ブログトップ

小坂正則の個人ブログ

今度の参院選は安倍政権を倒すためではなく、憲法改悪をさせないたたかいだ!

今度の参院選は安倍政権を倒すためではなく、憲法改悪をさせないたたかいだ!
小坂正則
d0174710_15203284.jpg

d0174710_1520562.jpg

d0174710_1521137.jpg

座間宮さんの講演実績と予定です


このまま行けば憲法改悪が行われてしまう

先週の土曜日に別府市で行われた座間宮ガレイ氏の「参院選勉強会@大分」に参加しました。主催は「ママの会」などによる市民グループによる勉強会でした。私たちは一刻も早く安倍政権を倒したいと願っていますが、残念ながらそんなに私たちに有利な情勢ではありません。いえ、全く持って危機的な情勢だと言うべきでしょう。何せ、大阪都構想を巡る橋下率いる大阪維新の会が大阪府知事と大阪市長の両方とも勝利して、橋下の息の根を止められなかったからです。座間宮氏は大阪府・市長選の反維新派の敗北の原因を「選挙期間の短さだ」という分析でしたが、私はそう簡単な問題ではないだろうと思っています。阪神タイガーズの熱烈なファンが大阪人に多いのは東京に対する反感と、現状に対する不満から「橋下なら何かやってくれるのではないか」という期待を橋下に託す市民や府民がまだまだ多いということなんだろうと私は分析しています。
ただ、大阪府市長選で橋下維新が勝ったことの国政への影響は想像を絶するほど大きなものだろうと思います。安倍政権と橋下の共闘が実現することはまずは間違いないことだからです。日刊ゲンダイなどによると、大阪市長を引退した嘘つき橋下は「今後政治には一切参加しない」と言いつつ、「今度は安倍政権の総務大臣に橋下を迎える話がついている」というのです。つまり虚言癖で精神疾患(月刊誌新潮45より引用表現です)の橋下に私たち国民はまだまだ振り回される可能性が大なのです。安倍と橋下がタックを組んだら怖い者なしの独裁政治が続くことでしょう。安倍は憲法改正したら首相を引退して、次は橋下に政権を委譲する約束だとこれも日刊ゲンダイの記事によるものです。
衆院は安倍自民党が三分の二を獲得しています。参院は大阪維新と公明・自民を足して元気を加えると実に2、3人自民が増えたら参院でも三分の二に達するのです。ですから次期参院選は安倍政権を倒すなど夢の又夢でしかありません。今度の選挙を立憲主義を守り、戦争法反対の勢力は改憲勢力の三分の二を阻止することに標準を合わせてたたかうしかないのです。なぜなら、民主党は参院の一人区で勝っているところが大分など数選挙区であるようですが、現在の支持率からしたら、民主党は間違いなく全部の一人区で自民党に議席を明け渡し、比例区の獲得議席も大きく減る可能性が大なのです。確かに共産党は大躍進をするでしょうが、その議席数は民主党の議席が移行するだけなのです。だから12月14日の朝日新聞のインタビューで民主党の岡田代表は大きな危機感を持って以下のように話しているのです。
 ――共産党との連携についてはどう考えますか。
ともに政府を作るというのはないと考えている。政府を作るというのは極めて重い責任を国民に対して負うことだ。基本的な考え方に大きな差があるままに、政府を作っても国民の期待に応えられない。かえって無責任ということになる。そもそも(政権選択選挙ではない)参院選でそういうことを議論する必要もない。ただ、共産党とは国会で安保法制を巡って共闘してきた。いろんな形での、必要に応じて、なんといいますか、「協力」というと語弊が、怒る人がいるので。いずれにしても安倍政権、巨大与党と対決していくためには、野党同士が対立している状況では、国民の期待に応えられない。
 ――民主党内には「共産党アレルギー」もあります。乗り越えられますか。
 考え方は違うけれど、人間としては信頼できる人たちだと。全員じゃないかもしれないが。リーダーの人たちは信頼できる人たちだと思っているので、うまくやっていきたいとは思っている。やっぱり、もっと懐深く、共通の目的のために、それは柔軟に考えていくべきだと思っている。(12月14日朝日新聞より抜粋)


