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小坂正則の個人ブログ

日本中の原発を今すぐ止めよう

昨日の東北沖地震により福島第一原発と第二原発が運転不能に陥っている。また、原子炉格納容器内の放射能を外部へ放出したと報道されている。周辺の住民8万人の避難を行っているという。原子炉の緊急炉心冷却装置が停止していて、冷却ができない状況だという。このままでは炉心溶融が起こる可能性がある。炉内の水位も確認できていないと伝えられている。このような壊滅的な状況は絶対に起きないと電力会社も国も説明してきた。私たちにできるのはメルトダウンしないように祈るだけだ。
このような状況は必ず起こると私たちはこれまで20年上の間訴えてきた。しかし、その私たちの力が足りなかったために、稼働中の原発を止めることはできなかった。しかし、その私たちの主張が正しかったことが、今回の地震で証明された。今できることは、第一に周辺住民の避難と、危機回避のための運転員の対策だ。その次が私たちによる「全ての原発を止めるための行動」だろう。あらゆる手段で浜岡原発を筆頭に全ての原発を止めるための行動をとろう。上関原発建設など、今後の新規原発建設などもってのほかだ。地震を止めることは私たちにはできない。しかし、地震の被害を最小に押さえるための行動は可能だ。その一番が「稼働中の原発を今すぐ止める」ことだ。それが世界一の地震国に住む私たちの使命だろう。
# by nonukes | 2011-03-12 09:18 | 脱原発大分ネットワーク | Comments(0)

上関原発の建設を阻止して奇跡の海を守ろう

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上関原発建設予定地周辺は瀬戸内海に残された貴重な自然の宝庫
                       小坂正則

昨日、別府にて「長島の自然を守る会」の高島美登里さんをお呼びして「上関原発の建設を阻止し、奇跡の海を守ろう」というテーマの講演会を開催しました。私は、これまで何度か上関原発建設予定地を訪れているのですが、大分の私にとっては特に珍しい景色というほどではなく、「奇跡の海」という認識はありませんでした。大分県南部のリアス式海岸とよく似た景色だったからです。しかし、昨日の高島さんのお話を聞いて、初めて長島の特に原発予定地周辺の海域が「奇跡の海」だということが理解できました。高島さんは「上関原発建設予定地周辺の長島を世界自然遺産にして、祝島を文化遺産する運動を起こそう」大きな夢を語ってくれました。瀬戸内海に残された奇跡の海を守るためにも、上関原発の建設を許してはならないと思いました。以下は高島さんのコメントです。

4月10日の国際シンポジウム“カンムリウミスズメと上関(瀬戸内海)の生物多様性”に参加しよう

かつて瀬戸内海は海鳥たちが舞い、スナメリが群れ泳ぐ豊かな海でした。しかし、大規模開発によって、ほとんどの地域でかつての姿を見ることは出来なくなりました。しかし、上関周辺は開発から免れ、瀬戸内海で最後に残された生物多様性のホットスポットとして、研究者たちからは“奇跡の海”と呼ばれています。特に近年の海鳥調査において、国の天然記念物で、国際的な保護鳥であるカンムリウミスズメの周年生息地であることが明らかになりました。また、オオミズナギドリの繁殖も確認されましたが、これは内海としては世界で初めての事例です。ところが、上関では原子力発電所建設計画が進行しています。
長島の自然を守る会は1999年にこうしたかけがえのない財産を次世代の子供たちの遺すために発足しました。日本生態学会・日本ベントス学会・日本鳥学会などの研究者と調査を重ね、①中国電力の環境アセスメントのずさんさの追求②上関原発計画を中止させ、貴重な自然環境・生態系を“自然博物館(フィールドミュージアム)”として保存することを目的に活動しています。
2011年4月10日(日)には広島市で国際シンポジウム“カンムリウミスズメと上関(瀬戸内海)の生物多様性”を開催します。国内外から著名な研究者が参加してカンムリウミスズメをはじめとする貴重な海鳥の生態や調査、保護対策について国際的な視点から考えます。このシンポジウムをきっかけに“奇跡の海“と専門家に絶賛された上関の自然のすばらしさを世界に向かって発信し、上関原発計画に対して海外からの世論を巻き起こしたいと考えています。


