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小坂正則の個人ブログ

カテゴリ:小坂農園 薪ストーブ物語( 182 )

今年も我が家の裏山にホタルが2匹いました

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今年もホタルが2匹いました

10年前からホタルが我が家の近くの小川にも生息していることを知った 私は、毎年今頃はホタルチェックをやっているのですが、数年前の台風で小川が氾濫してタニシが流されたのか、その翌年からはホタルの数が激減してしまいました。10年前に実家に帰ってきた私は、夜遅く自宅に戻る車の前を薄緑に輝く小さな物体が横切ったような気がしたのです。「あれ何だろう」と思った私は「まさかホタルじゃないかなあ…」と思って、車のライトを消して真っ暗な周辺を見回したのですが、空高く小さなホタルが点滅しながら山の方に消えていったのです。「ひょっとするとホタルが水源地に行ったらたくさんいるかもしれない」と思って、さっそく家に帰って懐中電灯を取ってきてホタルを探しに行きました。私の家の裏山といえば高崎山なのですが、そこを源流とした小さな小川があり、その水源地が我が家の簡易水道なのですが、その周辺には10匹から20匹のホタルが舞っていたのです。私は40年かぶりでホタルを見て、涙が出そうな程感動したことを覚えています。
 随分昔のことですが、50年ほど前の私が子どもの頃は、夏の夜空には辺り一面にホタルの光が輝いていたものです。竹ぼうきを夜空に振り回してよくホタルをたくさん捕獲して、タマネギのさやに入れて遊んだものです。今年は昨夜、はじめて観察に行ってみました。すると、案の定、ホタルはいません。昨年から我が家の裏山の小さな谷は砂防ダムの工事でズタズタです。だから居なくなっただろうとは予想していたのですが、がっかりです。でも、ヘイケボタルは藪の中にもいるので周辺のびわ畑を探し回って見ました。すると小さな光を発見しました。たった1匹のホタルが寂しそうに輝いていたのです。そしてもう1匹いました。私は昨夜2匹のホタルを見つけました。「よかった。よかった。しっかり卵を生んで来年もまたホタルの輝きをみせてくれよ」と2匹のホタルにお願いして真っ暗なびわ畑を後にしました。何の代わり映えもしない私の人生に小さな感動を与えてくれるホタルに感謝です。一番上の写真は小さなホタル君をストロボで光らせたので輝きは映っていません。真ん中の写真に黄色いシミのようなのがホタルの輝きです。ご堪能下さい。一番下の写真は猿に襲われる我が家のびわ畑です。

追伸)ひょっとすると最近は雨が全く降らないのでホタルがまだ出ていないのかもしれません。ホタル鑑賞を希望の方はご連絡下さい。これから毎夜ホタル探しに出かける予定です。
by nonukes | 2013-06-08 20:03 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

マイナス経済社会を楽しく生き抜く  その1

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マイナス経済社会を楽しく生き抜く 1.プロローグ

小坂正則

なぜ書くのか、どのように書くのか

私は昨年の4月に影書房という東京の小さな出版社から「市民電力会社をつくろう」という本を出しましたが売れ行きは芳しくないようです。だから私はこの企画が持ち上がった時、編集者に「私のような無名の者が書いても決して売れませんよ」と忠告したのですが…。
ところで私は27年前から大分で「反原発」のミニコミ誌を出し続けています。私は小学校のころから作文など苦手で文章を書くことは好きではありませんでした。ところが反原発運動の通信を出す必要に迫られて、文章を書いている内にだんだんと書くことが楽しくて好きになったのです。
私と一緒に反原発運動をたたかった仲間であり、私の人生の師でもある、故松下竜一という人は一生中津という田舎にとどまって売れない本を書き続けた作家でした。彼の書く本はユーモアたっぷりで、暖かな優しい言葉を紡ぐ天才でした。しかし、松下センセを師と仰ぐ私は、いまだにのたうち回るような文章しか書けません。そんな私ですが文章を書くときに心がけていることがあります。①「自分が何を言いたいのかを常に意識して単刀直入に書く」②「形容詞を多く使わず、オーバーな表現はしない」③「出来るだけ文章は易しく書く」の3つを常に意識して書いています。

