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小坂正則の個人ブログ

益城町を襲った震度7巨大地震は中央構造線の真下だった

益城町を襲った震度7巨大地震は中央構造線の真下だった
小坂正則
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昨夜、21時26分に熊本県益城町を襲った震度7の直下型の巨大地震を私は外出中のビルの中で感じました。地震の数秒前にスマートフォンから「地震警報」というけたたましい音声が流れて、その後僅かな揺れを感じました。そして、自宅に帰ってから、益城町を震度7の地震が襲っていたことを知ったのです。
今回の地震による行方不明の方の一刻も早い救出をお祈り申し上げます。また、怪我をした方や被害に遭った皆様のご苦労をお察しいたします。そして一刻も早く余震が収まって、災害の復旧が行われることをお祈り申し上げます。
ちょうど私は2週間ほど前の4月3日21時からNHKで放送された、「巨大災害 MEGA DISASTER Ⅱ」「地震列島見えてきた新たなリスク」という番組で、日本列島を襲う新たな恐怖を知った矢先に起きた地震だけに、何ともやるせない思いです。
というのも、今回の益城町巨大地震は、布田川(ふたがわ)断層帯と日奈久(ひなく)断層帯との境で起きた地震なのですが、この断層は中央構造線の真下にある巨大断層そのものなのです。中央構造線とは日本最大の断層系ののことです。そこではおおむね千年から2千年に1度の巨大地震起こっているそうです。東日本大震災が起きたのがちょうど5年前です。南海トラフ地震が東北沖地震に触発されて起こっても決しておかしくはありません。歴史的にも東海地震と南海トラフ地震は同時に起こったり、数年後に起きたりしています。日本列島の地下深くでは互いが連動し合って巨大な地震が起きているのでしょう。東日本震災は千年に1度の地震でした。ですから、中央構造線の別の場所で千年や2千年に1度の地震がいつ起きても決しておかしくはないのです。その上、中央構造線の真下で直下型地震が伊方原発を襲ったら、益城町の地震と同じか、それ以上の被害が起こる可能性が大きいのです。地下はつながっています。日本列島の地下にたまった歪みのエネルギーが地震という形で吹き出すか、火山噴火という形で吹き出すか、私たちには予知はできませんが、ただこれだけは言えます。「いつかは必ず地震も火山噴火も間違いなく襲ってくる」ということです。それに対して、私たちが備えるべきことは、どんな地震があっても原発事故が起きないように万全の備えで安全対策を講じることではなく、地震が起きてもいいように、できるだけ被害を最小にとどめる対策の方が費用も少なく、より実効性のある原発の地震対策と言えるのではないでしょうか。つまりは、地震が襲ってくる可能性のある場所にある原発は運転を止めることが原発の最大の安全対策なのです。

日本列島には必ず巨大地震が襲ってくる

日本列島とその周辺は世界一の地震の巣なのです。地震は世界のどの地域でも発生するわけではなく、プレート境界域に集中して起こります。日本の周辺には4つのプレート境界があり、地殻変動が激しく地震活動が活発です。下の図のように、世界で起こるマグニチュード6以上の地震の2割以上が日本で発生しています。日本は世界有数の地震国なのです。そんな地震国で原発を動かすなど狂気の沙汰です。一刻も早く川内原発を止めて、伊方原発の再稼働をやめさせなければなりません。
ウィキペディアによると、中央構造線が確認できたのは1967年だそうですから、伊方原発や川内原発が計画されたか、その後くらいのごく最近になって分かった事実なのです。
以下は「ウィキペディア」より、
中央構造線に沿った断層帯の存在は、1967年頃には空中写真の分析によって発見されていた。その後の調査により、活断層の存在を示唆する地形に沿って断層に由来する露頭や破砕帯が見つかり、活動の規模や時期も確認され、1970年代の末頃には中央構造線断層帯の位置や活動を概ね確認することができた。1980年代以降も大学や地質研究所などによって様々な場所での調査が続けられている。(略)
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「伊方原子力発電所近くの活断層」

1996年、高知大学などの研究グループによる、伊予灘海底にある中央構造線断層帯の調査によって、愛媛県の伊方原子力発電所の間近の海底に活動度の高い活断層2本が発見された。ここでは約2000年おきにM7前後の地震が起きると考えられており、M7.6の規模の地震も起きる可能性がある[30]。伊方原発の安全審査が不十分だとして地元住民が原子炉設置許可の取り消しを国に求めた訴訟では、2000年12月に松山地裁が原告の請求を棄却したが、その際にこの活断層について国の安全審査の判断が誤っていた可能性に言及した。原発の運転差し止めを求める訴訟は各地で起こされているが、活断層に関する国の判断の誤りについて指摘されたのはこの時が初めてであった[31][32]。伊方原発と活断層との距離は約6kmであるが、活断層調査にあたった高知大教授・岡村真によれば、もし伊方原発に最も近い活断層で、あるいは中央構造線断層帯全体が一度に動いて、予想される最大規模のM8の地震が起きた場合、原発周辺は震度7の揺れに見舞われる可能性があるという。(ここまでウィキペディアより)

NHK 「巨大災害 MEGA DISASTER Ⅱ」再々放送決定

4月3日に放送された番組の再々放送が4月29日祝日の深夜にあります。ぜひご覧になってください。益城町の地震や伊方原発の危険性が実感できます。そして高浜原発の1号、2号の40年を越えた老朽原発の20年延長などもってのほかだという理由が分かるでしょう。
「巨大災害 MEGA DISASTER Ⅱ」
総合 2016年4月29日(金)の深夜0時10分~翌朝は30日です)

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高浜原発
延長差し止めを提訴 14都府県の住民76人

毎日新聞2016年4月14日

運転開始から40年以上が経過した関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)を、さらに20年運転させる原子力規制委員会の延長認可の差し止めを求めて、福井、愛知、岐阜、三重、京都、東京など14都府県の住民76人が14日、名古屋地裁に提訴した。原告側弁護団によると、老朽化した原発の安全性を問う訴訟は全国で初めてという。
東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえ、国は2013年に施行した改正原子炉等規制法に、原発の運転期間を40年に制限する「40年ルール」の規定を盛り込んだ。一方、規制委の審査に合格すれば「最長20年間延長できる」としており、規制委は今年2月、同1、2号機について新規制基準に適合しているとする審査書案を了承した。事実上の合格とみられ、運転期限の7月7日までに認可を得れば運転延長が可能になる。
by nonukes | 2016-04-15 12:01 | 原発再稼働は許さない | Comments(0)

  小坂正則