日 時:4月10日(日)10時から17時

場 所:広島英和記念公園内 国際会議場「ヒマワリ」

参加費:当日1200円

主 催:長島の自然を守る会
# by nonukes | 2011-03-06 10:17 | 脱原発大分ネットワーク | Comments(0)

日本の林業を再生させる方法 その3

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ペレットストーブの普及で林業再生

写真は本日設置した大分県内の新設保育園のペレットストーブです。イタリアMCZ製のスイートという高級ストーブです。天板と側板、前板は陶器でできています。こんなすばらしストーブで暖をとることのできる子どもたちは、きっとすばらしい保育の時間を過ごすことができるでしょうね。この園の子どもたちは身近な生活の中で環境教育を直接肌で学ぶことができるのです。

灯油が値上がりしてペレットの方が割安になりました

当NPOはペレット20kgを800円から販売しています。ペレットのカロリーは灯油の半分ですから灯油18リットルはペレット約36kgに相当します。つまり、36kgのペレットは1440円です。現在、灯油18リットル1500円くらいですからペレットの方が少し割安になりました。特に当NPOでペレットストーブを購入した方には送料割引を実施してますから、なおさらです。

石油ストーブや薪ストーブに比べてペレットストーブの長所と短所とは

①薪ストーブに比べてペレットストーブは煙が少ない。灰もすくないので都会でも使える
②灯油よりも燃料費が割安。薪を購入するよりもペレットの方が割安。
③薪ストーブやペレットストーブなどの木質バイオマス燃料は二酸化炭素を出すが、木が大きくなるときに出した二酸化炭素は吸収するから、排出した二酸化炭素はゼロカウントとする。だから石油ストーブより環境にやさしい。(カーボンニュートラルという)
④石油ストーブを燃やしたときの油くさい臭いがしない。
⑤薪ストーブもペレットストーブもオレンジの炎が人々の心を癒す効果がある。
⑥石油をこぼしたら臭いが取れないし、引火の危険性があるが、ペレット燃料をこぼしても危なくない。

ペレットストーブの欠点は

①薪ストーブは電気を使わないから停電時にも使えるが、ペレットストーブは停電時には動かない。
②薪ストーブは拾ってきた小枝などを燃やすことができるが、ペレットストーブはペレット燃料しか燃やせない。
③薪ストーブほど暖かくはない

などなどです。

しかし、ペレットストーブの最大の特徴は、スギやヒノキなどの間伐材や端材を燃料として利用できることで、日本の林業の再生へ大きく貢献するトップバッターなのだということです。家族で、恋人と二人で暖を採りながら、日本の山の再生や山で働く人々の手助けになることなど思いを巡らせながら、楽しい団らんを過ごせることが一番の素晴らしさでしょう。
# by nonukes | 2011-03-05 00:29 | 林業再生 | Comments(3)

日本の林業を再生させる方法 その2

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造園業者との連携で伐採された材を燃料や有機肥料に

上の写真は造園業者による伐採されたケヤキを搬入している写真と、下は材を薪にするために玉切りしている写真です。造園業者にとっては伐採した後の木材は単なるゴミで、処分するには1トン1万円から1万5千円の処分費がかかります。(2トントラック一杯で3万円ほどの経費)それに対して、広葉樹の剪定材は私たち薪生産者にとっては喉から手が出るほどにほしい薪生産材です。それなら、不要な者と必要な者を結びつけれるだけで、互いが儲かる仕組みができるはずです。
具体的には様々な問題もあります。細い枝は私たちはほしくはありません。葉っぱなどはなおさらです。しかし、造園業者にとっては太い幹だけ引き取ってくれるというのでは剪定材を選別する手間が増えます。造園業者は全ての不要材を引き取ってもらいたいところでしょう。そこで私たちは細い枝も引き取ることにしました。枝は薪ストーブクラブの会員へ無償に近い価格でおわけする予定です。それよりも細い枝や葉っぱは我が農園の敷き草の代わりに利用することにしました。そうすれば全ての材を引き取ることが可能になります。今後は葉っぱは堆肥化して無農薬ビワや無農薬ミカンの有機肥料に利用する予定です。このような連携は自然エネルギーと有機農業の融合にもなるのです。

