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小坂正則の個人ブログ

安倍首相の大罪 「福島原発の全電源喪失などありえない」と吉井議員の質問に答えていた

安倍首相の大罪 「福島原発の全電源喪失などありえない」と吉井議員の質問に答えていた
小坂正則
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嘘つき安倍首相のいう「世界一安全な日本の原発」

安倍首相は「世界一厳しい安全基準を満たしている日本の原発は動かす」と言って、川内原発の再稼働や高浜原発の再稼働と次々に規制基準をクリアーした原発を再稼働させようとしています。しかし、日本の原発が世界一の安全基準を満たしていることなどあり得ませんし、ヨーロッパでは標準になっている二重の格納容器や原子炉がメルトダウンしてもいいように、溶け落ちた核燃料の受け皿であるコアキャッチャーなど、日本のどの原発にもありません。
日本の原発はいまだにIAEA(国際原子力機関)つまりは原発を推進する国際機関が求める「五層防御」を備えてはいないのです。五層防御とは86年のチェルノブイリ原発事故が起きるまでは事故を起こさせないための手段として「異常の発生防止」「異常の拡大防止」「影響緩和」の3層だったものが、チェルノブイリ原発事故以後は、その反省に立って大事故が起きた後の対策として、いかに事故による被害を最小にとどめるかという防御策が追加されたのです。それが4番目の「過酷事故対策」と5番目の「防災対策」なのです。
米国のNRC(原子力規制委員会)では5番目の「防災対策」の最も大事な「避難計画」が出来ていなければ原発の運転が認められないのです。ところが日本ではどうでしょうか。川内原発の30キロ圏内の自治体の避難計画は完成していませんが、規制庁は「規制基準に避難計画はありません」と知らぬ顔です。それに伊藤鹿児島県知事は「30キロ圏内の寝たきり老人などを全員避難させることなど出来るわけがない」と言って、最初から全員を避難させることを諦めていて、全員を避難させるための計画自体を作ろうともしていません。
それに、4層のベント施設や免震重要棟なども再稼働のための必要施設ではありません。「再稼働した後5年以内に作ればいい」というものです。5年以内に巨大地震や津波や火山噴火が起こることはないのでしょうか。つまり、日本の最新規制基準はいまだに三層防御しかないのです。これは国際水準以下の著しいお粗末な安全基準です。なにが世界一安全なのでしょうか。安倍晋三首相は「世界一安全」なのではなく、「世界一嘘つき」なのではないでしょうか。

自分への批判には「事実無根のねつ造だ」と的はずれな反論を繰り返す

安倍首相の嘘つきは今に始まったことではありません。安倍晋三は311事故の当時は政権野党でしたが、311事故当時に「菅直人首相の命令で福島原発の海水注入が中断された」とねつ造文章を自分のブログに書いておきながらいまだに訂正も謝罪もしていません。こっそりその文章は削除されているそうですが。そのほか東京オリンピック誘致のために福島原発事故の汚染水は半径0.3キロ平米に「アンダーコントロール」とかあげればキリがありません。人の誤りは「ねつ造」だと激しく怒るかど、自分の間違いは、黙って知らぬ振りの心の小さな人間が一国の総理大臣なのですから、私たち国民は幸せです。
安倍晋三首相がいかに「ねつ造」批判の常習犯なのかという記事があります。LITERA 2015.03.11のエンジョウトオル氏の記事です。長い文書ですが、前編と後編に分かれています。前編では2006年に共産党の吉井英勝衆院議員が安倍首相に「福島原発1号は全電源喪失事故の起こる可能性が大きいのではないか」と質問しているのですが、その回答に「全電源喪失など考えられません」と安倍首相自ら答えているのです。安倍首相は「我が国において、非常用ディーゼル発電機のトラブルにより原子炉が停止した事例はなく、また、必要な電源が確保できずに冷却機能が失われた事例はない。」と一蹴しているのです。しかし、その文章は安倍が自分で考えたことではないので、責任追及しても無理からぬことでしょうが、後編で決定的なことが分かってくるのです。自分に都合の悪いことに対しては「ねつ造」「ねつ造」とわめいて恫喝するのです。NHKのみならず、一国の首相が面と向かって記者に「ねつ造」呼ばわりされたら、大半の記者はビビッてペンを折ってしまうでしょう。だから安倍は自分が騒ぐことは「言論の自由」であり、人が批判することは「ねつ造攻撃」だと言って総理大臣という絶対的な地位をいいものに権力行使を繰り返すのです。
これが安倍晋三流の得意な「自由」であり「民主主義」なのでしょう。

(ここから引用)
実は、下野していた自民党で安倍が総裁に返り咲いた直後の2012年10月、「サンデー毎日」(毎日新聞社)がこの事実を報道したことがある。1ページの短い記事だったが、本サイトが指摘したのと同じ、共産党の吉井英勝衆院議員(当時)の質問主意書に対して安倍首相が提出した答弁書のデタラメな内容を紹介。吉井議員のこんなコメントを掲載するものだった。
「いくら警告しても、マジメに対策を取らなかった安倍内閣の不作為は重大です、そんな安倍氏が総裁に返り咲いて首相再登板をうかがっているのは、本人も自民党も福島事故の責任を感じていない証拠でしょう」

