2012年 06月 19日
宮城県議会はガレキの広域処理に全会一致で反対!森の防潮堤へ
がれき防潮堤で溝 宮城県、慎重姿勢 県議会は推進議連 河北新報社2012年06月12日火曜日
東日本大震災で発生したがれきを防潮堤整備に活用する「いのちを守る森の防潮堤」構想をめぐり、宮城県議会と県の温度差が目立ってきた。議員連盟を結成し、全会一致で推進する議会に対し、県は法規制などを理由に慎重姿勢を崩さない。構想が動きだせば、がれき処理の工程や広域処理の行方にも影響を及ぼすだけに、15日開会の6月定例会では論戦の焦点に浮上しそうだ。
「時間的にも法的にも制約があり、(実現は)物理的に不可能だ」
村井嘉浩知事は11日、同構想の実現に厳しい認識を示した。発言の相手は、がれきの受け入れ検討のため県庁を訪れた北橋健治北九州市長。「魅力的な構想だが、議論はどの程度進んでいるのか」という問いに答えた。
村井知事は廃棄物処理法で木質がれきの埋め立てが禁じられていることや、構想実現には法改正が必要で2013年度末の処理期限に間に合わなくなる点を指摘した。
村井知事はこの日の定例記者会見でも「県の独断で進められない。国と話し合いを進めなければならない」と慎重な言い回しに終始した。
知事と市長の会談の約1時間後、議連は県議会棟で、構想に賛同する県選出国会議員との意見交換会を開いた。会合では県側の対応をいぶかる意見が続出。「そもそも、なぜ県は広域処理にこだわるのか」など県方針への異論が相次いだ。
議連の相沢光哉会長(自民党・県民会議)は「がれき量の精査の結果、がれきは県内でも十分処理できる量になった。国に広域処理を依頼した手前、後に引けないのだろう」と推し量った。
議連も引くに引けない状況にある。5月下旬には岩沼市で実証実験に着手。当日は1000人のボランティアが参加し、苗6000本を植えた。
この日の会合では「構想を進めるよう県に求める」とし、6月定例会で県の対応をただしていく姿勢をあらためて打ち出した。
ガレキ試験焼却に焦りが出てきた広瀬知事と吉本津久見市長
この間の津久見市議会での吉本市長の発言「反対派が騒ぐから風評被害が起こる」や「オカルト的」など、彼の焦りを端的に表しています。広瀬知事も記者会見で記者に対してこんな発言をしたという。「君たち記者が変なことを書くから悪いんだ」(これは私が記者から聞いた話ですから事実はちょっと違っているかもしれませんが、内容はこんなニュアンスだったと思います)と、記者会見の場でガレキの質問に対してはいつも怒りまくっているそうです。このごろ広瀬知事は実にご機嫌斜めです。
6月12日の私たちと廃棄物対策課との懇談会で、私の質問「もう広域処理用のガレキはほとんどないと聞いていますよ」に対して、伊藤参事は「焼却できる木片などは確かにそのようですね。でも、漁網や汚泥などのガレキはまだあります」と発言していました。だから広瀬知事や吉本市長は焦っているのです。無くなってしまったら、これまで努力してきたことが水の泡となってしまうからです。汚泥や漁網などは木片ガレキとは全く別の要素があります。それに試験焼却は木片で実際には漁網とはなりません。それに住民説明会で県は燃やすものは「木片です」と説明しておきながら、焼却対象物を漁網に変えるのは説明責任を果たしていないではないですか。
上の記事のように「森の防潮堤」案は全国的に広がりを見せています。焼却可能な広域処理対象のガレキは島田市や東京都などがどんどん燃やしているので残りはわずかです。「ガレキ処理は焼却しかない」という官僚の作文を棒読みする広瀬・吉本コンビは「気づいたらガレキはもう無かった」なんてことになるのではないでしょうか。そうなったらまるでサーカスが終わった後に会場にたどり着いたピエロのようなものです。
森の防潮堤を
いのちを守る森の防潮堤
東日本大震災で発生したがれきを防潮堤整備に活用する「いのちを守る森の防潮堤」構想をめぐり、宮城県議会と県の温度差が目立ってきた。議員連盟を結成し、全会一致で推進する議会に対し、県は法規制などを理由に慎重姿勢を崩さない。構想が動きだせば、がれき処理の工程や広域処理の行方にも影響を及ぼすだけに、15日開会の6月定例会では論戦の焦点に浮上しそうだ。
「時間的にも法的にも制約があり、(実現は)物理的に不可能だ」
村井嘉浩知事は11日、同構想の実現に厳しい認識を示した。発言の相手は、がれきの受け入れ検討のため県庁を訪れた北橋健治北九州市長。「魅力的な構想だが、議論はどの程度進んでいるのか」という問いに答えた。
村井知事は廃棄物処理法で木質がれきの埋め立てが禁じられていることや、構想実現には法改正が必要で2013年度末の処理期限に間に合わなくなる点を指摘した。
村井知事はこの日の定例記者会見でも「県の独断で進められない。国と話し合いを進めなければならない」と慎重な言い回しに終始した。