こんな贅沢な暮らしをあなたもやってみませんか

ゴミとなる運命だった材を薪ストーブの燃料に使えば、薪ストーブのオレンジ色の炎に心も癒され、無農薬の野菜や果物も作れて、おまけに二酸化炭素の削減にも貢献するのです。こんな身体にも環境にも心にもやさしい、贅沢な生活をあなたもやってみませんか。
# by nonukes | 2011-03-04 08:06 | 林業再生 | Comments(0)

日本の林業を再生させる方法 その1

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環境税の導入と共に固定資産税の見直しを

産業の復興や発展のための様々な施策には必ず補助金などの予算が必要だ。しかし、この国は疲弊して補助金を出す財源がない。私は環境税や炭素税を導入して、その財源を新エネルギーによる国内産業の発展に使うべきだと考えている。しかし、そのためには産業界の反対が根強い。今の菅政権に、その力があるとは決して思えないし、野党の賛成を得ることは非常に困難だと思われる。しかし、手をこまねいて黙ってこの国が沈没していくの見過ごすわけにはいかない。そこで私なりに財源が必要ない、いえ、むしろ財源を生み出しながら林業関連産業を復興させる案を考えてみた。ぜひ多くの方の批判を乞う。

山の固定資産税を10倍に上げ林業再生を

地球温暖化防止京都議定書により、日本は二酸化炭素を2008年から2012年まで5年間に90年比で6%削減することが義務づけられているが、そのうち森林が吸収する二酸化炭素として3.8%が認められている。目標の6%から森林吸収分の3.8%を引けば実質は僅か2.2%の削減目標でしかない。それだけ森林吸収の恩恵は大きいのだ。しかし、森林吸収が認められるのは「適正に管理した森林」という前提条件がある。管理されていない人工林はその対象にならないのだ。
ところで、現在の日本の森林面積は約2500万ヘクタールで国土の2/3を占めているが、そのうち1040万ヘクタールが人工林で1500万ヘクタール弱が天然林だ。そのうちの若干が原生林。その人工林と天然林の管理を適正に行っている所有者に対して、行っていない所有者へのペナルティーを与えるべきではないかというのが私の提案だ。
ところで日本の山林の固定資産税の算定基準は土地の価値よりも森林材の評価額によって決められている。国産材の価格崩壊によって固定資産税も信じられないような課税額となっている。価値を生み出す生産手段としての山林が価値を生み出さないのだから固定資産税が安いというのは理にかなっているが、不在地主と間伐を行わない山林崩壊現象が全国にはびこっている現状を打破して、日本の林業再生のために、大胆な改革をいまこそ行うべきではないか。
山林の固定資産税を現行の10倍に値上げする。しかし、実際に適切な管理を行っている林業従事者の山林は90%の減免措置を行い、現行の固定資産税額を維持する。不在地主や放置されている山林に対してのみ10倍の固定資産税が適用されるのだ。不在地主に対しては山林を手放す要因となるだろうし、手放したくない所有者に対しては生産協同組合の結成を呼びかけたり、森林組合への委託などへ誘導策を実施することによって入り組んだ山の地権者を集約する。そのような政策により複雑な山林境界線を整理し、意欲のある林業経営者や企業に林業を集中・集約するのだ。それによって大規模林業と材の搬出を計画的に行うことが可能となり、低コスト林業が実現できる。
固定資産税を10倍に上げることにより地方自治体や国には相当額の固定資産税を入ることになり、その財源は林業再生への財源として有効に活用できるし、子供手当や介護保険や年金支給財源として使うことも可能だ。
また、山林の流動化により産廃の不法投棄や違法な開発など様々な問題も起こり得るが、そこは監視や違法行為に対しては厳しい措置を取ればいい。
日本の山林の複雑な境界線を見直し、大規模林業への起爆剤として大いにこの固定資産税10倍案は議論の価値があると考える。
# by nonukes | 2011-02-08 15:28 | 林業再生 | Comments(0)