ところが、これに対して、安倍は大好きなFacebookで、こう反撃したのだ。

「吉井議員の質問主意書には『津波で外部電源が得られなくなる』との指摘はなく、さらにサンデー毎日が吉井議員の質問に回答として引用した政府答弁書の回答部分は別の質問に対する回答部分であって、まったくのデタラメ捏造記事という他ありません」(現在は削除)

出た、お得意の「捏造」攻撃(笑)。だが、「サンデー毎日」の報道は捏造でもなんでもなかった。たしかに安倍首相の言うように、吉井議員が質問で外部電源が得られなくなる理由としてあげたのは、津波でなく「地震で送電鉄塔の倒壊や折損事故」だった。しかし、だったらなんだというのだろう。そもそも、吉井議員が問題にしていたのは外部電源が得られなくなる理由ではなく、外部電源が得られなくなった場合のバックアップ(非常用)電源の不備だった。

吉井議員は質問主意書の中で、バックアップ電源4系列中2系列が機能しなくなったスウェーデンの原発事故を引き合いに出しながら、日本の多くの原発が2系列しかないことを危惧。2系列だと両方とも電源喪失して原子炉を冷却できなくなり、大事故につながる可能性があると指摘した。

それに対して、安倍首相が「我が国の原子炉施設で同様の事態が発生するとは考えられない。」と回答したのだ。福島原発の事故はまさにバックアップ電源が喪失したことで起きたものであり、その意味で「サンデー毎日」の「津波に襲われた福島原発を“予言”するような指摘を、十分な調査をせずに『大丈夫』と受け流した」という記述はまったく正しい。

もし、質問主意書が地震でなく津波と書いていたら、安倍首相は、バックアップ電源の検証を行って、2系列を海外並みの4系列にするよう指導していたのか。そんなはずはないだろう。

ようするに、安倍首相は自分の責任をごまかすために、枝葉末節の部分をクローズアップし、問題をスリカエ、「記事は捏造」という印象操作を行っているだけなのだ。

だいたい、これが捏造だとしたら、メルマガで「菅直人首相の命令で福島原発の海水注入が中断された」というデマを拡散した安倍首相はどうなのか、と言いたくなるではないか。

だが、こうした卑劣な責任逃れを行っているのは安倍首相だけではない。実は安倍首相の捏造攻撃にはお手本があった。それは安倍の盟友の甘利明・現経済再生担当相がその少し前、テレビ東京に対して行っていた抗議だ。前述した安倍首相のFacebookの投稿はこう続けられている。

「昨年テレビ東京が安倍内閣の経産大臣だった甘利代議士に取材した放送で同様の虚偽報道がされたそうです。
甘利事務所は強く抗議し、テレビ東京が「質問主意書には、津波で電源を失う危険性についての記述はないにもかかわらず、放送では、その危険性があるかのような誤った認識の下、自民党政権の原子力政策に関する報道を行いました」として、虚偽内容の放送であったことを認め、放送法第4条に基づく訂正放送をしたとのことです
 天下のサンデー毎日がすでに訂正放送を行い、謝罪したテレビ局と同じねつ造をするとは(笑)」

安倍が「同様の虚偽報道」としているのは、2011年6月18日放送の『週刊ニュース新書』(テレビ東京系)のことだ。同番組は原発事故の責任を検証する企画で、第一次安倍内閣でも経産相をつとめ、原子力行政に深くかかわっていた甘利をインタビューし、その際にやはり吉井議員の質問主意書に対する安倍首相の答弁書の問題を追及した。すると、突然、甘利が席を立って、別室に姿を消した。そして、記者にテープを消し、インタビューを流さないように要求したのである。





【特別企画】思い出せ! 安倍首相は福島原発事故の主犯だった!(前)

安倍首相が原発事故前に「全電源喪失はありえない」と地震対策を拒否していた

LITERA エンジョウトオル2015.03.11.




故郷に帰れない多くの被災者を生み出し、放射性物質を広範囲にまき散らし、作物を汚染し、今も国土や海を汚し続けている福島原発事故。

だが、この国家による犯罪ともいえる重大な事故をめぐって、ほとんど語られてこなかった事実がある。それは、現内閣総理大臣である安倍晋三の罪についてだ。

こういうと、安倍支持者はおそらく原発事故が起きたときの首相は民主党の菅直人じゃないか、サヨクが安倍さん憎しで何をいっているのか、というだろう。そうでない人も、原発を推進してきたのは自民党だが、歴代の政権すべてがかかわっていることであり、安倍首相ひとりの問題じゃない、と考えるかもしれない。

だが、福島原発の事故に関して安倍首相はきわめて直接的な責任を負っている。第一次政権で今と同じ内閣総理大臣の椅子に座っていた2006年、安倍首相は国会で福島原発事故と同じ事態が起きる可能性を指摘されながら、「日本の原発でそういう事態は考えられない」として、対策を拒否していたのだ。

