ブログトップ

小坂正則の個人ブログ

「再稼働容認を止めることはできないと分かっていても何か行動しなければ」という思いで鹿児島県庁へ

「再稼働容認を止めることはできないと分かっていても何か行動しなければ」という思いで鹿児島県庁へ行って来ました
小坂正則
d0174710_235126100.jpg

集会が終わり大分への帰路の前にみんなで記念写真を撮りました
d0174710_23515997.jpg

d0174710_23522785.jpg

午前9時から行われた、集会の模様です。400人余りの参加者です
d0174710_23524332.jpg

懇談師 神田香さんも駆けつけてくれました
d0174710_2353558.jpg

藤田裕幸さんも病をおして駆けつけてくれました
d0174710_23532053.jpg

首をうなだれて立っている鹿児島県庁職員のみなさん
d0174710_23533440.jpg

我らの勇士サムライ菊の助殿
d0174710_23544162.jpg

d0174710_2355663.jpg

県庁前のテントの外と内
d0174710_23552154.jpg

テント前は全国から寄せられた寄せ書きが所狭しと並んでいます
d0174710_23553687.jpg

これからの決意を語る元県知事候補の向原さん
d0174710_23555667.jpg

鹿児島に若者たちによる記者会見のもよう
d0174710_23561222.jpg

桜島も怒っているのか?今日は2回も大噴火が起こりました。鹿児島県庁の巨大なオブジェを通してみた噴煙

キチンと仲間と議論して、方向性と成果を共有することが大切

脱原発大分ネットワークの中心的な十数名のメンバーが毎月第一月曜日に集まって議論をしています。今月は4日の火曜日に集まって「11月7日に鹿児島県庁行動」を話し合いました。ことあるごとに出来るだけ誰かを各地の反原発集会や現地行動に参加させるための調整や、そのほかの課題や取り組みなどをオープンに議論する会議です。ほとんど雑談の会議なのですが、次の集会や講演会の日程や「つゆくさ通信」の原稿を決めるなどの話し合いをしています。
このような会議を行うようになった理由は、集会やイベントを企画する人とそれに参加する人という関係が固定化してしまうことを避けるためです。つまり関係性の固定化を出来る限り取っ払って、対等な関係を維持して情報の共有化と意思の疎通を図るために「お茶を飲みながら出来る限りの時間を使って話し合う」ことを実践しているのです。
これまで1年弱やって来て、参加者は固定されていますが、定着して来ました。そして、何よりの成果は、繰り返しのように行われる運動の方向性の確認と運動の共有化で、組織内部の対立や離反を生じさせないための参加民主主義が根付きつつあるように感じています。
これまでは、「とにかく行動する」と、いうことで運動や組織は維持してきました。ところが組織化して20数年経った現在は、みんなの足取りも重たくなって「なぜやるのか」や「どのようにやるのか」など細かな議論がおざなりになり「ただ行動することに意味がある」だけでは運動の価値を説明出来なくなってきたという気がするからです。長年持続して来たことだけが運動の価値だとは決して思いませんが、長年持続している運動もあっていいでしょう。

複雑な気持ちで鹿児島県庁前に1日中たたずんでいました

日付も変わって7日の深夜3時前に家をい出、別府の母子を乗せ、豊後大野市のサムライ菊の助とマコ様を乗せ、イザ目指すは西郷隆盛ならぬ薩摩城主・伊藤知事の隠れる鹿児島県庁。倒幕の志士なら江戸をめざすが、維新の主役薩摩にケンカを売りに行くというのはちょっと複雑な気分。
まあ、西郷隆盛も最後は明治政府にたていついて自死を遂げたのだから、薩摩を倒すのも致し方ないことかとハンドル片手に思いつつ、夜も明けて9時過ぎにたどり着いたのは巨大な現代の薩摩城だった。城の周りには薩摩の木っ端サムライが幾重にも人の輪を作って厳重な警備をしていた。
県議会なる、これも猿回しの猿の連中が、決まり切ったへたくそな猿芝居をして、「再稼働賛成」の決議を上げ、14時半から、伊藤城主の会見が始まる。「再稼働はやむを得ない」とはよく言うよ。「やっと再稼働に同意できて最高の気分ですとはなぜ言わない。」「お前の顔にはそう書いてるぞ。全国民がお前の見え透いたウソにゲンナリしてるぞ。西郷さんが草葉の陰から泣いてるぞ。」と私は言いたい気分がこみ上げてきた。
ただ、そんな胸くそ悪い気分の中でも、鹿児島の若者たちと若い母親たちの明るい話にちょっと救われたような気がしました。
そして、鹿児島の向原さんの挨拶「鹿児島県議会と伊藤知事の再稼働同意でたたかいが終わったわけではありません。私たちは諦めるわけには行きません。今度は九電の消費者として決して再稼働は認めないというたたかいを九電に対して取り組んでいきます」と、元気に答えてくれました。
そうです。私たちのたたかいは確かに1歩後退したかもしれませんが、まだまだたたかいは続くのです。だって、避難計画も出来ていなくて、どうして再稼働が許されるでしょうか。元々、薩摩川内市も鹿児島県も「自分たちには何の責任もない」と、言って責任逃れをしているのですから、責任を取らない人間がこんな重要なことを決める権利があるわけがありません。権利があるのは事業者の九電と、事故が起こったらその責任を最終的に取らざるを得ない国です。
規制庁や国に避難計画の不備や火山の問題や、そして一番大切なことは鹿児島県民の意思と国民世論に問おうではありませんか。「原発を再稼働して目の前の金がほしいのか、それとも私たち現代世代が将来世代のために責任ある社会を引き継ぐのか」そのための責任ある選択をしようではありませんか。
鹿児島の若者がこう言していました。「私たちは県知事が同意したからと言って諦めるわけにはいきません。原発がある限り私たちのたたかいは終わらなからです。最後の1機の原発を止めるまでたたかい続けます」と。
だから薩摩城の周辺に1日中いて、伊藤知事の薄っぺらな言葉に虚しさを感じて、それでもたくましい薩摩の若者に元気をもらって陽も傾いた午後4時過ぎに大分への帰路に発ったのでした。次はいざ福岡決戦へ。



