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小坂正則の個人ブログ

日本の農業で一番大きな課題は嫁問題

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日本の農業で一番大きな課題は嫁問題小坂正則

女の役割とは

私は「緑の党」の会員です。緑の党はグローバルグリーンズという国際的な6つの憲章を認める各国の「緑の党」の人々によって作られた国際的な政治組織です。6つの憲章とは①エコロジカルな先人の知恵に学ぶ。(環境優先主義)②社会的公正・正義の実現。③参加民主主義の尊重。④非暴力・平和な社会の実現。⑤持続可能な経済。(脱経済成長)⑥多様性の尊重された社会の実現です。
簡単に言えば環境を最優先した社会で非暴力で戦争のない、性差別や民族差別のない民主主義社会をめざす、右でもなく左でもない政治を実現させる運動です。
さて、その中でも特徴的な他政党との大きな違いは、徹底して女性の権利を優先する組織運営があげられます。日本社会では女性の地位が低く抑えられている現状を改善するには、自らの組織内部の体制を変えなければ社会を変えることなどできるわけがないからです。私もその意見に賛成です。ただ硬直した原理主義にはちょっと問題もありますが。
ですから私は組織内部での会議では次のことを心がけています。できるだけ声の小さな人や消極的で控えめな方の意見を引き出すような会議の運営を行う、という姿勢です。女性の社会進出が日本で進んでいない大きな原因は男社会という根深い根源的な原因もあるのでしょうが、女性の中に社会的な発言や進出をしたがらないという消極的な生き方に慣らされているということもあるのではないかと私は思います。
子どものころから「少しは化粧でもして女性らしくしなさい」や「女なんだからもっと家庭的なことをしなさい」や「結婚して専業主婦になり子どもを生んで暖かな家庭をもつことが女の一番の幸せなんだ」などと女性に一方的な価値観を押しつける教育を親や学校やテレビなど(社会的な文化などの背景)が押しつけてきたことが大きな原因だと思うのです。女だって化粧が大嫌いで料理がきらいで、洗濯や掃除も苦手だけど仕事一筋の人がいてもちっともおかしくないのに、それをおかしいと思う社会の方がおかしいのです。つまりそれがおかしいと思う社会や文化が男社会の証拠なのです。以前はそんな男が一番男らしい男だと誉められていたではないですか。

結婚問題はなぜタブーなのか

緑の党の中でも結婚できない男性がメーリングリストに婚活の書き込みをしている方がいたりすると、特に女性から一斉にバッシングを受けることがあります。「清く正しく美しく」という理想的な組織や運動は、それはそれで一向にかまわないのですが、現実の社会はどろどろとして醜く、タブーとされる中にこそ本質的な社会矛盾が凝縮されていて、「私たちには一切のタブーなどないのだ」という視点で社会を捉えるべきだと、私は思うのです。
特にマイノリティーの方々の性の問題などに対して緑の党は積極的に、社会的権利を尊重する立場を表明しているのですから、若い男女の性に対する悩みなどに対しても積極的に取り組むべきだと思うのです。
独身男性に取っては結婚は人生の大きなハードルなのでしょう。女性にも大きな問題なのでしょうが。しかし、マイノリティーの方の性は許容されても普通の男女の出会いが少ないことによる結婚できない男女の悩みなどを話題にするのははばかられるというような雰囲気が緑の党の中でも漂っていると私には感じられるのです。
そこで、あえて私は、この問題に一石を投じたいと思って、このテーマで日本の農業の現状を検討したいと思うのです。そこから見えてくるものが実は大きなタブーに隠された社会問題なのではないかと思うからです。

