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小坂正則の個人ブログ

「市民電力会社をつくろう」が大分合同新聞で紹介されました

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松下竜一さん(左の写真)を師と仰ぎ、「市民電力会社をつくろう!」を出版した小坂正則さん


「暗闇の思想」の“現代版”を出版


                                   大分合同新聞2012年05月10日 14:44



 中津市の作家で発電所の建設反対など市民運動家としても知られる故松下竜一さんが1972年に発表した「暗闇の思想」の“現代版”を、松下さんを師と仰ぐ大分市の小坂正則さん(59)が出版した。松下さんに共感し、共に活動してきた小坂さんは、著書で原発停止後に必要となる電力を“市民の力”で確保する方法を提案している。
 「暗闇の思想」は当時の全国紙の新聞に掲載された約1500字の文章。「ただひたすらに物、物、物の生産に驀進(ばくしん)して行き着く果てを、私は鋭くおびえているのだ」。その文章は福島の原発事故を暗示していた―と小坂さんは感じている。
 今回出版した「市民電力会社をつくろう!」(影書房)は、快適なエコ生活や太陽光発電の共同設置のノウハウなどを紹介。さらに、チェルノブイリ原発事故をきっかけに母親ら市民が設立し、「非原発」を訴えながら電気を供給するドイツの「シェーナウ電力会社」を理想的なモデルとして提案している。
 小坂さんは市民活動をする中で松下さんと親交を深めた。2001年にNPO法人九州・自然エネルギー推進ネットワークを設立して代表を務め、公共施設に太陽光発電を設置したり、二酸化炭素削減などに効果があるまきストーブの普及などを勧めている。9年前に生前の松下さんと出版を約束していた。
 「まず、電力がとめどなく必要なのだという現代の絶対神話から打ち破らねばならぬ。ひとつは経済成長に抑制を課すことで、ひとつは自身の文化生活なるものへの厳しい反省で、それは可能となろう」(「暗闇の思想」)。
 現在問われている課題を40年前の文章から読み取った小坂さん。「(自著を)現代版として松下さんに報告するには恥ずかしい内容」と照れながらも、「原発停止後の電気をどうやってみんなで分かち合うかが重要。今こそ、松下さんの思想を多くの人と共有したい」と話している。

 <ポイント>松下竜一さん
 1937~2004年。家業の豆腐屋を14年続け、68年に歌文集「豆腐屋の四季」を出版。翌年に緒形拳主演でテレビドラマ化された。記録文学を書き続けた。
by nonukes | 2012-05-10 17:11 | 市民電力会社をつくろう | Comments(0)