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小坂正則の個人ブログ

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どうすれば安倍政権を倒すことができるかを考えた

「首相のお友達はレイプ犯でも無罪」安倍一強独裁の弊害はここまで来ている
小坂正則
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私の畑にさいたヒメジヨンです。これが野の草花なんて自然はステキです


森友事件も加計学園も改憲も安倍の意のままでいいのか

今年になって森友事件が発覚して、籠池理事長の証人喚問が3月29日に行われてから、国会でもテレビでも森友学園問題が大きな国民的な話題になったのですが、安倍政権の支持率は一向に下がる気配がありませんでした。そして「共謀罪」の国会審議で法務大臣のシドロモドロの答弁にも支持率はほとんど変化はありません。そして、5月に入って、加計学園による岡山理科大学の獣医学部新設問題で文科省から出てきた「首相のご意向」や「これは官邸の最高レベルが言っていること」という文書が出てきて、前川元事務次官の証言によって、この文章が官邸のいう「怪文書」ではなく、本物の文章であることが分かっても支持率にはほとんど変化がないようなのです。

なぜ安倍政権の支持率は下がらないか

この問題に対して、ネット上では「支持率調査会社が偽装している」という話がよくあります。しかし、一社だけが高支持率を掲げているならいざ知らず、サンケイから朝日までが誤差の範囲で高支持率を維持しているのですから、偽造説はないでしょう。5月29日朝日新聞のマンデー解説によると、5月24日、25日に行った世論調査では安倍内閣の支持率は47%。安倍政権を一番支持しているのは20代がトップの50%です。次が30代と若者の方が支持率が高いのです。埼玉大学の松本教授の説は、その理由として「先が見えない不安の中で、今の状況がこのまま続いてほしいという現状肯定感があるのではないか」。失業率が下がるなど、今の生活の安定が支えにつながりやすい。若い世代や労働者が民主党政権を支えた。だが政権運営は混乱し、期待道りの政策は実現できなかった。その反動が安倍政権の支持基盤を変えた。「元々及第点が低いので安倍さんは思いの外よくやっているように見える。だかた支持率は下がらないのだろう」と。
森友学園問題や加計学園問題でも支持率はほとんど下がらなかったのは、政権への評価が若者と年配者とでは物差しが違っているのではないかと思われるのです。私たちは原発再稼働を強引に推し進める安倍政権のエネルギー政策や安保法制の改正により、集団的自衛権を行使できるようになった自衛隊のあり方などで、「このままでは戦争ができる軍隊に自衛隊が変えられてしまう」という政治的な問題を優先課題として政権を評価するのに対して、若者は「経済」や「景気」などによる自分たちの就職や雇用が一番大きな関心事なのです。このギャップを私たちが埋める努力をしなければ、私たちと若者との間でバトルを繰り返すばかりで、安倍政権は高みの見物となってしまうでしょう。
あと、2つ安倍政権がこれほどの不祥事を起こしても支持率が下がらない理由が考えられます。1つは北朝鮮の脅威という問題です。強硬路線を取る安倍首相の発言は保守的な男性有権者の支持も一定程度得ているように思われます。2つ目はNHKなど御用マスコミによよるフェイクニュースです。NHKの報道をフェイクニュースというのは言い過ぎですが、それでも共謀罪の強行採決の日に限って中継をやらないなどといった安倍隠しは露骨すぎます。以前もありましたね。確か安保法案の強硬可決の時も中継をしなかったと思います。それに民放はほとんどどこも「共謀罪」と言うのに、NHKだけはいまだに「テロ等準備罪」と言って、この法案がテロ対策法案であるかのように演出しています。上げればまだまだいくらでもあります。G7のニュースでは安倍首相が主役のように褒め称えていました。まるで政府公報です。あとは読売を筆頭とした官邸御用達新聞社です。民間人の前川前次官に対して「次官のころにデートバー通いをしていた」という記事にもならない記事を全国紙に載せる恥知らずの行為です。官邸に指図されたことは見え見えです。世界一の部数を誇る大新聞が三流週刊誌のようなことをやるのですから、私が読売の読者なら、その日の内に新聞購読をやめます。しかし、残念ながら私は朝日新聞の読者でした。読売の購読者は今すぐにでも購読をやめましょう。こんなNHKや新聞社が安倍政権の支持率を支えているのです。

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レイプ犯罪も安倍のお友達なら許される?