橋下徹大阪市長に学ぶ

私もつたないブログを書いています。なぜブログを書くかというと、文章を書く訓練だと思っているからです。私が書いたブログで1番人気は「東電は深夜電力を11.77円に値上げ!今すぐオール電化はやめよう」で、2番目が「大分市小学5年生のレントゲン検診をやめさせたたたかいの記録」です。1番目はなぜオール電化が悪いのかを簡潔に書いたものです。2番目は、事実を淡々と書いたものですが、ドキュメンタリーが皆さんを引きつけているのだと思います。しかし、ブログというものは怖いものです。何人が読んでくれたかが瞬時に分かるのですが、そのためにもっとたくさんの方に読んでもらいたくなって、数字だけを追いかけるようになっていくのです。そのために表現がオーバーになったり、だんだん過激なことを書くようになってくるのだと思います。このような人を「ブログ中毒」や「ネット人間」というのでしょう。そこでマスコミとネットを使った政治戦略を巧みに使ってきた橋下徹大阪市長を検証してみましょう。橋下徹という人間はしたたかにマスコミを利用してのし上がってきた政治家ですが、彼は常にマスコミに注目されないと存在価値のない「ネット人間」です。「従軍慰安婦発言」や「在日沖縄米軍の風俗業の活用提案」などで一気に橋下徹と維新の会の人気は陰り始めましたが、そんなに国民を長い間騙し続けることなどできっこありません。いつかはマスコミによって作られた虚像も消えてしまうでしょう。いえ、あのような迷惑な虚像は早く消えもらわなければ迷惑千万です。しかし、橋下人気にあやかろうとして集まった維新の会の議員連中の右往左往している様子をテレビなどで見るに付け、連中の橋下以下の軽さには愛想が尽きてしまいます。維新の会の国会議員はどの顔も軽薄で醜い連中ばかりです。民主や自民の人気に陰りが出始めたからと、サッサと逃げ込んで来た議員連中が、今度はどこに逃げて行くつもりなのでしょうか。だからあんな人間として最低な連中のようなことにならないためにも「コツコツと地道に自らの考えをぶれずに実践していく」しかないと、私は肝に銘じています。

経済縮小社会はなぜ生まれるのか

私が書く文章は、私でなければ書けないことを書くことに価値があるのだと思います。二番煎じのようなことを私が書いたとしても、誰も感動しないからです。私が書くことの意義とは、「より具体的な事例の中に本質的なことが現れている」ことや「大分ではどんなことが出来るか」や「こんなことを取り組めばいいのでは」というような、「少しでも役に立つ提案」でなければ意味がないと思うからです。
そこで今回の「マイナス経済社会を楽しく生き抜く」のテーマに入る前に、今の私たちを取り巻く現状分析からはじめます。
まず最初に私たちの国では著しい高齢化と少子化という人口減少が進んでいます。その前提でこれからの時代をどのようにして生き抜くべきかを考えなければ、これから事業を行おうとしても、それを支えてくれる地域社会が崩壊してしまったのでは元も子もないからです。
政府の人口予測によれば2050年の日本の人口は約3割り減少。2100年には7割減少するという予測です。2100年には4000万人の人口で、現在どんどん建設が進んでいる高速道路やマンションや高層ビルを誰が利用するのでしょうか。2100年にはそれらの建物や地方都市がゴーストタウンと化しているかもしれないのです。
今後起こるであろう人口減少と経済縮小社会では国や地方自治体に入る税収はどんどん減っていきます。その上に高齢者ばかりの社会ですから、労働人口は少なく、老人福祉や介護などの社会保障費用は増大するのです。そのような社会に突入する私たちが今やっておかなければならないことは、この橋は20年後には解体するとか、不要なものと必要なものを取捨選択した将来設計を立てておくことです。米国のデトロイトで、既にそのような都市再生を実施しているそうです。60年代に作られたニュータウンの建物を壊して農園や公園に作り替えているそうです。また、昨年暮れに中央高速道路のトンネルで天井崩落事故がありましたが、日本の新幹線や高速道路が出来て50年が過ぎましたが、これからは高速道路など公共施設の寿命が次々に来ます。それらの抜本的な立て替えや維持・管理費に莫大な税金が必要になります。公共施設の維持管理費に国税のほとんど全てを費やす時代がやってくるのです。そんな時代に第二東名高速やリニアモータカーなど作っている余裕はこの国にはないのです。
安倍政権は「女性手帳」を女子高生に交付して女性の妊娠率の変化を周知し「早く子どもを生ませる」という計画があるそうです。このように縮小社会の原因である少子化対策を国はいろいろと考えているようですが効果は疑わしいでしょう。少子化対策の柱といわれる待機児童の解消策や子育ての社会化などはもっと進めるべきですが、それは少子化に歯止めをかける抜本的な対策にはらないでしょう。なぜなら、先進国では、女性が自分の意志で子どもを産む生まないを決めるのであり、国が子どもを生むことを強制することなど出来ないからです。女性の社会進出の結果、結婚と子どもを産むことだけが女性の幸せではなくなり、現代は結婚以外にも様々な生き方を自由に選択する時代なのです。だから今日の晩婚化と非婚化は先進国といわれる国の必然的な時代現象なのです。だから少子化の社会では数少ない子どもたちを社会全体で大切に育てていけばいいのです。自分の子どもも人の子もみな私たちの明日の社会を作ってくれる大切な「私たちの子どもたち」なのですから。

