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小坂正則の個人ブログ

広瀬知事のいう震災ガレキ広域処理の根拠がなくなった

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5月17日大分県廃棄物対策課氏田課長へ「説明会はいつか開催するのか」と問いつめる
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                          大槌町での植樹の模様

震災ガレキ広域処理の根拠が消滅しつつある

これまで私たちは「放射能に汚染した可能性のある震災ガレキは九州へ持ち込むな」と言ってきました。その根拠をこれまでお母さんたちの徹底した調査やたゆまぬ勉強で、その真相を暴いてきました。そこで分かったことは、このガレキ問題は「震災ガレキの処理に困っている東北の復興のためではなく、別の目的で進められている」ということです。しかし、その本質的な問題は残念ですが、インチキ「絆」や「頑張ろうニッポン」の大合唱にかき消されて、真実が隠されたままガレキだけがひとり歩きして今日まで来たようです。でも、そうウソは長続きはしませんよ。新聞でも様々な記事が出て来ています。キヅナのバッシングのなかで書き続けてくれた現場の記者の心意気に私は熱いものを感じます。それにしても能天気な議員(私の仲間だった議員も含めて)の問題意識のなさには失望しました。ガレキ問題は放射能のことも問題なのですが、それよりもこれは利権派と民主主義を求める市民の戦いだったと思います。大分に限っては、津久見市民の目覚めで、ガレキの受けれはますます困難になりつつあります。もう少しで広瀬知事の目論見はつぶせるでしょう。でも大分だけの問題ではありません。いつかこの問題もきちんと検証しなければなりませんね。津久見のガレキを追い払った後ですが。

震災がれき広域処理にこだわるな
朝日新聞5月19日 ■伊藤智章(岩手・宮古支局長)

震災がれきの広域処理に疑問がある。膨大な運搬費用をかけ、放射能汚染を心配する地域住民と摩擦を起こしてまで急ぐ必要があるのか。
 朝日新聞宮古支局から1キロの宮古港にも、がれきの山がある。昨年11月、東京都への運び出しが始まった。がれきの放射線量は東京の方が高いこともあるのに、反対する人たちがいる。それに比べ、「さすがは剛腕都知事」と最初は感心した。
 でも、東京に搬出するのに1トン当たり処理費4万4千円に加え、輸送費が1万5千円かかると知って考え込んだ。北海道、北陸などへ搬出すれば、さらに輸送費はかさむ。それでいいのか?
 何しろ、県外搬出予定量は岩手が57万トン、宮城は344万トンにのぼるのだ。地元処理分を含めて、経費は全額国費負担。国は2年でまず1兆円を用意している。
 環境省は「岩手はふだんの11年分、宮城は19年分ある。目標の『3年以内の処理』には広域協力が不可欠」と説明する。でも、リサイクルに回すなどしており、岩手でいえば処理が必要なのは半分以下。しかも、被災地も仮設炉などで能力を増強しており、県外に頼む必要があるのはその一部だけだ。
 3年にこだわらず、国費負担を1、2年延長すれば、県外に頼まなくても処理できる計算だ。量の多い宮城県石巻市などは、例外的に集中して広域支援すればいい。
 置き場のグラウンドや港湾の利用が制約されるというが、被災地は広大だ。阪神大震災では3年以内に処理したが、都市部と同列に考えなくてもいいはずだ。「がれきの山をみることで被災者が傷つく」という説明も聴くが、少なくとも私は現場でそういう人に会ったことがない。
 岩手県の岩泉町長や田野畑村長は「ゆっくり地元で処理し、雇用や経済に貢献してほしい」と私に話したが、現状は県が仕切り、首長の意向を反映する余地はない。
 両町村計13万トンのがれきをすべて東京に運べば、運搬費だけで20億円。同村の一般会計の3分の2に当たる規模だ。処理速度を上げるため、大手業者などによる巨大な分別プラントが稼働している。これも期限を延ばせば、もっと地元が参入できるだろう。
 仮設住宅の建設も急ぐあまり、国が費用を持ち、県が発注したところ、断熱材不足など不具合が続出した。がれき処理も同じ構図だ。現場から離れた判断を懸念する。