高支持率をいいことに安倍首相やその周辺では、「何をやっても少々のことでは支持率は下がらない」と思っているようです。いまではフィリピンの旧マルコス政権か、北の金政権のようにやりたい放題の独裁的な振る舞いぶりです。国会答弁でも、民進党の質問に対して「みなさんはそんな印象操作のようなことばかり言うから支持率が上がらないのですよ。ちなみに安倍政権の支持率は50%以上ですけどね」と、野党をバカにしたように全く質問には関係ないことを言っては質問をはぐらかすばかりです。野党の質問や国の最高の言論の場である国会審議を茶化して野党も国民もなめられています。
だから次のようなことも当たり前にやってのけるのです。5月29日にレイプ被害者の女性が元TBSのワシントン支局長の山口敬之氏(現在はフリージャーナリスト)に2015年の4月に食事に誘われて酒を呑んだ後に突然意識を失い、その後ホテルに無理矢理連れて行かれて、レイプされたという事件です。その後、女性は病院に行って、診断書を書いてもらい、高輪署に被害届を提出。女性はその後、犯人の証言を得るために山口氏との間で何度もメールのやり取りを行ったそうです。そこで性交渉を行ったことは認めているそうです。そして6月8日に山口某が日本へ帰国するタイミングで逮捕令状を持って空港に刑事が待っていたら、直前になって警視庁から待ったがかかって山口某は逮捕されなかったのです。なぜなら、山口某は安倍首相のお気に入りの記者で、一緒にゴルフをする仲だったそうです。週刊新潮の記事によると、逮捕の直前に官邸から待ったがかかって山口某は逮捕されず、書類送検はされたが昨年の7月に「嫌疑不十分」だと言う理由で不起訴処分となったそうです。また「準強姦罪では第三者の目撃やビデオなど直接的証拠がないと起訴は難しい」と言われたというが、Sさんの代理人弁護士は「ありえない。否認事件でも起訴されて有罪になったケースはたくさんある」と、明らかに捜査が不適切であると指摘しているそうです。
5月29日に被害女性は実名でしかも顔を出して涙を流しながらの記者会見を行いました。
「この2年間、なぜ生かされているのか疑問に思うこともありました。レイプという行為は私を内側から殺しました」と。「レイプがどれだけ恐ろしく、その後の人生に大きな影響を与えるか、伝えなければならないと思いました」と。また、Sさんは、性犯罪の被害者にとって非常に不利に働いている法的・社会的状況を少しでも変えたいとの思いから記者会見を決意したとした上で、このように語りました。
「警察は当初、被害届を受け取ることすら拒んでいました。理由は、いまの法律では性犯罪を捜査するのは難しいから。また、相手方の山口敬之氏が当時TBSのワシントン支局長で、著名人だからでした」と。
「週刊新潮」の直撃取材で、このとき山口氏の逮捕取りやめを指示したのは、当時の警視庁刑事部長の中村格氏であることがわかっている。中村氏は現在、警察庁の組織犯罪対策部長の職にあるが、第二次安倍政権発足時に菅義偉官房長官の秘書官をつとめて絶大な信頼を得ており、いまも「菅官房長官の片腕」として有名な警察官僚だというのです。
安倍政権はお友達のためならもどんなことでもやってお友達のために取り計らうのです。これが安倍政権の本質です。決して日本国や国民ひとり一人のためなどでは決してないのです。リーダーとしての資質など全く持ち合わせていません。だから「私は加計学園のために指示したことなど一切ありません」と、言ってのけるのです。遠回しに言って部下が忖度させることは何も悪いことではないと思っているのです。「李下に冠を正さず」という故事からいえば「利権が絡む案件などを決める責任者(安倍首相)は、口利きがあると国民から疑われることがないように、まず友人(加計学園)を対象から排除して、疑いの余地が一切ないように取り計らうべきである」ということが分かっていないのでしょう。