マイナス経済成長は貧困層を真っ先に襲う

ドイツはこの20年間に電力消費はわずか5%しか上昇していなくて、GDPは27%アップしたそうです。日本は電力消費が30%アップしたのにGDPはわずか16%しかアップしていないのです。この違いから分かることは、「エネルギー消費とDGPは決して比例するわけではない」ということです。例えば日本中の照明器具をLEDに変えただけで原発13基分の電力が削減できるそうですからエネルギーが減っても省エネ産業は栄えます。(財団法人日本エネルギー経済研究所による試算)人口減少社会ではエネルギー消費はもちろんですが「もの」の購買力も減ってきます。ですから全体のGDPは減ってくるかもしれませんが、国民1人あたりのGDPは逆に増える可能性もあるのです。日本は世界3位のGDPといわれていますが、国民1人あたりのGDPは世界17位です。12位のシンガポールよりも下位です。
ただここで考えなければならない問題があります。「好景気でどんどん工場やビルが出来るよりも少しくらい不況の方が環境破壊が起きなくていい」と私もよく思うのですが、このような数字があります。相対的貧困率です。国民の可処分所得の平均の半分以下の人口の割合をいうそうですが、日本はOECD加盟国内(OECD加盟国の平均は10.6%)でメキシコの18.4%、トルコの17.5%、米国の17.1%に次いで4番目に相対的貧困率が高い15.7%だそうです。貧困と格差が拡大しているのです。
不況になると真っ先に非正規労働者や母子家庭などワーキングプアーといわれる人びとが首切りや賃下げなどの犠牲となり経済の調整弁の役割を担わされるのです。セーフティーネットの充実や格差是正の対策をどう作っていくかが経済縮小社会を迎える私たちが真っ先に取り組まなければならない課題だと私は思います。(つづく)
by nonukes | 2013-06-07 14:51 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

今日も薪割作業に追われています。来冬用の薪作りです

アベノミクスや橋下大阪市長のハレンチ発言などで巷は騒がしいようですが…
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今シーズン用の薪は4月初めには完成して、今はストックヤードで乾燥中です。しかし、これからは来シーズン用の薪作りがすでに始まりました。1年以内の乾燥でも充分乾く薪もあるのですが、カシやクヌギなどの堅い材は完全乾燥までには1年では十分ではありません。そこで2年間の乾燥が必要になるのです。昨年の暮れに大型の薪材をもらってほとんど作業は終わったのですが、ここに来て来シーズン用の薪材も確保できました。それにカシやクヌギにミズナラなど堅い木が大半の材です。こんな材を確保できたのは初めてのことです。建設業者が廃棄物処分費を浮かせるために持って来てくれたものですが、これもアベノミクス効果などでなければいいのですが。写真のように見渡す限りの広葉樹です。この夏までにはかたづけてしまいたいと思っています。

とうとう維新の会も化けの皮を現してきたのか

橋下大阪市長がいきなり記者会見で在日沖縄米軍の司令官へ「米兵に日本の風俗業をもっと活用してはどうですか」と提案した。という話しや、「戦前の従軍慰安婦は日本だけではなく、各国もやっていたことで、日本だけが追求されるのはおかしい」「私はきれい事並べるのではなく、人が言わないことも言うのだ」とか何とか、過激な発言の暴走が続いています。橋下は「何であんな過激派発言をするのか」その理由として「支持率がじり貧の維新の会の人気挽回のために行った」という説もあります。しかし、今回の発言だけは橋下の目論みに反してとんでもないことになったようです。まず、アメリカのしっぽを踏んでしまったのです。彼ら政治家にとってアメリカは決して批判してはならない存在だからです。橋下タレント市長も国会議員を20人以上有する政党の党首なのですから、彼の発言は世界中に配信されて「日本人がこんな時代錯誤の暴言を言っている」と取られてしまうのです。あんな橋下や石原なんか、私は日本人として一緒にされたら困ります。もありません。
でもこの失態で少しは維新の会の支持率が落ちることを私は最大限期待しているのですが、その支持者がアベノミクスへ行ったのでは元も子もありませんが…。

みどりの風と未来の阿部知子さんが合流

「みどり連合」構想という話しをみなさんご存じですか。加藤登紀子さんや良心的な学者や文化人たちがみどりの風と未来に社民党、生活の党、緑の党へ一緒に参院選をたたかうように提案しているものです。これまで水面下でみどりの風と未来と緑の党の3者は話し合いを行ってきたそうです。しかし、昨日未来の党の阿部知子さんがみどりの風に合流すると記者会見を行ったそうです。
そこで、阿部さんとみどりの風の谷岡さんの連名で緑の党へ合流への要請文が届けられたそうです。
私は「みどり連合」をつくることに積極的に賛成です。ただ、小沢さんが作った未来の党が衆院選が終わったと同時に分裂したようなドタバタ劇は決してやってはなりません。だから国会議員が選挙で通るために集まる政党ではダメだということです。維新やみんなの党などに参加している議員や候補者は選挙に通りたいがために民主へ行ったり、維新に行ったり、維新の人気にかげりが見え始めたら、維新の参院選候補予定者はこんどはどこに流れていくのでしょうか。
そんな政治屋とは緑の党は一緒にはやれません。しかし、合流のために議論は進めなければなりません。脱原発勢力の一大合流のためにも、まずはみどり派の一大結集が有権者の期待していることだからです。次は憲法9条を守る政党の緩やかな連帯や連合をめざすべきです。
by nonukes | 2013-05-18 21:59 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(1)

