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小坂正則の個人ブログ

伊方原発運転差し止め仮処分第2回目の審尋が行われました

伊方原発運転差し止め仮処分第2回目の審尋が行われました
小坂正則
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昨日の8月10日に大分地裁第3号法定で伊方仮処分第2回審尋が行われました。当日は被告(仮処分では債務者という)の四国電力社員の池尻氏を筆頭に5名の弁護士が来ていました。我が方は4名の原告(債権者)と河合弁護士に松山の薦田弁護士に大分の徳田弁護士を筆頭に総計21名の弁護団が結集しました。
審尋で話された内容は大きく分けて3つです。最初にこれからの審尋のやり方や追加の準備書面の提出はあるのかを裁判長は双方尋ねました。債権者側は昨日出した追加の準備書面と8月中には中央構造線の追加準備書面を提出することを伝えました。四電側は追加の準備書面はもうないとのことですが、当方がだした新たな証拠に対しては反論の答弁書が出るかもしれません。2点目は審尋のやり方ですが、松山でも広島でも四電社員によるプレゼンを行いたいと言いましたが、当方は、「あらゆる証拠を書面で出し切っているので、これ以上のプレゼンは不要」と否定しました。それに対して裁判長は無言でした。河合弁護士によると、「裁判長が無言だった理由は四電側の引き延ばし作戦に裁判長が乗らなかった証拠だ」そうです。なるほど裁判長の仕草や顔色で彼の感情が分かるんだなと感心しました。3点目は日程です。四電側は「とにかく、債権者側が出した膨大な証拠を丹念に調べるためには最低でも次の審尋まで2ヵ月は必要」と発言しましたが、河合弁護士は「これらの証拠はすでに松山と広島で議論された裁判記録なのだから、改めて読むまでもなく、これまで債務者側は当事者としてわかりきった内容に過ぎないのでスピード審尋を願いたい」と、発言。それに対して竹内裁判長は黙って、「それでは来月の28日はどうかな」と、河合弁護士の意を汲んだ日程を提案しました。そして次々回を11月17日を提案したのですが、これに対しても四電は午前中は交通手段がないなどとごねていましたが、裁判長は午前10時だったら来れないことはないでしょう」と、押し通しました。
後の記者会見で河合弁護士が「11月に審尋を入れたことには実に大きな意味がある。裁判長は11月で結審して翌年の3月までに決定を出す気なのではないか。彼がいる間に結審を出すには遅くとも11月中に結審しなければ、決定を年度内に出すのは難しい」そうです。竹内裁判長は実質審尋を2回で終わらせようとしているのでしょうか。11月の審尋で結審させられるか、四電側の追加調書を出すなどのことを認めれば、年度内の決定は事実上不可能になるでしょう。そうなれば竹内決定は消えてしまうでしょう。11月17日がこの仮処分の大きな山です。

今回新たに出した調書の中身は

甫守、大河担当弁護士の出した膨大な調書の中身は熊本地震とそれに連なる中央構造線関連の証拠などです。時間の関係で甫守弁護士は会見が始まる前に退席したので、彼が何を書いたのかは分かりませんが、大河弁護士は「私が担当した大分県の原子力防災計画が余りにも基本的なことしか書いていなくて、これでは実際に原発事故が起きたら、何の役にも立たない」とバッサリでした。「特に複合災害に対しての対策が全くない。それに大分県の原子力防災は屋内退避だけで、どう逃げるのかなど避難計画が全くない」のです。
私たちもこれまで何度も県と交渉を続けて来ましたが、当初から私たちが指摘していたことです。ところが熊本地震で第一波の後に破損した屋内にいた方がみんな亡くなったのです。熊本地震以後の日本の原発避難計画の中の屋内退避は見直す必要が絶対にあるのです。


徳田弁護士の会見内容(要旨)