モラルの崩壊と貧困格差をどう乗り越えるか

中東でテロが横行するのは米軍がイラクを理由もなく襲撃して国を崩壊させたことが一番の原因です。イラク兵や元イラクの官僚などがISを作ったのです。彼らやその周辺の若者などは職を奪われて貧困や格差に苦しむことから、どうせ生きていても何の幸せもないなら、テロでもやって白人や金持ちや他の部族や他の民族へ仕返してやろうと思うのです。
だから、テロが生まれるのは貧困と格差が大きな原因なのです。そしてもう1つあります。国民が法や秩序を守るのは社会がモラルを持って構成されていると思うからです。法と秩序は「社会正義」がこの国に通用していると思われなくなったら、秩序が失われて行くでしょう。だから「犯罪を起こせば罰せられる」ことが重要なのです。ところが国のトップがウソを平気でついたり、トップの友人が犯罪を犯しても罪を問われないという社会では、徐々にではあっても秩序が崩壊に向かうでしょう。そしてやがてはテロなども生まれるのです。この国がそうならないためには、国の政治家やましてはトップは清廉潔白で、国民の範とならなければならないのです。
だから、安倍政権が調子に乗って、好き放題を繰り返していけば、「おとなしい国民といえども」いつかは国民の怒りは爆発するでしょう。その爆発がテロや暴力を生み出すような社会になる前に整然と政権交代をさせなければならないのです。
そのためには若者の心を掴む必要があります。若者の気持ちを理解して、若者ともっと話し合い、寄り添い行動を共にする必要があります。リベラルの側は日本会議のような極右に負けているのです。もっと若者に寄り添い話し合う努力が必要です。
特に野党勢力は若者が何に悩んでいて、何をしてほしいのか、若者の声に耳を澄まして聞く態度が必要です。国家予算も若者や子どもに手厚くすべきです。でも「言うや安く行うは難し」ですが。

若者が夢を持てる経済政策やビジョンを訴えるべき

野党は安倍政権の支持率が高い理由を掘り下げて調査する必要があります。そして対策を打つ必要があります。もっと若者が夢を持てる経済政策やビジョンを訴える必要があります。ヨーロッパではベーシックインカムを取り入れようという動きが始まっています。民主党の経済・社会保障政策は日本版ベーシックインカムの導入を実施しようと試みました。子ども手当も、その1つの実験です。これからこの国は高齢化と人口減少が進みます。ただ高齢化は30年から50年で今の40代以上の者がいなくなるので、解決できるでしょう。要は人口減少です。人口が減れば消費は減ります。そしたらGDPは必ず減少します。経済はマイナス成長にならざるを得ないのです。次の30年や50年先の社会に備えて、いま私たちが取るべき政策があるはずです。その第1は将来の子どもたちに負の遺産を残さないことです。第2は人々だけではなく、植物も動物も豊かに生きていけるような環境を保存することです。そして3番目は今の若者が夢を持って次代に対して責任ある社会を作ることの必要性を自覚するようにしてもらうためには、彼らの尊厳と人権を認めることが必要です。若者のみなが将来に不安を持って生きることなく、安心して働ける社会をつくるために、私たちシルバー世代も協力していい社会つくるために一緒に汗を流せるような努力しようではありませんか。地域社会を作り育てるのは国でも安倍政権でもありません。
私たちひとり一人の責任です。包摂社会をつくり、みんなで弱い者を助けて、いたわり合い、地域の課題は地域で解決するようなコミュニティーをつくるために少しずつみんなが汗を流して助け合う社会を作ることが必要なのでしょう。
そうすれば「自分だけがよければいい」とか「他人は関係ない」という人々が分断された個が対立し合う社会ではない、包摂社会が生まれるかもしれません。それが安倍政権を倒すビジョンのような気がします。

軍事力でも「共謀罪」でもテロを防ぐことはできない

米軍という世界一の軍事力を持ってしてもテロを完全に防ぐことはできません。米国ではテロがこの間減っているので一定程度は防げているのかもしれませんが、ヨーロッパではテロが頻発しています。罪のない子どもや女性などが犠牲になるのです。暴力を受けた者は受けた暴力への憎しみが「仕返し」という形で新たな暴力を生むように憎しみは連鎖し拡大していくのです。だから、暴力でテロは防ぐことはできないのです。
この国も格差は拡大して貧困が増えています。だから警察はテロを防ぐために「共謀罪」を導入したいのかもしれませんが、「共謀罪」を入れたからといっても「テロ」は防げません。完全にひとり一人を監視してプライベートを一切ない状態にしてしまえば防げるかもしれませんが、そんな社会は心身とも完全に独裁者に支配されて人々は家畜化された国家です。
安倍政権とそのグループは、私たちが望む社会「共に助け合い、いたわり合いながら生きる社会」とは真逆の方向に国民を導いているようにしか私には思えません。トランプ氏も同じです。「世界中の人々は憎しみといがみあうだけで、決して手を取り合って一緒に生きていくことだけはやってはならない」と、思っているようにしか私には思えません。憎悪を憎しみにテロや戦争をやり続けることで利益を得る者はいったい誰かを私たちはしっかりと目を見開いて、本当の敵を見据えるべきです。北朝鮮の人々やイスラムや中国や韓国が敵などでは決してありません。彼らには随分前から大変お世話になって来たし、これからもお世話になる良き隣人です。
ですから、隣人と隣国とも仲良くして手を取り合って生きる社会が戦争や共謀罪で監視し合い密告し合う分断社会との対抗軸のような気がします。
by nonukes | 2017-05-30 18:20 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

