2014年 12月 28日
本日は小坂農園恒例の餅つきを行いました。
小坂正則
今年も残すところ3日となりました。本日は小坂農園のスタッフとのそ友人などと一緒に餅つきを行いました。
我が家は戦後69年間、途切れることなく毎年餅つきを行っています。その主役は最初の写真にある、おくどさんと蒸籠(セイロ)です。この蒸籠は私の親父が、終戦後に買ったスギわっぱの蒸籠です。実に軽くて、熱くなく使いやすい代物です。何せ69年だと思われるほど使われているのに、まだしっかりした現役なのです。これがアルミやプラスチックだったらとっくにゴミとなっていることでしょう。私の代までは現役でいてほしいと、私は思っています。あと、20年、もし、私が生きていたなら、それまで現役でいてほしいと思っています。
日本の歴史に残る日常生活品は何と素晴らしいことでしょう。
写真の石臼も、これはもっと古くて、別府松屋旅館で活躍していた代物を親父が譲り受けた代物そうです。
こっちはとっくに100年は生きているのではないかと思われます。石づくりの臼は一般的に言えば、これから1万年は生き続けることだと思われます。悠久の歴史の中を私たちは生きているのだと、今日はつくづく思いました。
そんな私たちが原発を動かして、60年で資源がつきてしまうウランを使い捨て、安全に処分も出来ない永遠のゴミである核廃棄物を残すことなど許されるわけはなく、残すなら、この石臼を未来の人類に残してやりたいと、つくづく思いました。
そうだ、「核廃棄物を残すよりも石臼を1万年先の未来の人類にのこそう!運動を行おう」と、思いつきました。
そんな、つきることのない思いを考えながら、今日は楽しい餅つきと大掃除を行いました。
みなさまの翌年がよい年でありますようにご祈念いたします。