2012年 05月 28日
津久見市民が「インチキガレキ説明会」を徹底的に追及!
震災ガレキの焼却説明会で津久見市民が県や市を厳しく追及!
昨日27日は朝から「大地と子供たちの未来を守る会」のお母さんたちが朝から津久見周辺のお店や駅や運動会会場入り口で「ガレキ説明会に参加しよう」というチラシを道行く市民へまきました。
その後、午後6時から説明会場の津久見市民会館には大分県下各地から市民が続々集まって、津久見市民へ「放射能ガレキの危険性」や「ガレキを埋め立てて防潮林をつくろう」などとアピールしました。
津久見市民の中にもお母さんたちが中心の「ガレキ受け入れに危惧する」ビラをまいて市民にガレキ受け入れに反対するように訴えました。
会場では県の職員によるものものしい警戒のもとで津久見市民とそれ以外の県民を分けて、津久見市民以外は一切発言を認めないという徹底ぶりでした。新聞報道によると400人から450人の参加だったそうです。
大分県環境部長や氏田廃棄物対策課長はオウムのように「国の基準に従って安全なガレキだけを持ち込みます」や「放射能の危険性は一切ありません」と繰り返すだけ。「風評被害があったらどうするのか」という市民からの質問に対しても、両氏は「試験焼却により安全性を確認することにより風評被害もなくしていきたい」と言うのみ。北九州市では風評被害が試験焼却でもすでに起きているのです。試験焼却をやめることしか風評被害を防ぐ方法はないのです。
甲斐看護大学教授によるおきまりの「100ミリシーベルト以下の放射能は安全です」は、ふつうの市民からも馬鹿にされた発言ばかりでした。「甲斐さんあなたの話など聞きたくはありません」という発言にすべてが現れていました。
最後に「市長が演壇座っていないのはおかしい」という追求に渋々市長も演壇に立って発言。「これでけでは決めない」というような発言だったと思います。津久見市民のがんばりによって約20名くらいの発言者は全員反対意見でした。これで津久見市が焼却をあきらめるなどということは考えられませんが、とにかく説明会を県や市のペースで終わらせなかったことは一定の勝利だといってもいいのではないでしょうか。
今回の説明会で一番大きな力となったのは太平洋セメントの立地地区の区長さんの発言でした。「区の役員を全員集めて昨日話し合ったところ、全員がこのガレキ焼却に反対するという意見だったので、我々の区では焼却を認めるわけにはいかない」というような発言でした。太平洋セメントとこの地区は大気汚染防止の協定を結んでいるのです。昭和40年代には津久見市一帯で大変な健康被害に遭っていたのですが、その中心の地区が反対しているのですから、太平洋セメントがガレキ処理を強行したら、セメント操業自体ができなくなるかもしれないのです。彼らの地区を孤立させないように私たちも応援していきたいと思います。
最後まで頑張ってくれた津久見市民のみなさんと県下各地から日曜日の夜という最悪の条件の中集まってくれた仲間のみなさんありがとう。
ユーストリームで説明会の映像を見ることができます
↓↓↓
http://www.ustream.tv/recorded/22887647
市民の不安続出 津久見で「がれき」説明会
大分合同新聞2012年5月28日
東日本大震災で発生したがれきの広域処理に関して、県は27日夜、太平洋セメント大分工場(津久見市)の活用に理解を求める地元説明会を同市民会館で開いた。県は受け入れるがれきの安全性を強調し、試験焼却に向けた手続きを進める考えを説明したが、市民からは放射性物質への不安など否定的な意見が続出。地元区長の一人も反対の姿勢を表明した。説明会での反応をがれき処理を進める判断材料の一つとしていた県、市にとっては厳しい結果となった。県内でのがれき処理をめぐっては県、市が同工場の活用を検討している。太平洋セメントは地域の承諾を受け入れの前提としており、試験焼却の実施に向けて津久見市民の理解を得るために説明会を開いた。
がれき処理への関心は高く、市内外から約450人が出席。3分の1が市外で、大分市など行政関係者の姿もあった。
直野清光県生活環境部長らは、県が定めた1キロ当たり100ベクレル以下のがれき受け入れ基準や検査態勢、既に試験焼却を終えている太平洋セメント熊谷工場での経過について説明。甲斐倫明県立看護科学大学教授が放射線の基礎知識について講演した。
質疑での発言はほとんどが反対。放射性物質による健康被害、風評被害への不安が相次いだ。
市内の男性は「『津久見のミカンや魚を買うな』となったら、責任を持てるのか」と質問。同工場の地元区長は「低い線量だとしても、中には高いものが混じっているかもしれない。津久見が汚染される不安があり、役員会で反対を決めた」と発言。直野部長は「風評被害を防ぐには安全性を示すことが近道。万一の場合は国へ伝えるのが県の責務」などと答えた。