一般市民に共謀罪は決して無関係ではない

一般市民に共謀罪は決して無関係ではない
小坂正則
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共謀罪は内心の自由を罰するものであり、どれほど民主主義社会を壊す悪法であるかを知るために、以下の文章を私は4月23日「つゆくさ通信142号」という私の出しているミニコミ誌に書きました。そこでは、これまで捜査当局による不当な扱いについて書いたのですが、4月28日に法務副大臣が答弁したことが一番真実をついていておもしろいと思って、この文章を書いています。それは「あなたも決して共謀罪と無関係ではない」と、いうことを知ってほしいからです。
「一般人は捜査対象にならない」が、「何らかの嫌疑がある段階で一般の人ではないと考える」と、答えたからです。つまり、「一般人」と「容疑者」を分ける根拠は捜査当局(一般的には警察官)の「判断」だけで決められるのです。そこには何の具体的な証拠も根拠さえなくてもいいのです。警察官が嫌疑があると思えばあなたは容疑者なのです。そして、あなたは監視され盗聴されるのです。
共謀罪や盗聴法が執行されたら、その中身や容疑者への情報公開法がなければおかしいですよね。私が「過激派」と、規定する判断材料の根拠は本人へも開示すべきです。少なくともその疑いが晴れた段階や10~20年後など、一定の年月が経った後には捜査当局は容疑者に対して情報開示義務を課すべきです。


つゆくさ通信第142号「編集後記」

▼トランプ大統領が就任したアメリカでは今、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』が空前のブームなのだそうです。私も学生時代に読みました。『動物農場』と共にオーウェルの代表作です。内容はあまり覚えていないのですが、独裁者によって人々は監視され、歴史は作り替えられ、敵国のミサイル攻撃が、実は自国の支配者の自作自演だったのです。現在の社会を暗示しているような、恐ろしい小説です。▼20世紀は戦争の世紀だったとよく言われますが、21世紀は民主主義が崩壊した世紀だったと、22世紀の人々は振り返るのではないかと心配です。▼さて、『1984年』に登場するような首相によって、この国の民主主義も崩壊寸前です。いま、国会で審議されている「国民から内心の自由を奪う」ための法律、「テロ等準備罪」という名の、テロとは無関係の「共謀罪」が成立したらどんな社会になるのか、私はそれを少しだけ予感できます。▼私が大分で反原発運動を始めた31年前から、実に奇妙な体験をしました。「小坂は虫も殺さないような顔をしているが、奴は夜な夜な人殺しをする過激派なんだ」と、大分中央署の署員から、私の同僚は言われたと聞きました。私が昭和天皇が亡くなった年の秋に1週間休暇を取っていた時のことです。私の職場(郵便局)の組合委員長に警察が「小坂はどこに行ったか知らないか」と、聞いたそうなのです。委員長が「小坂に何の容疑があるのか」と問うと、刑事は「彼は皇居にミサイルを打ち込む可能性がある」と、言ったそうです。こんな根も葉もないことを言われたら、民間企業の社員なら、とっくにクビになっていたでしょう。幸いにも私は公務員だったので、クビになることはありませんでした。私の恩師である松下竜一氏は、日本赤軍の泉水博を書いた『怒りていう、逃亡には非ず』を出版したら、警察当局から過激派シンパとみなされて、家宅捜査を受けました。松下さんは国を相手に裁判を起こして慰謝料10万円で勝訴したのですが、「東京への裁判旅費を100万円以上使った」と、私に話してくれました。お金よりも何よりも莫大な時間と名誉を著しく傷つけられたのです。▼では、警察は市民の正当な活動をなぜ妨害するのでしょうか。それは国家の安寧を図るための治安維持が最大の仕事だからです。この国では「反原発」など、国家に刃向かうことは御法度なのです。だから私たちは常に監視されていたのです。この国の支配者は私たちが騒げば秩序が崩壊して、革命集団によって国家が転覆させられるのではないかと、常に不安なのです。だから警察は捜査の宝刀である「共謀罪」や「盗聴法」を使って、私たちが何を考えているのか、常に知りたいのです。▼もう1つ理由があります。大分には過激派らしき人々がほとんどいません。だから誰かを適当に過激派とでっち上げて予算と自分たちの仕事を守っているのです。▼私は「共謀罪」が国民の人格権を否定する恐ろしい法律であると分かっていても、現在の一強他弱の国会勢力では手も足も出ません。「共謀罪」はやがて強行採決されることでしょう。それを止められるとしたら、国会会期中に安倍晋三が辞職するか衆議院解散しかありません。安倍を辞めさせることができそうな人物として、私が最も期待している人は、1番に明仁天皇。2番が森友学園の籠池泰典氏。3番が自民党の石破茂氏です。▼法律は後で廃止もできますが、健康は取り戻しはできません。原発事故による甲状腺ガンに苦しむ子どもと、その家族にご支援を。 (小坂)
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スノーデン氏は語っていた「世界中の人々の必要な情報は手に入る」と