農業高校生との研修合宿で感動した体験

2年前の2月に私は熊本県が主催する農業後継者の高校生対象の研修会へ講師として呼ばれることがありました。なぜ私のような農業専門でもない人間を講師として呼んだのかは分かりませんが、これからの農業に自然エネルギーを生かすことが1つの課題と思った主催者の粋な考えがあったのでしょうか。それは1泊2日の合宿で農業高校生が15名くらい参加していたと思います。女性も数名いました。私も一緒に泊まり込みで夜は10時ころまで、酒も飲まずに「これからの農業はどうあるべきか」を議論しました。
そこで私は生まれて初めて体験したことがありました。女子高生2人が「私は実家の農業の後を継ぎます」と決意を話してくれたのです。その他にも男子高校生も数名「僕も後を継ぎます」と話すのにはビックリしました。私は翌日の意見発表会の中でこう言いました。「この研修会に私は皆さんに何か教えることがあったのかどうか実に不安です。でも私はこの研修会に参加して実に感激しました。農業を真剣に考えている若い方々と出会えたことが私の人生の中でも最高の喜びです。あなた方がいる限り日本の農業も必ず立ち直ることができると確信しました。皆さん日本のために頑張ってください。日本の将来はあなた方の肩に掛かっています」と。
そこで、各グループで「日本の農業を再生させる」というよいうなテーマで意見発表会がありました。私は前日の夜までは講師料の出る拘束時間だったので、朝から帰ってもよかったのですが、残って発表を聞きました。すると、先生から「小坂さんも何か発表してもらえませんか」とお願いされたのです。私は講師として下手なプレゼンはできないと、相当大きなプレッシャーを受けたことを覚えています。

日本の農業後継者不足は嫁問題にある

私はこれからの「日本の農業問題」というようなテーマで話したと思います。中身はもうよく覚えてはいないのですが、このようなことを喋ったと思います。
一般論として、過疎問題と小中学校の廃校により村の集まりや祭りの1つである小学校の運動会がなくなってしまって、村での地域のアイデンティティーが失われつつある。廃校問題は今日のテーマではないので、これへの対症療法で水源村のよな取り組みは実に素晴らしと思います。そこで農業に自然エネルギーを取り入れて、この村にしかない個性的な他の村にはない特徴を出して行きませんか。そして、最後に「私は思うのですが、女性の後継者の所には婿問題は起こりませんが、男性の後継者の所では嫁問題が大きな農業後継者の若者の社会問題です。これを解決しなければ日本の農業後継者問題は解決しません」と話しました。じゃあどうするのか。村に皆さんが一緒に農家民宿とオーガニックなレストランを作るのです。そこでは,村で取れる野菜や作物を中心にした食べ物を、それもオーガニックな安全で安心な食べ物を出すレストランです。そしてそこでは夜、若者が集まれる場にするのです。たまり場がなかったら若者は村に魅力を感じません。そして共同で何かやろうという雰囲気を醸し出させるのです。農家民宿では格安で都会の若い女性対象に集団見合い農業体験ツアーを企画するのです。そのような長期的な村興しと嫁問題にみんなで取り組んで、農業が楽しく笑顔が出る農作業に変えて行けば皆さんの地域は過疎化に歯止めがかかり嫁もたくさん来るかもしれません。

