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小坂正則の個人ブログ

「福井地裁の樋口英明氏に激励の手紙を出そう・広瀬隆より提案」をぜひ全国で取り組もう

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「福井地裁の樋口英明氏に激励の手紙を出そう・広瀬隆より提案」をぜひ全国で取り組もう
小坂正則

福井地裁で5月21日に出された「大飯原発3,4号機の運転差祖止め訴訟」に対して、樋口英明裁判長は歴史に残る判決を下しました。全国の脱原発派のみなさんや、何としても原発「再稼働」を止めたいと願っている国民への希望の光となる判決でした。この判決は原子力規制庁の田中委員長は「何の影響もなく我々は粛々と大飯原発の審査を続ける」と語ってはいましたが、内心は「とんでもない迷惑千番の判決だ」と頭を抱え込んでいることでしょう。それよりも何よりも一番頭を抱え込んでいるのは、行け行けどんどんの安倍首相でしょう。調子に乗って、秘密保護法から原発輸出に、解釈改憲と「自分には怖いものなしの絶対的権力があるのだ」と勘違いしているのです。
大飯原発差し止め判決は安倍首相への今年最大の父の日プレゼントです。おまけに先日、朝日新聞がすっぱ抜いた福島原発事故に関する「吉田調書」の暴露によって、「民間企業は原発が爆発しそうになったら、社員は逃げ出してしまう」という決定的なことが表面化したのです。この2つは安倍首相の「再稼働」のたくらみを覆す決定的な力となり得る事件です。

全国の原発訴訟に樋口裁判長の判決は大きな影響を与えるだろう

「裁判長へ激励の手紙を出そう」は広瀬隆氏から全国の良心的な国民への提案です。たった82円であなたの熱意が樋口裁判長以下3名の判事へ伝わるのです。「この福井地裁判決は一審の判決だから、控訴審で覆すことが出来る」と関西電力の八木社長も政府も考えているでしょう。しかし、ここまで具体的に真実を並べて、国民の目線で下した判決文を覆すのは大変なことです。これまで、司法は「原発の技術論は専門的すぎて、裁判所の知見では判断しかねる」としてきました。それと一番の問題は「政府によるの国策を、司法が踏み込んでいいものなのか」というためらいがあったのです。しかし、現実の大事故が起こったのですから、国策であろうとも、科学的知見がなくても、原発が危険なことぐらい常識的な国民なら誰でも理解できることなのです。最後に残った裁判所が踏む込めなかった問題を樋口裁判長が、いとも簡単に代弁してくれました。「国民の生命と経済的な利益を天秤に掛けて判断することはできないし、決してしてならない」ということです。
控訴審への影響だけではありません。これから次々と判決が下される各地の原発運転差し止め訴訟などへも大きな影響を与えることでしょう。この判決に続いて、次々と「原発運転差し止め」判決がでることを期待しましょう。
みさん、樋口英明氏以下、石田明彦さん、三宅由子さんの3人の裁判官へ感謝の手紙を送りましょう。


全国のみなさま 広瀬隆です

 5月21日、福井地裁が、まことに哲学的かつ科学的な、反論しようのない原子力発電所の危険性を指摘した判決文を書いて、大飯 原発3・4号機の運転差し止めを関西電力に命じました。
 これは一電力会社である関西電力に対して命じられた判決ではありません。
 日本全土のすべての原発の運転差し止めを命じた内容です。
 この見事な判決文を書いた裁判長の樋口英明氏には、今後、電力会社と国家および週刊誌などのメディアを通じて、強大な圧力が、 さまざまな形で、特に人事 面などで加えられるはずです。しかしこの判決の内容がすべて事実に基づいているのですから、高裁でも最高裁でも、この事実を隠蔽 することはできません。勝 てます。
 日本のテレビと新聞は、この判決文に書かれた厳粛な事実を、これから自分たちの調査によって実証し、自らの言葉で国民に対して 何度も説明し、理解させる 義務があります。日本政府を追及する義務があります。だが、彼らは今後もそれをしないでしょう。彼らは、ジャーナリスト精神を 持っていないからです。運転 差し止め判決が出たという、中身のないニュースしか報道しないのです。
 だから、私たち国民が、この事実を伝えあってゆかなければなりません。
 これを見過ごしては、樋口英明氏が守ろ うとしてくれた私たちの生命の存在価値がありません。
 急いで、下記に激励の手紙を出そうではありませんか。みなさまの周囲の多くの人にも呼びかけてください。

