ブログトップ

小坂正則の個人ブログ

ソフトバンクが電力小売りに参入「2016年から一般家庭向け販売も」

d0174710_1354345.jpg

ソフトバンクが電力小売りに参入「2016年から一般家庭向け販売も」
小坂正則

1月31日の朝日新聞などによると「ソフトバンクグループが企業向けの電力小売り事業に参入する。再生可能エネルギーで発電した電気を販売し、2016年には家庭向けに販売することを目指す」という。「太陽光発電などの再生エネルギー事業に参入している。グループの子会社「SBエナジー」が発電した電力を、子会社の「SBパワー」が販売する」という。またロイターによれば、「SBエナジーは2015年度末までに28.9万キロワットの太陽光発電所や風力発電所の建設を計画している」という。
現制度では、電力の販売先は大口に限られているため、当面は企業向けになる見通しだが、家庭向けの販売も視野に入れている。2016年の電力小売り全面自由化を前に、いち早く小売り事業を手がけることにしたようだ。
通信サービスと電力をセットで契約すると割引する料金プランも視野に入れているという。ソフトバンクは「電力小売りが全面自由化されれば家庭向けの販売も視野に入れる」(広報)としている。同社の携帯・固定通信の契約数は5000万件規模で、通信サービスとの連携も検討の対象になる。
経済産業省では電力会社による市場の独占体制を改革するため、電気事業法改正案をとりまとめ、今国会に提出、2016年をめどに発電と送配電を分離させ、小売の全面自由化を目指していく。これが実現すれば電力会社は発電事業者と送電事業者、小売事業者とに区分けされ、消費者が自由に電力会社を選択できるようになる。

d0174710_13564482.jpg

これで初めて日本にも電力自由化競争が始まる

「ガスエネルギー新聞」2月3日によると、福岡を拠点に天然ガスを供給している西部ガスが160万kwの天然ガス発電所を建設して発電事業に乗り出すことを検討するそうです。そしてゆくゆくは「電力販売」も検討するという。電力事業というのは、長い「間地域独占」と「総括原価法式」によって「原発ムラ」の利権構造に守られていましたが、311以前から指摘されていた規制緩和や、311の福島原発事故で、電力会社がこれまで行ってきた犯罪的な電力事業構造が明らかになり、原発が一番高い発電方法だったことなど、様々な「電力のウソ」が暴露されて来た結果でしょう。これまでのウソに塗り固められた既存の「9電力会社体制」に風穴を開けるためにソフトバンクの孫正義氏らの企業家による下克上の電力戦争がいよいよ始まろうとしているのです。
平等に競争できるためには「発送電分離」が偏って既存の電力会社に有利な方法にならないように「完全資本分離」を求めてこれからは私たちは世論喚起と国会対策などを行っていかなければなりません。なによりも国民の関心と監視が必要です。
by nonukes | 2014-02-04 13:56 | 電力自由化 | Comments(0)

  小坂正則