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小坂正則の個人ブログ

「この夏電気が足りない関西電力」それでもやめないオール電化!?

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関西電力オール電化住宅なお促進
                   毎日新聞 2012年05月05日 
   



 今夏の電力需給が全国で最も逼迫(ひっぱく)する関西電力が、調理や給湯などをすべて電気でまかなうオール電化住宅の販売促進を続けていることが4日、分かった。政府試算で今夏の電力供給能力が最大需要より15%足りないと見込まれる同社管内で、需要を拡大させるオール電化推進には批判が上がりそうだ。【久田宏】

 関電広報室によると、完全子会社でオール電化機器の販売会社「かんでんEハウス」(大阪市)が関電管内の加盟店に取引量に応じて値引きし、事実上の販売奨励を行っている。昨年12月までは、オール電化を販売した電器店や施工会社に「電化手数料」も支払っていた。

 関電は昨年3月の東日本大震災と東京電力福島第1原発事故以後、オール電化のテレビCMは自粛したが、ハウスメーカーなどは独自にオール電化住宅を販売。子会社を通じた営業もあり、11年度は関電管内でオール電化住宅が約7万戸増加し、累計で全体の約1割にあたる94万戸になった。東電は昨年の原発事故直後に新規営業を中止した。

九州電力とて同じです!未だにやめようとしないオール電化キャンペーン

話しは関西電力だけではありません。九州電力も同じです。昨年のことですが、「オール電化キャンペーンはなぜやめないのですか」という質問状をだしたところ、その回答がふるっています。「オール電化キャンペーンはもうやっていません。その代わり快適エコライフキャンペーンを行っています」だそうです。そこで私は「快適エコライフキャンペーンとはどんなキャンペーンですか」と聞くと、「中身はオール電化ですが呼び名が変わりました」とのこと。オール電化はご時世でお客様にご理解を得られないので、コッソリ名前を変えたということでしょう。何と懲りない面々なのでしょうか!
関西電力は「夏場の電力が足りないことと大飯原発の再稼働は別問題」と言っています。電気が足りなくても足りても再稼働はさせていただくという考えです。だから再稼働してまたぞろオール電化で稼ぎたいということです。彼らには私たち市民の思いは未だ伝わってはいません。どうしたら私たちの思いが伝わるのかは皆さんそれぞれで考えましょう!まずは
反オール電化キャンペーンを繰り広げましょう!
Commented by 駆け出しのエコ推進派 at 2012-05-06 00:31 x
自然エネルギーを推進する事とオール電化をやめさせる事は別物だと思いますが・・・。逆にオール電化に必要な電力を自然エネルギーでまかなえるようにどう提案するかの方が有意義だと感じます。反オール電化は自然環境を考えた提案ではなく、電力会社に対する反発のように思えてしまいますが、いかがでしょうか?自分は、パッシブハウスと自然エネルギー創出の融合をテーマに考えたいです。
Commented by nonukes at 2012-05-06 07:44
その①
コメントありがとうございます。オール電化は電力需要増やし、昼間の電力需要のピークをますます押し上げるだけです。電気は貯めることが出来ないので需要の平準化が電力会社にとっても最も効率的な経営をすることになるし、発電所もたくさん作る必要がなくなるのです。ロサンゼルスなどではわざわざ需要を抑えるために電力会社が省エネ冷蔵庫を買うときに補助金を出したりしているのです。電力会社は電気をたくさん売れば儲かるのではなく、負荷平準化することで発電所をたくさん作る必要がない方が、実は儲かるのです。
米国やヨーロッパの電力会社の発電所の平均稼働率は75%くらいですが、日本は60%そこそこです。需要変動が激しいからたくさんの発電所が必要になり、その分発電所の維持コストがかかるのです。
大切なのはそれぞれのエネルギーのまさにベストミックスです。(よく電力会社が使っていましたが)つまり、広間の電力需要をガスなどによって抑えてもらう方がいいのですから、オール電化などは愚の骨頂です。
Commented by nonukes at 2012-05-06 07:52
その②
電気は電気にしか出来ないことをやってもらうべきです。それは照明やパソコンや冷蔵庫や洗濯機を動かすことです。ガスは料理や暖房などが得意です。石油や天然ガスで電気を作って、その際に60%のエネルギーロスを出して、また、その電気でお湯を沸かすのなら、最初からガスでお湯を沸かす方がエネルギーロスが少ないのです。私は電力会社への反発でオール電化に反対しているのではありません。例えば都市ガスは周辺の団地の皆さんがオール電化に変えてしまったら、その地域のガスを使っている方が居てもメンテナンス費用が出せなくなったら撤退します。ライフラインを守るためにもガスのお客さんが一定程度居ることは必要なのです。だから私はもっとガスに頑張ってほしいと思っています。オール電化の問題点を指摘することで電気とガスの役割をみんなで考えることは重要だと思います。いま、オール電化の問題点を著書を出す準備をしています。乞うご期待!小坂正則
Commented by 駆け出しのエコ推進派 at 2012-05-06 15:16 x
お返事ありがとうございます。勉強不足な面はお許しください。
電気とガスにはそれぞれ得意な役割があると言われていた点、その通りだと思います。
電力会社の電気でお湯を沸かす非効率的な「エコ給湯」を条件とした補助金制度に問題があるという事ですよね?
私が言いたいのは、人間が生活する上で電気をはじめとしたエネルギーはもはや必要不可欠です。
ガス事業を否定するつもりはありませんが、ガス資源も有限です。
それよりも、生活に必要なエネルギー全てを太陽光・太陽熱・風力・水力などの自然エネルギーからまかなえるようにするにはどうすればいいかと考える方が大切だと思います。
給湯も、太陽熱や太陽光の発電等でまかなえればいいのでは?
NPO活動の目的に書いてある「自然エネルギーの研究と普及を進める事業を行う」と「反オール電化」は違う感じがしてコメントさせて頂きました。
by nonukes | 2012-05-05 12:13 | オール電化 | Comments(4)

  小坂正則

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