自民党の改正憲法草案は戦前の日本帝国憲法の復刻版

自民党は一貫して現行平和憲法はGHQによる押しつけ憲法であり、それは「日本を再軍備をさせないための米軍よる占領政策だった」という考えで、自主独立の「自主憲法制定」を実現させることが日本独立の証だというのです。だから自主憲法を実現できなかった岸伸介の姿を見てきた安倍晋三は、自分がお爺ちゃんの夢を実現させるのだという政治家としての「志」を持って今日まで政治活動を行って来たのでしょう。
では自民党のいう自主憲法とはどのような憲法なのでしょうか。自民党の「改正憲法草案」を見ればよく分かります。最大の現行憲法との違いは憲法9条第二項の「戦力の不保持」の削除です。そして戦争ができる国防軍を保持するとしているのです。そして憲法第一条の「象徴天皇」を「国家元首」と改正するというのです。つまり主権在民を否定して天皇の下に国民があるという帝国憲法さながらの帝国憲法復刻版なのです。
まだまだ大きな違いがあります。憲法12条の自由及び権利は公益に反しない限り与えあられるとある現行憲法に対して、公益及び公の秩序に反してはならないとあるのです。
また、憲法21条「1項、集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。2項、検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。」を憲法12条と同じく2項に「前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」という項目を入れているのです。 さて、公の秩序に反する活動や自由や権利は与えられないということをあえて入れることの意味とは一体なぜなのでしょうか。一見すると公益と秩序はそんなに大きな違いはないように思えますよね。公益とは公共の利益ですから公共への不利益を行ってはならないが、それ以外は自由です。しかし、公の秩序に反する行為は公共の利益よりも概念が曖昧で拡大解釈が可能になるのです。「安保法案は戦争法案だ」や「安倍政権は徴兵制を実現させようとしている」と、私が街頭で訴えても公益には反しません。しかし、それは公の秩序を乱す可能性は大いにあります。だって、安倍は戦争法案というのはウソのレッテル貼りだと批判しています。戦争法案という者は公の秩序を乱していると言えば言えなくはないのです。こう言う人間は逮捕されても仕方ないでしょう。
「公の秩序を乱す」という実に曖昧で主観的な規定は戦前の治安維持法を思い出せばいいでしょう。「おまえの言動は公の秩序を乱す行為だ」と官憲が言えば基本的人権も言論の自由も制限できるのです。これは言うまでもなく、現行憲法の主権在民の基本的人権を否定して「国家の管理の下に国民の権利は制限される」という考えが色濃く出ている改正案なのです。
そのほかにもひどい内容があります。憲法24条で婚姻の自由が現憲法ではうたわれていますが、改正案では第一項に「家族は、互いに助け合わなければならない」という余計なお世話のことを入れています。

今こそ私たち市民が中心となって、東京維新から共産党までの共闘を

橋下や安倍政権がめざす「美しい日本」とは戦前の皇国日本です。そこには基本的人権も平和主義もありません。あるのは日本会議が主導してめざす自民党改正憲法草案の実現なのです。今年の8月15日に安倍首相が語った70年談話で「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」と。つまり安倍は自虐史観から抜け出して「もう今後は謝罪など一切行わない」と宣言したのです。ドイツが戦後ヒットラーの軍事独裁政治を深く反省して、その過ちを二度と繰り返してはならないという決意の元に立憲政治を行って来たこととは真逆です。端から自民党は「第二次世界大戦は西欧諸国による植民地支配からアジア諸国を解放する戦争だった」という認識の元「日本軍はその解放を助けるための聖戦だった」という考えなのです。それは日本の天皇を中心とした「大東亜共栄圏」の発想です。
このような「第二次世界大戦は正しい戦争だった」という歴史観の安倍を代表するネトウヨ勢力を許してはならないのです。
7月に行われる参院選は衆参同日選挙になる可能性が大ですが、それでも何としても参院選で改憲勢力の三分の二の議席を阻止して改憲させないたたかいに勝利しなければなりません。もちろん立憲主義勢力が国民から大きな支持を得て1足す1が2ではなく、3にも4にもなる可能性もあります。そのような状況を作り出すためにもシールズなど若者を中心に市民が接着剤の役目を担って野党共闘を実現させる必要があるのです。そして来年の参院選から実施される18歳投票制度の下で一人でも多くの若者が投票所に足を運んで、自らの頭で考えて投票し、自分たちの時代を自分たちの手で作り出す大きな第一歩にしてほしいものです。


橋下氏「憲法改正のチャンス。自公、おおさか維新で『3分の2超え』を」
Jcastニュース2015/12/15

政界引退を表明している大阪市の橋下徹市長が2015年12月12日に行われた国政政党「おおさか維新の会」の党大会後の会合で、16年夏に行われる参院選について「憲法改正の最大のチャンス。自民、公明、おおさか維新で3分の2を超えることを目指して頑張ってほしい」と述べていたことが分かった。憲法改正発議に必要な3分の2以上の議席を獲得し、憲法改正に本格的に乗り出すべきだとの考えを示したもの。12日の会合は非公開だったが、おおさか維新の松井一郎代表(大阪府知事)が12月14日、報道陣に対して発言内容を明かした。
by nonukes | 2015-12-15 15:22 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(0)

  小坂正則