川内原発再稼働同意:「命の問題発生せず」鹿児島知事
毎日新聞 2014年11月08日 

原発の立地県として初めて、鹿児島県の伊藤祐一郎知事と県議会が7日、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に同意した。原発事故への不安が根強い中、伊藤知事は国の新たな規制基準とそれに基づく九電の対策を高く評価し、「もう命の問題なんか発生しない」と明言。しかし、再稼働に反対する県民は「安全神話の復活だ」と猛反発している。両者の主張は相いれないまま、知事判断で再稼働の地元手続きは完了した。【杣谷健太、宝満志郎、川上珠実】

「やむを得ない」。伊藤知事は7日、県議会が再稼働陳情を採択した後に記者会見を開き、自らも同意したことについてこの言葉を連発した。
伊藤知事はこれまで、再稼働の必要性を訴えつつ「脱原発に向かって模索する」とも主張してきた。今回、再稼働に同意したことに、伊藤知事は「国民生活のレベルを守り、わが国の産業活動を維持する上で(原発は)重要な要素だ」と理解を求め、「わが国の当面の判断として原発を活用する以外に道がない。安全性がある程度約束されるのであれば、それがベターだ」として「やむを得ない」の理由を説明した。
一方、原発事故への不安については「福島であれだけの不幸な事故が起きた。安全神話が全部崩れたのは確かだ」との認識を示しながらも、原発事故後に設けられた国の新規制基準を高く評価。原子力規制委員会の指針や九電の評価を引用し、事故が起きても原発から5.5キロの放射線量は毎時5マイクロシーベルトだとした上で「避難の必要がない。普通に生活してもいい」と述べ、「もし福島みたいなことが起きても、もう命の問題なんか発生しない」と明言した。
福島の事故は収束せず、避難計画の実効性や火山対策にも疑問の声が上がる中での再稼働同意に、納得のいかない住民は多い。この日、県庁には全国各地から再稼働反対を訴える400人以上が集まり、県議会の傍聴席を埋めた。午前10時の開会前から「再稼働にどんなメリットがあるのか」などのヤジが飛んだ。しかし、県議会(定数51、欠員2)は自民県議団が33人を占め、再稼働を進める政府・自民党本部の方針に従えば、再稼働陳情が採択されるのは必然だった。反対討論を行った柳誠子(せいこ)県議(県民連合)も「歴史に禍根を残す一日」と無念さをにじませた。
市民にも反発が広がっている。福島から子供2人と鹿児島県いちき串木野市に避難しているパート従業員の女性(39)は「福島も絶対安全と言われていた。経験しないとわからないのだろうか……」と声を漏らした。

 ◇福島の避難者「とんでもない」

「福島の教訓はないのか」「一日でも早く再稼働を」−−。鹿児島県が原発立地県で初めて再稼働に同意したことで“第2陣”をにらみ、原子力規制委員会で審査中の原発が立地する自治体の住民からは新規制基準などへの不安が聞かれる一方、再稼働が地元経済にもたらす効果を期待する声も交錯した。
佐賀県玄海町の岸本英雄町長は地元の九電玄海原発の再稼働に期待を示し「川内原発への同意が多少の後押しにはなる」と話した。同町の旅館経営、山口均さん(65)は「鹿児島県知事の考えには大賛成だ」と評価した。
一方、佐賀県の市民団体「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」の石丸初美代表(62)=佐賀市=は「福島第1原発事故の検証も済んでいない。新規制基準は穴だらけだ」と批判した。
東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町から同県いわき市に避難中の無職、宮本明さん(64)は「避難している当事者とすれば、再稼働はとんでもないという気持ち。決める前に川内の人たちに事故が起きればこういう状況になると見てもらいたかった」と訴えた。一方、大熊町の渡辺利綱町長は「再稼働は許されないという気持ちはあるが、他県のことでそれぞれの事情をかんがみて判断されると思う。経済優先でなく、きちんと安全を確認してやる大切さは福島県民が一番よく分かっている」と複雑な心境を語った。
by nonukes | 2014-11-09 00:07 | 原発再稼働は許さない | Comments(0)

  小坂正則