらで立ち止まって考えて見ようではないか。
彼は暗闇の思想でこのように書いています。「冗談ではなくいいたいのだが、「停電の日」があってもいい。…月に一夜でもテレビ離れした「暗闇の思想」に沈み込み、今の明るさの文化が虚妄ではないかどうか。冷えびえとするまで思惟してみようではないか。」
今回は松下竜一の作家活動や市民運動を支え続けた梶原得三郎さんを交えて、生前の松下竜一が何を考え、どのように中津で行動したのかなど、エピソードなどのお話も聞くことができるでしょう。こんな読書会はめったに開催されませんよ。ぜひごこの機会に参加ください。
テーマ:松下竜一「暗闇の思想」読書会
日 時:8月4日(土)13:00~17:00(予定)
場 所:市民図書館「松明楼」大分市田の浦12組(小坂正則宅)
講 師:梶原得三郎さん&新木さん
定 員:20名で締め切らせていただきます
連絡先:090-1348-0373(小坂)
参加費:500円(お茶代)
その他:松下竜一著「暗闇の思想を/明神の小さな河岸にて」2800円+税(割引価格で販売予約受付中)
梶原得三郎さんとは
1937年、現在の中津市耶馬渓町に生まれる。住友金属工業小倉製鉄所に勤務していたが、1973年、35歳の時に松下竜一氏と出会い、豊前火力建設反対運動に参加する。そして、1974年、海面埋め立て阻止行動で逮捕され、37歳で失職。その後、家業の魚屋をはじめる。現在74歳。松下さんが出し続けた「草の根通信」に「さかなやの四季」を連載した。今年、その連載が出版された。(3200円+税)
「さかなやの四季」(3360円)(当日割引価格3000円にて販売します)
裁判長、あなたはいまのような開発が進行し公害が増大すれば、日本はおしまいになるのだというようなことを、1人の人間として考えたことはないのですか。私は自分のなした行為を恥じてもいないし、ましてや罪だとは思っていない。むしろ、私のしていることは歴史的に評価されていいことだと誇りを抱いている。(「さかなやの四季」より)(自身の裁判にて被告人の立場で裁判長に訴えた)
松下竜一が亡くなってしまった現在、松下竜一に会うことはできませんが、1972年から、共に行動してきた梶原得三郎さんに松下竜一がどんな人だったのかなど聞きませんか。また、松下竜一を影に日向に支えてきた人間・梶原得三郎さんの魅力に、きっとあなたも感動するでしょう。
小坂 正則
松下竜一氏が亡くなって今年で8年になります。松下さんが1972年に朝日新聞に投稿した「暗闇の思想」から今年でちょうど40年です。3.11フクシマを経験した私たちは、松下竜一の「暗闇の思想」から多くのことを学ぶ必要があるのではないかと私は考えたのです。そして今夏、「暗闇の思想を」の復刻版が出版される予定です。40年前の豊前火力発電建設反対運動の中で、松下竜一が考え、たどり着いた思想が暗闇の思想だったのです。電気が足りないから火力発電所を建設し、そして、その発電所がまた、新たな電力需要を呼び起こし、新たな発電所をつくり続ける。そのように人々の欲望のままにエネルギー需要は限りなく拡大して行っていいのだろどうか。ここらで立ち止まって考えて見ようではないか。
彼は暗闇の思想でこのように書いています。「冗談ではなくいいたいのだが、「停電の日」があってもいい。…月に一夜でもテレビ離れした「暗闇の思想」に沈み込み、今の明るさの文化が虚妄ではないかどうか。冷えびえとするまで思惟してみようではないか。」
今回は松下竜一の作家活動や市民運動を支え続けた梶原得三郎さんを交えて、生前の松下竜一が何を考え、どのように中津で行動したのかなど、エピソードなどのお話も聞くことができるでしょう。こんな読書会はめったに開催されませんよ。ぜひごこの機会に参加ください。
テーマ:松下竜一「暗闇の思想」読書会
日 時:8月4日(土)13:00~17:00(予定)
場 所:市民図書館「松明楼」大分市田の浦12組(小坂正則宅)
講 師:梶原得三郎さん&新木さん
定 員:20名で締め切らせていただきます
連絡先:090-1348-0373(小坂)
参加費:500円(お茶代)
その他:松下竜一著「暗闇の思想を/明神の小さな河岸にて」2800円+税(割引価格で販売予約受付中)
梶原得三郎さんとは
1937年、現在の中津市耶馬渓町に生まれる。住友金属工業小倉製鉄所に勤務していたが、1973年、35歳の時に松下竜一氏と出会い、豊前火力建設反対運動に参加する。そして、1974年、海面埋め立て阻止行動で逮捕され、37歳で失職。その後、家業の魚屋をはじめる。現在74歳。松下さんが出し続けた「草の根通信」に「さかなやの四季」を連載した。今年、その連載が出版された。(3200円+税)
「さかなやの四季」(3360円)(当日割引価格3000円にて販売します)
裁判長、あなたはいまのような開発が進行し公害が増大すれば、日本はおしまいになるのだというようなことを、1人の人間として考えたことはないのですか。私は自分のなした行為を恥じてもいないし、ましてや罪だとは思っていない。むしろ、私のしていることは歴史的に評価されていいことだと誇りを抱いている。(「さかなやの四季」より)(自身の裁判にて被告人の立場で裁判長に訴えた)
松下竜一が亡くなってしまった現在、松下竜一に会うことはできませんが、1972年から、共に行動してきた梶原得三郎さんに松下竜一がどんな人だったのかなど聞きませんか。また、松下竜一を影に日向に支えてきた人間・梶原得三郎さんの魅力に、きっとあなたも感動するでしょう。
by nonukes
| 2012-07-23 14:15
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