周知のように、福島原発の事故は津波によって全電源が喪失し、原子炉の冷却機能が失われたことが原因で、政府や電力会社はこうした事態を専門家さえ予測できない想定外のことだったと弁明してきた。

しかし、実際にはそうではなく、原発事故の5年前に、国会質問でその可能性が指摘されていたのだ。質問をしたのは共産党の吉井英勝衆院議員(当時)。京都大学工学部原子核工学科出身の吉井議員は以前から原発問題に取り組んでいたが、2006年から日本の原発が地震や津波で冷却機能を失う可能性があることを再三にわたって追及していた。3月には、津波で冷却水を取水できなくなる可能性を国会で質問。4月には福島第一原発を視察して、老朽化している施設の危険性を訴えていた。

そして、第一次安倍政権が誕生して3カ月後の同年12月13日には「巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書」を政府宛に提出。「巨大な地震の発生によって、原発の機器を作動させる電源が喪失する場合の問題も大きい」として、電源喪失によって原子炉が冷却できなくなる危険性があることを指摘した。

ところが、この質問主意書に対して、同年12月22日、「内閣総理大臣 安倍晋三」名で答弁書が出されているのだが、これがひどいシロモノなのだ。質問に何一つまともに答えず、平気でデタラメを強弁する。

まず、吉井議員は「原発からの高圧送電鉄塔が倒壊すると、原発の負荷電力ゼロになって原子炉停止(スクラムがかかる)だけでなく、停止した原発の機器冷却系を作動させるための外部電源が得られなくなるのではないか。」という質問を投げかけていたのだが、安倍首相はこんな答弁をしている。

「外部電源から電力の供給を受けられなくなった場合でも、非常用所内電源からの電力により、停止した原子炉の冷却が可能である。」


吉井議員はこうした回答を予測していたのか、次に「現実には、自家発電機(ディーゼル発電機)の事故で原子炉が停止するなど、バックアップ機能が働かない原発事故があったのではないか。」とたたみかける。

しかし、これについても、安倍首相は「我が国において、非常用ディーゼル発電機のトラブルにより原子炉が停止した事例はなく、また、必要な電源が確保できずに冷却機能が失われた事例はない。」と一蹴。

これに対して、吉井議員はスウェーデンのフォルスマルク原発で、4系列あったバックアップ電源のうち2系列が事故にあって機能しなくなった事実を指摘。「日本の原発の約六割はバックアップ電源が二系列ではないのか。仮に、フォルクスマルク原発1号事故と同じように、二系列で事故が発生すると、機器冷却系の電源が全く取れなくなるのではないか。」と糾した。

すると、安倍首相はこの質問に対して、こう言い切ったのである。

「我が国の原子炉施設は、フォルスマルク発電所一号炉とは異なる設計となっていることなどから、同発電所一号炉の事案と同様の事態が発生するとは考えられない。」

吉井議員が問題にしているのはバックアップ電源の数のことであり、原子炉の設計とは関係ない。実際、福島原発はバックアップ電源が全部ダメになって、あの深刻な事故が起きた。それを安倍首相は「設計が違うから、同様の事態が発生するとは考えられない」とデタラメを強弁していたのだ。

そして、吉井議員がこの非常用電源喪失に関する調査や対策強化を求めたことに対しても、安倍首相は「地震、津波等の自然災害への対策を含めた原子炉の安全性については、(中略)経済産業省が審査し、その審査の妥当性について原子力安全委員会が確認しているものであり、御指摘のような事態が生じないように安全の確保に万全を期しているところである。」と、現状で十分との認識を示したのだ。

重ね重ね言うが、福島原発が世界を震撼させるような重大な事故を起こした最大の原因は、バックアップ電源の喪失である。もし、このときに安倍首相がバックアップ電源の検証をして、海外並みに4系列などに増やす対策を講じていたら、福島原発事故は起きなかったかもしれないのだ。
 
だが、安倍首相はそれを拒否し、事故を未然に防ぐ最大のチャンスを無視した。これは明らかに不作為の違法行為であり、本来なら、刑事責任さえ問われかねない犯罪行為だ。

ところが、安倍首相はこんな重大な罪を犯しながら、反省する素振りも謝罪する様子もない。それどころか、原発事故の直後から、海水注入中止命令などのデマをでっちあげて菅直人首相を攻撃。その罪を民主党にすべておっかぶせ続けてきた。

その厚顔ぶりに唖然とさせられるが、それにしても、なぜ安倍首相はこれまでこの無責任デタラメ答弁の問題を追及されないまま、責任を取らずに逃げおおせてきたのか。

この背景には、いつものメディアへの恫喝があった。そのへんの事情は後編でお届けしよう。

【特別企画】思い出せ! 安倍首相は福島原発事故の主犯だった!(後編)

by nonukes | 2015-03-14 00:01 | 原発再稼働は許さない | Comments(0)

  小坂正則