今日は別府公園で「アースデーおおいた」に行ってきました

小坂農園のみなさんが頑張って農産物を販売しました小坂正則

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本日、アースデーおおいたのイベントが別府公園で開催されました。晴天に恵まれた連休2日めの4月28日の今別府公園にはアースデーへの参加者で大変な人だかりでした。小坂農園のスタッフの皆さんがびわ茶や甘夏にフキなどなどの農作物や加工作物を持ってアースデーの会場で販売しました。私は応援がてら後から参加しただけですが、脱原発のアンケートをするKさんやお手伝いに来てくれたSさんなどたくさんの方々が私たちのブースに応援に駆けつけてくれました。会場では久住で手作り風車の工房を開いている王さんも風車を展示していました。出店者の大半の方が友人や知り合いで、久しぶりに会う方や懐かしい方などと楽しいひとときを過ごすことができました。小坂農園の売り上げも相当あったようです。甘夏もハッサクも完売。園主はプラプラしているのに…。コサカハウスの皆さんは一生懸命に販売していました。アースデー実行委員会のみなさんご苦労様でした。何も準備に参加しなくてごめんなさい。
by nonukes | 2013-04-28 17:13 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

薪作りも終盤です。今年もいい薪が出来ました。

今年の冬用の薪作りも終わりに近づきつつあります
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積み上げた薪はこれからゆっくり乾燥させるだけです

今日はほとんど最後に近づいた薪作りを行いました。天気にも恵まれて、山と積まれていた広葉樹はほとんど薪作業が終わりました。あと少し残っている太い材はテーブルなどに加工する予定です。さて、今年の冬の薪はゆっくり乾燥させるだけです。薪を積み上げたストックヤードは広葉樹の心地いい香りを醸し出しています。薪ストーブオーナーの皆さまへこの冬はいい薪をお届けできる予定です。
by nonukes | 2013-04-26 22:23 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

311を経験した私たちは、今こそ松下竜一の「暗闇の思想」を!

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今こそ松下竜一の「暗闇の思想」を

野菜工場の続編です。
私が野菜工場批判を書いて考えたのですが、この私の考えの根拠は松下竜一の「暗闇の思想」だと思ったのです。なぜならば、彼こそ311の事故をいみじくも予言したかのようなエネルギーのとめどもない消費社会を痛烈に批判していましたし、たたかう農民や漁民の抵抗のエネルギーを「当たり前の生活を守りたい」という、その当たり前を思想として結実化させたのが松下竜一だったのです。同じ時間を共有して同じ空気を吸った、こんな幸運な人生を送ることができた私が、この遺産をどう、現代につなげることができるかを考えたら、私は、はばかることなく「今こそ暗闇の思想を」と皆さんに訴えかけたいと思ったのです。これは私の使命だと自分勝手に思っています。本当は松下さんの親友の梶原得三郎さんがもっとも適任者なのですが、私の心の中には私の松下竜一が生き続けているのですから仕方ありませんよね。

2400円で当方でも販売しています。
影書房2400円+税

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いまこそ「暗闇の思想」を  
                                  松下竜一

 あえて大げさにいえば、「暗闇の思想」ということを、この頃考え始めている。比喩ではない。文字通りの暗闇である。きっかけは電力である。原子力を含めて、発電所の公害は今や全国的に建設反対運動を激化させ、電源開発を立ち往生させている。もともと、発電所建設反対運動は公害問題に発しているのだが、しかしそのような技術論争を突き抜けて、これが現代の文化を問いつめる思想性をも帯び始めていることに、運動に深くかかわる者ならすでに気づいている。

 かつて佐藤前首相は国会の場で「電気の恩恵を受けながら発電所に反対するのはけしからぬ」と発言した。この発言を正しいとする良識派市民が実に多い。必然として、「反対運動などする家の電気を止めてしまえ」という感情論がはびこる。「よろしい、止めてもらいましょう」と、きっぱりと答えるためには、もはや確とした思想がなければ出来ぬのだ。電力文化を拒否出来る思想が。

 今、私には深々と思い起こしてなつかしい暗闇がある。10年前に死んだ友と共有した暗闇である。友は極貧のため電気料を滞納した果てに送電を止められていた。私は夜ごとこの病友を訪ねて、暗闇の枕元で語り合った。電気を失って、本当の星空の美しさがわかるようになった、と友は語った。暗闇の底で、私たちの語らいはいかに虚飾なく青春の思いを深めたことか。暗闇にひそむということは、何か思惟を根源的な方向へと鎮めていく気がする。それは、私たちが青春のさなかにいたからというだけのことではあるまい。皮肉にも、友は電気のともった親戚の離れに移されて、明るさの下で死んだ。友の死とともに、私は暗闇の思惟を遠ざかってしまったが、本当は私たちの生活の中で、暗闇にひそんでの思惟が今ほど必要な時はないのではないかと、この頃考え始めている。

 電力が絶対不足になるのだという。九州管内だけでも、このままいけば毎年出力50万キロワットの工場をひとつずつ造っていかねばならぬという。だがここで、このままいけばというのは、田中内閣の列島改造政策遂行を意味している。

 年10%の高度経済成長を支えるエネルギーとしてなら、貪欲な電力需要は必然不可欠であろう。しかも悲劇的なことに、発電所の公害は現在の技術対策と経済効率の枠内で解消し難い。そこで電力会社や良識派と称する人びとは、「だが電力は絶対必要なのだから」という大前提で、公害を免罪しようとする。