この国はどこに向かって進もうとしているのか

管政権は自然エネルギー政策をどのように進める気なのか

これまで私たちは自民党政権の元でも様々な自然エネルギー政策の恩恵を受けていました。一つは新エネルギー普及促進事業による太陽光発電設置事業です。しかし、来年度からこの補助金は終了するとのこと。これまで私たちの設置した太陽光発電「てるてるちゃん」を6年の間に、この補助金を利用して公共施設などへ8件設置してきた。昨年、鳩山首相が2020年までに90年比25%二酸化炭素削減を目指すと発言した決意はどこに行ったのだろうか。また、nedoは新エネルギー普及啓発事業も来年度からは行わないという。私たちが毎年行っていた自然エネルギーのイベントがどれだけ効果があったのかと問われれば何とも言いにくいが、それでも普及啓発の意義もあったはず。
また、環境省の薪ストーブやペレットストーブへの補助金の支給も打ち切り。これまで行ってきた環境予算はすべて打ちきり。二酸化炭素削減のための政策を全くやらないという決意だけがこの政権からは伺える。

環境税の導入など根本的な制度の導入は先送り

私たちは環境税の導入など、環境政策実現のための大胆な制度の導入が早急に求まられているとこれまで訴えてきた。しかし、実態は逆。子ども手当など金をばらまいて政権維持を図ろうとする民主党政権は自民党以下の大衆迎合政権なのかもしれない。私たちは環境税などの環境政策を早急に導入し、国民全員が痛みを分かち合うことで日本のエネルギー政策を自然エネルギー中心のエネルギー政策へ転換させることを一番求めている。
管民主党政権は普天間基地問題や尖閣列島事件などに翻弄されて環境政策は完全に吹っ飛んでしまったようだ。しかし、100年後のこの国の制度などいち早く取り組まなければ取り返しのつかない決定的な失敗を繰り返すことになる。なぜならヨーロッパ・ドイツの先進的な政策は自然エネルギーの最先端技術や世界標準を獲得し、世界をリードする大きなメリットがあるからだ。

スマートグリッドなど先端技術に取り残される日本

アメリカのオバマ政権はスマートグリッドの研究開発に5年間で1兆5000億円の資金を投入するという。それに比べて日本は電力会社の電力地域独占を許す、ガラパゴス的な仕組みで世界標準から大きくかけ離れている。地球温暖化対策など様々な国際的な取り組みの遅れが、最先端の技術開発の遅れへとつながり世界から孤立する危険性があるからだ。その端的な例が原発による二酸化炭素削減政策と原発メーカーと政府の二人三脚によるベトナムへの原発売り込みなどに現れてる。

原子力と心中するのか、市民の力で原発から足を洗うのか

山口県上関町の上関原発建設計画はいよいよ大詰め。活断層が走り、瀬戸内海の内海に温排水と放射能をまき散らす原子力の建設を許すのか。それに中国電力は大きく電力需要が落ち込んでいて、今後の需要の見込みもないというのに。また、九州電力は川内原発3号機150万キロワットという世界最大級の原子炉を建設しようと目論んでいる。このような電力会社と原発推進派に対してどのようにして阻止するかが私たちの今後のエネルギー政策の実現にも大きな影響を受けるだろう。
この戦いの敵は原発推進の電力会社だけではなく、電力総連や鉄鋼労連など連合と、それに操られている民主党傀儡政権との闘いでもある。しかし、民主党政権の敵である自民党も私たちの敵だという非常に厳しい闘いではあるが。しかし、諦めるわけにはいかない。なぜなら、この正義の闘いを進める主体は私たち環境派しかいないからだ。

少数派を恐れる必要はない。正義は必ず勝利する

私たちの闘いは正義の闘いだ。歴史の進めるべき方向性を正しく認識して闘いを進めることが勝利の鍵だ。現在少数派だということが大きな問題ではない。歴史的な勝利の確信を持って未来のエネルギー政策の必然性を認識して、その方向に向かって闘いを進めることが求められているのだ。必ず自然エネルギー派は勝利する。なぜなら100年後のエネルギーは自然エネルギーしかないのだから。
# by nonukes | 2011-01-13 22:12 | 自然エネルギー | Comments(0)

