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小坂正則の個人ブログ

脱原発大分ネットワークの機関紙『つゆくさ通信』NO.130を発行しました

脱原発大分ネットワークの機関紙『つゆくさ通信』NO.130を発行しました
小坂正則
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本日、約1カ月遅れの「つゆくさ通信」NO.130号を発行しました。今日は5人で印刷や封筒詰めなどを行いました。さて、この「つゆくさ通信」は2カ月に一度の発行なのですが、ほとんど欠号もなく、21年と3カ月ほど発行したことになります。結果として21年以上も定期的に出し続けたのですから我ながらたいしたものです。
今回の号は何はさておき、4月14日の福井地裁での「高浜原発再稼働仮処分命令」の報告記事が一番のメインです。それと5月31日に開催する総会の案内です。次に安倍政権によるマスコミ支配の実態などについても、書かずにはおれませんでした。この問題は原発も基地も戦争法案の全てに関係していて、日本国憲法を揺るがすような言論の自由の問題だからです。

権力は必ず腐敗する

どんな政権でも必ず自分たちに不利な情報は隠したがります。自分たちを批判するジャーナリストや評論家は煙たい存在です。だから、何とかして不都合な情報は隠したがるものです。だから、不都合な情報を隠すことの味を占めた為政者は必ず腐敗・堕落します。だから民主主義という実に非効率な制度を支えるための必需品は「情報公開」制度なのです。ところが、一度権力を持った為政者は「自分だけは間違いは犯さない」と勘違いしてしまうものなのです。だから、人間の弱さを克服する議決制度が非常に非効率で決定に時間がかかる民主主義という制度なのだと思います。
残念ながら、今の日本の国家権力を握っている一部の人間は「多数派は何でもしていいのだ」と勘違います。首相自らが「私は選挙で圧倒的な有権者に支持されたのだから私の行う政策は国民から信任をうけているのだ」と言ってはばかりません。しかし、選挙で全ての政策を信任したわけでもないし、ましてや公約は有権者の耳障りのいいフレーズでごまかしているのですから、「多数派なら何でもやっていい」なぞ、どんな憲法学者も論理学者も言ってはいないのです。
ところがこの方「私は憲法の専門家ではない」と言って、立憲主義憲法や民主主義の原理を歪曲しているのです。実際に知らないのか、知ってるけど知らない振りをしているのか、実にその判断は難しいのですが、「民主主義とは多数決だ」と思っているようなのです。
そんな考えの方がもう一人いました。北にお住まいの金さんです。この方もABEさんによく似ていて、「朕は国家なり」とよく言ってます。ちなみに「民主主義とは少数意見の尊重による話し合い解決」です。多数決は最後の最後に、十分議論を尽くして、少数者が納得した後に行うものなのです。
ところが、ABEさんは結論を先にお友達のオバマさんと約束してきて、後でみなさんとその中身を話し合うといのですから、困ったものです。「私にだって言論の自由がある」と自分がどれだけ権力を持った人間であるかを忘れて、、民間人の一人のエコノミストを「あいつだけは許さない!俺に喧嘩売ってるのか!!」と、恫喝を公然と行うことが、どれほど国家権力の最高権力者が絶対やってはならないことを、毎日のようにやっているのです。この方は自分のことがどうも分かっていないようなのです。残念ながら、この方は小心者のようですから、国会討論でも、質問者を罵倒したり、罵ったりしますね。総理大臣にはなってはいけない方です。早くお辞めいただくように、保護者の昭恵奥様にお願いしたいものです。

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編集後記
▼4月10日~11日にかけて祝島に滞在した。土曜の朝、放送が流れた。「今日は山口県議会議員の繰り上げ投票日です」。そうか、離島は投票日が1日早いんだ。(なお、期日前投票はその前日だけ。選挙管理委員は2泊する)男性の声はこう続いた。「あなた自身がよく考えて、自分の判断で投票しましょう」。この言葉、島外の上関町津々浦々にも流したのだろうか。いや、日本全国に流さんといかんよ。ろくに政策も知らず、頼まれたからなんていう理由で入れる一票は余りに軽く、結果は重い。旧態依然たる選挙に、本当に今は21世紀なの?と疑う。それにしても、島からJRの柳井港までの船賃は往復3000円を超える。医者に通うのも大変なことだと痛感した。▼上関関連の裁判が幾つかされていますが、最近裁判官が替わりました。裁判官に現地を実際に見てほしいという署名を同封しますので、ぜひよろしくお願いします。    (大原)
▼日本は敗戦国の負い目を70年間も引きずって来たため、いまだに戦勝国である米国の属国というトラウマから抜け出せていないのでしょうか。だから、一国の首相が米国の言いなりになって、独立国としての当然の権利である沖縄の米軍基地返還も主張できないのです。▼広島と長崎で核兵器の人体実験をやった米軍を、東京大空襲で一夜にして10万人以上の市民を焼き殺すという戦時国際法違反のジェノサイドを行った米軍を、右翼のみなさんは好意的ですが、私は決して好きにはなれません。もちろん日本軍は中国やアジア各地で虐殺行為を行ったのですから、私たちにもいまだにその歴史的な戦争責任はあると思います。▼天皇のためと思っているのかは知りませんが、靖国参拝を強行する安倍首相やネトウヨと言われる連中は、従軍慰安婦の強制連行がなかったと世界中にウソぶいて日本史を塗り替えようとしています。しかし、歴史に真正面から向き合って、アジア各国から21世紀の信頼できる隣人として認められる方が日本国民と、その象徴である天皇を守ることになるでしょう。▼だから日本国憲法を守ろうとしている私の方が安倍首相よりも、よっぽど象徴天皇制を守っているのだと思います。それに明仁天皇は安倍首相の暴走に心を痛め、何とかして憲法9条と日本の平和を守ろうとしているように、私には思えてなりません。激戦地パラオに行く明仁天皇は「二度と戦争はしない」という決意で戦死者たちの霊に向かって祈りを捧げ、そして裕仁天皇が起こした戦争の反省と犠牲になった兵士たちへ許しを乞う旅をしているのだと私は思います。      (小坂)
by nonukes | 2015-04-18 17:21 | 脱原発大分ネットワーク | Comments(0)

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