終了後、市内の50代の会社員男性は「これだけでは分からない。詰めることが多いと思う。説明は一通りの決まり文句で、会場からのやじは感情的だった」。50代の自営業女性は「話を聞けば聞くほど、孫たちには悪いことになるのではと怖くなった。市長はもう一度、市民の声を聞いて検討してほしい」と話した。
県「市の意見を聞き判断」 市長「賛成者から発言なし」
震災がれきに関する地元説明会で津久見市民から反対の声が相次いだことについて、直野清光県生活環境部長は「放射線に対する市民の心配度合いを感じた。試験焼却の実施は、市の意見を聞きながら判断したい」と話した。
同市の吉本幸司市長は「試験焼却をしないと安全性の判断材料は得られないが、この説明会で理解を得られたとは思っていない。これぐらいの反対はあるだろうと思っていたし、賛成の人は発言していない」と述べ、6月の市議会での議論を踏まえ、市民の理解を得たかどうか判断する考えを示した。
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つばき
at 2012-05-28 19:58
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広瀬(知事)は理解は得られたと言ってます。
焼却前に説明はしない。
地区の了承もいらない。
津久見市長と協議する。
区長が反対していることについても、賛成しているひともいるでしょうとか言っています。
とんでもないです。
焼却前に説明はしない。
地区の了承もいらない。
津久見市長と協議する。
区長が反対していることについても、賛成しているひともいるでしょうとか言っています。
とんでもないです。
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そしてこれだ
at 2012-05-29 00:03
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そしてこれだ
at 2012-05-29 00:04
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震災がれきの受け入れを検討している県と津久見市は、試験焼却を進める方針を示しました。
これに対して、住民からは、風評被害などを懸念して反対する意見が相次ぎました。
震災がれきの受け入れを巡って、昨夜津久見市で開かれた住民説明会。
これに対して、住民からは、風評被害などを懸念して反対する意見が相次ぎました。
震災がれきの受け入れを巡って、昨夜津久見市で開かれた住民説明会。
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そしてこれだ
at 2012-05-29 00:04
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住民からは、受け入れに反対する意見が相次ぎました。
県と津久見市は、太平洋セメント大分工場で震災がれきの受け入れを検討しています。
津久見市民ら400人が出席した説明会で、県は受け入れに向けて試験焼却実施の方針を明らかにしました。
試験焼却の考えを強調する県側に対し、住民からは風評被害や放射性物質の飛散への不安の声が上がりました。
説明会は予定時間を大幅にオーバーし、途中で打ち切られました。
一方、津久見市の吉本幸司市長は、住民の賛否に関わらず試験焼却を実施する方針です。
また、広瀬知事は「住民説明会で多くの住民の理解を得た」との認識を示しました。
さらに、試験焼却にあたって県は、説明会を開かず、津久見市と協議して決める方針です。
説明会では、受け入れに向けて一歩踏み出したい県や市と、反対する住民の間で議論は平行線を辿りました。
お互いの溝が埋まらないまま試験焼却が始まることになりそうです。
県と津久見市は、太平洋セメント大分工場で震災がれきの受け入れを検討しています。
津久見市民ら400人が出席した説明会で、県は受け入れに向けて試験焼却実施の方針を明らかにしました。
試験焼却の考えを強調する県側に対し、住民からは風評被害や放射性物質の飛散への不安の声が上がりました。
説明会は予定時間を大幅にオーバーし、途中で打ち切られました。
一方、津久見市の吉本幸司市長は、住民の賛否に関わらず試験焼却を実施する方針です。
また、広瀬知事は「住民説明会で多くの住民の理解を得た」との認識を示しました。
さらに、試験焼却にあたって県は、説明会を開かず、津久見市と協議して決める方針です。
説明会では、受け入れに向けて一歩踏み出したい県や市と、反対する住民の間で議論は平行線を辿りました。
お互いの溝が埋まらないまま試験焼却が始まることになりそうです。
by nonukes
| 2012-05-28 11:02
| 放射能で汚染した震災ガレキ
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Comments(4)