明けましておめでとうございます

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↑ララも大きくなりましたよ

2011年もいつものように何の感動もなく明けました。2010年は目まぐるしく過ぎて行きましたが、私にとってはいろいろな思いも込めた2010年でした。NPOの仕事も順調というべきなのかよく分かりませんが、ドタバタと1年間が過ぎて行きました。県の委託事業は残すところ1年と3ヶ月です。あっという間に半分が過ぎて行きました。暮れも押し迫ってスタッフが2名交代することになりました。1月からは新たなスタッフと一緒に手探りの新エネルギー事業を進めます。私もいよいよ今年の4月からは副業の仕事は辞めてNPOを専業として働きます。ペレットストーブやグリーン電力の販売がどれだけ進むか何とも分かりませんが…。人生最後の大勝負と意気込んで57歳の老体に鞭を打って頑張ります。吉と出るか凶と出るかは最後までご覧になってのお楽しみです。多くの方々に支えられて今年も何とかやっていきたいと願っております。新たなスタッフ共々今年もよろしくお願い申し上げます。
最後に皆さまの2011年がよい年でありますように心よりお祈り申し上げます。

                      2011年1月2日 小坂正則
# by nonukes | 2011-01-02 17:19 | その他 | Comments(0)

『風をつかまえた少年』を、私は涙なしには読めなかった

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本屋で偶然出会った著書

私は12月4日、友人らとの忘年会に参加するために街へ出かけた。忘年会の始まるまで時間があったので、本屋に立ち寄って暇を潰すことにした。私は街に出るとたいてい、数冊の本を購入する。そのほとんどが自然エネルギー関連の図書で、仕事のための書籍だ。たまに、坂本龍馬関係の書籍などがあったら必ず購入する。「風をつかまえた少年」は目立つ黄色の装丁と表向きに書棚に置いてあったので、「きっとよく売れているのだろうな」とは思って手に取った。主人公のウイリアム君はマラウイというアフリカ中部の小さな国の少年で農業を営む父親と母と姉妹2人の4人家族だ。2001年から2年続きの早魃により多くの国民が飢えに苦しんだという。そん中で主人公のウイリアム君は食べるものもない生活を過ごす中で、中学校の授業料を払えず、学校にも行けない生活を送っていた。ウイリアム君はNPOが行っている図書館に通って独学で物理など様々なものを学んでいった。

ないものは作り出せばいい

ウイリアム君の自宅には電気は来ていない。それもそのはずで、マラウイでは国民の2%にしか電気は引かれていないのだ。そんなマラウイで、彼は自分で風車を建てて、電気を作り出したのだ。農機具などの廃品の中から風車の部品を漁った。ウイリアム君はおかしくなったと周辺の人びとはささやきあっていた。
そして彼の友人の協力もあって、とうとう手作りの風車が回り、豆電球が輝いた。そして彼はバッテリーに蓄電していつでも電気を使うことが出来るようになった。その話題は彼の街だけではなく周辺の人びとへ伝わり彼の風車を人びとは見学に来るようになった。そしてウイリアム君が作った風車の話題が新聞に載り、ラジオの取材を受け、2007年にアフリカ中の科学者や発明家や起業家国際会議TEDグローバルに招聘されスピーチするチャンスを得た。その会議の話題は世界中に報道され、彼の「ないものは自分で作り出せばいい」という発想や行動がアフリカの貧困から脱却する真の解決策なのではないかと思われたのだ。

彼の行動や想像力が私達の社会を変える

その後、彼は中学校に復学できて高校にも行き、2010年の9月からはアメリカの大学に通っているという。彼のこのような輝かしい一種の“アメリカンドリーム”に私は涙を流しながら、この著書を読み進んだ。この本の素晴らしさは、それだけではないだろう。それは私も含めて「私達も諦めずに挑戦し続ければ、夢や希望も実現できる可能性がある」という事実だ。そんな当たり前のことを気づかせてくれるウイリアム君の「挑戦し続ける力」に感動して、私はこの著書を読み終えた。こんな素晴らしい本をぜひ若い皆さんにも読んでもらいたいと思った。
# by nonukes | 2010-12-25 22:30 | 自然エネルギー | Comments(0)