ガレキの上に「森の防潮堤」日経新聞5月1日

岩手大槌町住民ら3千本植樹

東日本大震災で発生したがれきの上に樹木を植える「森の防潮堤」を試験的に造成しようと、岩手県大槌町の町浄化センターの敷地内で30日、住民ら約450人が約3千本の苗木を植えた。全国初の試みで。細野環境大臣も参加した。
森の防潮堤は、横浜国立大の宮脇昭名誉教授が震災直後から提唱。がれきを活用し、景観保護の役割も果たせるとして注目を集めている。
植樹は町の協力を得て、宮脇名誉教授と共に活動を続けているタイヤ大手の横浜ゴムが主催。コンクリート片や流木などのがれきの上に土盛りした長さ50メートル、高さ4メートルの山の斜面に、住民らが約1時間かけてタブの木など16種類の苗木を植樹した。10年後には10メートル以上の高さに育つという。
政府は、青森県から千葉までの沿岸約140キロに、ガレキを再利用した防潮林の整備を6月にも始める方針で、細野環境大臣は防潮堤について「この方法も参考にしたい」と話した。
Commented by shima at 2012-05-20 19:58 x
川崎在住のshimaです。ときどき、投稿させていただいております。川崎では、阿部市長が17日に、「広域処理の必要はない」として、今の国のやり方に乗ってのガレキは、とりあえずですが、やめました。http://mainichi.jp/select/news/20120518k0000m040082000c.html

今日、勉強会があったのですが、そこで講師でお呼びした川崎市議の方から少し詳しい話を聞けました。焼却による大気の汚染もありますが、「汚染灰」もすごく問題なのです。
関東はどこもこの「汚染灰」をかかえています。川崎は海面埋立なので、たまる一方です。しかし、国から妙な基準が出て、今ためているものも海に放り込め、みたいなことが言われています。
本当に国のやっていることはメチャクチャです。こんなこと、みんなでやめさせないといけないと思います。
Commented by 佐伯の人間 at 2012-05-21 08:31 x
shimaさん 川崎はまだ油断はできないかもしれませんが、止めたのは皆さんの活動の賜物だと思います。

現実の問題、もともとの高濃度汚染灰の問題がありますから、関東はそれこそ優先課題で、広域どころではない状態だと思います。
Commented by 佐伯の人間 at 2012-05-21 08:57 x
奈須区議さんのツィッターです。
http://twitter.com/#!/nasurie/status/204152411907039232
岩手で増えた分を、太平洋セメントで処理する?となると、まだ、津久見を当てにする可能性があります。
この前津久見の担当者に電話して、受け入れ先は,宮城でしょ?と聞いたら、まだ決まっていないとのことで、岩手の可能性に含みを持たせていました。
Commented by shima at 2012-05-21 18:16 x
奈須さんは勉強会でいつも「とにかく頑張りましょう」と力強く仰ってくれます。山本節子さんは「止めようと強く思えば絶対に止まります」と仰いました。わたしも、絶対に入れさせるものか、何が何でも、絶対に止めさせる、と思っていました。

大分は、まだ、県が比較的話を聞いてくれる方だと思います。県知事はわかりませんが、職員レベルでは危険性を考えたらやりたい訳ではないのでしょう。太セも施設が傷んだり、妙に線量が高いものを引き受けたくはないはずです。企業ですから慎重です。
尼崎市は「灰で100ベクレル」と言う市長が、ついに、試験焼却も見合わせると言いました。
大分県も、受入れる必要は全くないのです。津久見市のゴミ処理、余裕があるわけではありません。外からゴミをこんな遠くまで運搬費かけてまで運ぶことはないのです。

文科相が「九州は汚染されていない」と太鼓判を押しました。「有害な物質」(彼らは「安全なガレキ」といいますし、100ベクレルまでは安全などとウソを言いますが、では、放射性物質が有害か無害かといったら、有害に違いないのです)を、九州に、大分に、津久見に持ち込む理由は、全くないのです。

大分での説明会が重要です。
by nonukes | 2012-05-19 09:57 | 放射能で汚染した震災ガレキ | Comments(4)