 国民すべての文化生活を支える電力需要であるから、一部地域住民の多少の被害は忍んでもらわねばならぬという恐るべき論理が出てくる。本当はこういわねばならぬのに――誰かの健康を害してしか成り立たぬような文化生活であるのならば、その文化生活をこそ問い直さねばならぬと。じゃあチョンマゲ時代に帰れというのかと反論が出る。必ず出る短絡的反論である。現代を生きる以上、私とて電力の全面否定という極論をいいはしない。今ある電力で成り立つような文化生活をこそ考えようというのである。日本列島改造などという貪欲な電力需要をやめて、しばらく鎮静の時を持とうというのである。(中略)

 たちまち反論の声があがるであろう。経済構造を一片も知らぬ無名文士のたわけた精神論として一笑に付されるであろう。だが、無知で素朴ゆえに聞きたいのだが、いったいそんなに生産した物は、どうなるのだろう。タイの日本製品不買運動はかりそめごとではあるまい。公害による人身被害精神荒廃、国土破壊に目をつぶり、ただひたすらに物、物、物の生産に驀進して行き着く果てを、私は鋭くおびえているのだ。

 「いったい、物をそげえ造っちから、どげえすんのか」という素朴な疑問は、開発を拒否する風成で、志布志で、佐賀関で漁民や住民の発する声なのだ。反開発の健康な出発点であり、そしてこれを突きつめれば「暗闇の思想」にも行き着くはずなのだ。

 いわば発展とか開発とかが、明るい未来をひらく都会志向のキャッチフレーズで喧伝されるなら、それとは逆方向の、むしろふるさとへの回帰、村の暗がりをもなつかしいとする反開発志向の奥底には、「暗闇の思想」があらねばなるまい。まず、電力がとめどなく必要なのだという現代神話から打ち破らねばならぬ。ひとつは経済成長に抑制を課すことで、ひとつは自身の文化生活なるものへの厳しい反省でそれは可能となろう。

 冗談でなくいいたいのだが、「停電の日」をもうけていい。勤労にもレジャーにも加熱しているわが国で、むしろそれは必要ではないか。月に一夜でもテレビ離れした「暗闇の思想」に沈みこみ、今の明るさの文化が虚妄ではないかどうか、冷えびえとするまで思惟してみようではないか。私には、暗闇に耐える思想とは、虚飾なく厳しく、きわめて人間自立的なものでなければならぬという予感がしている。

(1974年3月刊 朝日新聞社「暗闇の思想を」から抜粋)(題は小坂が作りました)
by nonukes | 2013-03-19 17:04 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

松下竜一の思想を私は今につなげたい

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横浜のスターダスト計画の失敗

前回のブログの続きです。
私の考えを「小坂はよくいる自然回帰論者だね」といってくれるかもしれませんね。それとも「お前は江戸時代に帰れというのか」と。「お前がいかにノスタルジアに慕っていても現実は大量生産大量消費の現実があり、そこで労働者は賃金を稼いでいるのだ」と。私はその現状の全てを事実として認めます。しかし、それなら何でもいいのでしょうか。そこには何の矛盾もないのでしょうか。私は「現実にいま出来る最良の方法を見つけ出す努力を行うべきだ」といいたいのです。そして、「そんなに性急にことを急がなくてもいいのではないか。もっと慎重に検討して、みんなが合意できるまで十分議論を尽くしてから物事は進めるべきではないか」と思うのです。
 私が横浜市に住んでいた30年前、横浜市がゴミから資源回収を行うための事業として「スターダスト計画」という事業を実施しました。しかし、この計画は見事に失敗してしまいました。どんな計画だったかというと、当時の横浜市は家庭ゴミは可燃物も不燃物も資源ゴミも何でもかでも一緒に回収していたと思います。そこで全てのゴミを細かく粉砕して磁石や風で飛ばすなどして、資源ゴミを回収する仕組みを実施したのです。しかし、これには莫大な経費がかかり、数年で中止しました。その後、今では全国で実施されている「排出者が先に分けてゴミを出す」という、シンプルな資源ゴミの分別収集方法にとって代わったのです。今であれば当たり前ですよね。つまり、野菜工場などは太陽を遮断して電気で照明と空調をするのですから、このスターダスト計画と同じで愚かなことです。

マイカップ・マイボトルのお茶が一番環境にやさしいしおいしい

このようなエネルギーを無駄にして使うことをエネルギーのトータルコストを比較するといったり、ライフサイクルアセスメントなどと言って、リサイクルする方がコストがかかる場合もあるのです。何でもリサイクル(資源として回収する)やリユース(繰り返して使う容器など)よりもリデュース(消費抑制)の方が必要だと言われています。ペットボトルを回収して資源としてリサイクルするからペットボトルの利用は悪くないという言い方に対して、ドイツではペットボトルをリユースしています。それ以上にペットボトルを使わずにマイボトルを使う方がお金も環境負荷もかけない。このような方法をリデュース(消費抑制)というのです。だから私は皆さんにマイボトルを使うような暮らしがシンプルな暮らしだと思い提案したいのです。だって、自分で入れたお茶はおいしいし、安全ですよね。ましてやカップについだお茶を飲むというのは人生を楽しむ貴重な時間です。これが私たちの人生の中のゆとりだと思います。ペットボトルのお茶で愛ははぐくめませんよ。

