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小坂正則の個人ブログ

「川内原発再稼働反対のたたかい」鹿児島2区の補選結果をどう見るか

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「川内原発再稼働反対のたたかい」鹿児島2区の補選結果をどう見るか
小坂正則

自民党候補の圧勝に終わった鹿児島2区の衆院補選結果です。自民党の金子氏が6万6千票。民主党系の、とは言っても元自民党の打越氏は4万6千票。そして山本太郎が担ぎ出した有川氏が5800票。共産党が5500票という結果でした。理想的な選挙であれば反原発の野党候補が一本化して、もっと接戦になっていたかもしれないのですが、自民に公明が加われば基礎票ですでに自民の勝利が確定している選挙だったのです。投票率が46%と低くて、前回の衆院選に比べて14ポイントも投票率が下がってそうです。棄権した皆さんは「どうせ選挙に行っても行かなくも自民が勝つにきまっている」という思いがあって、選挙を棄権したのだろうと思います。もし、激戦が予想されていたら投票率は一気に上がって、それこそおもしろい選挙選になっていたかもしれません。
さて、有川さんを押し立てて選挙に臨んだ山本太郎氏の戦略はよく分かりません。しかし5800票という数字は大きな数だと思います。きっと、彼女に入れた方々はもともと誰に入れようにも入れる人がいなくて、彼女が出なかったら棄権していた方々が大半ではないかと思います。

選挙と川内原発反対は別物だと思います

山本太郎さんのブログに出口調査で「61%」の投票者が原発再稼働に反対。が、「89%」の投票者が原発再稼働 容認の候補者に投票。とありました。この現象はこれまでも安倍政権が出来てから一貫して続いている現象です。憲法改正に反対や解釈改憲に反対が8割近くもあっても支持率は60%近くあるという、一見したら理解できない現象が続いているからです。「原発には反対だけど、鹿児島の景気や経済を良くするためにはやはり自民党でなければ」という地方の住民の声の反映だと私は思うのです。
安倍政権がこれまでの自民党が手を付けなかった「戦後レジーム」に手を付けて、戦争が出来る普通の国をめざしているということに危機感を多くの国民は感じているにも関わらず、それでも安倍政権を支持しているのです。それは経済=お金に皆さん一番関心があるのです。それ以外のことには多くの国民は感心がないのです。もっとわかりやすく言えば、生活苦の若者や非正規雇用の人々は、「何はなくとも景気回復してくれたら、自分の暮らしも少しは良くなるのではないかと」アベノミクスに最後の望みを託しているのです。それは民主党政権の経済政策の失敗にこりごりしているからなのでしょう。
特に金融政策の失敗なのでしょう。インフレを気にして日銀が金融締め付けを行ったことで、日本の実績に伴わない異常な円高によるデフレが続いたからです。

再稼働反対のたたかいはこれからです

ですから、安倍政権の支持が下がるかこのまま維持されるかは、全ては景気に左右されるのです。それと同じように、鹿児島県の衆院補選と川内原発の再稼働の賛否は直接反映はしないのです。むしろ私は「補選に勝てば川内原発は止められる」という過度の期待を持って活動した皆さんが意気消沈して「この国は何をやってにだめなんだ」という諦めの境地に陥ることがないことを願っています。
たたかいはこれからです。九州電力の火山対策がお粗末すぎると規制庁をしても、そう言わざるをえないほどひどい内容だったことがバレてしまいました。
4月28日に予定されていた九電との市民による交渉も延期になりました。九電は窮地に追い込まれています。夏までの再稼働はもう絶望的です。日本の夏を原発ゼロで完全に乗り越えたら、次はどんどん建設が進んでいるガスコンバインド発電による原発よりも低コストの発電がどんどん出来て、電力自由化に完全に取り残されてしまう既存の電力企業経営がいよいよ危なくなるのです。
朝日新聞の社説を少し引用させてもらえば、「福島での事故で巨大なリスクが潜むことが明らかになった以上、巨額の投資をしたから原発を動かしたいという経営の論理はあまりに内向きに見える」とありましたが、最後の結論のところは、こう書き換えなければなりません。…という経営論理による再稼働の動きは決して許さることではありません。

4月28日の九電交渉延期の理由(深江さんのメールより)

4月28日に予定していた九電交渉は延期となりました。
24日の夜、九電から最終調整の電話があり、延期となりました。
活断層、基準地震動についての担当部署は土木らしいのですが、
5月中旬までは時間が取れないの延期して欲しいとのことです。
土木が対応できないなら、広報が答えられる範囲で対応するように申し入れをしていたのですが「広報だけでは対応できない」というのが最終回答です。
「5月中旬以降、間違いなく設定します」ということなので、それまで待ちたいと思います。
土木が対応できないというのは、「火山・火砕流評価のやり直し」を規制委員会から指示され、
その対応に追われているのでしょう。
これで6月議会で結論を出すという、九電、鹿児島県の目論見は大きくずれ込むと思います。
「川内川活断層」という株主議案も、修正なしでそのまま議案として認められました。
当然ですが。
交渉は延期となりましたが、川内川活断層という議案は大きな武器になります。
火山問題と合わせて、九電、鹿児島県を追求していきましょう。

深江さんからの提案です

みなさま
いよいよ、いちき串木野市での戸別訪問(署名)がスタートします。
戸別訪問は、基本的に土日に行います。
遠方からの応援の場合は、「寝袋を持参し、事務所に泊まり込む」という形で取り組みます。
もちろん、一日だけの参加も大歓迎です。
川内原発の再稼働を阻止し、全ての原発を廃炉に追い込むことができるかどうかの瀬戸際です。
いちき串木野市の全世帯を訪問できる体制づくりを九州全体で支えましょう。
2004年、プルサーマル阻止闘争で玄海町と周辺市町村を戸別訪問で回った時には
2カ月体制で臨みましたが、今回は、それほど時間がありません。
取りあえず、5月10~11日、17~18日、24~25日の3回の行動を提案します。
それ以外の日でも、応援に行ける方はよろしくお願いします。

現地事務所等の情報は、後日連絡いたします。
参加可能な方は、下記までご連絡ください。
なお、まんがパンフの製作は少し遅れていますが、この行動には間に合います。
反原発・かごしまネット (向原)   info@nanpou.com  Tel 099-248-5455 Fax 099-248-5457
脱原発ネットワーク・九州(深江)   mfukae@cnc.bbiq.jp Tel/Fax 093-452-0665

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by nonukes | 2014-04-28 13:33 | 原発再稼働は許さない | Comments(0)

  小坂正則