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小坂正則の個人ブログ

いったい何人の子どもが犠牲なれば子どもたちの生きる権利は守られるのか 第2

小坂正則

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子どもたちを職場の部品か道具のようにしか思っていない教師たち

今朝の朝日新聞(2017年10月18日)の続報によると、「男子生徒が自殺した直後に開いた保護者説明会で堀口修一校長は『トラブルはなかった』と説明し、 遺族の抗議を受けて改めて開いた説明会で不適切な指導を認めたことが分かった」と、伝えている。母親は自殺の前に、叱責を受けた副担任の交代を学校側に申し入れていたが、学校側は対策を取っていなかったそうだ。堀口校長は朝日新聞の取材に対して、「初期対応でご遺族の気持ちを思いやった対応をすべきだったと反省している」と話した。(ここまで引用)
今回のような事件が起きて分かることは、教師や学校・教育委員会などの事件への対応から、彼らが一番大切にしていることは、自分たちの立場や職場を守ろうとすることです。そこには主人公であるべき子どもたちへの思いは聞こえてきませんし、見えません。まるで子どもたちは自分たちの職場の部品や道具でしかないようにしか感じられません。
子どもたちは教師のお客様であり、子どもたちは教師の雇い主です。それがあたかも自分たちこそがご主人様で、子どもたちは自分たちの道具であるかのような意識が教師の中に植え付けられているのでしょう。

教育の自由化で子どもたちの人権が守られる教育環境をめざすべきだ

私は2012年3月8日のNHK総合の番組「世界一子どもにやさしい教育」でオランダの義務教育の番組を見て、涙が出そうな程感動しました。オランダは子どもたちの知的レベルが世界一高いことで有名です。子どもたちは複数ある小学校の中から希望の学校を自由に選ぶことができるそうです。大工の専門学校などもあるそうです。行きたい学校がない人たちは、保護者が100名以上など一定数集まれば自分たちで新しい小学校を作ることもできるそうです。そして公立の小学校も不人気で来てくれる生徒が少なくなれば廃校になるそうです。ですから、小学校は激しい競争に晒されながら、子どもたちを主人公としてきめ細やかな指導が行われるそうです。しかも小学校に入って卒業するまで、それぞれの子には膨大な引き継ぎフィルがあるそうです。あくまでも個人別に、その子に最もふさわしい指導とは何かが考えられているそうです。日本の義務教育のように序列を付けて、誰が何番目の点数を取るかという競争させる教育とは根本的に違うのです。だから、子どもたちは活き活きとして学び、伸びるのでしょう。

小学校は統廃合せずに、NPOに委託して教育の自由化を実験的に行うべきだ

日本でもオランダのような教育ができないかと私は常に願ってきました。特に今日では小学校などの統廃合が盛んです。その目的は児童数の減少で、学校運営コストが高すぎるから統廃合を行うのです。要は教師の人件費が高すぎて、それで統廃合が行われてきたのです。ところが、統廃合が行われると、それまで運動会や秋祭りなど村人の心の拠り所だった小学校がなくなることで、地域の絆が途切れてしまって村は火が消えたように静まりかえって暗くなってしまいます。教育委員会は小学校の運営コストだけを考えて、地域の灯火を消してしまうのなら、人口減少と過疎化が加速するというマイナスの要素の方が遙かに大きいと私は思います。村に若者を呼び込んで、過疎化を食い止めるには小学校を統廃合してはなりません。
ですから、統廃合を実施する前に、その小学校をNPOに委託して、実験的に数年間義務教育の民営化を実施して見るのです。いきなりオランダのような民営化を義務教育に取り入れることは教育労働者や教組などの猛烈な反対運動を起こされかねませんから、まずはNPOによる教育の自由化を取り入れて、実験してみるのです。そして、そこには村民と一緒になって子どもたちや若者も加わって村作りや町つくりの拠点をそのNPOに担ってもらうのです。
地方活性化を行うには、若者や子どもたちが主人公です。ですから、きめ細やかの教育をできる環境を整えて、あらゆる可能なことに勇気を持って取り組んで欲しいのです。私の住む村では、生徒が40人くらいです。しかもその半数は地域外から通っている子どもたちです。しかし、3年もしたら、この小学校も統廃合の予定だと自治会長から聞きました。だから、小学校存続問題は人ごとではないのです。ピンチをチャンスに変えるいい機会だと思います。そんな小学校を蘇らせる夢を私はみています。


詳しくは以下のブログをご覧ください

義務教育の自由化でイジメも不登校もなくすことができるhttp://nonukes.exblog.jp/16317983/

by nonukes | 2017-10-18 10:48 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

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