 樋口英明氏 〒910-0019 福井県福井市春山1-1-1福井地方裁判所民事部

 手紙の封書の表書きには、「激励」、「判決に感動」、「全面的支持」など、みなさまの手紙の文意を示す一言を宛て名の横に書い たほうがよいと思います。 はがきでもよいです。その手紙が裁判所に全国から山のように配達されれば、世の中の空気は変ります。私たち国民の良識が先手をと りましょう。
 判決文のなかで、特にすぐれていると私が感じた点を挙げておきますので、みなさまが手紙を書かれる時の参考になさってくださ い。
 ○個人の生命、身体、精神および生活に関する利益は、各人の人格に本質的なものであって、その総体が人格権であるということが できる。人格権は憲法上の 権利であり(13条、25条)、また人の生命を基礎とするものであるがゆえに、我が国の法制化においてはこれを超える価値をほか に見出すことはできない。
 ○福島原発事故においては……原子力委員会が福島第一原発から250キロメートル圏内に居住する住民に避難を勧告する可能性を 検討した(これは2011年3月11日から2週間後の3月25日に、原子力委員会 委員長・近藤駿介が250キロメートル圏内の住民避難の可能性について緊 急事態の警告書を出したことを指摘している)。 この250キロメートルという数字は緊急時に想定された数字にしかすぎないが、だからといってこの数字が直ちに過大であると判断 することはできないというべきである。
 ○原 子力発電所は地震による緊急停止後の冷却機能について外部からの交流電源によって水を循環させるという基本的なシステムをとって いる。1260ガルを超え る地震によってこのシステムは崩壊し、非常用設備ないし予備的手段による補完もほぼ不可能となり、メルトダウンに結びつく。この 規模の地震が起きた場合に は打つべき有効な手段がほとんどないことは被告(電力会社)におい て自認しているところである。しかるに、我が国の地震学会においてこのような規模の地震の発生を一度も予知できていないことは公 知の事実である。
 ○我が国において記録された既往最大の震度は岩手宮城内陸地震における4022ガルであり、 1260ガルという数値はこれをはるかに下回るものである。岩手宮城内陸地震は大飯(お よびすべての原発立地地点)でも発生する可能性があるとされる内陸地殻内地震である。この既往最大という概念 自体が、有史以来世界最大というものではなく近時の我が国において最大というものにすぎない。(よって)1260ガルを超える地 震は大飯原発(およびすべての原発立地地点)に到来する危険があ る。
  ○福島原発事故の原因について国会事故調査委員会が地震の解析に力を注いできたが……その原因を将来確定できるという保証はな い。(まして事故の渦中に あっては、複雑きわまりない防護システムを機能させようとしても、放射能放出を未然に防ぐこと自体が不可能である、という説 明)。
 ○関西電力(およびすべての電力会社)は、基準地震動を超える地 震が到来することはまず考 えられないと主張する。しかし……現に、全国で20箇所にも満たない原発のうち4つの原発に5回にわたり想定した地震動を超える 地震が平成17年 (2005年)以後10年足らずの間に到来しているという事実を直視すべきは当然である。……これらの事例はいずれも地震という 自然の前における人間の能 力の限界を示すというしかない。
 ○この地震大国日本において、基準地震動を超える地震が大飯原発(およびすべて の原発)に 到来しないというのは根拠のない楽観的見通しにしかすぎない上、基準地震動に満たない地震によっても冷却機能喪失による重大な事 故が生じ得るというのであ れば、そこでの危険は、万が一の危険という領域をはるかに超える現実的で切迫した危険と評価できる。このような施設のあり方は原 子力発電所が有する本質的 な危険性についてあまりにも楽観的といわざるを得ない。
 ○使用済み核燃料は本件原発(およびすべての原発)に おいては原子炉格納容器の外の建屋内の使用済み核燃料プールと呼ばれる水槽内に置かれており、その本数は1000本を超えるが、使用 済み核燃料プールから 放射性物質が漏れたときこれが原子力発電所敷地外部に放出されることを防御する原子炉圧力容器のような堅固な設備は存在しない。(こ の危険性を実証したの が、福島原発事故における4号機の使用済み核燃料プールからの放射能大汚染の危機であった……という説明。)
 ○本件(およびすべての原発の)使用済み核燃料プールにおいては全交 流電源喪失から3日を経ずして冠水状態が維持できなくなる。我が国の存続に関わるほどの被害を及ぼすにもかかわらず、そのようなもの が、堅固な設備によって閉じ込められていないままいわばむき出しに近い状態になっているのである。
 ○コストの問題に関連して国富の流出や喪失の議論があるが、たとえ本件原子力発電所の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとして も、これを国富の流出 や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなる ことが国富の喪失であ ると当裁判所は考えている。

福井地方裁判所民事部第2部    

裁判長 樋口英明
裁判官 石田明彦  
裁判官 三宅由子
 
by nonukes | 2014-05-24 14:00 | 原発再稼働は許さない | Comments(0)

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