2011年 11月 30日
薪ストーブ物語Ⅱ-2
小坂農園の歴史のご紹介です
大分市と別府市の中間で高崎山のふもとで別府湾を見下ろす高台にある小さな農園が小坂農園です。ここの枇杷は江戸末期から作られていたそうです。戦後、私の父が満州から引き上げて、この地に入植して60年以上にわたってビワやミカンなどの果樹を中心に、昔ながらの技法で作物を栽培して来ました。7年前に父が亡くなって以降は私がサラリーマンと兼業でやっていましたが、2011年から専業で作物を作っています。これまで40年以上農薬は使っていませんし、有機主体の肥料を使っていましたが、今年の3.11原発事故後は里山のカヤなどを畑に敷き詰めるだけの自然農法をめざすことにしました。
父親はビワの低木栽培に50年以上の歳月をかけて研究してきた人でした。昭和8年に県職員に採用されて、前津江村で農業指導をしていたそうです。昭和13年に退職して中国の旧満州へ渡り、開拓団で農業を指導し、戦後はこの地でビワ栽培を始めました。昭和24年6月には昭和天皇にビワを献上したそうです。
現在、椎茸の栽培やミカンにビワの栽培をスタッフの加藤さんに手伝ってもらいながら細々と農園を維持しています。そのほかにも薪の販売や桜チップの販売などやっていますのでホームページをご覧ください。
当農園は子どもたちやお母さんや若者が集い、楽しく未来を語り合うことができる自然エネルギーと農業のふれあいの場です。いつでも誰でも自由にお越しください。ボランティアの無料宿泊も受け付けています。
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by nonukes
| 2011-11-30 11:52
| 小坂農園 薪ストーブ物語
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