自然エネルギーなら何でもいいのか

太陽光発電がブームですね。だからといって山を切り開いたり、畑を潰してメガソーラーを設置することに私は反対です。原発の代替エネルギーを太陽光で賄えばいいのでしょうか。私はそうは思いません。これまで私たちが無駄に消費していたエネルギーの使い方を見直せば原発の電気の量くらいは省エネできると私は思っています。(天然ガスコンバインド発電に既存の火力発電を順次変えて行くなども必要です)
暖房などは電気でするべきではありません。ましてやオール電化などはもってのほかです。原発の電気は不要な照明や暖房などエネルギーの種類を替えることや省エネや照明を少し暗くすることで賄えると思います。そして、残りの70%の電気を30年かけて徐々に自然エネルギーに替えるべきだと私は思います。
by nonukes | 2013-03-19 14:59 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(1)

野菜工場議論の先にあるものは松下竜一の思想を引き継ぐこと

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「野菜工場」論争の先には松下竜一の思想がある

野菜工場議論の中で、「ビニールハウスは善くて野菜工場はダメなのか」と問われたら、何ともその境界線は微妙ですが、私が言いたいのは、そういった個々の問題ではなく、原理的に農業は大地で水と空気と太陽の恵みを受けて作るという自然の営みであって、その原則を逸脱するような工業製品を作るような化石エネルギーを投下する生産方法はどんどん非自然的な生産方法へと進んでしまうということを言いたいのです。だから、ビニールハウスだとか加温栽培など、現実には化石エネルギー漬けの農業が横行しているし、有機農業や自然栽培の農業だとしても、現状では化石エネルギー抜きには考えられないわけですから、そのことを持ち出して、野菜工場もいいとはならないと思います。
要するに農業のあるべき姿をどのような方向に持って行くべきであるかとか、地域の自立のために今後の農業はどうあるべきかを議論できたらいいと私は思います。私がバリに行って感じとことですが、バリでは日本の40年以上前の農業が日常的に行われていました。牛が田んぼを耕していたり、アヒルや鶏が庭先を駆け回っていたりして、農家の皆さんはみんな笑顔で日本の私たちよりも幸せそうでした。シューマッハーの言うように、「生産方法の自動化が進めば進んだだけ、人びとの余暇はそれに反比例してなくなってくる」とはその通りだと思います。この話はミヒャエルエンデも書いています。モモの時間泥棒のお話の中にありますね。
私たちは科学の発展や成長神話や「早いこと。大きいことはいいことだ」という誤った一方的な価値観に囚われてしまって、そこから抜け出せない生産方法や産業構造やはたまた文化や教育までもが、この「もっと早く、もっとたくさん」という「上昇志向」や「拡大思想」の価値観に縛られているのだと思います。
そこからどうやって抜け出せるのか。私にはまだその明確な方法を見つけ出せていませんが、シューマッハーやミヒャエルエンデさんの中に解決策のヒントが隠されているように思います。

科学の発展を盲信して破滅に突き進むのか、シンプルに慎ましく楽しく生きるのか

実は松下竜一氏が生前言っていましたが、「たたかう農民や漁民が農地や海を守るという思想は自分たちがこれまで続けてきたあたり前の今の生活を今後も続けたいという、ただそれだけの慎ましい要求なのだ」というのです。ところが、世間は農業も漁業もこのままでは世界の競争に打ち勝てない。これからは科学を取り入れて、もっと新しい技術で農業や漁業も行わなければならない。はたまた、「もう農業も漁業も衰退の一途を辿る産業でしかなく、これからは工業でふるさとを栄えさせなければならない」と。祝い島の漁民に対して中電の幹部は船の上からこう言ったそうです。「このままではあなた方には明日はありません。もう漁業でも農業でも食えないのです。ここに原発を建てて、工業誘致で町を発展させるしかあなた方がこれから生きてく方法はないのです」と。「電気で野菜をつくることが出来る」という考えの方はこの中電の思想と同じです。それだったら、「電気や科学でイワシをアジをサンマを作れるのですか。電気で米を作れるのですか。電気で私たちの命を支える食料をつくれるのですか」と、私は問いたい。世間から「古い考えは間違っている。新し考えを持たなければならない」と多くの農民や漁民は批判されてきたのですが、はたしてどちらが正しいのでしょうか。