龍馬暗殺の黒幕は西郷隆盛か

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2010.11.22
小坂 正則

NHKの「龍馬伝」ブームが続いている。来週には大河ドラマ『龍馬伝』は終わるので龍馬ブームも下火になるかもしれないが、龍馬に縁のあ観光地はどこも大勢の人で賑わっているらしい。そんな龍馬ファンの一番の謎が「龍馬を殺したのは誰か」だ。新撰組の近藤勇や土方歳三などは明治新政府に徹底的に取り調べられたが、彼らは龍馬を暗殺したとは自白しなかった。近藤勇は斬首されるのだから、新撰組が暗殺したのなら近藤勇は本当のことを言うだろう。幕府側勢力が坂本龍馬を殺したという歴史認識は一番考えられそうなストーリーだが、実は一番あり得ないストーリーなのだ。何よりもこの時期、平和理に大政奉還させようとした坂本龍馬は幕府側の支持者だったからだ。自らの支持者、それも唯一最大の支持者を殺すような者はいない。
 また、今日の坂本龍馬伝説は明治政府の薩摩・長州やその後の軍部にとって都合のいい歴史に歪曲されて作られた部分が多いということを前提にして見る必要があるだろう。数ヶ月前「龍馬暗殺の真相」というテレビ番組が民放であったが、そこでも「真犯人は西郷隆盛という説もある」と解説があった。今回、私は榊原英資著書の『龍馬伝説の虚実』という著書を大いに参考にさせてもらった。

明治維新を進める倒幕勢力の抗争

薩摩の西郷隆盛と長州の桂小五郎(後の木戸孝允)は一貫して坂本龍馬の唱える「大政奉還」は非現実的だとして反対した。彼らは江戸幕府を武力で鎮圧して徹底的に叩き潰して薩摩と長州による独裁政権を目指したからだ。これに対して坂本龍馬を初めとする土佐藩主山内容堂や後藤象二郎などは幕府勢力をも取り込んだ共和国政府を目指したのだ。
この案には幕府の重職を担っていた勝海舟も通じていた。勝海舟や山内容堂などの口添えで坂本龍馬は殺害される1867年11月15日以前に徳川将軍、慶善の側近である永井尚志と何度も会っていた。徳川幕府は坂本龍馬を通じて徳川家の温存に一縷の望みを託していたのだ。このような時期に徳川側が坂本龍馬を暗殺する一切の動機はない。
坂本龍馬の「大政奉還」の動きを一番うっとうしく思っていたのは正に西郷隆盛と桂小五郎らだった。それにこの時期には薩摩藩主の穏健派の小松帯刀は実質的に失脚しており、西郷らの暴走を止める者は薩摩藩にはいなかった。
坂本龍馬を亡くした大政奉還派はその後大きく勢力を後退させて、薩摩・長州の思うがままに明治政府が作られて行く。坂本龍馬の描いた政治は江戸幕府の延長線に象徴天皇のままに人民による共和国政治だったが、実際は天皇を政治の全面に出して富国強兵政治を強引に推し進めた結果、天皇の元での軍事独裁政治が1945年の敗戦まで続くことになった。薩摩・長州による独裁政治形態が日清戦争から日露戦争へと続き日中戦争へと突き進んでいったというのは言い過ぎだろうか。
歴史に「もし」はタブーだが、もし、坂本龍馬が暗殺されなかったら明治政府は軍部の暴走を防ぐ手段を取ることができたかもしれない。彼はアメリカ合衆国などの議会政治を模索していたからだ。そう考えると坂本龍馬を亡くしたことは日本にとっても大きな歴史的な損失だった。

坂本龍馬を暗殺した者の正体は

明治政府の取り調べにより京都見廻組の佐々木只三郎以下7名が坂本龍馬を暗殺したと今井信郎が供述しているが、彼以外の6名は既に全員が死亡していた。今井は見張り役だったということで取り調べの後に自由の身になっている。維新派にとっては憎き坂本龍馬暗殺者グループの生き残りへの罪が実に軽すぎる。また、供述が事実と違う点が多いといわれている。ではなぜ明治新政府は真犯人をでっち上げなければならなかったのか。それはほかに犯人がいたからだ。
中東のことわざで、このようなものがある「それによって一番利益を得る者が真犯人に一番近い」と。つまり、坂本龍馬暗殺で一番利益を得る者は西郷隆盛であり、桂小五郎だ。特に西郷隆盛は江戸や京都でテロを仕組んできた人物だ。桂小五郎は龍馬を暗殺した真相を後で知ったかもしれなしが決して口には出せなかったのだろう。坂本と桂は若い頃からの友人だったことなどを考えれば、彼が暗殺を主導することは考えにくい。西郷隆盛が暗殺を仕組んだのかどうかは現在では何の証拠もないが、見廻り組をそそのかしたり、坂本龍馬の居場所を故意に流したりして暗殺を誘導することは可能だった。歴史というものは皮肉なもので、天下を取った西郷隆盛は反乱軍の首謀者となり官軍に結果的には殺されてしまう。

