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小坂正則の個人ブログ

安倍政権「エネルギー基本計画」に反対のパブリックコメントを出そう

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    日本の原発には設置されていないが欧米では標準装備のコアキャッチャー


安倍政権「エネルギー基本計画」に反対のパブリックコメントを出そう
小坂正則

昨年の夏を皆さん思い出してほしいのですが、昨年の6月に民主党政権によるエネルギー基本計画を設定するためにゼロや15%、30%どの3つの選択肢をだして市民参加型の意見聴取会やパブリックコメントの募集を行った結果、9万件のコメントが集まり、9割が原発ゼロのコメントでした。また、全国11ヶ所で行われた意見聴取会では電力会やによるヤラセなどがあったにもかかわらず7割の意見が原発ゼロを主張しました。その結果「革新的エネルギー環境政策」が9月15日に出され、「2030年代に原発ゼロ」が決められました。民主党政権のエネルギー基本計画は国民の「即時ゼロ」の意見とはかけ離れた産業界や電力会社に配慮した「2030年代ゼロ」という中途半端なエネルギー戦略でした。しかし、12月に安倍政権が誕生した結果、この「エネルギー基本計画」をゼロベースで見直すという安倍首相の発言により、多くの国民の声を無視して「原発優先のエネルギー政策」に変更する案が出て来たのです。民主党が行った国民の声を聞く様々な意見聴取会の意見を全く無視して、福島原発事故がなかったかのような、事故によっていまだにふるさとに帰れない15万人の福島県民の苦悩や苦しみを踏みにじる原発推進のエネルギー政策が安倍政権の元で決められようとしているのです。

パブリックコメントを出しても意味がないか

今年の12月に国民の不安や意見を全く無視して安倍政権は「特定秘密保護法案」を強行採決しました。そこでも同じようなパブリックコメントを募集しました。 特定秘密保護法案については、政府が2013年9月3日から2013年9月17日までのわずか15日間に行ったパブリックコメントで、約9万件の意見が寄せられ、そのうち77%が反対でした。しかし、その意見は無視され、たった2回行われた地方公聴会では福島で行われた衆議院の公聴会では全員がこの法律に反対意見でした。自民党の推薦した委員も反対表明するなどでしたが、それでもこの意見は無視され、わずか2週間という前代見物の短期間のパブコメの意見も無視されたのですから、今回のパブコメもどんなんに多数の意見がゼロを求めても、私たち多くの国民の意見は無視されてしまうことは明らかです。しかし、私たちにできる抵抗手段は、それ以外に今はないのです。このパブコメに対しても電力会社は会社を上げて政府案に賛成意見を寄せるでしょう。そうなれば、パブコメ意見で原発推進が過半数を超えることだってあり得るのです。そうすれば国営放送は「国民の意識が原発推進へと大きく流れが変わりました」というニュースを流すことでしょう。
だから、私たちはとにかくどんなに無視されようと、このクソみたいな政府意見に対しても丁寧に反対の意見を表明して「原発即時ゼロ」の意見が大半になるようにしなければならないのです。そして圧倒的な国民の声を無視して安倍政権が基本案のとおり再稼動を進めて、原発中心のエネルギー政策を進めるならば、国民の支持率はますます下がり、安倍政権崩壊へとつながって行くことでしょう。そのための1つの抵抗手段が、今回のパブコメだと私は思います。
そして、このような政府の国民のパブコメ意見を無視するアリバイ的なまやかしの制度制度自体の問題点や矛盾を訴える運動を別に行うべきだと思います。それは「国民投票」制度の実現を要求する国民運動を私たちは繰り広げる必要を痛切に私は感じます。イタリアやスイスなどで国民投票で国家的な重要課題が決定されることが間接民主主義を補完する制度として必要なのだということだと、私は思います。


エネルギー基本計画はふざけた内容

このエネルギー基本計画は経産省資源エネ庁が事務局が作った下手くそな作文です。民主党政権時には総理直属所の機関として「国家戦略室」が設けられて、そこが事務局を担いました。だからある程度原子力を推進した経産省や電力会社などの「原発ムラ」の影響を受けずに政策を練られたかもしれませんが、今回は正に原発ムラの住人が書いたシナリオです。
中身は原子力は重要なベース電源だといったり、原発は低廉なエネルギーだといったり、原子力は準国産のエネルギーだとうそぶいたり、「世界最高水準の新規制基準の下で安全性が確認された原発については、再稼働を進める」(p.16)として再稼動を進めようとしています。政府寄りだと批判の絶えない田中俊一委員長ですら、自ら「規制基準は、安全基準ではない」と明言しています。規制基準は原発を動かすための最低基準だと明言しているのです。これ以上の考えられ得る安全対策を取るべきだと言っているのです。確かにヨーロッパでは標準整備といわれる「コアキャッチャー」(上の図)という施設は日本のどの原発にも設置されてはいません。「コアキャッチャー」とは核燃料がメルトダウンして原子炉からこぼれ出たら、その核燃料の固まりをキャッチして安全な場所へ流し込み、そこで冷却しようという耐火煉瓦でできた受け皿のようなものを原子炉建て屋の中に作っているのです。しかし、日本はフランスのアレバの特許で1千億円もする施設は不要だという理由でどこの原子炉にも設置されていません。そんな日本の原発を安倍首相は「世界一安全な原発だ」とはよく言うものです。
すでに破綻している核燃料サイクルや高速増殖炉もんじゅの運転をめざしています。資源エネ庁のエネルギー基本計画など破り捨てしまいたいほどこんなふざけたものですが、ここはぐっとこらえて、「全面的にだめだ。この基本計画は全てが間違っている」というコメントでもいいので、皆さんパブコメを出しましょう。

〆切は1月6日です。くれぐれも遅れないように皆さん出しましょう!
ここから入れますよ→http://p.tl/-Bh8 (電子政府の総合窓口:短縮URL)



FoE Japanの満田さんより転載
主要な問題点を下記にまとめました。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-62eb.html

パブコメ
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620213015&Mode=0

参考資料

http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-62eb.html=
by nonukes | 2013-12-17 15:03 | 原発再稼働は許さない | Comments(0)

  小坂正則