彼らは毎日自然と向き合って、そこには先祖を敬い、自然の怖さにおののき、畏敬の念を抱きながら、自然の恵みをいただきながら生きてきたのです。その生き方こそいうならば科学的で歴史的な裏付けと普遍性があります。現代の私たちは「科学によって自然を征服できる」というおごりを持って、歴史的な認識も科学的な根拠もないままに、自然をあたかも征服したかのような錯覚に陥っていたのでしょう。
松下竜一は、闘う漁民や農民に寄り添って、彼らから学び、彼らの思いを文字にし続けたのです。
さて、私たちは何をどうすべきなのでしょうか。私たちは再度昔の人たちが培ってきた文化や伝統というものの中に潜んでいる普遍の真実を学ぶ必要があるでしょう。
私たちが学ぶべきものは現代の科学の限界だと思います。わずか1000年前に起こった地震と同じ地震が来ることさえも忘れていたのですから、いかに歴史をないがしろにしていたことでしょうか。それは3.11の東日本大震災で一気に表面化しました。1兆円もかけて作られたウルトラ防潮堤は木っ端微塵になぎ倒されて、福島原発は爆発してしまいました。「科学技術が核を制御できる」ということは神話でしかありませんでした。そして、「自然というものは人間には制御できないものなのだ」ということが分かりました。私たちは防災ではなく、減災という思想で、できるだけ被害を最小限にすることを考えた都市計画を行うべきなのです。そしていつ地震や津波が襲ってきても逃げられるような生き方とは、よりシンプルに、より慎ましく生きることだと思います。
by nonukes | 2013-03-19 11:05 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(1)

シューマッハーの「スモールイズビューティフル」をお店番をしながら読みました

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昨日はヤマドリの里でお店番をしました

昨日、私は久しぶりに「ヤマドリの里」の店番をしました。お客様は大変少なくて、車3台で4人の方でした。売り上げは5850円です。でも、このお店は無農薬の野菜やオーガニックな食べ物などと自然エネルギーの展示などによる、環境にやさしい生活を提案するアンテナショップですから、利益ガでなくてもいいのですが、それにしてもお客様がもっと来てくれたらいいなとは思いますが。

4月は7日と21日の日曜日の12時から16時まで
場所は別府狭間線の鳥越峠の近く


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シューマッハーの「中間技術」を緑の運動に生かそう

先日来、緑の党のMLで「野菜工場」議論をしましたが、もう、終わってしまいました。私としては大変不満なのですが、これは緑の党の限界だと思います。だって、緑の党は政策を練り上げるチームもほとんどないし、農業や再生可能エネルギーを実践している会員もほとんどいないのだろうと思うからです。それに選挙などの日常活動に追われて、理論的なことや実践的なことがおろそかになっているのかもしれません。私としては緑の理念を持って農業やエネルギー問題を議論し実践することで組織化を行うことが最も大切だと思います。
そこで私が昨日読んだ「スモールイズビューティ」についての感想を書こうと思ったのですが、残念ながら私の稚拙な頭ではほとんど理解できませんでした。そこで、感動した小節を転記します。
人類の経済生活の中に永続性を確保することなしに平和を達成することはできない。
消費を適正規模に抑える生活様式を取るには、最大限の消費への欲求を満たす場合よりはるかに少ない努力で足りる。また、「仏教経済学」では、適正規模の消費は、比較的に低い消費量で高い満足感を与え、これによって人びとは圧迫感や緊張感なしに暮らし、「すべて悪しきことはぜず、善いことを実践し」という仏教の第一の戒律を守ることができる。
最後に「人間の顔を持った技術」の章では、ガンジーが語ったように、世界中の貧しい人を救うのは、大量生産ではなく、大衆生産である。大量生産の体制のよって立つ技術は、非常に資本集約的であり、大量のエネルギーを食い、しかも労働節約型である。(省略)大衆による生産においては誰もが持っている尊い資源、すなわちよく働く頭と器用な手が活用され、これを第一級の道具が助ける。大量生産の技術は、本質的に暴力的で、生態系を破壊し、再生不能資源を浪費し、人間性を蝕む。大衆による生産の技術は、現代の知識、経験の最良のものを活用し、分散化を促進し、エコロジーの法則にそむかず、希少な資源を乱費せず、人間を機械に奉仕させるのではなく、人間に役立つように作られている。私はこれを「中間技術」とよぶ。
この中間技術を私たち緑の党の基本理念に据えて、これから農業やエネルギー分野などに生かして実践しようと私は思います。皆さんご一緒にシューマッハーの勉強をしませんか。
by nonukes | 2013-03-18 18:53 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(2)

今日はヤギのララの搾乳に挑戦してみましたが…

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コサカ・ハウスのイベント今日の搾乳は失敗に終わりました

ところで、我がコサカ・ハウスには2家族と居候1人から2人、それに私を入れたら、合計10人から11人くらいの人びとがシェアハウスしています。今月の終わりにはもう一家族が仲間に入る予定です。それぞれの部屋はありますが、台所は一緒です。私は違いますが。そして不定期にですが、みんな一緒に食事をしたり、ちょっとケンカをしたり、仲直りをしたり。そんなコサカ・ハウスの楽しみはヤギと一緒に遊んだり、ヤギを追いかけたり、追いかけられたり…。この母子は時々逃亡して、ご近所に迷惑をかけるので、私は謝りに行ったりで大変です。
私はヤギの母子に餌を与えるための散歩をするのが日課です。これがなかなか大変なのですが。
今日は天気もいいし、子ヤギが生まれて今日でちょうど2ヶ月経ったので、そろそろ搾乳してもいいだろうと思って、搾乳に挑戦してみましたが、残念ながらほとんどもらえませんでした。
その理由として、2匹の子ヤギが親の乳を飲み干してしまっていたのか、はたまた、ララは乳の出が悪いのか、それとも私の絞り方が下手くそだったのか、以上3点のどれかでしょう。それとも、その中のどれかが複合しているのかもしれません。
まあ、そんなに焦ることもありませんので、のんびりと小春日和の我が、コサカ・ハウスの小さなイベントでした。