本日の審尋に出て私は、この裁判に対して裁判所は非常に強い関心を持っているなと感じました。裁判所の最大の関心事ははやり地震と津波に集中している。熊本・大分地震を肌で感じた生々しい記憶を裁判官たちも持っていますので、あれ以上の地震が伊方周辺で起きた時に伊方原発がどうなるのかということを中心に考えようとしているなあと感じました。
それからご承知のように大分県には伊方原発の再稼働に関して同意権などはありません。したがって大分県が定めている原子力防災計画なるものは、伊方原発が再稼働されるかどうかとは全く無関係なことで、先程来河合先生などが説明されているように、具体的な状況に即した防災計画など全くないわけです。抽象的な原発事故への対策が書かれているだけで、実際に地震が起こった時に大分県で何が起こり、実際に伊方原発で爆発事故が起こったら、どうなるのかなどを想定したような避難計画は全くないのです。それが今後の裁判の争点になっていくのかなあと思っています。
それから裁判所は来年の3月までに仮処分の決定を書こうとしているのだなあと感じました。そのためには審尋を11月で打ち切るという前提で今日11月の日程を入れたと感じています。なぜなら3月までに決定をだすには11月で審尋を打ち切るのが限界で、それ以降に期日が入るようでは3月中の決定とうことは不可能だろうと思います。場合によっては裁判長が3月に異動する可能性が高いので、これだけ膨大な訴訟資料を調べて置いて、決定を書かずに異動するなどあり得ないと思うので、3月までに決定を出すという方向で、具体的にこれからの審尋を進めて行こうとしていると思います。もちろんこれは方向性ですからできないということも十分あり得るのですが。
本日の審尋で感じたことですが、前日に出した膨大な書面を裁判長は目を通しているようで、信じられないほど丹念に目を通しているなと感じました。私が裁判官だったら前日に出すなど何を考えてるんだといいたくなることでしょう。しかし、膨大な資料に目を通しているのですから、裁判所は強い関心を示していると思っています。したがって多くの大分県民に強い関心を持ってもらって、裁判所が正しい判断を示してくれるように皆さんのご協力を頂きたいと願っています。

次回の審尋は9月28日15時です
傍聴はできませんが、終わった後には記者会見の一般傍聴は可能です。場所は裁判所近くの大分県弁護士会館4階大ホールです。16時ころから始まります。

明日大分でも再稼働抗議行動を行います

大分から数名の仲間が伊方原発現地に行きますが、大分でも夕方からトキハの向かい前で抗議活動を行います。どうか皆さんご参加ください。

日時:8月12日17時30分~18時30分頃まで
場所:トキハ向かいのフォーラス前
参加者はプラカードなど持参ねがいます

Commented by 佐伯方面の者 at 2016-08-12 09:42 x
小坂様 仮処分等伊方を止める闘いに敬意を表します。

すでにどこかの裁判の証拠に提出されているものと思われますが、島崎元規制委員長代理も共同執筆されています
「1596 年慶長豊後地震に伴う津波の波源推定」
http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/rzisin/kaishi_20/22-Ishibe.pdf
という論文がありました。
瓜生島伝説の科学的裏付けともとれる論文です。
Commented by nonukes at 2016-08-12 10:43
佐伯方面の者様

コメントありがとうございます。資料見てみましたが、私にはちんぷんかんぷんでした。ただ、別府湾は活断層の巣だと言うことだけは図で分かりました。別府湾だけが活断層の巣だとは決して思えません。別府がこんなに活断層が見つかったのは、ここを学者が好んで調査した結果だそうです。珍しい様々な活断層があるから、全国の学者が別府を調査したそうですね。この延長上の伊方周辺にも調べれば別府湾のと同じような活断層帯があるだろうと思います。
「活断層がないと言われている所は調査していないか、地下に隠れて発見されていないだけ」だそうですね。日本中活断層の巣だと思っていいと私は思います。
by nonukes | 2016-08-11 12:56 | 原発再稼働は許さない | Comments(2)

  小坂正則