坂本龍馬は商売人で英雄ではない

それにしても坂本龍馬の存在は日本の近代史にとって大きな影響を与えたか、与えることができる可能性があったのかもしれない。しかし、坂本龍馬の思想は勝海舟などの欧米の見聞からできた耳学問で、「船中八策」も原型があったという。彼は思想家でもなければ英雄でもない。
彼はテロには一切手を染めていないことなどからも西郷隆盛などとは違うし、藩の制約がない脱藩浪士だったから、坂本龍馬は自由人の商人的な発想で、ケンカをしても互いの利益のためには常に妥協して折り合うという民主主義と平和主義の話し合いの世界観を体験的に心得ていたのだろう。坂本龍馬の素晴らしさは、どこにでもいる市井の市民が主人公として認められる世界を目指していたことだ。そんな坂本龍馬だから私はますます彼に惚れ込んでしまうのだが。
# by nonukes | 2010-11-23 12:10 | その他 | Comments(0)

今日はゆっくりecoがいい2010を開催しました

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たくさんの人出で賑わいました

 11月6日の「今日はゆっくりecoがいい2010」は秋の晴天にも恵まれて、たくさんの人出で賑わいました。ボランティアスタッフの方や30店舗の出展者の皆さんに協賛企業のみなさん、大分県、大分市に忘れてはいけないのが独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)さんです。でも一番は全県下から駆けつけてくれた参加者の皆さんです。本当にありがとうございました。主催者としては天気も気になりますが、出展者の食べ物などが残らないかが気がかりでした。何とか売り切れ続出でほっとしています。これに懲りずに来年も実施したいと考えていますので、また参加願います。参加者の総数を把握することは困難ですが、昨年の2倍以上は来ていると思います。10時のオープンからゾクゾクと人の波ができてきて、12時ころにはごった返す程でした。でも参加者が今年は多かった一番の理由は「ヤマハ電動自転車」の景品が当たる抽選会の人気だったような気がします。下の写真は抽選会のテントの前の人たちです。別府に近いせいか、外国人も非常に多かったです。予想参加者は3000人くらいかと思います。昨年が1500人くらいだったようですから昨年の2倍は来ていると思います。

鎌仲ひとみさんと田中優さんの絶妙なコンビでした

シンポジウムはレストハウスの会場で行いました。上の写真がパネラーの皆さんです。別府大学の阿部先生には「別府ウォーターフロントに巨大風車の建設は可能か」というテーマでお話しして頂きました。別府湾大型風車を建てて自然エネルギーを観光の目玉にしようという発想は実に楽しく意義のある計画だと思います。別府の町を風車以外にも様々な温泉を中心に自然エネルギーを利用したまち作りを行えば別府が個性的な素晴らしい世界に誇れる観光地になることでしょう。

大型の中央集中ではなく小型で分散型の緑の点を増やそう

パネラーの皆さんの意見は、中央集中的な原発に象徴される大型の施設ではなく、小型分散型の小さなエネルギーシステムをたくさん作り、緑の点を広げていくことで大きな力にしようという意見だったようです。上から下に広げるのではなく、下から上に広げて行く。それが民主主義の原点だという意見。その象徴的な国がスウェーデンの取り組みのような気がします。鎌仲ひとみさんによるスウェーデンの報告では小さな町の人びとが町の再生を行うのにエネルギーの自立を中心に据えて取り組んだ結果、自然エネルギー100%の自立した町ができたことなどです。電気が自由に選べない社会の方が異常なのです。「ミツバチの羽音と地球の回転」の映画で出てくる男性が「日本はクリーンな電気を選ぶことができないのかい。それはおかしいよ」という話に私は、私の目指す「市民電力会社」を作ることの必然性を確信しました。
# by nonukes | 2010-11-08 14:31 | イベント案内 | Comments(0)

  小坂正則