コサカ・ハウスの住人の知恵でで共同農作業を行っています

実は当農園の農作物である、ハッサク、伊予柑、甘夏、びわ、レモン、梅などなどはこれまではコサカ農園のボランティアスタッフや私小坂農園主が農作業をやっていましたが、昨年の春から某生協への出荷を一方的に切られたため、主な出荷先を失ってしまいました。そのため、生産しても売るあてがなく、農作物を腐れせてしまうなどの問題が生じてしまい、農園主の私は途方に暮れていました。
そこで、今年からは一時的に農園を休園しようと考えていたのですが、コサカ・ハウスの第一号の住民のランちゃんからの提案で再開することになりました。「私たちが手伝うから仕事をやらせてくれる?その代わり売り上げはみんなで分けるのよ」と。私はもともと休園する予定だったので、「いいよどうぞやってください」と。そしたら、これまで生協中心で、そのほか無農薬の卸問屋さんへの販売から大幅に販路を増やす積極的な戦略を取るようになりました。いろんなイベントへの出店やら、有機農作物の販売所への出店や、はたまた別府毎日マラソンの当日は別大国道でのゲリラ販売などなど、我がコサカ・ハウスの女性たちは怖い者なしのセールスウーマンです。
ただ、そんなに皆さん頑張って売ってはいますが、日本の農業の困難さをしみじみと感じているようで、ほとんどお遊びにちょっと毛の生えた程度の売り上げにしかなっていません。

びわのレンタルやびわの直販などこれからがお楽しみです

当農園主は反原発や自然エネルギーなどに熱を入れて、農園の手入れを親父ほどには熱を入れていなかったり、小心者でほとんど営業などしてこなかったので、毎年売り上げが減少してしまって、びわの小坂農園と言えば知る人ぞ知る大分では最高のびわを作っていた農園でしたが、親父が死んで、息子の代になってからはすっかり影を潜めていました。そんな罰が当たったのか、売り上げの減少と赤字続きで見るも無惨な農園になりつつありました。その園を救おうと現れたのがコサカ・ハウスの住民です。さて、どうなるかは皆さんお楽しみに。今年1年間はやってみると皆さん意気軒昂です。

小坂農園は域内流通の復権(物々交換や地域通貨)をめざす、新たな実験を始めます

小坂農園は生産者と消費者が顔の見える関係性を一番大事にしたいと考えています。それは直接当農園にお越しになってもらって果物などを購入してもらったりするのが一番だからです。また、円を使わずに、物々交換や地域通貨を発行して、消費税など払わずに、日本国政府の悪戯に荷担しない、健全な地域経済の復活をめざしています。ボランティア学生や失業者などなど大歓迎です。宿泊も可能です。皆さんぜひ、小坂農園へ遊びに来てください。小坂農園を訪れたら、ワクワクする感動や新しい仲間との出逢いがあるかもしれませんよ。
びわ、甘夏の販売も間近です。詳しくは下記のHPをご覧下さい。

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ようこそ小坂農園へ


私の本が売れなくて書店に迷惑をかけているのではないか…

昨日から「野菜工場」批判の文章を緑の党のメーリングリストに書いているのですが、いろんな意見が返ってきます。その中に、福岡の足立力也さんからのメールでシューマッハーの「スモールイズビューティフル」をぜひ皆さん読んでください。中間技術の必要性を理解してください。という内容がありました。私はシューマッハーの「スモールイズビューティフル」を読まなければならないと思っていたところなので、ということはまだ読んでいないということなのですが、さっそく今日の夕方に西大分の明林堂へ立ち寄ってみました。そこで店員さんに、検索してもらったら本があったので購入したのですが、実にやさしそうな店員さんだったので勇気を出して、私が常日頃から心配していたことを聞いてみました。
「実はちょっとそこにある本のことで伺いたいのですが」と、平積みにしている本を指さして聞きました。「どの本ですか」と、店員さん。「実はここに飾ってある「市民電力会社をつくろう」という本は私が書いた本なのですが売れてますか」と。「そうですね。売れてますよ」と。「いつ売れたか分かるのですか」と、聞くと。「このコンピュータで分かります。直近が昨年の8月です」と。私は「ええっ。昨年の8月から売れてないのに平積みにしてくれているのですか。そんなに売れてないのですか。申し訳ありません」と、消え入るような声で謝りました。すると店員さんは「このような本は店の良心ですから、そんなに売れなくても私たちは皆さんにぜひ読んでほしいと思っているのですよ。ご心配しないで下さい。3月は原発やエネルギー特集を組んで宣伝しています」と。
皆さんよろしかったら、ぜひ西大分の明林堂で原発関連書籍をお買い求め願います。確かにここには原発関連の書籍がたくさんそろっています。これは書店の心意気です。ついでに私の本をまだ読んでなくて読んでみたいという方はここにあと2冊あります。貴重な2冊です。お買い求め願います。
by nonukes | 2013-03-16 00:59 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(1)

  小坂正則