知事と市長の会談の約1時間後、議連は県議会棟で、構想に賛同する県選出国会議員との意見交換会を開いた。会合では県側の対応をいぶかる意見が続出。「そもそも、なぜ県は広域処理にこだわるのか」など県方針への異論が相次いだ。
議連の相沢光哉会長(自民党・県民会議)は「がれき量の精査の結果、がれきは県内でも十分処理できる量になった。国に広域処理を依頼した手前、後に引けないのだろう」と推し量った。
議連も引くに引けない状況にある。5月下旬には岩沼市で実証実験に着手。当日は1000人のボランティアが参加し、苗6000本を植えた。
この日の会合では「構想を進めるよう県に求める」とし、6月定例会で県の対応をただしていく姿勢をあらためて打ち出した。
ガレキ試験焼却に焦りが出てきた広瀬知事と吉本津久見市長
この間の津久見市議会での吉本市長の発言「反対派が騒ぐから風評被害が起こる」や「オカルト的」など、彼の焦りを端的に表しています。広瀬知事も記者会見で記者に対してこんな発言をしたという。「君たち記者が変なことを書くから悪いんだ」(これは私が記者から聞いた話ですから事実はちょっと違っているかもしれませんが、内容はこんなニュアンスだったと思います)と、記者会見の場でガレキの質問に対してはいつも怒りまくっているそうです。このごろ広瀬知事は実にご機嫌斜めです。
6月12日の私たちと廃棄物対策課との懇談会で、私の質問「もう広域処理用のガレキはほとんどないと聞いていますよ」に対して、伊藤参事は「焼却できる木片などは確かにそのようですね。でも、漁網や汚泥などのガレキはまだあります」と発言していました。だから広瀬知事や吉本市長は焦っているのです。無くなってしまったら、これまで努力してきたことが水の泡となってしまうからです。汚泥や漁網などは木片ガレキとは全く別の要素があります。それに試験焼却は木片で実際には漁網とはなりません。それに住民説明会で県は燃やすものは「木片です」と説明しておきながら、焼却対象物を漁網に変えるのは説明責任を果たしていないではないですか。
上の記事のように「森の防潮堤」案は全国的に広がりを見せています。焼却可能な広域処理対象のガレキは島田市や東京都などがどんどん燃やしているので残りはわずかです。「ガレキ処理は焼却しかない」という官僚の作文を棒読みする広瀬・吉本コンビは「気づいたらガレキはもう無かった」なんてことになるのではないでしょうか。そうなったらまるでサーカスが終わった後に会場にたどり着いたピエロのようなものです。
森の防潮堤を
いのちを守る森の防潮堤
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サムライ菊の助でござる^^
at 2012-06-19 16:41
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>まるでサーカスが終わった後に会場にたどり着いたピエロのようなものです。
言い得て妙!素晴しい表現!
お二人に、たとえられたピエロがむげねえですが^^
言い得て妙!素晴しい表現!
お二人に、たとえられたピエロがむげねえですが^^
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nonukes at 2012-06-19 17:17
サムライ菊の助様に私のへたくそな文章をお褒めいただき、身に余る光栄に存じます。本当はもっと中身の濃いオリジナルな文章を磨き上げて書きたいのでござるが、いかんせん毎日毎日敵の攻撃がすさまじいものでのんびり文学に浸っている暇がない有様に存じます。
それにしてもサムライ菊の助様による小出裕章氏への徹底論争はお見事でござるなあ。あなた様の気迫と情熱にただただ頭が下がるばかりなり候。
それにしてもサムライ菊の助様による小出裕章氏への徹底論争はお見事でござるなあ。あなた様の気迫と情熱にただただ頭が下がるばかりなり候。
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サムライ菊の助でござる^^
at 2012-06-19 20:04
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うちのブログにコメントいただいたのは、てるてる大臣殿でございましたか^^大臣殿のお蔭で、梅雨の合間の数時間の晴れ間をいただき、無事小麦の収穫が出来ました^^小出の裕章さんは手強かった!拙者をにらみつけて一歩もあとにひきませんでした。反原発40年の気迫を感じました。またいつか挑んでみたいと思っております。
by nonukes
| 2012-06-19 08:28
| 放射能で汚染した震災ガレキ
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Comments(3)