上の文章を書いたのは4月23日でした。その5日後の4月28日の衆議院法務委員会で
盛山正仁法務副大臣は「一般人は捜査対象にならない」と答弁した根拠について「何らかの嫌疑がある段階で一般の人ではないと考える」と述べた。と、マスコミは伝えています。
つまり、私が共謀罪でいうところの「組織犯罪集団もしくは、それに関係する人間の疑いがある」という嫌疑を警察からかけられた時点で、私は一般人ではないので、「共謀罪は一般人には捜査対象ではない」というロジックが成立するのです。
それでは、私は「組織犯罪集団もしくはそれに関係する人間」と、疑われているのですから、私と付き合いのある方は全て、「組織犯罪集団もしくはそれに関係する人間」となります。すると、私と付き合いのある方のそのまた友人も同じように「組織犯罪集団もしくはそれに関係する人間」と定義されます。
オリバー・ストーン監督作品「スノーデン」の映画を観た方はご記憶があることでしょう。
スパイを作るために中東の要人の情報を調べる場面がありました。その金融関係者の子どもから友人に、そのまた友人までNSAは情報を持っていたのです。つまり、「容疑者」と捜査当局が判断した時点で、容疑者の家族から、子どもの友人までプライバシーを暴かれるのです。
このように共謀罪が入れば何の物的証拠がなくても、捜査当局に取って必要な情報を持っているかもしれないと思われる者は「容疑者」となり、「一般人」を卒業するのです。その判断基準は何も具体的は証拠も判断基準も何もありません。なぜなら、私が過激派とでっち上げられて尾行や捜索をされた根拠なども何もなかったのと同じです。あるもは「捜査員の勘」だけです。私は1回も違法な行為をしていませんし、逮捕もされていません。ただ長年にわたって原発に反対していただけです。ですから、権力に刃向かう者は「共謀罪」の容疑者として立派に「一般市民」を卒業させられるのです。私はそんなことなで動じることはありませんが、私と付き合うことで「容疑者」とされる私の友人や私の周りの方々には大変迷惑なことですし、それってやっぱりおかしいですよね。当局が市民のプライバシーを引き剥がす権利などどこにもないはずではないですか。憲法の保障している「基本的人権」が完全に否定されているのですから、明らかに憲法違反です。

共謀罪は盗聴法がなければ成立しない

フルスペックの盗聴法が昨年の5月に改正されて、何でもどこでも自由に警察官は盗聴できるようになりました。おまけに米軍から日本政府はインターネットを盗聴できるシステムをもらい受けたとNHKの「クローズアップ現在」が伝えいています。以下はNHKより。
2017年4月27日(木)「プライバシーか?セキュリティーか? ~スノーデン“日本ファイル”の衝撃~」 http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3968/
4年前、アメリカのCIA=中央情報局のスノーデン元職員が持ち出した、NSA(国家安全保障局)の機密文書。今月24日、未公開だった文書の中に、安全保障の分野を中心に日本に関わる情報があることが明らかになった。NSAが「XKEYSCORE」(エックスキースコア)という、ネット上の電子メールや通話記録などを検索できる監視システムを日本側に提供したという記述もある。番組では、関係者や専門家を取材。さらにはロシアに亡命したスノーデン元被告へのインタビューも交え、セキュリティーとプライバシーをどう両立できるのか考える。(ここまで引用)

