2012年 06月 10日
日本にも「みどりの党」をつくろう!
自民・民主ではなく共産党でもない環境政党「みどりの党」の誕生を
これまでの時代を反省しよう
昨年の3月11日の福島原発事故は大量の放射能を福島を中心に東日本一円から、遠く九州までもばらまきました。福島原発事故の放射能の雲は地球を4周もしたと伝えられています。一度に4機もの原発が爆発するという史上初の事故を起こしてしまったことを私たちが教訓として、脱原発社会を目指すきっかっけとしなければ、避難を余儀なくされている福島や関東の方々の犠牲を強いたことが全て無駄になってしまいます。
しかし、「原発ムラ」と言われている電力会社と政治家と労働組合と経産省官僚と関連企業と御用学者などの利権構造はいまだに健在です。その証拠が5月25日に毎日新聞がスクープした「原子力委員会の原発推進派のメンバーがコッソリ集まって報告書を書き換えていた」ということなどにも現れています。核燃料サイクルを何としても続けたいがために、「再処理した方が使い捨てたよりも割安になる」というとんでもない試算に書き換えたり、長期エネルギービジョンを自分たちに都合のいいように書き換えたりしていたのです。
電力会社の御用組合の責任は重い
また、電力総連系の電力会社の労働組合の責任も大きなものがあります。彼らは同盟系の御用合が総評系を吸収合併して一本化した企業内組合ですが、彼らは経営者よりも積極的なほど原発推進派でした。これまで民主党の国会議員に「原発に賛成する」という踏み絵を踏ませて、「原発賛成をしなければ推薦しない」という露骨な締め付けを行ってきたのです。自民党が電力会社の経営者を通じて原発を支持して、組合は民主党をハイジャックしていたのです。だから一見盤石のような原発推進体制が日本にガン細胞のようにはびこっていたのです。とどめが広告料という名のマスコミ買収資金で、原発ムラの勢力はこの国のエネルギー政策を完璧なまでに牛耳っていたのです。
震災ガレキの広域処理で見えてきた既存政党の腰砕け模様
震災ガレキという名の放射能汚染ガレキの焼却処理を各地で行うという国の方針に多くの首長が飛びつきました。ご多分に漏れず、元経産省事務次官の広瀬知事は島田市や東京都に遅れまいと「大分県もガレキを受け入れたい」と2月20日に記者会見で表明しました。
「ガレキ受け入れ」全会一致決議の重さ
さて、それからが大変で、私たちは無知な知事のこの一言でてんやわんやの大騒動になってしまいました。津久見市の太平洋セメントで放射能セメントを作る話や、大分市のゴミ焼却場で燃やす計画など様々な動きが始まりましたが、お母さんたちの粘り強い行動で大分市では多くの市議さんがある程度理解してくれました。それでも県議会は自民党から共産党まで賛成して全会一致でガレキ受け入れ決議が3月29日の最終議会で可決されました。この意味は非常に大きいものです。結局、ガレキの焼却には大分県の県議は誰も反対しなかったのです。もし、ここに一人でも市民派議員が居て賛成しなかったら全会一致の決議ではなく、多数による決議となっていたのです。全会一致がどれほど重いかというと、「何でも反対する共産党が賛成するのだから正しいはずだ」と一般市民は考えてしまう。確かに放射能の検査を十分やって安全なガレキだけを受け入れることや、周辺住民への説明や理解を得ることなどの条件を付けたことを持って、「決議の中身はすばらしい内容にしました」と、私たちにいくら説明しても、中身ではないのです。ガレキ受け入れ派にとっては内容などどうでもいいことで、決議が通ること、そのことに意味があるのです。「知事の背中を押してやりたい」という公明党議員の浪花節によって提案、可決されました。私の親しい何人もの議員から「本当は私もガレキ受け入れには反対なのだが、それを言えないんだよ…」という声が漏れ聞こえてきました。「それっていったい何なんだ。ここは戦前の日本か、それとも北朝鮮か!」と私は一人で悔しがったものです。
いまこそ日本に「みどりの党」を
全ての既成政党は多かれ少なかれ経済成長を善として追い求めています。経済成長と発展がなければ社会は成り立たないがごとくの成長神話に浸り切っています。そのような政党の寄せ集めで、今日では自民党も民主党も政策にほとんど違いがありません。それだったらいっそのこと自民、民主が一緒になったら憲法も改正できる、と意気込んでいる石原都知事など核武装論者もいます。
平和と脱原発と安全、安心な食べ物や小さな経済社会を目指す政治勢力をいまこそ作る必要があるのではないでしょうか。
7月28日には日本に「みどりの党」が旗揚げする予定です。私はこれまで「革新自由連合」から「原発いらない人びと」や「平和市民」など参議院選挙ではミニ政党を応援してきました。今度こそ、「みどりの党」が日本に誕生して、この国の政治を変えることを期待しています。いや、私がその中に入って、私たちの地域から政治を変える決意です。みなさんもご一緒に参加しませんか。
「みどりの党」をつくろう!
わたしたちは、福島原発事故を招いた「経済成長至上主義」と、既成政党や官僚や専門家への「おまかせ民主主義」にサヨナラします。脱原発、そして地球環境と共存できる持続可能な社会、
草の根の市民活動が支える参加民主主義こそ、「みどりの党」のめざすものです。
「日本にも、みどりの党がほしい!」という声があふれています。わたしたちは、一人ひとりの思いが反映されるプロセスを大切にします。
7月の「緑の党」結成にむけて「みどりの未来」がよびかけ、多彩なメンバーが集まって「みどり緑の党」結成準備委員会がスタートしました。
いっしょに「みどりの党」をつくりましょう!みど
みどりの党を作ろう 詳しくはこちらへ
◆ 主なスケジュール
7/28(土)11:00~18:00「みどりの党」結成総会
会場:YMCAアジア青少年センター(水道橋駅徒歩5 分)
http://ymcajapan.org/ayc/hotel/jp/kaigi-spaceY.html
7/29(日)13:00~16:30「みどりの党」イベント
会場:星陵会館(半蔵門線・南北線永田町駅、千代田線国会議事堂前 駅、銀座線・丸の内線赤坂 見附駅) http://www.seiryokai.org/kaikan.html
by nonukes
| 2012-06-10 22:04
| 「緑の党」をつくろう!
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