2010年 08月 14日
君は祝島を知っているか
“原発に揺れる島”祝島ドキュメンタリー映画上映会へのお誘い
実行委員会 事務局 小坂正則
大分県の国東半島の国見町から島影が大きく見える島、山口県上関町「祝島」。姫島から僅か30km足らず、伊美町の人びとと1000年にも及ぶ付き合い“神舞”の伝統をかたくなに守る人びとの住む祝島。その島の対岸5㎞の地に中国電力は原発を建設しようとして28年が経つ。そんな長いたたかいの続く島の人びとの生活や生き方を撮り続けたドキュメンタリー映画が、たまたま2本、この夏に完成した。
原発反対の運動は島の人びとを中心に、粘り強くたたかわれているが、多くの国民が無関心でいる間に建設に向けた動きは着々と進んでいる。今や海を埋め立てる直前の緊迫した攻防が続いている。そのような中で、私たちは『何を選択すべきか』の「解」は簡単には見いだせないが、少なくとも祝島の“景色”や“人びとの日常の暮らし”の中に、今の私たちの社会が失いかけているものを取り返すことのできる「解」が隠されているのではないかと、2人の女性監督はフイルムを回し続けたのだと私は思う。
私は今年の5月に『はなぶさあや』監督作品「祝の島」を観る機会があった。そしてその上映会を大分県内で行おうという動きができつつある。また、鎌仲ひとみ監督作品「ミツバチの羽音と地球の回転」という映画を観た仲間からは、この映画を上映したいという思いが高まっていた。「それなら同時に2本とも上映することにしたらどうだろう」と思いいたり、2本で4時間の長い上映となるが、やることにした。「祝の島」は県内でも各地で上映する計画が持ち上がっている。「ミツバチ…」は鎌仲ひとみ監督のお話も聞ける。こんな無茶で欲張りな上映会は他にはないと思うが、私たちの思いを感じてほしくて、敢えて無理を承知で同時上映会を開催することにした。
この映画は多くの市民の力で上映したいと思っている。とにかく多くの方々に、まず、この映画を観てほしい。そして、あなたに何かを感じてほしい。あなたの心の中にストンと落ちる何かが必ずあることを私は確信している。
上映に当たってのお願い
①チケットを預かってくれる方を募集しています。
②ポスターとチラシを置いてくれるお店やそれを探してくれる方を募集しています。
③上映に当たって、チラシを撒いたり、ポスターを貼ったり、当日のボランティアを募集しています。
④上映の後援や応援をしてくれる団体や組織がありましたら教えてください。
⑤最後にチケットを買ってください
上映日程
日 時:11月7日(日)10時から19時まで4回上映予定
場 所:大分市NHKキャンパスホール(予定)
入場料:大人1000円
連絡先:097-529-5030
九州・自然エネルギー推進ネットワーク
小坂正則
by nonukes
| 2010-08-14 20:43
| 脱原発大分ネットワーク
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