農家の嫁問題は国を挙げて取り組むべき課題だ

上のような話しをしました。なぜこれほど深刻な嫁問題が日本の農村で起こっているかといえば、本当に深刻な問題がすでに20年も30年も前から起こっていたのに政治は全くそれに取り組んでこなかったのです。大分県内の元村で、現在は合併して市になっていますが、そこの元村会議委員の友人の同級生で村に残っている仲間の5人だったかは皆男やもめだそうです。すでに60歳を越えています。農家には日本の女性は嫁に来ないのです。農家の跡継ぎに嫁に来るのはよっぽどまれに見る特異な現象なのです。それほど農家の嫁問題は深刻な問題なのです。30年くらい前からフィリピンや中国の女性を日本の農家の嫁にするということがよくニュースに出ていました。「人身売買ではないか」というような視点で語られていました。しかし、なぜ大半の日本人の女性は農家の跡継ぎの男性と結婚しないのでしょうか。
1つはテレビの問題が大きいと私は思います。テレビのホームドラマの大半はサラリーマンの家庭が中心です。そこで楽しい一家団欒があったり、不倫があったりしてドラマは展開されます。夕方のゴールデンタイムに農家の家庭で楽しい農作業で夫婦が生き甲斐を持って農業に取り組んでいる番組がありますか。これは明らかに国民を非農家に洗脳する「マインドコントロール」です。国営放送のNHKですら農家や漁師や畜産の家族を番組にしたドラマをほとんど作られてはいない。たまに「あまちゃん」などはやりますが、圧倒的に番組時間が少な過ぎます。
次に農家自体にも問題があります。「あなたは子どもたちに農業がこんなに楽しという話しをしていますか」と、私は発表会に集まった農家の皆さんに問いました。「農業はばからしとか、ちっとも儲からないとか負の側面だけを話したり、愚痴ったりしていませんか。それでは子どもたちは後を継ぎませんよ」と。そして、女の子の親にも問題があります。「姑のいる、ましてや農家など、死んでも嫁には行くなと、娘さんに言ってはいませんか。本当は農業は楽しいですよね、皆さん」と問いかけました。
そして最後に女性の皆さんにも言いたい。「マニキュアやハイヒールを履いて化粧をして生活する暮らしが幸せの全てではない」と。「そんな幸せは男社会によって作られた虚像なんだ。本当の幸せはあなたらしい生き方や暮らし方を人と違う個性を醸し出す生き方を探すことで発見できるのです。そこにはもっと奥の深い幸せがあるかもしれません」と。
だから日本の嫁問題の解決は女の自立から初めて始まるのだと私は確信しているのです。
全国の女性たちよ!男を喜ばせる化粧品などかなぐり捨てて、不健康なハイヒールなどケ散らかして地下足袋と麦わら帽子を被って(日焼けどめクリームぐらいは塗った方がいいかも)田んぼや畑という無限の可能性のあるあなたの緑輝くキャンパスに幸せな未来の夢を描こうではありませんか。あなたがそんな素晴らしい夢を持って第一次産業という生産現場に立てば、横にはきっとやさしい男が静かにあなたが転けないかと心配しながら、あなたを支えてくれることでしょう。女たちよ日本の農業・林業・水産業を背負って立ち上がれ!
Commented by たいち at 2014-01-14 13:34 x
女性が変わることで嫁問題が変わることには同意します。そこで議論を終えてしまうことはまさに絵に描いた餅ではないでしょうか。つまり、現実的にどうすれば女性が変わることができるのかについて議論し実行しなければ何も変わりません。テレビ番組・コマーシャルによる洗脳、メディアによる支配を変えることが必要と考えます。メディアは、嘘により国民を洗脳するものであることを周知することから始めましょう。メディアを支配しているのは、誰なのかを知ることから始めましょう。
Commented by nonukes at 2014-01-14 19:18
その通りですね。国営放送は時間を増やすべきです。あとはマスコミにそんな問題があるという批判をもっと増やすべきなのだと思います。これは文化の問題ですから、私たちの生活の中から変えていくしかありませんね。
Commented by ラン at 2015-05-24 12:05 x
農家をドラマ化・・・いいですね。
外国人の嫁貰ったもののブローカーとグルで財産も土地も巻き上げられ子供と一緒に姿をくらまされ一文無しになった愚かな高齢男性の話や、
農業体験実習と偽りの募集広告を出して男所帯に女性を一人で放り込みレイプまがいのことして強引に嫁にしようとしたり
嫁=産む機械&農作業の道具という醜い農家の実態をマスコミはもっと大々的に報道してドラマ化もどんどんするべきだと思います。
by nonukes | 2014-01-12 14:12 | 小坂農園 薪ストーブ物語 | Comments(3)

  小坂正則