このようなシステムを使って必要な人間の情報を日本の捜査当局は適宜情報収集をおこなっているのです。すでに「共謀罪」の準備作業は始まっているのです。それでもあなたは「オリンピックのために『テロ等準備罪』が必要だ」と思いますか。
by nonukes | 2017-05-10 20:16 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

高等教育無償化改憲の前に育英貸し付けをマイナス金利へ

安倍政権は2020年に9条と高等教育無償化改憲の前にやることがある
育英貸し付けをマイナス金利にしろ!

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安倍晋三首相(この時は自民党総裁だそうだ)が、5月3日の日本会議の憲法記念日集会にビデオメッセージを寄せて、「2020年に憲法9条の1項と2項を残して自衛隊の条項を入れることと、教育の全面無償化の改憲を行いたい」と、発言したそうです。その突然の改憲案に対して、一昨日の衆院集中審議で発言の真意を問うた長妻昭衆院議員(民進)に対して、安倍首相は「「自民党総裁としての考え方は、相当詳しく読売新聞に書いてありますから、是非それを熟読していただいてもいいのでは」と、すっとぼけた答弁を行っています。安倍晋三首相は国会をなんだと思っているのでしょうか。国権の最高議決機関であり、言論の府である、国会を軽視するにもほどがある発言です。もともと首相は憲法99条で憲法遵守義務があるので、マスコミに安易に改憲論を語ることははばかるべきなのです。これが自民党の機関紙などなら問題はないのでしょうが、読売のは丁寧に説明して国会では知らんぷりなどしてはならないのです。

安倍首相のわがままな改憲など許されるか

自分が首相の間にオリンピックもやり、改憲もやり、憲政史上最長の首相在任期間を達成するという3つの名誉を獲ることができるとでも思っているのでしょうか。私が反論するまでもなく、憲法9条の2項を残したままに3項として自衛隊の存在を明記するとなれば、2項の一切の戦力を持たないことに矛盾するし、自衛隊による自衛のための交戦権を認めると書けば一切の交戦権を認めないという2項の条文にも矛盾する。しかも、個別自衛権をみとめるとすると、解釈改憲して実施した米軍などとの集団的自衛権が明らかに憲法違反であることが鮮明になる。改憲は条2項は削除して2項は自衛隊を軍隊として書き加え自衛のための交戦権を認めると加えることが自民党のこれまでの考えだったのです。しかし、なかなかそれでは難しいので、ここは公明党の方針である加憲論を拝借したのです。

人参をぶら下げて橋下維新を釣ろうなんて見え見え

問題は「高等教育の無償化を憲法に謳う」ということです。民主党政権の時には高校授業料無償化に反対した自民党は、いつから大学まで無償化することを決めたのでしょうか。憲法26条で「義務教育の無償化」は謳われていますが、高等教育は有償とは憲法に謳ってはいないので無償化するために憲法改正は全く必要ありません。無償化の法律を作れば来年度からでも実施可能なことです。わけの分からない何でもいいから人気取りのために思ってもいない脱原発を言ってみたり、教育無償化を言ってみたりの橋下特有の口から出任せ政策が「高等教育無償化改憲」です。だって大阪府の橋下徹知事の時2008年10月23日、地元高校生と私学への助成金削減プランをめぐり、意見交換会を行ったときのこと、「私学援助打ち切りをやめてほしい」と嘆願する女子高生に対して、「今の世の中は、自己責任がまず原則ですよ。誰も救ってくれない」と言うのに対して、高校生から「それはおかしいです!」と意見が出ると、橋下は「それはじゃあ、国を変えるか、この自己責任を求められる日本から出るしかない」と反論して子どもたちを泣かせたことが大きな話題になったものです。そんな維新が「高等教育無償化」で憲法改正などチャンチャラおかしいですね。橋下さん、「脱原発」と同じように本音では「教育無償化」などやる気は全くありません。
今回の突然の教育無償化の改憲案は維新を何とかして自民党の改憲勢力の仲間にしていたいという安倍晋三による人参作戦なのです。でも、そんなもんやらなくても維新は自民党について行くしか生き延びる手はないのですから、公明党よりも自民党の金魚のフンですけど。ここまではほとんどどうでもいい「お口汚し」のお話しでした。


教育無償化の前に今すぐやれることがある「マイナス金利の育英貸し付け」制度だ

日銀から各銀行などに貸し付けるお金の一部はマイナス金利です。銀行は貸せば貸すほど損をするというマイナス金利なのです。それなのに育英貸し付けは金利が2%から0.1%と高額です。おまけに滞納したら滞納金が加算されて取り立て会社から取り立てを迫られます。貧しい学生は卒業するまでに400万円も500万円も貸し付けが積み上がるそうです。そんな育英貸し付けを受けた若者は、卒業と同時に返済の長い道のりが翌月から待っているのです。20年から30年間のも長期にわたって、利息と元金を返していかなければならないのです。これまではほとんどの学生が正社員になれたので、返済計画も立てられたことでしょうが、若者の半分が非正規という今日では、返済したくても毎月の給料が一定ではないので、返済するお金がない若者が軒並み続出しているということです。そこで政府は返済不要の育英資金を2万人分用意したそうですが、そんな数では焼け石に水です。しかも、これまでに借りている学生や卒業生は、その恩恵にあずかることはできません。
そこで、育英貸し付けをマイナス金利にするのです。しかも、これまで借りてくれた方々にもその恩恵を預かれるようにすればいいのです。
マイナス金利を政府が実施している理由は、お金を借りてくれる人がいないのでマイナス金利にしてとにかく金融市場を活性化させることがもくてきなのです。苦学生が借りてくれることで日本の経済が活性化してくれているのですから、彼らへ少なくとも恩恵が行き渡るようにすべきです。「マイナス金利などバカげている」と、お思いの方には、こんな国の話をどうぞ。スウェーデンやデンマークやスイスなどでは住宅金利がマイナスで、住宅ローンを借りて家を建てた人には、毎月マイナス金利分が返ってくるということなのだそうです。それだけ景気刺激の経済効果があるからマイナス金利が行われているのです。

高等教育無償化には年間4兆円必要

フランスなどヨーロッパの国々では大学なども無償化の国が多いようです。しかし、日本は1千兆円以上の借金があり、社会保障費が毎年1兆円ずつ増えているというのに、その上年間4兆円の予算をどこから持って来るの気なのでしょか。今の日本では現実的ではありません。大学の学費を無償化すると東大生の授業料も無料になりますね。東大生の親の5割が年収1千万円を超えているそうです。有名大学に行くには小さいときから塾や家庭教師を付ける裕福な子しか東大などには行けないのです。そんな子息に貧乏な家庭の税金を使うのがはたして公平な税金の使い方と言えるのでしょうか。それよりも遙かに有意義な制度が育英貸し付けのマイナス金利です。現行では実際にマイナス金利なのですから、大きな予算は必要なりません。育英資金は年間数百億円もの利益を出しているそうですから、その利益は当然マイナスになりますが、日銀が直接育英会にマイナス金利で貸し付ければいいいことです。
「教育無償化」にするとなれば、2019年10月から消費税が10%に上がりますが、1%の消費税で2.5兆円だと言われていますので、「教育無償化」には消費税をこの上2%は上げる必要があるのです。
お金持ちにはそれ相当の学費を支払ってもらい、生活が苦しい子どもには返済不要な育英資金を、普通の家庭ではマイナス金利の貸し付けが格差解消のためには一刻も早く導入すべき制度だと,私は思います。それにしても早く導入すべきは高額所得者への課税強化です。累進課税を見直して、消費税を導入したのは明らかに間違いです。現行では所得税の最高税率は40%です。年収1億円の高額所得者は実質年間6千万円が懐の入る計算です。(社会保険や国保分も含む)1962年では税率75%でしたので、当時の人に比べたら3500万円も得をしているのです。所得税の最高税率を少なくとも70~60%くらいまでには戻すべきです。
私は決して「教育無償化」に反対ではありません。今のような消費税を税収の柱とするような不公平税制を残したままの「教育無償化」に反対なだけです。累進課税を強化して所得格差をなくした上での教育無償化を図るのなら、私は大賛成です。
by nonukes | 2017-05-10 18:01 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

  小坂正則